根津と時々、晴天なり

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【アニメ】私はこの「瞬間」に恋している/アニメ『BURN THE WITCH』本PV②

 最近漫画BLEACHをぱらぱらと読んだり読まなかったりしています。実は全巻持ってました、治野です。

youtu.be

 

 その『BLEACH』の作者である久保帯人氏新作の読み切り漫画『BURN THE WITCH』の本誌連載が終わったと思うのですが(本誌をそのためにわざわざ買うのもあれなので、おとなしく単行本出ないかなーどうなのかなーと待っている状態です。まあ単行本出なくても、いいか、ぐらいのテンション)かねてから予告はされていた映画中編『BURN THE WITCH』の新しいプロモーションビデオが公開されていたので見ました。

 

 え、好きなんだけど

 

 私はいわゆる「予告」ってやつが、大好きなんですね。私が好きなもの、紙袋、ちっちゃめの箱、そして、予告。証拠?にわかだって?はいはい。

 

dorian19.hatenadiary.jp

 

 予告って本当に面白い。本編から切りだされた内容、未収録の情報、切り貼りして繋がれたことで予告だけに立ち現れる世界。「予告詐欺じゃん」というのは、やっぱり見せ方が少し違えば解釈が変わってしまうことの証左で、予告でワクワクしても本編はそんなに…ということも、ある。それを今言うのか。まあいい。つまり何が言いたいって『BURN THE WITCH』の予告が私は気にいったんさ。

 

『BURN THE WITCH』の予告、お気に入りポイント

1. 声

 私はこの声に恋している。声優さんのことについて少しばかり考えたとき、そんな言葉が頭の中をよぎる。性別問わず、声というのはつまりは「音」であり、声優さんの演技をきくときは、音楽を聴くときに感じる愉楽があるものではないか。声優さんの演技は生っぽく、生きている人っぽいけれど、演技なのだから日常の会話とは強調されるものが違うと思うし、声優さんは音楽であり役者でもあるのだ、云々。この「強調」の仕方がおそらくもう一つの愉楽。声そのものに浸れることと、その演技に対して感じる心地よさ。

 ニニーちゃんと対峙している重要人物メイシーの悲痛な叫び声には予告の時点で心震えてしまった。早見さんだ…さすが…好き…。一瞬登場する平田さんの深みあるこちらの耳が溶けそうな声も劇場で聞きたいものだし、ニニー、のえる、バルゴという主要キャラの声は、もうキャラクターの声である。たまらない。

 予告は「切り取る」ことで強調される宣伝方法だと思う。これが長い尺回しで撮られた本編ともなると違う感想になるのは間違いなくて、早くその変化を体験したい。

 声優さんってのがどのようにキャスティングされるかはわからないけれど、きっと制作する側がこのキャラの声はこの人の声(に近い)という観点があるのだと思う。それを信頼し、それに委ねよう。

2. 色

 確かにーと思ったのが、とても柔らかい色彩であること。

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 ニニーちゃんの金髪なんて、もう少しどぎつくすることもできるのにちょっとくすみが入っているのからか、きつく感じないのですよ。

 あと何気なく切り取ったこのカット、ニニーの目線と後ろの壁の光の入り方のシンクロが「好き…」になる。おそらく相対するのはメイシーなのだから、光はメイシーに向けて真っすぐ伸びてもよさそうなのに、まあ光の入り方はこれが自然だし云々。

 色彩はぜひ注目したいポイントだなと思います。劇場で見たい。

3. 主題歌

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 主題歌、好きの好きなのだが。

主題歌「Blowing」アーティスト:NiL/作詞:ミズノゲンキ/作曲・編曲 睦月周平

主題歌は、本PV②でも使用されている「Blowing」。
アーティストは今作の世界観をサウンドから具現化するために結成された音楽ユニット「NiL

「Blowing」は、10月2日より各配信サービスで配信開始!

https://burn-the-witch-anime.com/news/308/

 だ、だからこのアーティストさん調べても出てこなかったんか…(調べた)。予告的にも主題歌が入るタイミングはバッチリで、これ、映画館の椅子に深く沈み込んでエンドロールでしみじみと聞きたい…(映画のエンドロールも好きなのです私!)配信もされるとのことなので早くfullで聞きたい。あと誰が歌っているか知りたい。

 

私はこの「瞬間」に恋している

 こんなに予告に囚われる人間もあんまりいない気もするけれど、予告ってのは短くてとにかく回せて、このようにはまってしまうとずーーーーーーっと繰り返し見てしまう(危ないこととは思いますが)。漫画もアニメもドラマも、結局はシーンのカットがつなげられたもので、切り取られた一瞬が連続しているに過ぎないと思う。その一瞬一瞬が予告ともなるとより刹那的になるし、どれもがパワーを持ってしまう。その迫力に心が痺れてしまう。本編はもう少し強弱メリハリがついているはずなので、構えず楽しめたらいいな…。公開される劇場と期間が限られているし、このご時世、映画館に行けるのかというところも含めて、前向きに検討したい。

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