「好きなことを書く」がコンセプトのはずのこのブログでよもや歯列矯正の話を書くとは思わなかった。でも、めちゃめちゃ不安なんだ。超不安。あと、歯列矯正関係の情報を収集する時「歯並び綺麗になりました☆」はそれとして、実際どうだったのよとは思うので、備忘録的にも記録に残しておくか、という感じ。歯医者のページあるある、歯の写真は一切ないので安心してくれ。
状況
歯並び:だいぶ悪い
道を歩いている人ランダムに100人ぐらい集めて開催された歯並び悪い選手権で、一位になるかと聞かれたら自信がないが(自信を持ってどうするという話でもある)多分トップ5くらいには入りそうな歯並びの悪さ。凸凹と歯のねじれ、ですね。
顎:下顎前突気味
これがなー。つまり上あごより下あごの方が前に出ちゃっているということなのだが、医者に相談したら歯並びは綺麗になるとして顎の骨はそのままだから今度は反対咬合が目立っちゃうかもね、とのこと。マジか。重度の下顎突合ではない分、後述するけど外科的矯正治療に踏み切るかは微妙なところかもしれない。
私の場合、元々歯並びが悪いのは知ってたけど、顎かーーーー、そっちは正直気にしてなかったーーーー(歯並びの方がどうしてもわかりやすい分気になってしまう)そういえば、さ行とた行って言いにくいんだよな…それ治るかな…。
Youは何故矯正を?
そもそも二十代も半ばを過ぎてどうして今更矯正を?って話なのです。端的に言えば「このままいけば歯無くなるかも」と思ったから、です。
歯並びが悪いと、どうしても歯磨きが難しくなり歯周病や虫歯のリスクが高くなると思うのですが、本当にそうだよー、そもそも歯に対するコンプレックスや嫌な記憶が、そのまま歯医者嫌いや歯磨きへの苦手意識になるから、ますますリスクが上がる…。やばい…入れ歯は嫌だ…。スリザリンは別にいいけど(スリザリン寮って私は5周くらい回ってだいぶ気になる寮)入れ歯は嫌だ…。
あとはある程度(ある程度)お金貯めたし!というのもあった。まあ払ってもらうという道もあるのだけど(言えばお金は出してくれるかもしれない)学生時代、自分で「矯正は!いやです!!」と一蹴した手前、もし矯正をやるとしたら自分のお金でやりたかった。
閑話休題:可愛いってなんですか
生まれつき色々あったこともあり、また歯並びがだいぶ悪かったために、可愛いとか可愛くないとか、考えたことがない人生だったな、と久々に訪れた歯医者の帰りに考えておりました。
正面に立たれて「お前ブーーーーーーース」と言われたことはなかったんですけど(そしてそれは改めて考えるととても幸せなことでした)逆に容姿を褒めてもらう機会もなかったな。それは歯並びだけの問題ではないのでしょうけどね。自分の外見についてとやかく言われるのが良くも悪くも嫌いで、自信がなく、自分から関心を持たないようにしていたなーと(他に考えたいこと、やりたいこと、面白いことはたくさんありますから)。「私、美醜については興味ないんですけど?」というポジションを確立するのに躍起になってました。
歯列矯正ってのは幼い頃の自分の選択肢として常にあって、ただ後述するように「歯」にまつわる色々なことが嫌すぎて選択しなかったのだけど、今、誰から指摘されたわけでもなく自分から「歯を矯正するか?」ということを考えたときに、考えたことがなかった(考えることを避けていた)外見の問題について、改めて向き合わなければいけないのかなとか思っております。
でもやっぱり私は、自分の好きなものや自分の魅力をわかっていて、いきいきとしている人が、最高にかっこよくて可愛いと思うけどなー、ビジュアルの問題なのかー?かっこいいとか可愛いって、という結論になりました。自分の容姿で悩む人とかいると思うのだけど、それって果てがない、場合によっては苦しいことだと思うから、そこのところ折り合いがつけばいいよな…それが難しいのだけどさ、と思いました。
今後の方針
今後の方針としては歯列矯正をしていく感じになるのだろうだけど(歯が無くなるのは嫌なので!)まずは保険が適用になるかどうか。歯列矯正は基本的に保険適用外だけれど、保険がきく場合もある。その場合は歯医者さんが限られるので注意です。
矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは | 公益社団法人 日本矯正歯科学会
歯列矯正ではなく下顎前突メインで顎変形症治療だよ☆に切り替えちゃえば、治療は外科手術(顎) + 歯列矯正(歯並び)で一発保険適用ですね♪ということだけど、歯列矯正単独で適用されるかは一応確認。どのみち矯正はするかぁーーーー(溜息)という感じだけど乗り気ではないので、金銭的な負担が減ればいいなとは、思う。
次に、下顎前突の治療もするかどうか。「えーーーーすればーーーー?」って軽く言われたけど(親に)ともなると全身麻酔の手術+1~2週間の入院になるので、仕事どうするよ、おい、って感じ。そもそも外科的矯正治療しないと駄目なのかという、もう少し突っ込んだ話が必要そう。いかん、単純に歯を綺麗に並べれば良いと思っていたのに、大ごとになってきた感がある。困った。歯列矯正、しばらくの私の懸案事項になりそうです。
おまけ:私の歯医者嫌い 口に詰め込まれた綿の味
顎が小さかったからか、もはや経緯をおぼえてないのだけれど、小さい頃にとにかく歯を抜かれた。毎週のように抜かれた。
通っていた歯医者が家から徒歩圏内で、親曰く「歯を抜くのが巧い」歯医者だったらしいのだが、とにかく怖かった。優しくなかった。鬼だった。怒られたことはないのだけど、不愛想な男性のお医者さんで、とにかく容赦がなかった。
今はどのように抜歯をしているのかはわからないけど、麻酔の注射針は「こんなん歯茎に刺さりますか???」という太さで(まあ、あの頃は小さかったから余計に怖く見えたのだろうけれど)そもそも痛みを抑えるのが目的じゃないのかい、麻酔の針が痛いんだけど!?!?という悲しさ。そして歯を抜くためのペンチみたいな銀色の道具。がりっと歯を掴む音。痛み。血の味。
「頑張ったねー」と歯医者さんにも看護師さんにも言われるが、そう言われたところで痛いし怖いんだけど!?それならお金ちょうだい!?!?お金もらっても嫌だけどね!?
歯医者と家が近いから、最終的には一人でとぼとぼ病院まで歩き、帰りは口に綿を詰められてふがふがもごもごさせながら一人で帰るあの悲しさ。親に泣きついたところでどうしようもない空しさ。思えば、あの歯医者通いで「人間、泣きわめいてもどうしようもないことってあるんだな…」という真理を私は知ったのかもしれない。ありがたいとは思わないけど。
そういうこともあり、歯医者が嫌いになりました。矯正治療では抜歯することも多く、過去の嫌な思い出が「矯正やりたくない!!」という抵抗に繋がったというわけだ。流石に一本二本の抜歯の痛みと、将来的には歯を全部失うかもしれないという恐怖だったら、前者を選択できるぐらいには年を取ったので、矯正しようかなと思います。「あー、とりあえず上と下は一本ずつ最低でも抜くねー、抜かないで治療という選択肢はなさそうですね」・・・。はい。