根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【SnowMan】ブラッククローバー主題歌『Stories』/アニソンが染みついてしまってる

ブラッククローバー主題歌『Stories』

 聞きました。


【ブラッククローバー×Snow Man】ブラッククローバースペシャルコラボPV

 

 まず言っていいですか。

 いい仕事だ!!!

(握手してもいいですか)

 ジャニーズってアニメのタイアップあったんでしたっけ…私V6兄さんたちの犬夜叉しか記憶ないんですけど、と思って調べてみたら、知らないだけで結構ありました。ほう。忍たま乱太郎の勇気100%とかは、もう「そういうものだ」という感じで聞いていましたしどちらかというとNHKの教育番組の主題歌というイメージでして。

 だから、うわ~~~~ジャニーズでデビューほやほやのSnowManがアニメ『ブラッククローバー』のオープニング曲に起用されたという話を聞いて興奮したし、どうなるもんかなと思っていました。SnowManをよく知っているわけではないからどういう音楽するかもわからん。未知の世界だ。新OPになって最初の放送は見事に逃した私に救いの女神が現れて、なんとYouTubeで特別PVが公開されていました。聞いた。

 アニソンだ!!!

 そう、めっちゃアニソン。すごくアニソン。これはまごうことなきアニソン。いい曲だ。このPVだけをめちゃめちゃ再生してしまっている自分がいます。この曲いつ発売されるのでしょう。これパフォーマンスあるのかな。どんな風に踊るのだろう。そもそも踊れる曲?いや、そんなことは二の次、私はフルバージョンで聞いてみたい、です!パート割、気になる!

 『ブラッククローバー』はジャンプの連載で読んだような読んでいないような、怪しいところですが、原作者さんの別の作品「HUNGRY JOKER」の雰囲気が好きだったなぁと思い出しているところです。林檎が出てくるやつ。昔は少年ジャンプを毎週買ってた人間でした。

 にしても、魔法ファンタジーを標榜している『ブラッククローバー』にふさわしいイントロの疾走感。そう、この疾走感がアニソンのOP主題歌なの…。(アニソンつながりでなんとなく96猫さんの『嘘の火花』の疾走感と同じだって思いました。)そして歌の最初を飾る渡辺さんの美声。渡辺さん歌上手いなぁ…と思う。なんかYouTubeチャンネルの動画見ていると美容ヲタクでリアクションが素直な、年齢-20歳くらいの人だなって思ってますが、仕事になると一転してかっこよくなるの、これが沼ってやつなんだろうね、と木の幹に隠れて思っているとこです。SnowManで歌声が特にいいなぁ好きだなぁと思っているのは渡辺岩本深澤さんなんですけど、ジャニーズってK-POPと比較してメインボーカル!!!という立ち位置を強く押し出さないところあるのがいいですよね。サッカーって感じ。もちろんK-POPだって好きですけど(ちなみにK-POPは野球って感じ)。

 ジャニーズで面白いのは、ソロで歌うよりは2,3人で一緒に歌うことをつなげていく技法(技法?)で、SnowManの場合は9人ですから、2人の組み合わせは36通り、3人の組み合わせは84通り(計算合っているかな)。ジャニーズ多人数グループ(私的には7人以上)の歌声のバリエーションはやばいですね。K-POPだとその点7人グループなら7人の歌声って感じなのにね。ということで、誰がどこを歌っているのかよくわからなかったので、パート割ください。向井くんとか宮舘さんとかラウールくんの歌声はなんとなくわかる気がするけど、今回佐久間さんがどこにいるのかわからんかった。でもサビに佐久間さんらしい声が入っているような、そうでないような。

 ジャニーズと言われればジャニーズかもしれないけれど、アニメの絵柄にぴったりとハマった良いお仕事です。

 

アニソンが染みついてしまっている

 今回のSnowManのお仕事で、私の中で眠っていたかつてのアニメの記憶も目覚めてしまったような、そういう感じがしています。「良い仕事だな~」と言ったのは、なんというかアニメの主題歌って点も関係がありまして。

 私の考えですが、アニメの主題歌って見る人への影響度もかなりある。アニメってのは、そのアニメが放送される時間帯が深夜枠でない限りは放送されるものをリアルタイムで子どもが見ることが想定される(一言で子どもといっても、どの年代か見るかってのはジャンルや時間によってさらに細分化される)。そこから導き出されるのは、「リアルタイムだから簡単にOPを吹っ飛ばすことができない」というシンプルな事実。

 もちろん、OPが終わる頃を見計らって本編から見てもいいし、あとで録画されたものを見るかもしれないし、そもそもOPなんてそんなに見ないよという人もいると思う。けれど、自分の都合のいいように映像をボタン一つで吹っ飛ばすことができないのが、リアルタイムで見る時の時間感覚で、この「リアルタイムなのか録画なのか」ってのは私の中では結構大きなことではないか、と考えている。

 話は変わるけど、私は映画館で映画を観るのが嫌いじゃなくて、でも腕時計はあまり持っていかないようにしている。『マツコ&有吉の怒り新党』だと思うけれど、そこで話題になった「映画を観ていると必ず残り時間が気になるあるある」は私も大きく頷くやつなのだ。腕時計を持っていくとどうしても見てしまうから、いっそのこと腕時計は持ち歩かない(スマホを映画中は操作しないのはマナーなので論外)。でも映画を家で観ることはあまりしなくて、というのも映画館で耐えられる2時間が、家では耐えられないのだ。耐えられないというのに、簡単に一時停止や早送りができるのだから、あんまり映画に集中できない。結末が気になったなら早送りのボタンを押してしまってもいいわけで、録画であるということはリアルタイムで見るより選択の余地があるってことなのだ。

 話を戻して、リアルタイムでアニメを見るということは録画よりも、もしかしたらOPを見る機会があるってことかもしれないし(それで言うなら録画で何回もOPだけを見るってやり方もあるか…)毎週なんとなく流れているOPはたとえ意識していなかったとしても、体に染みついてしまうものなのではないか。だからカラオケではアニソンのランキングだってあるし、同じ年代の見知らぬ人たちと大人になってからカラオケに行く機会があれば、当時の流行歌と自分が見ていたアニメの曲を歌うのは手堅い選択なのではないか、知らんけど。午後6時台にやっていた懐かしのアニメの主題歌を一たびカラオケで歌えば、自分以外の人間も案外歌えてしまうことに気づいたりするのではないか。

 刷り込み効果って、強い。

 ということで「良い仕事だね」というのは、『ブラッククローバー』を見ている子どもが大きくなって自分の世界がますます広がってふと立ち止まったとき。目の前には荒野、後ろを向けば自分が歩いてきた道が続いている、そんなときに。自分がこれまで通ってきた道のりを振り返ってあの時見たアニメを思い出し「そういえばあの曲好きだったな」と、その主題歌を思い出すことがあるのかもしれない。SnowManというアイドルを知らなかったとしても、彼らの曲が誰かの人生を形作る細胞の1つになるのかもしれないのだとしたら、それはとても良い仕事なんじゃないですか、と、めちゃめちゃ偉そうなことを思ったのでした。ははは。

 何を隠そう、この年になって私が同じような経験をしたからであって、要は自分語りだったのかもしれません(すみません)。サブスクの是非は色々ありますが、もう一度出会える機会が増えたってのは、良いことだろうと思っています。『波風サテライト』はマジでいい曲だよ。

 

 だからジャニーズはもう少し音源にアクセスできる方法を検討してはくれないか

 (あとブログ主はどうやら宮舘推しらしいです)

 

(終わり)