根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【THE BOYZ】恋する瞬間×182秒/THE BOYZ「BE YOUR OWN KING」

 その瞬間に恋してる。以前そんなタイトルで記事を書いたので、この記事のタイトルをどうしようか考えあぐねている。「私はその瞬間に恋してる」にしたかったのに!一度別のところでつけたタイトルは使えない。

 

 テンションが上がった。

youtu.be

 

 きょええええええ、となる。なりましたか?

 1秒×182、片時も「どうでもいいな」と思う瞬間がないことの幸福と情報量の多さを私は噛みしめています。これ撮った人のセンスよ~~~。

 映像として気になるポイントはいくつかあって、まずは「光」。全員ではないけれど「光の環」が多用されている。あれってどうやって撮ってるのだろう。光の環で焦点を寄せたり、散らしたりしてる。逆に言えば意識すると結構くどいかも、と思うくらいよく登場している。

 あとは「風」、というか動き。風で髪が揺れる、ビームがちらちらと光る、玉がしゃらしゃらと揺れる、泡が飛ぶ、光が散る、水が揺れる。カメラの寄せ引きの動きと、対象の動きが絡まり合っている感じ。

 そしてこれは面白いなと思ったところなのだけど、キューとソヌのターンで腰の細さをむしろ生かそうとする絵が気になった。珍しいような気がする。二の腕や胸や肩回り、背中の筋肉にフォーカスするならわかるのだけれど。身体的に屈強であるという男性像とは異なる視点なのかしら。

 

 人の捉え方はそれぞれ別で、だからこそ「解釈一致」という言葉を使うのはすごく慎重になるのだけれど(とは言いつつ、私は使ってしまうことがある)この動画のしっくりくる感は何なのだろう。作り手がそれだけメンバーの色を理解した上で映像を作ったのだろうなという気がしています。つまり、解釈が一致している。

 

 K-POPのMVに限ったことではない。ただただ恋する瞬間を求めて私は彷徨っている。凄く好き!をたくさん見つけたくて荒野を歩く。この「BE YOUR OWN KING」のこの映像は、まさに恋する瞬間×182秒なのだった。どの絵も仕上がりが良すぎている。そうだよな~私はK-POPに足を踏み入れた当初、その焦がれるような胸の高まりに酔いしれたものだったわ、なんて懐かしくもなるのが少し寂しい。今だって揺さぶられるだけの心の柔軟性を持ち合わせているはずだ、と思いたいけど、どうなのかな。

 

 「誰もが自分という名の国の王なのだ」というメッセージ、それをKINGDOM絶賛放送中に投稿するのは皮肉になっているのか?自分は自分の王であれ。そうは言いつつ、結局はより大きな存在、放送局の圧からは逃れられない、なんだかんだアイドル側の選択肢が無さそうな雰囲気が辛い世の中です。でも言っていかないと進まないですからね、元気元気!(KINGDOMは履修しません)

 

 11のコンセプトの中で、一番のお気に入りは何かな。スタイリングの良さはニュー様、映像としてはヒョンジェ、心安らかケビン氏、って感じかしら。11人、どれも良い映像だ。