Road to Kingdomについては複雑なところ。楽しみたい気持ちもあるのですが、自分の好きなグループが順位で評価されてしまう仕組みであることがやっぱり悔しい。アイドルの価値は「好き」と思う人間の総数でも、「好き」の気持ちの総量でも、変わらないものだと思っているし、その人にとっては代えられない希望であるという事実と相容れないシステム。これは別にこの番組に限らず、K-POPアイドルを取り巻く環境に対して指摘できる部分なのでこの番組だけを憎むのもおかしな話ではあるのですが、にしても…。(個人的にはこういうサバイバル番組は、ビュッフェやバーゲン会場で感じるある種の「後ろめたさ」に通じるものがあります)
サバイバル番組で選抜されたメンバーで構成されたグループなのにデビュー直後にまた異なるサバイバル番組出演、って「流石(褒めてない)Mネ許さん…」な気持ちで本当に嫌なんですけど、多分Road to Kingdomに出なければ私が知る機会はもっと遅かったので、そういう人をどんどん増やしていこうね!という気持ちで応援します。デビューって記念すべきことで、きっと今は新鮮なことばかりなのだからそれに集中させてやりたいよ私…。
magnoliaという曲が好きなのでこのパフォーマンスも好きだなぁと思います。他のグループを見ていて思うけれど、TOOの武器はRoad to Kingdomの場においては「若さ」だと思っていてフレッシュでエネルギッシュなパフォーマンス。なんというかこれもまた他のグループと比べてみた相対的な感想なのですが、全員で踊る直球なパフォーマンスなんですよね…余計なこと考えなくていいシンプルに音とダンスの組み合わせがかっこいいなと楽しめるのってTOOのやつだけでは…?(他は結構色々なこと考えながら見てしまう)「いいパフォーマンスだな」ってのが何度も観た今の私の感想です。
We Must LoveからのLights Onですね。最初からテンションマックスなのが90秒という時間の短さを象徴してて面白いなと思いました。一気に心掴まれ何が何だかわからないうちに本命のLights Onという流れかなと。音の高まりと共に振り付けも激しくなってくる流れ好きだなぁと思いました。声が良いグループことオネノプ。今回の勝負、既存の楽曲をミックスするか完全オリジナルで挑むか、グループによって様々でしたがこれは見る人の驚きを考えると無視できない違いだと思いました。
Apple Musicで「何となく」おすすめアーティストに出てきて指でタッチして耳に飛び込んだ音を聴いて「私はこれが好きだ」と思った。Apple Musicは私はこれまで聴いてきた音楽やその再生回数からレコメンドする曲を機械的に分析しているだろう。毎週火曜日に勝手にプレイリストを組んでくれるフェイバリット・ミックスを見てみようか?おいおい待ってくれよ。ブルーノ・マーズの『24K Magic』の次に控えるはVERIVERYの『Flower』だぞ。まさかVERIVERYがその曲をカバーした事実をAppleは知らないはずだが、こういうことが起きてしまうところまで事態は進行してしまっている。怖い。ONFの『Fly Me To the Moon』からのWE IN THE ZONEの『LOVE LOVE LOVE』という流れもあたしは好きで空恐ろしいな。(これ全部やらせではなく事実です)
「共感」だけでなく「驚異」を、ということで、最近は意味に寄り添えるかということだけでなく表現が面白かったり(私はこういう使い方を考えつかない!)音の楽しさも味わいたいなと思っていて、この『I Like It』は様々な人の勇気を支える曲になるとも思うという点でも好き。色々な人の勇気が、報われるというのもおかしな表現かもしれないけど、実になる世の中であってほしいなと思ったり。私自身、身近な人とこの曲について語れるわけではないのでもどかしいが…。