根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【VERIVERY】上がるも下がるも/『Super Special』を改めて聴きながら

 思わず「あ~~~~めっちゃ面白い」と呟いてしまって、そこからこの文章を書き始めます。VERIVERYの『Super Special』についてです。

www.youtube.com

 

 何の気なしに、久々にミュージックビデオを見ていたのですが、え、この部分めっちゃ面白いね?というところがあって。2番が終わった直後なんですけども。歌詞は公式MVに貼られているものそのまま持ってきますね。

  Up up up(カンミンちゃん)

  君は僕の理想を上げる 理想を上げる(ミンチャニ先生)

  君だけしか見れないように(カンミンちゃん)

  Down down down(ヨンスンさん)

  君はまた僕をどこまでも落とす

  君から逃れられないように(ヨノ)

 

 以前からミンチャニ先生(私はミンチャンさんのことをそう呼んでしまう)パートの「理想を上げる」という言葉、面白いな~~~と思ってたんですね。

 

理想を上げる

 「理想を上げる」って表現、なかなか自分の中には無いなあと思って。

  そもそもこれは翻訳されたものであって、本来なら原曲に則って韓国語の中で解釈していくべきだと思うのですが、まあ、それとは別で直感的に自分の中でかみ砕くと「理想を上げる」って何だ?ってなってしまう。

 

  このパートは結構色々解釈できるなと思いますけど、現状の私の解釈はこんな感じ。

 カンミンちゃんの「君だけしか見れないように」が無ければ「君がめっちゃ素敵な人なものだから、今まで僕が抱いていた理想的な人を凌駕して、一気に理想が上がっちゃったよ」で解釈できるかなあと思ったんですけどね。「君だけしか見れないように」がかかっているのはどこ?という問題になります。

  1. 君だけしか見れないように(カンミンちゃんパート)
  2. 君は僕の理想を上げる(ミンチャニ先生パート)

 なのかしら。

 でも、そう考えるとめっちゃ面白い。「君だけしか見れないように」「君は僕の理想を上げる」なんだ。「僕は僕の理想を上げる」ではないのだ。

 だから私のtweetの解釈も微妙で、もし「君だけしか見れないように」が理想を上げる部分にかかっているならば、「君という人が素晴らしすぎるそのことが、僕の理想を勝手に上げてしまうのだ」って解釈の方が自然かもしれない。

 ほーーーーーーーん。

 おもしれーーーーーーーー。

 

「上がる」と「下がる」

 もうめちゃめちゃ聴いた曲なのに、この期に及んでまだ新発見がある。やっぱり聴けてないなあと反省する一方で、いつまで経っても新しいことが見つかるのは嬉しい。

 この一連のパート、カンミンちゃんが「Up up up」と歌った直後に、ヨンスンが「Down down down」と歌うことで対比の関係になっているんですね。面白。上がるのか下がるのかどっちだよって感じ。いや、どっちもだよ恋はという話。多分。

 結局「君というSuper Specialな人から逃れられないんだぜ」ということを「上がる」と「下がる」を用いて表現してて、上がるも下がるも対比なんだからそれって矛盾じゃない?と思うけれど(実際は同じことを別の切り口で表現しているので矛盾ではないと思うが)そういう混沌とした感じがSuper Specialな人に出会ってしまったことの衝撃をそのまま表現しているようで、めっちゃ好きです。面白ーーーーー。

 

魔力

 こうして考えると、この『Super Special』という曲で描かれているのは「SuperでSpecialな君が、僕に、そうさせるんだ」という他動的な歓びの感情で、ホヨドンのラップパートでようやく、自動的な「僕がこうしたいんだ」という欲が出てくるところが、やっぱり面白いです。ちゃんと考えられているなあという気がします。

 終始、SuperでSpecialな君の魔力をただ歓びのまま爽やかに歌い上げているけれど、同じモチーフで全然闇落ちしてる曲も作られている事実がもう刺激的でドキドキします。ほんと物事捉え方だよなあ。

 

 ということで、面白かったです。スパスぺ、良い曲。

 

Super Special (From NOW VERIVERY [Original Television Soundtrack])

Super Special (From NOW VERIVERY [Original Television Soundtrack])

  • provided courtesy of iTunes

 

 

【散歩】暇なので「『知らない』ごっこ」をしたら結構楽しい

 星野源『知らない』のCDを私は持っていると思います。「思います」と表現しているのはどこにあるのかわからないからなんですけれど、捨ててはいないのでどこかにはあります。「買った」ということはちゃんと覚えていて、どうして買ったのか忘れてしまったのだけれど、とにかく自分で買いました。

www.youtube.com

 

 暇なので、星野源の『知らない』ごっこをしようと思いました。

 即席で作った定義としてはこんな感じ。

  • ちょっとしたものを買うことに躊躇わない
  • 黙々と歩く
  • 音楽は聴かず、自分の脳内でひたすら星野源の『知らない』を流す
  • 不審者に見られるから歌わない(ただし人がいない時に歌うのは可)

 以上!

 

 要は、『知らない』のMVの星野源みたいに歩こうぜ!ってことです。

 夜明けは眠たいので夕暮れ時を選びます。

 

 歩く。

 たい焼きを発見した!

f:id:dorian91:20210501100641j:plain

 甘い。

 

 あとは自販機で110円の麦茶(600ml!)を買い、飲みながら歩きます。途中で酒屋に入り何か飲みたくなるお酒があるか見て、手ぶらでそのまま立ち去り、ドラッグストアに立ち寄って、上戸彩が「絶対焼かない!」とCMで言ってた(気がする)日焼け止めを買います。塩分40%OFFの鶏がらスープの素が値引きされていたので買ってみた。

 ただそれだけ。1時間もかからないくらい。でも結構楽しいのでおすすめです。

 体を動かして100%前向きになれるかはわからないけれど、落ち込むことは少ない気がするので。

 

追記

 一応念のため補足しておくと(こんなことをわざわざ表明するのもおかしい気がするが)『知らない』というのは「挟間」の曲であって別に楽しい曲ではない。私は星野さんの曲(特にアルバム『エピソード』)を聞きながら散歩をするのが好きだけれど、それは、一曲一曲が何か瞬間的なもの、人生という長い物語の一つのエピソードを歌っているからで、その切り取られ方と散歩のテンポが合うからだ。『知らない』という曲を体に流し込みながら、私は歩くことを通して一日を何かしら感じられたらいいな~とか、思っている。

 

知らない[通常盤]

【音楽】2021年4月の音楽

 4月の記憶がないのだけど、記憶がないだけでちゃんと生きてるから!私!安心して!

 

CIX『Cinema』

youtu.be

 

 リアルタイムではまったく追ってなかったのだけれど、確か日本でシングルを最近出してそこにJapanese.verとして収録されていた曲を聴いたのがきっかけ。

 めっちゃいい曲やん!!!

 この疲れないちょうどよさが体に染みわたります…K-POPアイドルの真剣さが確固たる世界観が私は好きだけれども、そればかりだと疲れてしまう。もう少しテンション落して肩の力を抜いた曲で活動したっていいじゃないか、と思ったり思わなかったり。これはどうしても自分の調子に関連して生じる気持ちで、CIXのCinemaに今ハマっちゃうのもわかる気がします。

 ということで、音源が入り口な為、これを書くまでMVをきちんと見てなかったのですが、振付あるもんですね…こういうテイストの曲でもばっちり踊っちゃうんだなあ…。

 

向井太一『Sorry Not Sorry』

Sorry Not Sorry

Sorry Not Sorry

  • 向井太一
  • R&B/ソウル
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

狂ったように聴いてた。そろそろ発狂すると思って聴くのをやめたぐらい、それくらい聴いていた。

【音楽】2021年3月の音楽 - 根津と時々、晴天なり

  あれ、既視感が…?(PENTAGONの『1+1』)

 ずっと聴いてました。向井太一さんの新しいアルバムはジャケットが春っぽいあたたかな色、そしてお散歩に聴くのがとてもいいんです。

 ”Don’t pick up the phone."は「電話をとらないで」という意だと思っているけれど、これは「再会した「君」からの電話を取らないで、自分」という、自分から自分への忠告というか懇願なのかなあと思っていますがどうなのだろう。気持ち的には前向きに、過去の恋愛からは足を洗いたい、その心構えも98%ぐらいできているけれど、突然の再会にぐらっとして動揺している感じですかね。比率的には98%と2%なのに、残り2%の威力が(未練が?)いかに強いかわかります。そういう激情って量的には少なくても強いものなのかも。

 

ORβIT『Blind』

youtu.be

 Bメロの声に惚れて瞬間的にわあわあ騒いでしまった。だってめちゃめちゃいい声だもん。YUGOくんかなあと思うのだけど、間違っていたら誰か教えてほしい。声がいいって、才能だなと思いました。

 

閑話休題:J-POPとK-POP

 JO1でも思うのだけれど、いわゆる韓国発祥のオーディションプログラムが日本国内で開催されて、そこから出発したグループの曲を聴いていて、J-POPとK-POPの区別って何?って言われても「そんなもんわからんよ」と思うし、そもそもK-POPドルの曲だって韓国国内だけでなくワールドワイドで活動されている作曲家から曲をもらっているはずだし、何を以てK-POPなのかということを私は考える。K-POPアイドルらしさって?J-POPアイドルらしさって?何?

 何が言いたいのかって言うと、この『Blind』という曲は感覚的にK-POPって思ったんだった。ではそれは何故なのだろう。私にそう思わせる要素は何なのだろう。知識が無くてわからん。もどかしい。セクゾRUN NEXT TO YOUを「K-POPみたいだね」と言った人がいた。私はそう思わなかった。それはセクゾが歌うから?何かしらのバイアスがかかっているから?わからん。

 という意識でJO1のBorn To Be Wildを聴く。

www.youtube.com

 

 んんん。音の問題じゃなくて言葉のテンポというか抑揚の問題のような気がしてきた。であればセクゾのランネクは例としてはいまいちか(英語詞なので)。まあ、J-POPが~とかK-POPが~とか強く意識することでつまらなくなるなら意識しない方が良いと思うし、良い曲は国問わず良いじゃんってのは間違いがありません。

 ということで、見事な「J-POP」曲、おまごるちゃんのTouch My Heart置いておきます。浄化されろ。

 

Touch My Heart

Touch My Heart

  • OH MY GIRL
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

PENTAGON『Beautiful Goodbye』

Beautiful Goodbye

Beautiful Goodbye

  • provided courtesy of iTunes

  滋味深い、胃に優しそうな曲が結局は好きなんだな私…と改めて自覚するの巻。

 これはキノちゃんが作曲作詞に参加されているようで、最近ますますビジュアルがフイ先生に似ているキノちゃん、フイ先生の弟子説が強固になってしまう…。作曲であれ作詞であれ、絵画であれ文章であれダンスであれ、クリエイティブな人が何かを作ろうと思うその瞬間にあるものに対し、敬意を表します。

 

最後に

 セジョンちゃんのWarningを4月の終わりに聴きます。セジョンちゃんの柔らかな感性や彼女の哲学がうかがえる言葉は、いつも誰かの励ましになると思うしなにより優しい。その優しさは間違いなく誰かの心を救っているだろうな~なんて思います。わかっていることだけれど、誰かに言葉にしてもらえるということで改めてわかることってあるから。

 

 4月の記憶がないのですが、どうして記憶を求めるかって、自分が人生を無駄に過ごしている気がしてならないからなのだと思います。実際無駄なことなんて無いし、なんなら私はこのGWを「無駄に」過ごすこと間違いなしなわけで。どうしてこう「人生有意義に過ごさなあかん!」という強迫観念が消えてくれないのだろうか…それが自分の原動力でもあり、良い部分もあるだろうけれど、時に息苦しさにもつながる微妙な、グレーな問題です。

 4月も割とまめに日記を書いていたのに、書いたものを読み返してもぜんぜん他人事なんですよね~、一体なんなんだ。人は時間に対してどこまで明晰?でいられるのだろう、とか思ったり思わなかった。というか、自己とは何なのか。自我の有効期間はいつからいつまでなのか。わからん。

【食】インド料理屋さんのサラダにかかっているドレッシングが好きな件

 タイトルの通りです。

 同じこと思っていた人がいた!インターネット!嬉しい!

インドカレー屋のサラダにかかっているオレンジ色のドレッシングの正式名称・販売店・レシピ - Togetter

 

f:id:dorian91:20210417093931j:plain

 

 しばしば登場するやつです。

 

f:id:dorian91:20210417094104j:plain

 

 既に食べ終わっているやつ。そしてナンがめちゃめちゃでかい。

 

 人参が入っているだろうとは思ってたけれど、どうやら玉ねぎも入ってそう。食べている最中は玉ねぎのピリッとした辛みも感じ、サラダに入っているのかわからないうちに食べ終わることがほとんどだったので、やっぱりドレッシングの方に入っているのか~(仮)ということで腑に落ちました。

 最近はこのご時世でテイクアウトもできるようになり、率先してカレーのテイクアウトをしていきたいところです。

 

f:id:dorian91:20210417094639j:plain

 青空カレー(つまり外でカレーを食べること)。あまりの嬉しさに足をバタバタさせながら食べているの図。

【THE BOYZ】恋する瞬間×182秒/THE BOYZ「BE YOUR OWN KING」

 その瞬間に恋してる。以前そんなタイトルで記事を書いたので、この記事のタイトルをどうしようか考えあぐねている。「私はその瞬間に恋してる」にしたかったのに!一度別のところでつけたタイトルは使えない。

 

 テンションが上がった。

youtu.be

 

 きょええええええ、となる。なりましたか?

 1秒×182、片時も「どうでもいいな」と思う瞬間がないことの幸福と情報量の多さを私は噛みしめています。これ撮った人のセンスよ~~~。

 映像として気になるポイントはいくつかあって、まずは「光」。全員ではないけれど「光の環」が多用されている。あれってどうやって撮ってるのだろう。光の環で焦点を寄せたり、散らしたりしてる。逆に言えば意識すると結構くどいかも、と思うくらいよく登場している。

 あとは「風」、というか動き。風で髪が揺れる、ビームがちらちらと光る、玉がしゃらしゃらと揺れる、泡が飛ぶ、光が散る、水が揺れる。カメラの寄せ引きの動きと、対象の動きが絡まり合っている感じ。

 そしてこれは面白いなと思ったところなのだけど、キューとソヌのターンで腰の細さをむしろ生かそうとする絵が気になった。珍しいような気がする。二の腕や胸や肩回り、背中の筋肉にフォーカスするならわかるのだけれど。身体的に屈強であるという男性像とは異なる視点なのかしら。

 

 人の捉え方はそれぞれ別で、だからこそ「解釈一致」という言葉を使うのはすごく慎重になるのだけれど(とは言いつつ、私は使ってしまうことがある)この動画のしっくりくる感は何なのだろう。作り手がそれだけメンバーの色を理解した上で映像を作ったのだろうなという気がしています。つまり、解釈が一致している。

 

 K-POPのMVに限ったことではない。ただただ恋する瞬間を求めて私は彷徨っている。凄く好き!をたくさん見つけたくて荒野を歩く。この「BE YOUR OWN KING」のこの映像は、まさに恋する瞬間×182秒なのだった。どの絵も仕上がりが良すぎている。そうだよな~私はK-POPに足を踏み入れた当初、その焦がれるような胸の高まりに酔いしれたものだったわ、なんて懐かしくもなるのが少し寂しい。今だって揺さぶられるだけの心の柔軟性を持ち合わせているはずだ、と思いたいけど、どうなのかな。

 

 「誰もが自分という名の国の王なのだ」というメッセージ、それをKINGDOM絶賛放送中に投稿するのは皮肉になっているのか?自分は自分の王であれ。そうは言いつつ、結局はより大きな存在、放送局の圧からは逃れられない、なんだかんだアイドル側の選択肢が無さそうな雰囲気が辛い世の中です。でも言っていかないと進まないですからね、元気元気!(KINGDOMは履修しません)

 

 11のコンセプトの中で、一番のお気に入りは何かな。スタイリングの良さはニュー様、映像としてはヒョンジェ、心安らかケビン氏、って感じかしら。11人、どれも良い映像だ。

【雑記】「疲れ」を言語化すること

 恩田陸『灰の劇場』の中に、こんな一節がある。

『疲れたわ』

 

 暗転。

  この場面がぐるぐると頭の中を駆け回って消えてくれない。今日はあいにくの曇天だし。「灰」という言葉から引き出されてしまったのだろうけれど、まったく、困ったものである。私は鬱々とした気分になる。

 なにか明確なきっかけがあったわけではない。様々な要素が絡み絡まり合って、ここ数日自分のメンタル面について、うっすらぼんやり、地下を流れる伏流水のごとく、生活のどこかで頭のわずかなリソースを使って、コンピュータのバックグラウンドさながらに考えていた。

 そして閃く。私、「疲れ」を言語化してこなかったな?

 

 これは自慢であり自己暗示でもあるのだが、学生時代の授業中、あるいは、働き始めてからは業務中になるのだが、とにかく何かをしていて眠くなることがあんまり無い。いわゆる活動的な人間で、自分はタフだと思っていた。

 話は変わって、最近の私。最近といったら、週末出かけてた。お出かけとなると、せっかく出かけられるのだもの、欲張りハッピーセット!みたいな感じで、とにかく詰め込む、歩く、動く、無茶なスケジュールを組む。帰ればやるべきこと放り出して泥のように眠るぐらい、それぐらい遊ぶ。

 そんなこんなで肉体的な疲労の限界を何度か立て続けに経験したことで、どうやら「疲れ」とやらに敏感になったらしい。というか「疲れている」という状態がわかったらしい。疲れると体は重たいし頭は働かない。視野は狭まるし足は痛い。はやく眠りたい。お腹が空いた。自分の中に何かがパンパンに詰まっているようで、その実何も考えられない空虚な自分。これが「疲れ」ってやつなのだ。

 いまさら?と自分でも思う。もちろん今までも「くたくた」という状態は何度も何度も経験してきた。一日中ずっと遊んだ疲れの比にならないくらい、肉体的にも精神的にも疲れた日はたくさんあった。それでも「疲れた」をここまで冷静に鮮明に見つめられたときはあったのだろうか?と思うのだ。私は今まで「疲れ」を言語化してこなかった。

 

 学校に通って、あるいは会社で仕事をして帰ると文字通りバタンと倒れ込む日が、今までもたくさんあった。本当にそんな感じだった。そして翌朝になるときまって自己嫌悪に陥った。どうして昨日の自分は何もできなかったのだろう。こんなにやるべきことがあるのに、何も手をつけられていない。私ってば駄目なやつなんだ。その繰り返し。だいぶつらい状態だ。それでも慣れれば少しは余裕が生まれたし、何より日中の自分がそこそこに活動的だったので、その貯蓄で生きているようなものだった。ありがとう昼間の私。

 何に疲れていたか言語化すべきだったなと思う。そもそも自分がどれくらい疲れているのかさえ考えられなかったのだ。何も考えられなかった。棍棒で頭を殴られたみたいに呆然として、眠って、翌日回復して、また家を出るの繰り返しだったから。

 何に対して疲れるかわかってないと、対策のしようがないのだ。逆に言えば、疲れの対象がわかっていれば策を講じることができるかもしれないのだ。今になって私は気づいた。世の中に広がっているアドバイスを「はいはいわかってますよ」と流していたけど、すとんと納得できたのは昨日今日の話である。

 例えば。

 私は新しく知ったことだったり見たことについて、もう一度自分の中で言葉にし直すのが好きだ。どういう意味だっけ?とか、これ実は知っているようで知らなかったな?とか考えるのが楽しい。その為の時間が作れないと、未処理の情報がどんどん溜まっていって消化不良に陥る。全部をいちいち考え直すのは無理にしても、ある程度の量「自分の中で考えているぞい!」と思えれば精神的にハッピーなのだ。

 ただし、忙しくて物理的に時間がとれないと詰むし、時間があってもその時間を使える精神的なエネルギーが残ってないと無理。消化不良の状態が続くと、段々と病んでいく。個人的に基準としてるのが、本を読めているか、あるいは日記を書けているか、なのだけど、そうなるとそこからのリカバリが本当に面倒で労力を要するのだ。

 一日の中で少しでもゆったりと考える時間が必要だとして、そのための精神的なエネルギーが残ってないというのは、つまり精神的に疲労しているということで、じゃあその原因ってなんだ?となる。私が疲れる原因って何なのだろう。もしくは物理的に時間が作れない理由はなんだ?となるかもしれない。何かが忙しいのか、自分の時間の使い方がおかしいのか。おかしいならどんな理由で?云々。

 ということで目下、考え中である。思いついたらメモしている。

 

 疲れに自覚的である2021であるといいなと思っている。

 具体的には「今私疲れてる?」と自分自身に聞くことが癖になればいいな。

 疲れていると思った時点で無理はしない。きちんと休むことを実践できれば、そこまで深く落ち込まなくても浮上できるし、素早く浮上した分作りだせた時間で自分のやりたいことができる、ような気がする。ハッピーだ。

 何が私を疲れさせるのかも言葉にしていきたい。中には言語化するにもしんどい事柄もあるだろうけれど、そこは無理をせず。

 

 というようなことを勢いで書いていたら、あっという間に睡眠時間が削れていく。自分がやりたいことであっても無理をしては駄目ですね。さっさと寝よう。

 これを読む人もどうか自分の疲れで擦り減らないように。

【音楽】2021年3月の音楽

 2021年3月が、終わ…る…だ…と?

 

VERIVERY『Get Away』

 3月と共に始まり、3月が終わると共に終わる。なんてすばらしいのでしょう。Get Awayとは何だったのか。3月がよくわからないまま終わるのと同時に、いまだにGet Awayという曲がわからないし、幻だったのかもしれない。3月という月がぼやけているのと同じように。

 

宇多田ヒカル『One Last Kiss』

 そういえばエヴァンゲリオンを私は知らない。せいぜいヤシマ作戦までの知識だ。

 

PENTAGON『1+1』

 狂ったように聴いてた。そろそろ発狂すると思って聴くのをやめたぐらい、それくらい聴いていた。

 

VERIVERY『So Gravity』

 浄化ソング。心が洗われるよう。

 

SnowMan『Black Gold』

youtu.be

 私ぁ、舘様のパフォーマンスが好きなんですね。館様のパートまで聴いて、また最初から巻き戻しってのを多分30回くらいやっている(マジで)。SnowManさんは9人全員いいなあ応援したいなあと思っているのだけれども、宮舘さん、いいです!これを見ながら「かっくいいいいいいいいいい」って唸って、また最初から聴く。メンバーカラーでライトアップしているのかっこいいなあと思うし、黒である目黒さんはどうするのだろうと思ったら、光を絞ってるのか周囲の闇が強調された演出だったのですごく素敵だなと思った。あと渡辺さんパートの青が深海のようでそれも好き。特攻隊長の佐久間君も、かっこいいに全振りしている向井さん(手の演技が好きです)も、爽やかグリーンアップルな阿部ちゃんさんも、車から出てくる怖いお兄さんな岩本さんも、防御はばっちりな衣装で紫ライトな深澤さん、なんなら一番ゾクッとする!だし、憑依型なラウールさんの天性の動きと真っ白衣装に目が眩みます。そして大サビの前までいいなあいいなあ思っているのに、大サビがそこまで好きじゃないということも含めて面白くて好きです。

 

NCT127『0 Mile』

  これを流しながら踊り、踊りながら洗濯物を干していた。

 

YUKI『Baby, it's you』

 3月滑り込みはYUKIの『Baby, it's you』。YUKIはいつも踊っているのよなあ。この季節にぴったりだぜと思いながらルンルンで聴いている。

youtu.be

 

 音楽が生活に織り込まれているといいなあと思う。「もう月末だなんて」という言葉言いたくなくて、言わないように突っ張っている。