根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【ドラマ】金曜ドラマ『MIU404』を見ている

 米澤穂信愚者のエンドロール』の最後はこのように締められる(ネタバレ…ではないと思うのだが…怪しい部分を抜粋する)。

 

 

 

 

L:実はわたしも

L:ひとの亡くなるお話は、嫌いなんです

米澤穂信愚者のエンドロール角川書店 p.253)

 

 TBS系金曜ドラマ『MIU404』を見ている。

 最近は本当にドラマも観なくなった私だけれど「さて見てみるか…」と思って視聴したら、ドボンとドはまり、か。

 

 第一話で「ぜってーーーー伊吹さん無理、苦手、私なら苛々すると思う」だった評価が、第二話で少しだけ甘くなって、第三話時点ではあまり気にならなくなっている。志摩さんのいうように、伊吹さんの得難い魅力があるからだ。

 ドはまりしている、とは言え、キャラ推しというわけではなく、ストーリーの構成や演出が冴えまくっているってのももちろん魅力ではある、が、なんというか、音楽とシーンの相乗効果がすごいなと思う。サントラ早く聴きたいなと思っているところ。

 

 こんなにも切なくて、やるせないドラマがあるのだろか、と思っている。このドラマを観て、私は毎回結構泣きそうになっている。泣かないけど。

 

 このドラマを後追いで見ながら、私の頭のどこかでずっと引っかかってぐるぐる回っている言葉が、冒頭にあげた『愚者のエンドロール』の一節。

 私は昔から『アンパンマン』よりも同時間帯に放送されていたサスペンスドラマの再放送を見て育った人間なもので、刑事ドラマが好きだしサスペンスドラマも好きだ。だから、フィクションで人が死ぬということについて、慣れていないわけではない。もちろんそれが虚構の中の話であるということ、現実にもひどい事件があり心を痛めている人がいて、一方で色々な加害者もいるということを、ずっと意識して想像するようにはしていた。現実と虚構を混同させないこと、現実の重みをきちんと想像することは視聴する側の礼儀だと思うから。

 初めて『愚者のエンドロール』を読んだとき、だからLのことばに少しばかり新鮮さをおぼえた。そういう考え方も、あるな、そういえば、と思った。私は虚構を虚構として読んで観て消費していた。そのことが悪いわけではないけれど、でも、虚構はどこか現実と交差する瞬間があるもんな。そうか…。ぐらいの認識で。ピンとはきてなかった。奉太郎が言うように「俺はお前ほど感じやすくはないからな」である。

 が、『MIU404』を観ながら、この「ひとの亡くなるお話は、嫌いなんです」が頭からこびりついて離れない。1話から共通しているのは、救われるか/救われないか、道を踏み外さず堪えるか/踏み外すか、の違いは、本当に、本当に、最後はちょっとした何かなのだということ。その何かがほんのちょっとしたことであることが、私にはとてもつらい。コップに水がぽたぽたと落ちて溜まっていくように、ある日突然劇的に変化するのではなく、小さなことの積み重ねの結果だけれど、最後、背中を押す手については積み重ねとは別の話で、運とかタイミングとか、そういうものなんだ。それが、とても悲しい。それって、どうにもならないのか?と思う。実際、手を差し伸べることはできる。けれど、多分それは即金な社会においては蔑ろにされがちな部分なのだろう。わかりやすくなければならない。結果がすぐに出なければいけない。コストに関しては必ず回収しなければならない。そういう社会では、きっと救えるものも救えない。わかっていても、私たちは自分が思っている以上に行動することができていない。多分考え方の根底を変えないと駄目な部分じゃないかなと私は思っているけど、まあそれは今後も考えることとして。

 失ったものは、元には戻らない。人が亡くなることはその最たる例だ。刑事ドラマを見るということは、人が道を踏み外すその瞬間を目撃するということで、その一瞬のちっぽけさ?と失ったもののバランスがあまりに釣り合ってなくて眩暈がする。その不合理さみたいなものに、なんだか嫌気がさす。本当に今更なのだけれど。エンタメとして楽しめる気持ちもある分、なんだか嫌悪感が増してくる。ま、忘れて私は相変わらず刑事ドラマを楽しめる人間になるのだろうけれど。

 そしてこのドラマの背景には昨今の社会問題があるわけで、今私が生きる社会に存在する不合理を私は見ているわけだ。見えないものは存在しない、なのだもの。残酷だ。となると本当にどうしていいかわからなくなる。オロオロするに留めるのではなく、具体的なアクションをしないといけないと思う。まあそれはまた別の話だ。

 

 人が死ぬ話が今になって苦手になってきた。誰も、最初から過ちを犯そうと生きてきたわけではないわけで。「人間」救われてほしい、と思う夜。自分の感情過多で死にそうになる『MIU404』。主題歌が『lemon』じゃなくて本当に良かったと思っている。

 

【雑談】「人と話すの無理」ということについて

 別に大したことはないのだけれど自分の中で思うところがあった仕事帰り、帰宅してホッと一息ついてポロっと内側からこぼれてしまった言葉。 

「人と話すの無理の10億乗なんだけど」

 これは別に今に始まったことじゃない。多分小学生ぐらいからずっと続いていることで自分の中ではかなりお馴染みの感覚。これに対する自分の回答もばっちり用意してある。しかし準備はできているけれど、しんどさが消えることはなくて、何故なら人は社会の中で生きる限り他者とコミュニケーションを取らなければならないからだ。後で述べるけれど、毎日毎日24時間ずっとしんどいということはなくて、私の場合は、特に不意に慣れない状況で人と関わらないといけない時にだいぶ消耗してしまいます。どれぐらい消耗するかというと、その日やろうと思っていたことをすっ飛ばしてさっさと寝るぐらいには疲れる。

 こんな風に、自分にとって当たり前の感覚を今になって書き出すのは、多分同じように思われている人は多いだろうという予想と、それに対する個人の割り切り方とか対処の仕方ってのはだいぶ違うだろうなという想像と、それって共有した方がいいのでは?という自分の意見と、私自身のケア的な意味があります。書くと考えがまとまるからね。

 ということで、「人と話すの無理の10億乗」って私の中ではどういうこと?ってのを今回は書いていきたいと思います。

 

  • 「無理」ってどういうこと
  • 「無理」なので私はこうしてます
  • が、悩みが尽きないことも事実
  • 不特定多数の関係各所へ

 

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【お出かけ】そうだ社員(職員)食堂に行こう―東京都庁編―

 今年はもう遠出することはできないだろう。

 この事実を、私は今のところを受け止められているようだ。

 出かけるのは好きだが、自分の中でかなり意識的に出かけているのであり(出かけないと自分が駄目になりそうで)出かけなかったら出かけなかったで何とかなってしまう人間である。が、やっぱり知らない場所に行くのは楽しいものであり、とても刺激的なことだ。意識的に出かけようとするのは正しい。そして今は遠出しにくい、ということで、身近な範囲で、無理がない程度に、行ったことがない場所へ、出かけられたらいいなとか思っている。例えば食べ物屋さんなんかは最たる例だ。

 ということで、新宿に用があったため「都知事選前でタイムリーだしな」と都庁の職員食堂に赴くことにした。

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7月5日は投票日です。都民の方は投票しましょう。

 都庁の職員食堂は第一と第二庁舎にそれぞれあって(32階と4階)私は第二庁舎の方に行った。

 思えば都庁に行った記憶はなくて、その近辺に共通して言えることだけれど建物が高く車道が広く人通りが少ない(通路みたいなところは往来が激しいけど)。なんとなく「バベルの塔」という言葉を思い浮かべる。特に意味はない。

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 広い。

 

 事前知識無く行ったので5分くらい彷徨ってしまったのだが、なんと都庁、職員食堂に行くためには来場者向けの受付が必要なのである。びっくり。名前や来庁目的、電話番号などを端末に入力し(この端末もなかなか新しかった)QRコードを発行、それを守衛さんみたいな人に渡して一時通行証を受け取らねばならない。なおこのご時世なので非接触型の体温チェックもここでする。これが東京都か。

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 こんなことをするので、割と穴場ではないのかと思う。まあ周辺のビルから多少歩くので、そもそも一般の人はあまり来ないところなのかもしれない。情勢の問題なのかどうかわからないけれど、私の前後で食堂目当てで受付している人はいなかった感じがある。

 

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 東京野菜ランチ(710円、ご飯大盛り無料、ありがとうございます)なるものを食べる。ヘルシーが売りということで、カロリーは控えめ。定食、大好きだ。色々なものが食べられるし、ご飯と汁物の組み合わせが盤石すぎる。食べたら幸せになれる食べ物、それが定食。

 ソーシャルディスタンスということで、4人掛けテーブルがあったとしてそのうち3席は封鎖されているという徹底ぶり。都庁からコロナ陽性者が出ました、なんて言いたくないんだろうな、まあ私は一般人だけど、と思いながらもぐもぐ雑穀米を食べる。エレベーターや満員電車とこの食堂、どちらがリスクかって圧倒的前者なのだけれど、やっぱりどこか行くには罪悪感を抱いてしまう。この若干の抵抗が外出を躊躇わせる。

 社員食堂。食券を買う。トレイを持って、カウンターに食券を差し出す。従業員さんが差し出すお皿をどんどこ自分のトレイに乗せていく。箸やスプーンもがばっと掴んで乗せる。進む。空いている席を探して座って食べ始める。

 これだけの工程を流れるようにこなしていく他の人たちに交じって、私もぎこちなく消化していくことがスリリングで楽しくて新鮮。絶対後ろの人に迷惑かけていると思うけれど、多分この場所で食べるのは一回きりなので許してほしい、と思いながら、色々な場所の社員食堂にこれからも機会があれば潜入したいなと思う。あと社員食堂の良いところは、テーブルが広いところが多くて開放感があるところかなと思います。場所によりけりですが。

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ゴゴゴゴゴ、という効果音が入りそうなくらいの威圧感。

【K-POP】最近楽しんでいたK-POP(2020年4~6月編)

 まず最初に言っていいですか。

 忘れてなかった!!!えらい!!!

 本当に飽き性なので「この企画続くかな、、、というか忘れてないかな」と思っていたのですが、良かった、とりあえず2020年6月の私はちゃんと覚えていたよ。

 

dorian19.hatenadiary.jp

 

 

ASTRO『Knock』

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 そういえばミュージックビデオも音楽番組のパフォーマンスも真面目に見ていない(これを書くにあたって初めて見た)ことに気づきましたASTROの曲。音源から最初に入っちゃってもうそれで大満足だったからだろうか。でもミュージックビデオもいいもんですね。かっこいいなぁ。ムンビンとラキがなんだかキキララカラーになっておる。VIXXの『桃源境』の映像が好きな人は、このミュージックビデオも好きになるのではないかな。ここにきてASTROというグループ名にばっちり繋がった感じも最高にかっこいい。

 

BVNDIT『Jungle』

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 これ良かった~~~。衣装が好きだと思うし、最初の子(ソンヒちゃんって子かな)のどっしりとした低音もいい。歌い方とか声質がそれぞれあるから曲にハマれば推せるグループだと思いました。

 

VERIVERY『gogobebe』(原曲:MAMAMOO)

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 これしか貼り付けるものがないので仕方ないな、ロトゥキンのやつを貼ります。VERIVERY、声が良い。ホヨンのほにゃラップがとても好き。

 

SEVENTEEN『My My』

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 私はレフライよりMy My派。濁ったソウルジェムが浄化される天使曲。

 

RedVelvet『I Just』

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 こればかり聴いていた日もあった。

 

Stray Kids『神メニュー』

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 多くは語らない。ただ癖になる、とだけ。

 

TXT『Can't You See Me?』

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 個人的な考えからミュージックビデオをおすすめできないので練習動画貼っておきます。だから「楽しむ」ってカテゴリで選ぶのもちょっと違うけど、よく聴いた曲ではあったので挙げておこう。曲は好きなのだけれど。この曲しか聴いてないみたいな日もあった。

 ドリームちゃんたち(NCT)の短パンは許せるのに、彼らの短パン衣装は許せないのなんなのでしょうね。構造としては同じなような気もするんですけど。音楽番組の衣装が軒並み半ズボンでしかたなく練習動画です。名前を覚えてないのが申し訳ないですが、赤髪の子の顔が好きです。

 

次は6月。さて私は忘れずに書けるでしょうか。音楽を聴いているでしょうか。コロナはどうなっているのでしょうか。

【K-POP】最近楽しんでいたK-POP(2020年1~3月編) - 根津と時々、晴天なり

  この試みは日常的に聴く「K-POP」とを手掛かりに、自分による自分の為の定点観測的な役割も担っているのかなと思います。人生どうなるかなんて本当に予測できないもんだ(予測しようとも思わないけれど)。

 「どうなるかわからない」というのは事実として、だから「翻弄されっぱなしでいい」というのはまた違うなとも思っていて。中長期的な目標というか、方向性みたいなものを持つのは大事なのかなーなんてことを考えています。具体的である必要はないと思うのでね。1年というと長すぎるし、3か月というのはちょうどいいのかもしれない。今年の6月は自分としてはあまり暑くなくて嬉しかったな。また3か月を生きましょう。

【音楽】私が調子に乗る曲7選

 気分の浮き沈みが激しいので、元気な時もあれば元気じゃない時もあるわけですが、めちゃめちゃ元気な時に今の状態をリストにしてみよう!と思い至ったところ(この思い付きこそめちゃめちゃ元気な証左)通常時じゃ高カロリー過ぎて曲にエネルギーを奪われかねないプレイリストができたので公開します。

 

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【VERIVERY】まだ知りえぬこと/Road to Kingdom 最終パフォーマンス『Beautiful-x』

 一か月前、私はこんなことを書いていた。

プレミア公開の機能にカウントダウンというものがあるらしく、私が見たときは残り14秒を切っていた。そうか、この画面を見ながら私だけでなく世界中で彼らの新しい音楽を聴こうと待っている人がいるのか。そう思うと、また違う興奮が迫ってくる。この瞬間を誰かと共有している感覚。

【NCT127】Punchと地下通路 - 根津と時々、晴天なり

  Road to Kingdom.

 先日最終回を迎えたこのサバイバルプログラムには最後の最後まで課金することはなかったライトな視聴層の私。出演した全7グループは全部知っているし嫌いなはずがない(思えば、アイドルを好きで推しているのに「嫌い」という感情が発生するのは結構面白い話だ)。ただ中でも最も推しているのはVERIVERYなので、彼らのパフォーマンスが一番楽しみだった。

 冷静に分析すれば彼らが本選に出場するのはかなり可能性が低い話で(投票もしない人間にこんなこと言う資格は無いんだけど)なんだか、フィギュアスケートエキシビションに臨むような心持だった。出場するか否かやきもきしている人にとっては、そんなまったり楽しめる最終回ではなかっただろう。早くパフォーマンス動画を見たいなと思っていた。

 最終回だけ生放送らしい。

 今状況は刻一刻と変わっていくということだ。そしてどうなるかわからないということだ。失敗するかもしれない。大逆転があるかもしれない。そういう「想定外」の存在感が増してくるということ。

 思えば、私がライブなどイベントに行くようになったのは、ふわふわとした感覚に対して収まりが悪かったからというのもあった。ライブに行けばもっと「実感」とやらがついてくるかもしれない。アイドルを推している実感。だけど結局ライブに行っても私が想像していたような手触りのある実感というのはなくて(あ、手触りと形容したのは比喩的な意味で、接触とかそういうものを意味しているわけではないです)釈然としなかった。もっと「がぁーーーーーーーー」ってなるもんじゃないの?まあ、私が期待していた実感とやらはどうやら雲みたいな存在ということがわかって、今ではどうでも良くなっているけれど、当時はヒリヒリしていた。割と。

 話を戻そう。生放送である。その日、放送されているということである。

 Mnetは仕事が早い。生放送らしいが比較的早く動画をYouTubeにアップしてくれる。この時点で放送は私の先を歩くわけだけれど、私にとっての今は、ここだ。まだ彼らのパフォーマンスを見てない、今だ。

 動画を再生する前に、私はゾクッとした。肌が粟立つ。期待と、もしかして、恐れ?大袈裟だなぁと思うけれど、ここには私がまだ知りえぬ風景があることは明白で、ぽちっと再生ボタンを押してしまえば知る前の世界には戻れないこと。私は知っている。怖いなぁ、と思う。

 暗転する会場、他のアイドルやオンライン上の観客の好奇の目と期待、現場のスタッフ、そして何よりメンバーの胸が破裂しそうなほどの緊張感、少しの時差で私も追いかける。あら、いやだ。ドキドキしている。そう、先日のNCT127のカムバの時と同じだ。もしかしたら、今を共有するってことは(私は今までそれがよくわからなかったんだけど)その時の「今」と私の「今まさしく」を繋げることなのかもしれないね、と思った。

youtu.be

 

 とんでもなく楽しいステージだった。

 音源だけを、特にサビだけを聴いたときは「つ、つまらないのでは…???」って思ったのだけど、よくこの音楽にこのパフォーマンスをのせたなという感想です。歌詞を見るとVIXXよりもVERIVERYっぽいってのが興味深いけど、音だけ聴けばなんだか先輩グループVIXXのアルバムにあってもおかしくないお洒落な曲。誰がどこを歌うのかまで考えられるそのハマり具合に(ミンチャンパートはほんびん一択だね)このキュートで多幸感あふれるパフォーマンスをはめるって…天才?

 gogobebeの難しいワンテイク撮影を乗り切ったことがプラスに働いていて、マス(集団)を色んな角度から撮っておいて、カメラの切り替えによってその魅せ方を変える手法、すごいなと思いました。そこに次のカムバックやこれまでの世界観とつなげる小ネタを仕込みに仕込む、サバイバルプログラムの演出やカメラワーク、会場などの肩を借りちゃう宣伝でありファンに向けたメッセージ。何を達成するかってのが考えられれて、本選出場する?しない?の優勝争いの渦中にいない自由さがなんだかあった。良くも悪くも。

 

 ここからはファンである私の超細かい感想をただ羅列していきます!

 このパフォーマンス、定点カメラで見ているわけではないのでなんとも言えないのですが、1番ってダンスにおいては鬼軍曹なドンホンはあんまり踊ってないと思うんですね(個人フォーカス見ましたけどやっぱりそうでした)。絵描いていたりドラマ叩いていたり。1番サビは多分袖にはけていて、つまり弟6人が必死で踊っているわけですが(笑)それを練習室で叱咤激励しながら指導し、本番ではそわそわしながら袖で眺めていたりするのかしらと思ったら、Mnet、個人フォーカスも出してくれないか?ってなります(出してくれました、ありがとうございます)。なんだか泣けてくる。

 それでなくても、今回ドンホンから離れた?小出しのダンスが多くて、1:21付近から始まる、ヨンスンとカンミン二人のダンスはTag Tag TagのダンスやLay Backのミュージックビデオでも表現されていた鏡の対称を彷彿とさせて「めっちゃ好き!!!」になるし、一人っ子だけど弟思いのヨンスンが多分カンミンにマンツーマンでついて細かく振りを合わせていたのだろう(想像)と思うと、これもまた泣けてくる。バンドマンなホヨンさんも「めっちゃ、、、わかる!!!」ってなるし、優等生キャラだけど歌が上手いヨノってのはなんだかとてもリアル。ドンホン見守る(仮)一番サビはまずミンチャンヨンスンカンミンの一人っ子組3人で踊り切るわけで、これもー泣けてきます(何回泣く?)最初の最初はヨンスンってメインダンサーという肩書だけれど、ダンサー組の並べ方的にはドンホンホヨンヨンスンが割と対等でそれぞれ異なるスタイルってイメージでした(私の個人的意見)。ヨンスン、多分そのバランスから抜けつつあって、その理由としては表情演技という武器が磨きに磨かれてきたってのもあるけど、本当にダンスが上手くなった。メインダンサーとして任せられるメンバーになったなという風に思っていて、このパートもミンチャンやカンミンに教えたり聞かれたりしながら練習したんやろーと思ってまた涙。兄組+ヨンスンのバスケットボールを使った振付は、失敗するかもという緊張感がある中で踊り切りめっちゃかっこよかった。小道具が登場すると「(時々ポンコツなドンホンさん大丈夫かしら…)」って心配になるのが面白かった。多分その辺で圧倒的センスを誇るホヨンやケヒョンが練習ではひょいひょい習得したんだろうなこの振付。ケヒョンさんがどセンターでラストサビに入るところなんかは、本当に本当にかっこよくて、末っ子の垢抜け具合及び磨きのかかり方が注目されがちだけれど、それに隠れるように(もう世界には見つかっていると思いますが)大化けしているのはケヒョンさんなんですよねーーー、あーーー見つかったわ、おめでとう。

 PHOTOのような音圧勝負コンセプトを徹底追及しました!!!ももちろん大好きですが、なにせSuper Specialでもう彼らの音楽が好きになってしまった身としては、本当にずっと笑顔で楽しく笑っていてほしい、それを私はずっと見ていたいという気持ちだったので本当に嬉しかったです。音源だけではこのパフォーマンスは導き出せなかった分、その嬉しさはより増したと思います。といっても、アイドル本人がやりたいorやろうと思ったことをやればいいと思いますが。

 

 Road to Kingdom。

 私はこのプログラムについてはっきりとした評価を下すことができません。一体この数か月は何だったんだ、と思います。出演しないより出演した方がメリットはあった。そう思いますが、同時にかなり短期間に様々なパフォーマンスをしなければいけなさそうだったのでその負担も心配です。K-POPの厳しい環境だからこその楽曲の良さや面白さ、楽しさを存分に味わっていながら、その厳しい環境に対して心底嫌気がさすのも事実で、何度も書いてしまう通りこの矛盾を私はどうしても解決することができない。聞かなければいい、見なければいい。そう思っていながら、今や自分の楽しみとK-POPは切り離せる存在でもなく、自分の興味が次第に沈静化するのを待つしかなさそうです。

 ただ、まだ知りえぬことの劇薬っぷりはとにかく感じました。今回何やるのかなどんなパフォーマンスするのかなーと他のグループ含め楽しむことができました。だからこれからもまだ見ぬ世界を作り続けるアーティストには敬意を払わにゃいかんよなーと思います。真面目に。

 ○○が好き。○○しか好きじゃない。Road to Kingdomはその実「○○しか好きじゃない」層をどれだけ惹きつけるか?の勝負だったのかもしれませんね…。どうしても通常時だと自分の関心外にあるグループは意識しないと出かけられないし、不意打ちでノックダウンされることもあるけれどそれって本当に運命みたいなものだし。この勝負って、表の結果からだとなかなかわかりにくいところがあるので、各グループこれからのその種がどう発芽するのか見守っているって感じですかね。

 もう少し新世界に対して柔軟に。全体的にそんなことを思いました。ほんと楽しめない世界ですけど、楽曲だけみれば楽しまないと勿体ない世界。好きな音楽を明日も生きる糧にできるよう、つまらないことも考えつつ音楽を楽しめたらいいですね。VERIVERYのパフォーマンスは私にとって本当に楽しいものでした。

 

 そしてTHE BOYZは宣言通りKingdomの扉を開いたわけですが、さてどうなるか。Road to Kingdomをやり切ったことも意味があることなのでそれがいつどのようにどんな形で現れるのか楽しみだなと思います(まあ、あんまりKingdom自体には関心が無いですが)。

【ドラマ】『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』を見ている

です!

ドラマ『SPEC』をリアルタイムで見る時代が私にはあった…。

今現在(2020/06時点)一部地域を除いて再放送されているらしいです。私はアプリのTVerでえっちらおっちら見ているわけですが、なんとTVerでは第一話の視聴期間が6月18日(木)までらしいので、それはいかんなと、どのみち書くのであればタイミング的には早い方がいいかと、こうして書いている次第です。

SPEC今も好きですけれど、リアルタイムで見たときとはやっぱり私も変わっているので、そこらへんで感想のズレ?があるのは面白いなぁと思います。かつて夢中になって見ていたドラマの再放送って、そういうところが面白いですね。

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