根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【アイナナ】IDOLiSH7の沼へようこそ!沼の入り口観察記

 タイトルの通りです。ハマったとは言いたくない、ええ、言いたくはないが、まあ、ハマったんだろうな…私。アイナナ沼に

 

YOUは何故アイナナへ?

 アイドリッシュセブンIDOLiSH7)通称「アイナナ」は、リズムゲームとノベルゲームがミックスされたスマホアプリゲームで、ストーリーとしては「IDOLiSH7」というアイドルグループの結成に始まる。おそらくこの先にある艱難辛苦を経て、グループとして一回りも二回りも成長するのだろう。わからないが、多分そうだろう。

 さて、リズムゲーム音ゲーのことだと思っている)はいくつか遊んだことがあるものの、ノベルゲームは挫折してばかり。あんまり得意なゲームではなかったりする。チュートリアルで心折れるのだ。

 しかし、新しいゲームを始めたいと思うのは常なる人の心。私はガチャを引きたかったのだ。自分の運を試してみたくなった。私にだって多少なりとも運があるのだと証明したかった。なのでアイナナを始めた。そう、私がガチャを引きたい。

 でもそれだと、何故アイナナに?という理由の説明にはなっていないので言っておくと、ある程度ジャンルとしてのポジションが確立されているゲームの方が安心かなと思った、ただそれだけです。ローンチ直後のゲームを始めるワクワクさは他には代えがたいものがあるけれど、今回は手堅くいかせてもらった。

 

観察記:シナリオ編

 これを書いている時点で、私は1部の第3章第2話の「センター」というストーリーまで終えている。アイドリッシュセブンの結成とその初ライブしか彼らのことを知らない。覚えていることは、彼らがバスケットボールをしていたことぐらいだ。そして驚く「いえ、ほぼ初対面です」の台詞…。MA・JI・KA。

 シナリオはフルボイス(キャラクターの台詞が全部音声で読み上げられる)のオートで作業の片手間で聞いていたのだけれど、それが良くなかったのかもしれない。全然シナリオが頭に入ってこない。ノベルゲームやっぱり苦手なのでは…と心配になってきて、アイコン長押しでアプリをアンインストールしたい気持ちが湧いてくる。せ、せめてガチャを引くまでは堪えて私。

 ということで、シナリオを上手く消化できていないこちらのシステム的な問題があり、イマイチ乗り切れてない。どうにか楽しめる仕組みを作りたい(前向き)。

 

観察記:キャラクター編

 第一印象をメモっておくのは、二次元だろうが三次元だろうが面白いことに変わりはない。ということで、ゲーム着手して1週間経った私の印象をメモしておこう。

 

和泉一織

 何なのこの黒髪ボーイは。何食べたらこんなこと言えるわけ???とキレかけた、けど、目が離せない。最年少らしいが、物怖じせず年上にもマネージャーにも進言できるのは良いところだと思う。得難い武器だよね。普通に大事。無茶言ってないし。なんだかんだ愛され甘えんボーイという感じ(某ワールドトリガーという漫画の某近界民を思い出す)。

 

二階堂大和

 闇が深そう。選ばれなくてもいいとか言ってた気がする。一見すると色々と弁えている発言の節々に、ヤバそうな何かが滲んでいる。二階堂さんが我を押し通すとこ、私見てみたいな(時期尚早)。

 

和泉三月

 は?そうなの?わからんよ私は…。でも一番男気ありそう。この人が壊れるとしたらどういう理由だろう(私の歪んだ性癖)。三月さんの弱点らしい弱点が浮かびません。ストーリーに期待。七瀬さんとイメージが被る。

 

四葉

 おそらく六弥ナギの次に認知した人。印象はツイートしてたからこれに代えさせていただく。テンポと言葉のチョイスが私にとって未知すぎてめちゃめちゃ気になる。ニュータイプ

 

逢坂壮五

 真面目そうという印象。言葉が固く丁寧。何が欠点なのか分からないというのが欠点か。

 

六弥ナギ

 cv.江口拓也の文字に集中できない。全然集中できない。そろそろナギさんに集中したい。喋らなきゃイケメンだが、喋るとオタク。オタクであるというアイデンティティがないタイプのオタクか。

 

七瀬陸

 頑張り屋さんという印象。一番苦労しそう。病みそう。声は小野賢章さんということを後で知り驚いた。オレンジの髪色の人(三月さん)とイメージが被る。真面目で良い子そう。

 

 整理すると

  • 元気溌溂明るいタイプな、三月さんと七瀬さん
  • 真面目な一織さんと逢坂さん
  • マイペースな四葉さんと六弥さん
  • そして二階堂大和

 に分類された。ちなみにゲームを始めるにあたってこの7人から任意のキャラクターを選ばないといけないのだが、私は二階堂さんを選んだ。眼鏡で兄貴キャラっぽく頭が良さそうだったから。

 

 どう考えてもまとまらなそうな個性なので、これから先が思いやられるのだが、俺が引っ張っていくぜ!という強いリーダーシップを持つ人物がいないのが気になった。年齢的には

  • 二階堂大和(22)
  • 和泉三月(21)
  • 逢坂壮五(20)
  • 六弥ナギ(19)
  • 七瀬陸(18)
  • 和泉一織(17)、四葉環(17)

となっている。結構ばらけているんだな。逢坂さんは最年少に近い位置かと思っていたが…。こうなると、やっぱり明確に自分の意見を持っていてそれを表明することを厭わない年少の和泉一織の力はすごいものになるなあという気がしてきた。こうなってくるとポイントは真ん中に位置する逢坂&六弥の二人なので、今後のストーリーに注目していきたい。年功序列に組織は行動すべし!というよりは、年功序列が無意識に人の心に作用する力に興味がある…。

 

観察記:リズムゲーム

 リズムゲームはそこまで得意ではないが、今のところ楽しく遊べている。気に入った曲ばかりやっているので『MONSTER GENERETiON』ばかり叩いている。この曲の何が好きって、正統派きらきらアイドルソングなところだろう。特に七瀬さんの声が好きである。Apple Musicで歌詞を表示していたら全員のパート割も載っててすごくありがたかった。七瀬さんの「時代を~駆、け、て、く~♪」が好きです。好きなのでストーリーそっちのけでそればかりやってたら、4段階の難易度のうち一番難しいEXPERTがやっと1missくらいできるようになった。目指せフルコンボだドン。

 リズムゲームについて言いたいのは、あの赤い十字の玉(叩くときに上下左右にスライドしないといけないやつ)が苦手。なんてことないところにポツンと1つだけあるときとか結構イライラする。醍醐味である。あとはサビで背景がステージ動画になるの、気が散る~~~。色合いが玉と同化してるから結構見にくいなあと思うけど、これだけ長く人々が遊び続けていてこの状態なら、今後も変わることはなさそう(嫌味っぽく聞こえるかもしれないが、単なる感想です)。

 そしてデイリーミッション(その日にクリアすると良いことあるよ、なミッション)を消化するためだけに遊んだŹOOĻ の『4-ROAR』を好きになって、この曲か、先述の『MONSTER GENERETiON』ばかり叩いている。すとーりー本編ではそこまで行ってないので「ŹOOĻ とは???」という状態なんだけど、いつ登場する人たちなのだろうか。とりあえずラップが上手なメンバーの声優さんが木村昴さんなのはわかった。

 

観察記:ガチャ編

 「ガチャを引きたい」

 ここから始まった私のアイナナ沼。しかし思ったよりガチャを引く快感とやらが味わえていない。ガチャを引けるなんとかストーンがもらえるのは、主に毎日のログインサービスかリズムゲームをクリアした時。これを50個乃至100個集めるのはそれなりに骨が折れる。そもそも無課金でアイナナを始めようと思ったのが無謀なのか?いや、ガチャを引く楽しみを味わいたいと思ったのが間違い?

 しかし、ガチャを引く快感は焦らなければこれから味わえるだろうと思い、気長に石を貯めたいと思う。そもそもコンプリート欲求がないし、レアリティが高かったらどんなキャラクターでもいい人間なので、あんまりフラストレーションは溜まっていない。チケット5枚で1回ガチャを引いたら、十龍之介という人のSSRが出たので「やったーーーーーー♪」となって、一段落したガチャ欲求。

 ところで十龍之介は誰なんだ。HOME画面を開くたびに「エロ担当って大変だよ…」と言ってるのだが、いや、知らんがな。でも確かに大変そう。自分の性質と違う役回りをあてがわれたとしたら、それは疲れるよね。

 

最後に

 沼の入り口の地点で思ったことをメモしておくことは、後々面白いことになるので備忘録的に書くこととした。実はIDOLiSH7以外にも色々とグループはあるらしいが、知らないに等しいので、出会いを今から楽しみにしている。あとは私がそのときまで飽きることの無いように祈るばかりだ。

 そして、7月にはアニメがやるらしい。うむむむ。見るかどうかはわからないが…それまでにストーリー全部制覇した方がいいのだろうか。うむむむむ。

 

 余談だが、YouTubeでこんなものを見つけた。とりあえずIDOLiSH7のやつは軽く見たのだが、逢坂さん、もしかしてめっちゃヤバい人?

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【雑記】『私の思春期へ』を聴きながら考えていたこと

 ミンチャンさんがTo My Youth(私の思春期へ)という曲を歌っているということが、あまりに私の心をかき乱す。

 

 ミンチャンさんが帰ってきた。2020年後半から体調不良で活動を休止していて、2021年6月1日に正式に活動を再開することが発表されて、当日はなんとVLIVE(アーティストとライブでコミュニケーションが図れるツール)の生配信で元気な姿も見せてくれた。なんてことだろう。私はその知らせを受け取った時カレーを食べてて、カレーの美味しさなんてどうでもいいくらい嬉しかった。もちろんカレーも美味しかった。青空にはいい感じに雲が浮かんでいて、風が吹いていて、ああ、6月1日は祝日にしてほしい。だって祝福されるべき日なのだから!と思った。午後も普通に仕事したけど。今のところ6月1日は祝日になっていない。

 ミンチャンさんが元気に活動してくれることを当たり前だとを思わないように、と思った。教訓?としてはそういうことだ。ミンチャンさんだけでなく、自分が好きなものが存在していることは当たり前ではないことを、もっともっと自分は噛みしめないと。

 

 ミンチャンさんからの突然のプレゼントは、赤頬思春期(Bolbbalgan4)の『To My Youth(私の思春期へ)』のカバーだった。私はこの曲を知らなかったのだけど、和訳を調べて崩れ落ちた。そんなことってあるのか、と思った。

 彼がこの曲を選んだこと、選んだうえで活動復帰後のプレゼントとして歌ったことの真意を、私が知ることはない。<時間は薬だ>と思えたのだろうか。<明るい光>になれるのではないか、なりたいと思ったからまた戻って来てくれたのか。私には、どうしたってわからないのだ。でも、ミンチャンさんが歌いたい、届けたいものだもの、受け取りたい。受け取ってしばらく考えに身を浸したい。消化して溶かして何かの糧にしたい。

 

 『私の思春期へ』という曲を初めて知ったという衝撃もあって、しばらく呆然としていてた。そうかあ、そうだよなあ、と思いながら歌詞を読んだ。

 

 私の話にはなるけれど。

 ひととき この世から消えたかったの

 世界が真っ暗で 毎晩泣いていた

 いっそのこと 消えれば楽なのかな

 みんなの見つめる視線が怖かった

  そんなことを考えるのはもう飽きてしまった。

 「飽きてしまった」と言えるぐらい、自分の考えごとに占める割合が減ったというのもあるし、意図的に「飽きよう」と思って振舞っていた効果もある。

 依然として深く昏い沼はそこにあるけども、私はそれを見るよりは違うものを眺めていた方が<生産的>だと思った。だから見るのをやめた。<生産的>という言葉は使うのが難しい言葉だ。<生産性>を存在意義にしてはならないから。深く昏い沼の自分探しは無駄なことなのだろうか。そういう次元のものではないだろう。

 飽きてもなお、『私の思春期へ』という的確に感情を救いとる曲に出会うと惑う。フラッシュバックのような感覚に陥る。動揺してちょっと泣きそうになる。その季節はとうに終えたはずの私で思うのだから、学生時代に生きる、私より若い人たちは大丈夫なのだろうか、と、ちょっとだけ不安になる。思春期の私がこの曲を仮に聴いていたとして、どうだったろう、「あ、私の歌だ」と思って、救われたのだろうか。

 

 無責任なアドバイスはできないけれど、<時間が薬>かもわからないけれど、「生きてみる」ってのは一つの選択だ。どうせ未来は自分が思っている未来と重ならない。それをポジティブに考えてほしい。可能性はある。夢とか目標を否定しているわけではなく、ただ自分が想像もつかないようなちょっとした良いこともあるかもしれないぜってことだ。生きている限り。何かを成し遂げようと思わなくていいし、ただ息を吸って吐いてればいい(あ、VIXXの『Error』の歌詞だ)。私は昔より今の方が好きだし楽しい。

 

 それぞれのペースでメンタルヘルスを大事にしていってほしい。私は食べること寝ること運動すること時々どこかに出かけることが必要なので意識して実践しているけど、各自で自分が気分良く暮らせる術を見つけてほしいなと思う。

 

 ミンチャンさん、素敵な歌をありがとう。私はあなたの声が好きです。

【音楽】2021年5月の音楽

 5月だーーー何していたんだろう私(定期)

 

TO1を改めて知る5月

 

Don't fear now

dorian19.hatenadiary.jp

 

Take It Slow

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 知ってたけどー知ってたけどーーー。

 あまーーーーーーい!(by スピードワゴン)

 良い糖分過多で最高です。パフェ食べたいときあるもん。

 「とりあえず、全アイドル、練習生時代の課題曲はこれでお願いします」な曲です。このコンセプトが合う合わないというのはあるかと思いますが、合わないなりに消化したものを私が見てみたい。そんな曲です。ミンス神、ウンギプロ、ジェロ美らへんの消化能力には目を見張るものがありますが、きりっと鋭い顔立ちのジェイユや「あーーーかっけーーーー」なドンゴン先輩が歌っているのもいいし、個人的にはギョンホさんの絶妙な温度感、力の抜け感がいいなと思っています。かっこよさを残しつつリラックスしている感じが。

 

Hello Goodbye

Hello Goodbye

Hello Goodbye

  • provided courtesy of iTunes

  これは私の好きな「切なく哀愁漂う静かな失恋ソング」コースか?と思ったら、そうではない穏やかな幸せと希望を歌う曲で良かった。『Surf』もいい感じ。2番からのラップがほんといいですよね…。

 

少女時代『The Great Escape

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 なんだっけか、おそらくaespaの𝑵𝒆𝒙𝒕 𝑳𝒆𝒗𝒆𝒍の曲の切り替わりが少女時代のI Got a Boyに似てるなあ→久々にソシ聴くかねえ→そういや、aespaのGenieのカバーダンスめっちゃ良さそうだったな→日本オリジナルアルバム聴くか→発見!の流れですね。

 よくわからないけれどとても少女時代っぽい曲。コード進行なのか「あ~~~少女時代よ!」なのです。最後にジェシカのパートで落としたところで、もう一度サビを流しぐわーーーーーと上がっていく感じが、それはそれはライブだとテンション上がるだろうなと思います。

 

aespa『Next Level』

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  Black Mambaがリリースされた時こんなことを思っていたのですが、

この枠組みを利用しなくても活躍できるポテンシャルはあると思うけれど、まあ事務所の趣味というか方針でこのような枠組みを設定され、aespaはそれを乗りこなすことができるのか。本人たちのモチベーションの問題もあるし、この枠組みというか魔法がどこまで維持できるのか、維持できるだけの体力が会社にあるのか、やや心配なところです。

【aespa】なんだかんだ『Black Mamba』が気に入ってしまった人 - 根津と時々、晴天なり

  なんか、杞憂な気がしてきました。というのもaespaのギャルたちは全然違うベクトルにいるからです(あくまで個人的な感想ですけど)。アバターコンセプトなんて「は?なにそれ。きゃははは~」と思ってそうだし(あくまで私見です)「アバターのことなんて私わかんないのよね(髪の毛を指でくるくるいじりながら」とか絶対思ってる(私見です)。それでもなお、この『Next Level』を消化してしまっていることに、私は希望を見出したいです。SMの偉い人の設定した枠組みを考えるなんて30%ぐらいの出力でいいから、残りの70%で存分に好きなことしてほしいaespa。

 ということでオラわくわくすっぞ状態です。こりゃあ、コンセプト考える人が大変だ。個人的にお気に入りポイントは、ブロンドヘアで衣装的にも「これは妖精なのか?」と思っていた冬子様がばっちばちに本性出してキメてくるところです。かっけーーー。

 

テミン『Advice』

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 普段バックダンサーさんをあまり意識したことが無いのだけれど、この曲に関しては、ダンサーさんの存在感が強く、パフォーマンスの大事な要素の一つになっているなあと思います。圧倒されて感想もない…。芸術作品の粋です。ここまでストイックに突き詰められるのは現役K-POPアイドルだとテミンさんの他にいますかね、という感じ。

 

 2021/5/31にテミンさんは兵役ということで、しばらくはテミンさんのパフォーマンスが見られない日々が続くわけですが、一に健康、二に健康、三四がなくて、五に健康。とにかく体を大切にしてもらいたいなと思います。入隊までにスケジュールがかなり詰まっていたようで、メンタル的な部分も心配です。

 

 こんなもんですかね。思ったよりSMな内容になってしまった。新しい曲が聴けていないと思うところ。K-POPアイドル界も着実に世代交代の波が来ていて、特にガールズたちはどこが上がってくるのか、と言ったところ。

 そしてGFRIENDの突然の契約終了。何があったのか、事前に何が決められていたのか知る由もありませんが、同じ契約終了でも、終わり方は他にあったのではと思うとやるせない気持ちになりました。

 なんでしょう、他の人がどうかは知らないけれど、私は自分が薄情というか、あっさりしていると思う時があって、好きだったものを簡単に忘れていく。「好きな曲」は「好きだった曲」になり、いつかふとした瞬間に記憶の奥底から引っ張り出されるまで引き出しにしまわれたままになる。音楽を出し続けることは、忘却を遠ざけるものなのですが、もうGFRIENDとして曲が出されないとするならば、ああ、好きだった曲は忘れていくのかなと寂しい気持ちになります。これはGFRIENDだけに限った話ではなく、私のエゴなんですけど、私が好きなグループにはいつまでも新しい曲を届けてほしいものです。ま、エゴですけどね。

 

 

 

【TOO】この世のユートピア is 피어나

注)この記事を書いている2021年5月時点でTOOは「TO1」としてグループ名を改名し新たなスタートを切っていて、改名前後でメンバーの変動もありませんが、「TOO」名義のアルバムに収録されている曲なので「TOO」と表現しておきます。それ以外に他意はありません。

 

 TO1が新しいアルバムを出すということで、そのハイライトメドレーを聴いたところ「なんだか好きな曲ばっかだぞーーーーーー!?」となり、これはリリースされる前に既存曲を予習せねば!とデビューアルバムを聴くことに。

 Don’t fear nowを聴く。

 好きやん。

 

 日常に忙殺されすっからかんになった体に染みわたる温泉のよう。この世のユートピア is 피어나

 電車に乗りながらウルウルしてしまったですよ。

 原題は「咲く」という意味ですね。Don’t fear nowと音が似てるからか~ひょえ~。

 多幸感が凄まじくて衝撃がとてつもなかったです。

 「多幸感」という感覚を与えられる曲って、私の最近のK-POP遍歴だと久々かもしれなくて、圧倒的表現力とかコンセプトとか物珍しさとか、そういう感動は本当にたくさんあるのですが、まるっとすべてを包み込んでくれる優しさ、みたいな曲はなかなかないかも。

 もはや存在することも頑張れないという時ってあるじゃないですか。

 一緒に頑張ろう、そのままのあなたが素晴らしいのですよ、と歌う曲はたくさんあって、そんな曲にどれほど救われたかわからないですけれど、「私は私のままで」とわかっていても、人間の形を維持するのがきつい、という時もあるわけです。固形食何も食べたくない、みたいなそんな日が人生にはあります。

 Don’t fear nowという曲を聴く数分間、もはや「自分って存在している/していない」ということがどうでもいいと思えた。ただひたすら「この曲素敵だなー」と思えたことが嬉しい。そんな感じ。

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 パフォーマンスもすごく良くて、ただただキラキラしていて。どのメンバーも「ああこのカットとてもいいな」と思う瞬間がありました(特にミンスとジェロム、ウンギプロはこういうあたたかなコンセプトめっちゃ似合う~)。

 音楽ってのはすごいっすね。陳腐な感想なんですけど、真面目にそんなことを考えていました。

 

Don’t Fear Now

Don’t Fear Now

  • TOO
  • ダンス
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

【文房具】ただただ書いていたい/ぺんてる プラマンJM20

 私には心に決めている筆記具があるのです、そうジェットストリームのことです。

 「ジェットストリームしか勝たん」とは言い過ぎですが、普段使いの筆記具としてジェットストリームは最高の働きをしてくれます。全幅の信頼を置いているので4色+1なんて、3本くらい持ってるからな私(狂気)。

 そうして日常使いの筆記具が決まれば、実は文房具というのはそれほど買わなくて済むものです。むしろ逆か。いいかげん落ち着きたい。買い漁りたくない。使わない筆記具を増やしたくない。アンチ・大量生産大量消費社会、とまでは行かないが、そろそろね、買ったからにはちゃんと使おうね私、使う未来が見えないものは買うのやめようね私、そういう気分でした。

 

~ディスカウントストアにて~

 店員さん「以上5点で814円です」

 私「(どうしてこうなった)…。」

 手にはプラマンJM20が5本ほど。

 

 そもそも事の発端は引き出しに使わなくなって久しいプラマンJM20(ブルーブラック)を見つけたことでした。一軍文房具ではないところを見ると、一度使ってどこか気にくわなかったのでしょう。何が気に入らなかったのかはわかりませんが。

 相変わらずラミーサファリの極細字にブルーブラックインクを入れて使ってますが、ふと思ったんです。

 「あれ、プラマンと万年筆って似てない…?」

www.pentel.co.jp

 

 それもそうで、公式自ら

 ペンと万年筆の良さを兼ね備えた唯一無二のペン先。

 と謳っているのでした。知らなかった~。

 ということで、比較してみました。

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 に、にてる~~~。(芥川龍之介の『トロッコ』は好きな話!)

 ラミーの方が淡い感じがありますなあ。両者の大きな違いは書き味にあって、するすると書けるのはやっぱり万年筆。疲れないし。グッと書くときはプラマンの方がいいのかな、なんて考える。試してみる。写経(お経ではないけどな)してみたい欲が出てきた!(ディスカウントストアに行く)

 

 セピア、オリーブグリーン、青、バーガンディ、ダークグレイを購入。今日の気分に合ってる~~~と思った曲の歌詞を試し書きしてみる。イメージ的にオリーブグリーン。

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 ええや~~~ん!

 プラマンJM20、採用~~~パフパフ~~~(私が写経に飽きるまで)。

 ということで、プラマンは写経ライフにぴったりなペンになりそうです。ほんとねえ、字書くの楽しいっすよね~。手書きで日記書いてますけど、自分の語彙と書きたいことが限られているので、書ける文字も自ずと限定されちゃうんですよね、何言ってんだって話だと思うのですが。憂鬱は書けるけど(書けます)林檎は書けないもんねえ。「今日はりんごを食べました、美味しかったです」と日記に書いたとしてもわざわざ漢字で書かないもん。その点、写経(お経ではない)は私以外の誰かが書いたもの、考えたことを書き写すから新鮮なんですよね~それが醍醐味なんです。普段着ない服を着るみたい。

 さて、この試みはいつまで続くのやら、私のことですからどうせすぐ飽きてしまうと思いますが、飽きるまでは色々書き写していきたいと思います。写経が趣味になった暁には、プラマン以外の文房具も開拓することにしよう。

【NCT】過剰でも不足でもなく/『Hot Sauce』を愛でる

 「えねをばら~をらえねおぶる~えねをばら~をらえねおぶる~(?)」と謎のイントロを気づけば口ずさんでいる今日この頃です。皆さまいかがお過ごしでしょうか。めちゃめちゃ好きな曲かと問われれば「そーでもない」というHot Sauce、しかし無意識に歌っている自分がいる。そういう曲、いいな、なんて思いながら、私はこの曲について何か書けることがあるだろうか、と考えておりました。

 基本的に衝動が湧かなければ書かないので「これは書かないパターンじゃない?」と思いつつ、頭の中にふわふわと漂っている思考の気配に形を与えてみると、意外と思っていることがあったのでこの記事を書いてみることとします。

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DREAMは完全体を前提として

 NCTの実験的な試みとして、メンバーの流動性、というのがあると思います。

 多くのアイドルグループは基本的に、「そのグループのメンバーは活動に参加しているのが常なり」だと思うのです。これって当たり前だと言われれば当たり前ですが、しかし当たり前なんてことはないので「そういうもの」だと人々が思っているルールに過ぎません。

 怪我などの不調や個人的事情で活動には不参加、あるいはグループからの離脱ということが時々ありますが、そのたびに、「怪我心配だな…」とか「大丈夫だろうか」など、理由に対する心配とは別の、もっと大きな漠然とした不安が生じるのは何故なんだろうな、といつからか考えるようになりました。

 今のところ「完全体」と呼ばれるものに対する信仰心や憧れがあるのだろうな、それは「何事も円満である」ということが一般的に尊ばれていることに繋がるのかしら、なんて思っていますが、ここでは特に掘り下げません。どうして人って仲良いことが素晴らしいことだと思うのでしょうね。いや、仲が良いことは素晴らしいことですが。協調性の生き物だからなのかな。

 NCTは最初に「完全体という概念はNCTにとってそんなに大切なことじゃないよ」ということを宣言したグループ(というかプロジェクト?)だと思っていました。拡張していく枠組みはいつまで経っても完全体になり得ません。なので私はNCTを見る時「こうあるべき形」ということを意図的に意識しないようにしていました。NCT127の新曲にウィンウィンの歌声が入ってなくても嘆かないように。元々アイドルを推す上で特定のメンバーを推すという感覚が強くないのも相性の良さに繋がった気がします。

 だがしかし。

 NCT DREAMだけは別だったのかなあ…なんてHot Sauce活を見ながら思ったのでした。マークもいるしジェミンもいる、チソンきゅんもいる。みんないて、みんなが踊り、みんなで歌い、みんなで笑い合う。それがどうして嬉しいのだろう、NCTの他のグループと何が違うのだろう。

 それは私がNCT DREAMに「完全体」という概念を持ち込んでしまっているからです。「メンバーがいるということを見せること」は「パフォーマンスで以て何かを表現する、魅せること」より「完全体」との親和性が高いのだろうなと思います。思えば、演劇は1つの役柄を数人で日替わりで演じることがあると思いますが、それが成り立つのは、演劇が舞台の上で繰り広げられる物語を魅せる芸術だから。

 ということで、私は心安らかにHot Sauceを見ています。

 ショケでマーク参加verのRidin'が披露されていたのも面白かったです。そこでマークが参加していなくても、参加してもどちらも面白いという状況。前者であれば、Ridin'のパフォーマンスはそのメンバーがいることが完全性に影響すると考えてるのかな?とも思えるし(マークは参加verは邪道だ)後者だった今回の場合は、マークはDREAMだし、DREAMであるからにはDREAMの曲であるRidin'を歌って踊らなければならん!ということとも受け止められる。まあ深い理由はないのかもしれない。オタクの深読みです。確かなことは、新たに振り入れと立ち位置とパートの調整をしたメンバー、お疲れ様です、というだけですね。

 

過剰でも不足でもなく

 私はChewing Gumという曲が好き(特にマークのラップよ!)だけれど、Chewing Gumのコンセプトというか初期NCT DREAMの売り方・見せ方は何ら問題がないものである、とは言えないと思っています。感覚的に言えば「過剰だな」と思った。ちょっと大きく見せている、余分に見せていると思った。

 が、Hot Sauceは過剰だとは感じないし、不足しているとも感じない。難しいダンスパフォーマンスだと思うけれど、また簡単に飲み込めるコンセプトでもないけれど、何も不足なく当然に消化しているように見える点で、NCT DREAMの成長を感じました。そりゃあ、彼らのデビュー時と比較すれば大人になったけれど、アイドル界で見ればまだまだ若い子たちなのだ。が、この貫禄よ。貫禄がありつつ若さも見せているこのバランス、Hot Sauce、もしかして私が思っている以上に良い作品なのでは…?

 あと、メンバー全員の良いところがちゃんと出ているところが良いなと思います。それぞれの尺を平等にすることは難しいと思うのですが、尺が多少ばらついていても、演出で以て平等だなと思わせることは可能だなということを感じました。全員に見せ場があるHot Sauce、安心する。

 

そのぐらぐら、何事

 本来なら全員の良いところをつらつらを挙げたいところなのですが、代表してちょっとすごすぎて驚いてしまったチソン君のダンスだけ愛でて終わりにしたいと思います。やばいぞ

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驚きポイント その1【0:05】緩急がやばい

 冒頭クラップする振りに入るところ。そこまで静かに穏やかだったのが、ガクンとギアが2段階くらい上がる瞬間に鳥肌が立ってしまった。その緩急差、怖い。

 

驚きポイント その2【0:53】かき混ぜるところ、ロボット?

 ホットソースをかき混ぜる印象的な振付のところ。肩を前にゆっくりと出す振付の肩から肘にかけての滑らかさがまるでロボットのような無機質な滑らかさで鳥肌。細かいアクセントに痺れる。チソン君ダンスお上手…。

 

驚きポイント その3【1:09】そのぐらぐら、何事

 ここが一番好き。右ひざを挙げた状態で足をふわんふわんと振って横移動するところ。移動に合わせて首から頭にかけてがぐらんぐらん細かく自然に揺れるのだけど、え、足元そんな難しいことしているのに、首、なんでそんなに柔らかく揺らせるの?横移動のときに伝わる体の揺れをスムーズに頭まで通している感じ?絶対この動き上手い動きだろ。

 

 ここまでで1番だし、もっともっと細かい「好き!」ポイントはあるのですが、総じて緩急のつけどころが上手いのがチソン君のダンスなんだなあと思います。そしてめっちゃ難しいことしているのに表情はあくまで涼やか。時々口角があがり、目じりが下がると「ち、チソンくんが笑っておられるーーーーーーー」とテンションが爆上がりします。細かいところの技術力が高いダンサーなのだろうなと、ダンス素人の私でも感じられるスタイル。

 

 そんなチソン君以外のメンバーも歌声にダンスに個性が滲み出ていて、今のNCT DREAMが存分に表現されているHot Sauce、見れば見るほど聴けば聴くほど発見があって楽しいです。しばらく味わっていきたいと思います。

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【文房具】ノートとルーズリーフの間で揺れる心

 正直に告白すると、家にはA4バインダーがそこらじゅうでゴロゴロしているしルーズリーフのバインダーも同じくである。ノートも「断捨離する!」って整理したのに、気が付いたらなんかすごくある気がする。机の上にある現在進行中で使っているノートを数えてみたら、7冊あった(日記用、スケジュール帳、読書用、メモ用、メモ用(その2)、好きな言葉メモする用、勉強用)。増えてるじゃねえか。まあ思ったほどではなかった。良かった。使い続けることに挫折したノートを加算すると10は超えてたが。なんなの?

 そんなノート魔の私の悩みが、猛烈にルーズリーフを使いたいときと、ルーズリーフを使いたくないときやってくるということ。今家にあるバインダーの数だけその発作がやってきたといっても過言ではない。ぜんぜん環境に優しくない振舞いである。結構反省しています。

 で、いい加減悲しくなってしまったので、考えた。考えて、結論としては、もういっそのことノートとルーズリーフを併用しよう!ということにしました(暫定)。

 

 そもそも何故こんなにノート魔になっているかというと、単純に字を書くのが好きだからです。多分。それぐらいしかない。字を書くなんて時間がかかるし暗記の効率がいいわけでもないと思うのですが、ノートにただ何かを書くのが好きなんだと思います。

 そう言うと「それではもしかして写経が好きなのでは?」と思われてしまうかもしれないけれど、勉強ノートを作るのが好き、という感じです。知識をメモするのが好きなのかなあ、知らんけど。

 で、ノートにはノートの、ルーズリーフにはルーズリーフの良さがあります。私的には多分ルーズリーフが合っているのですが、ノートもいいんだよね(うふふ)。そして合っているからと言ってリスペクトできるかって言ったら話は別なんよね(なんの話?)

 ノートの好きなところは、ただひたすらに続いていくところ、ページを前後組み替えることができないところ。好きじゃないところは、そんな堅物なところ。時々「うあああああ!」ってページを破りたくなる(それはヤバい人)。

 ルーズリーフの好きなところは、ページをいくらでも前後に組み替えされるところ、ページがバラバラしてるから個別にいくらでも同時並行に好きなことを書けるところ。好きじゃないところは、軽薄そう、地に足ついてなさそうなところ。時々ノートの手堅さが恋しくなる。

 

 それぞれがそれぞれの欠点を補う二つの存在、どちらを選ぶなんてことは私にはできない。この十数年でいい加減学びました。私は選べません。なので平等に二つに愛を注ぐことを決めました。はい。

 

 ということで、要はルーズリーフを使っていて嫌になったらノートに、ノートを使っていて嫌になったらルーズリーフに戻る、両者間をゆらゆらふわふわと行き来することを自分に認めようと思います。その為に諦めなければならないのは「完璧主義」なところで、めっちゃ綺麗なノート(ルーズリーフ)を作るのはやめようと思います。それが目的ではないですし。

 気持ち的には、ルーズリーフ:ノート=7:3くらいの割合なんですけれど、本当に時々ルーズリーフのことが嫌いになることがあるので、そのときノートに慰めてもらいたい…(何を言っているんだ)。でも本当にノートのことは好きなの、私には合ってないだけなんです(言い訳)。

 

 学生時代はノート派だったんですけどね。しょうもない悩みですが、物を使っているときに使わないで埃を被らせちゃう、捨てちゃうってのはとても悲しいことですから、「うがあああああああ!」って発狂せずに、仲良く平和にノートとルーズリーフを使えたらいいなあ、なんて思います。ほんとに。

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