根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【ツムツム】「最強」ではなく「好きな」ツムを紹介したい

 タイトルの通りです。

 最近スマホアプリゲームの「LINE:ディズニーツムツム」を再インストールして遊ぶ日々なのですが(ちなみに紆余曲折あり、現在スマホに入っているゲームはツムツムだけ)ツムツム、楽しいんですよね。無課金で時間あるときにやるツムツムが簡単な息抜きになっている。ツムをただひたすらにつなげる一方で、脳ではツムツムをやった後何をやらないといけないのか算段をつけている、この時間が最高に生きている感じがする(若干誇張表現ですけど)。

 ツムツム楽しいんですよ。

 何故再インストールすることになったのかというと、LINEと同期させなくても遊べることを知ったからです。

  これでもう疎遠になった人の安否確認に使わなくてよくなる!

 もはやインフラ的な、つまりは、生活になくてはならないもの、になりつつある、公と私が曖昧で混在しているLINEと、趣味のゲームを同期させる意味ってなくない…?とか思っている私ですが、いいんです、ゲストログインすればその悩みは解消されるので。

 で、誰かと張り合う必要性がないということは、つまり楽しみ方もマイペースで良いということです。高得点を狙わなくてもよくなるため、目下お気に入りのツムを育成したりビンゴをゆるくクリアしていく日々です。だから、ツムツムでネットで調べると出てくる「最強ツムランキング!」とかも、どうでもいいというか、私が今知りたいのは、みんなどのキャラが好きかってことなのだけれど、どうしてもツムツムの能力的なところでランク付けされてしまうらしい…。それは寂しい。寂しいので、今日は私が思う私の「好きな」ツムを紹介したいのです。

 もちろん「現時点で所有しているツムの中で」という注意書きはつきますが、私の今好きなツムベスト3は以下の通りです。あ、ちなみにランクは40くらいです。お察し。

 

1位 マレフィセントドラゴン(マレフィセント

2位 カイリ

3位 ウィンターシンデレラ

 トップ3には入らなかったけれど、この後にペリウィンクル、ザ・チャイルド、野獣が続きます。

 

1位 マレフィセントドラゴン(マレフィセント

 やっぱりマレフィセントよりはマレドラさんの方がエフェクトが好きなので1位はマレドラさんになります。スキルを使うと、ツムをつなげて消すときに周囲のツムも消してくれるマレドラ(マレフィセント)。マレドラはさらに地獄の業火に焼かれろ、みたいなゴゴゴゴゴという音とエフェクトが入るのでめちゃめちゃ好きです。ストレス溜まっているときは、消すツムにストレス託して燃やしてます。最高。

 

2位 カイリ

 最近手に入れたツムです。ボイスがいちいち入るところは「もういいよ、大丈夫よ」という気持ちになって複雑ではありますが、こちらもスキルが楽しい。カイリと一緒に消すことが出来るソラくんが登場し、離れていても消すことが出来る、さらにはソラくんを消すとマレドラみたいに周囲のツムもばっさばさ剣をふるって倒す(消す)みたいで楽しい。スキル1だとソラくんは3体くらい登場するので、いい感じに場にバラけてくれると3体一気に消すと場のツムを一掃できる爽快感が溜まりません。

 

3位 ウィンターシンデレラ

 ツムツムって作業ゲームというか、慣れてくると機械的な作業になるものですが(そこが良いということもある)冬シンデレラはスキル発動時に場に冬シンデレラツムがどれくらいいるかによって消し方が変わってくるので、そこが楽しい。冬シンデレラを繋げるようにガラスの靴を滑らしていかねばなりません。単なる作業からちょっと工夫が必要。その刺激がいい塩梅なのでウィンターシンデレラも遊んでいて楽しいツムです。

 

 これらのツムは、ツムとして優秀とされているものもあれば、そこまで評価されていないものもあります。高得点を狙うのであれば他のツムが適しているけれど、遊んでいて楽しい、だから好き、というツムは私にとってはこの3匹(と他にもいます)。

 

 得点で競うこともスリリングで超楽しいですけれど、使って楽しいとか、デザインが可愛いとか、そういう点でツムを愛でてもいいもんです。(ツムツムはガチャ引いてがっかりしないところもいいです。ツム豊富だし、同じツムを引いてもスキルアップに加算されるし)

【食】2020年のクレープを振り返る

  これを書いているのは2021年1月1日。諸事情により、大晦日&元旦が嫌いすぎる、かつ、年末の様々な出来事に情緒が完全にぶっ壊れています。そういえばSixTONESの『NEW ERA』って良い曲ですね。これを爆音で聴くと色々と作業が捗る気がします。

youtu.be

 感情を起こす器官がぶっ壊れているので、VERRER2期(私が好きなVERIVERYのファンクラブみたいなもん、2020年12月31日が加入期限だった)は入り損ねたし、もういいや、SixTONESの1stアルバム買おーーーーー(もちろんSnowManのシングルも買うつもり)となっています。

 

 2020年、クレープの年だったんですよね。

 

dorian19.hatenadiary.jp

 コロナ禍でなかなか思うままにいかなかったクレープ道だったのだけれど、へとへとになった夜、生クリームを食べたい昼下がり、要所要所でクレープはそこにいてくれたなぁと思って、その振り返りをしたいと思います。

 

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クレープ、じゃなかった草もち。深大寺にて。

 

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チョコバナナクレープ

 生クリームという名の暴力。LOVELOVE。

 

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高いクレープ

 これは結構お値段が高かった記憶。しかし普通のクレープとはまた違う挑戦をしていてそれはそれで好き。

 

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やっぱりチョコバナナなんとか

 レジ前の空白の時間に耐えられないので、唯一諳んじることができる「チョコバナナクレープ」を頼みがち。

 

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たい焼き

 たい焼きも食べています。

 

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正直クレープは値段はあんまり気にならない

 そう。クレープは「ジャンク」なので。

 

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人形町・柳屋さんのたい焼きはマジで美味しい

 美味しいです。並びながら作る過程を見るのも楽しかった。コロナ以前のことかもしれない(2020年の1月から3月らへん)。

 

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最近食べたやつ。ナチュラ

 「食べるつもりはなかったけど」のクレープも最高に美味しい。

 

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いちご

 

 この日は頑張っていちごを頼むことが出来た。

 

 振り返ってみるとあんまりクレープ食べてないな…残念だ。しかし「食べたい!」と思った時に食べるのがクレープ吉日である故後悔はしていないです。生クリーム作用だと思うけれど、寒い方がクレープが捗る気がします。冬場に食べている感じ。

 

 クレープが好きだな。いつまでも「美味しい」と思うことかできるか、わからないところも魅力的(二郎系ラーメンもそんな感じ)。

 以前にも書いたかもしれないけれど、私にとってクレープというのは「リアルに充実している食べ物」で、「リアルに充実していない自分」にとっては高嶺の花、に思えた。「え、私が食べていいんですか?」と気後れするような食べ物だった気がする。でもクレープはいつでもそこにあるし、誰でも食べていいものだし、結構ソロでレジに並ぶ人もいるのだ。生クリーム、小麦の皮、バナナ、チョコ。ケーキよりもシンプルでケーキみたいに美味しく、歩きながらサクッと食べることができる軽さが愛おしいなと思います。

 

 2021年もクレープ道は続いていきます。そのためにはまず健康であること!ですね。

【雑記】怒りたくない2021

 何かに怒る(おこる、いかる)という行為は疲れる。徒労だとは言わない。むしろ私たちは怒るべきだ。様々な物事に。怒るという行為を通して相手に伝えていかねばならい。しかし、一方で私は考える。怒るという行為はコミュニケーションの一つの方法?スタイルではあると思うけれど、メッセージを伝えるという点で優れているのか。私にはわからないのだ。相手に伝わらなければ、どんなに言葉を吐いたところで意味がないではないか、と。

 

しばらく会うのは やめておくよ

誰かの苦しむ 顔を見たくないよ

チャラン・ポ・ランタン『空が晴れたら』)

 

 私ができることは何か。できないことは何か。できることをやらない自分がいる。為す術もなく立ち尽くす自分がいる。好きな曲があった。憧れる人たちがいた。私はその曲を作り出したわけでも、踊るわけでもなかった。自分ができることは、自分の生活と彼ら彼女らの作品を繋げること。その一瞬にある煌めきを逃さず大切に慈しむことしかない。

 多分他の人にもそんな尊い煌めきがあって、他者に踏み躙られるいわれのないもので、私はその光一つひとつを尊重していかねばならないと思うのだ。理解できないとしても、少なくとも存在は。

 

 そんなことを考える2020年でした。誰にとっても「アイドル」がいて、同じ人間を推していても考え方は様々で、それら一つひとつが大切に扱われるべきだと思っています。自分の考えを蔑ろにしないで。他方で、異なる他者の意見に断罪の斧を振り下ろすこともしないこと。

 もっと肉付けをしたいです。あらゆる創作物と個人的に。好きな曲を聴いていると熱中した頃の場面が思い浮かべば上等。終電より一本前の山手線でこの曲を聴いたね。今もこの曲大好き。そういう繋がり方をしたいって、思ってます。

 あらゆる創作物のその奥に、一人の人間がいることを忘れずに。これからも音楽や映画やドラマやアニメや、あらゆる好きなことを楽しめるか。変換期にいるなぁ…と個人的には思う年の暮れです。

 

 怒りたくないです。優しいからではなく、疲れるからです。

 どうすればよかったか、何が素晴らしいか、正しいか、良いのか、適切なのか。安全圏に居座って他者を批評するくらいなら、がむしゃらに作品と私の間に生まれる光を見ていたいし考えていたい。そういう2021年にしたいです。でも怒ることも大切なんだよな。バランスが取れない。

【読書】2020年に読んで印象に残った本

 好きな音楽、好きなアニメ。好きなことについて気ままに語ることはできるけれど、本に関してはいまだに独特の緊張感があります。しかし、話してみたいのも事実で、今年は自分の中で印象に残った本をまとめようと思います。

 ちなみに同一作家の本が散らばっているのは、この並びが私が読んだ順だからです。

 

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【NCT】NCT U『Light Bulb』を聴きながら話す

NCT U『Light Bulb』 

 情景がパッと浮かぶし、ポイントが絞られていて、こういう曲が私は好きなのだろうなと思います。

 ぴったりと閉ざされた玄関。玄関に背凭れ座る誰かの頭上には、今にも切れかかりそうな電球がひとつ。チカチカと明滅しているリズムに合わせて、その人はかつて好きだった人との思い出を一つ二つ開いては閉じていく。閉じられた玄関のドアは拒絶の意思表示で、明滅する光は誰かのあらゆる感情のONとOFFと対応している。

 

 ひょえーーーーーーーーーーーー。

 好き。

 

 テヨンのラップが好きなラップか、わからないけれど、この曲に合っていることは間違いない。情が滲んでこないとね、この曲は。低をテヨンが高をソンチャンさんが担当しているみたい。ソンチャンさんまだまだ知らないメンバーだけど楽しみですね。現時点の印象は「お洒落」です。どういうところが「お洒落」かはわからないけれど。NCTの中ではまた異なるラップ担当さんですよね。

 そしてボーカルのドヨンとクンさん。たまらーーーーーーん。聴かせる系、繊細な楽曲はドヨンさんの領域だなと思います。そこに一本芯が通ったクンさんのボーカルが存在している感じ。ドヨンが針に糸を通す様な細くて綺麗に歌う一方で、クンさんがそこにいるってのが何より大事だと思う曲。クンさんの声真っすぐで聴きやすい声で、そこにドヨンの感性ボーカルが絡んでくる。たまらーーーーーーん(2回目)。

 

これまでの軌跡

 なんとこの曲はルキズ時代に既に披露されていた曲らしく、満を持しての登場。こんな良い曲をそのままにしていたなんて…SMエンタよ…本当に、恐ろしい。でも、今出すのがひとつのタイミングであることもよくわかります。NCTオールスター感謝祭らしい。NCTはこの2020年で自分らの軌跡を振り返っているという意味でも(先日のMAMAでもそれらしい演出?過去の映像を合わせて流したとか)ぴったりだな。

 そう、この「振り返る」ってアイドルとしてなかなかできないことだと思いました。そこそこのキャリアを積んだアーティストがやるには意味も重みもあるのだけれど、デビュー10年経っていないアーティスはあんまりやらないのかなと思った時に、何故NCTはそれができるのか。それはやっぱりNCTというグループの特徴に帰結するのだろうなと。つまり、NCTという枠組みの中で様々なグループが存在し、拡大拡張し常に新しくなっていくこと。その中でキャリアも経歴も様々なメンバーが関わり合ったり離れたりの化学反応の多さ。メンバーの数だけ、メンバーの交点だけ歴史があるということ。この歴史の厚さが他の同年代デビュー組の追随を許さないところ。さらにはデビュー前のルーキーズ時代という時代も加わり、こういう演出ができてしまうわけです。恐ろしい。アイドルというのはデビュー以前は秘されるものなのに、そこに風穴あけたところが、ここにきて効いてるというね…憎らしいなSM。

 

共感を基準にしない

 共感できるかできないかを一つの基準として生きていた時代もあったけれど、共感を基準にすると自分の世界は恐ろしく狭くなるように思えて。自分が何に心惹かれるか、そこにはどんな要素があるのか観察するのが昔から面白かった。それがこのブログのスタート地点のひとつでもあった。共通点はあるのだろうか?私はどんなものが好きなのだろうか。逆に惹かれないものはなんなのだろうか。そこには何があるのだろうか。

 聴きながらパッと情景が浮かぶ曲が好き。そこに共感はない。ないけれど、好きだと思う。「この曲好きなんだよね~よくわかんないけど」を大切に、これから先も音楽を聴けたらいいなと思います。「私この気持ちわかる、めっちゃわかる」という感覚も大事ですし、それで生き延びてこれたけれど、今の私なら大丈夫だから、きっと。

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【Perfume】好奇心を持ち続け繰り返す世界を生きる/『スパイス』を聴く

 Perfumeの『スパイス』という曲を聴いたんですね。まあ定期的に聴いている曲ではあると思います。好きなので。『JPN』というアルバムがリリースされた9年前?から好きなので。

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 震えてしまう。歌詞を繰り返すことでみるみるからだに入り込んでくるテーマ。同じことを言っているのに、全然聞き飽きない。テンポが変わったり音が消えたり、様々な工夫で飽きさせないのだ。

 知らない方がいい。でもわくわくしたいハラハラが欲しい。好奇心というスパイスが日常のアクセントになる。これを繰り返し繰り返し歌い上げていく。

 Aがいい、でもBに惹かれる。

 Aがいい、でもBに惹かれる。

 Aがいい、でもBに惹かれる。

 理性と感情、冷静と情熱、論理と直感。この対立を歌っているのかなと思うのだけど、それは一例でしかない。AではないすべてのものがBになりえるのだ。同じフレーズを何度も重ねた末に彼女たちは一粒の鮮やかな飴玉を口に含む。結局Aは負けてBが勝ってしまったらしい。しかし、体が新しさに染まった瞬間に、のっちの「だけ~~~~ど~♪」が入る。

 震えません?

 ここで?「だけど」って歌うの?

 もう一歩どころか両足踏み入れてしまったその先で、やっぱり彼女たちは「だけど」と迷うのだ。

 「好奇心というスパイス」が、恒常的なものというよりは瞬間的な効果しかないということを、私はこのパートで改めて思い知らされる。好奇心自体を持ち続けることはできるかもしれないけれど、好奇心からのときめきやわくわくは長続きしない。一瞬を微妙に変化させて続けさせることはできるけれど、そのときめきは一瞬のものでしかないのだ。

 もう、切ない。切なすぎる。飴玉を放り込んで色鮮やかな衣装を身に纏って踊る彼女たちの方が、変貌する前より表情が生き生きしているんですよね。MVめちゃめちゃ凝っている。最後には、自分たちがかつて存在していた部屋にあるだろう飴玉に焦点が当てられ、曲が終わった後もこの世界は繰り返し続けられることが示唆されている。そして、この曲の歌詞や仕組みとして、ずっと同じところでぐるぐる回っているところ、好奇心のスパイスが巡り巡って何かを起こすところに繋がる。震え。真理だ…(震え)

 『スパイス』本当に名曲だと思います。シンプルで奥深い。MVは曲から想起されたのでしょうか…この曲からあの映像を描けます???描けるの???プロ、すごい…。

 

 最後にこれだけは言いたい。「Aがいい、でもBがいい」と繰り返し歌うこの曲。「だけど」が入るのは先述ののっちのパートだけ。それ以外はずっと「でも」という接続詞を使っています。ずっとずっと使わない。ここぞと言う時に、パッと「だけど」という言葉を放り込む。この潔さというか計算されているところというか、照明の当て方の上手さというか、震えます(さっきからずっと震えている)。言葉の使い方、すごく勉強になる曲です。

 そういえば、もう半年、いや、1年以上カラオケに行っていない気がする。まだしばらくは行けないですけれど、カラオケの本人映像、好きなの。

 

スパイス(通常盤)

【aespa】なんだかんだ『Black Mamba』が気に入ってしまった人

 そういうつもりは無かったんだが。、、どうやらaespaちゃんのデビュー曲を気に入ってしまったみたいだ。

 MVを見た直後は「なんだかBLACKPINKのロゼちゃんみたいなボーカルおるな?」という感じで、そう、BLACKPINKを意識しているなぁ…(4人組だし)という印象。これだけたくさんのアイドルグループがデビューし活動し曲を作っていく中で「新しさ」を作るのは難しいよな~なんて思っていたんです。つまりこれはSMエンタ的BLACKPINKなのではないか?と。

さらには、デビュー前なのに色々と炎上騒ぎがあったり(その内容は知りません) 「アバターって何???」など、さらに厳しいデビューになったしまったのだろうか云々、それでもなんとなく音源を聴いたり、音楽番組でのパフォーマンスを見たいなあと思っているのは、私がSMエンタのアイドルが結局は好きである証拠なんだろうな。

 そんなこんなで、音源を聴いたり(←聴いてた)音楽番組のパフォーマンスを見ていたら、

 そうなのである。みんな全員万能。最初にパフォーマンスを見たとき、「なにこれ、メインボーカルとかラップとか、誰が誰なのかわかんない…それくらい全員或る程度のレベルに達しているやつじゃん」って驚いてしまって。

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 この子踊りにくそうだなと思う子もいなかったし、歌苦手なのかなと思う子もいない。踊るとき歌うときのぎこちなさがないから、聴いていても見ていても、ざらつきが少ない。(個人的にはGFRIENDがそういうグループじゃないかなと思っています。)

 そして、メンバーも四人だから顔と名前を覚えるのも楽で楽で。するすると自然に覚えることができました。これ、メンバーの数が3倍になったとしても、覚える時間は3倍じゃきかないんですよね。年々覚えるのが大変になっておる。

 

 私がaespaに興味を持っているのは完全に自分の天邪鬼体質が原因で、これが全世界絶賛、沸きに沸きまくっている状況だったら、きっと「つまらん」とか言って遠くから眺めるに留まったことだと思います。ほんと最低ですね。まあ、そんなもんです。人が少ない方へ行きたがる傾向があるもので。

 このへそ曲がり気質は、圧倒的センターこと黒髪美女のカリナ嬢贔屓の曲なのでは?という声に対する抵抗にも表れていて、推されている子ほど興味が惹かれないあるある(笑)そういう人を受け止めるだけの実力と個性を、カリナ嬢以外の三人も持っているなぁ…と感じました。全然カリナちゃん一強のグループじゃないと思うけれど。それは、NCTはテヨン&マークだけじゃないぜ☆と同じ構造かな。NCTで一般的に誰が目立っているのかは知らん。

 さて。まずは涼やかで可愛い顔立ちのウィンターちゃん。足長い腕長い細い妖精さんみたいなこの子が2番のサビでばっきばきに踊りラストサビではぶんぶん頭を回すところに痺れちゃいました。この子とニンニンちゃんがボーカルメンバーかな。二人とも伸びのある歌いっぷりで、レドベルのスルディの二人とは違うボーカルところがね、それこそ最初に言った通り、BLACKPINKっぽいボーカルかなと感じました。いや、違うか。ボーカルの雰囲気は少女時代先輩を継ぐのでは。ティパニさんとかちらちらと頭に浮かぶ。まあポンコツ耳なので識者に判断してもらいたい。細く鋭く伸びやかな声。まだまだ未知ですし、特にニンニンちゃんはパワー系の予感。もっと歌えると思う。

 そのニンニンちゃんは末っ子でチャイナ娘(らしい)。「ばりばりの骨格ストレートじゃん…」でなんだか世界がざわざわしていた気がする。SMよ、この子に最適な衣装を着せられるのか?という声も多数。そう、私がaespa面白そうだなと前のめりになるきっかけはMusicBankのステージのニンニンちゃんでした。

 もうとにかく華奢な子が多いK-POPアイドル界で、全然痩せているのにこれは色々言われちゃうのだろうな(涙)という体格。いやいや、脂肪じゃなくて筋肉やで。むしろめっちゃかっこいいやん、と一気に惚れてしまいました。めっちゃかっこいいよね???人の体格をあれこれ言うのは駄目かなと思うけれども(とりあえず揶揄するのは最低です)でもネガティブな意味ではなく言いたい。ニンニンちゃんの肩幅広くて素敵です。得難い武器っす。

 そしてラップ担当のジゼルちゃん。私的、踊れてラップできる倉木麻衣様(雰囲気が)。MVのツインテ強そうで最高だった。あまりラップ映えしない(というかラップらしいパートが無い)曲なので、逆に次への興味が掻き立てられるという、これが意図したものだったら腹が立つな。最初から見せないかいSMエンタ。

 そしてTHE・SM顔のカリナ様。お綺麗…。完全にスキルと顔で周囲を屈服させております。SMエンタは誰か特定のメンバーに特に荷を背負わせるのが好きですよね…全然褒めてはない。そして、そういう人を見つけることも磨いていくのも上手いですよね、多分。ある程度カリナ様贔屓になるとはいえ、他のメンバーも実に様々な個性の持ち主で、事務所が推したところでそれ以外のメンバーのことも好きになる人はたくさんいるだろうと思います。ま~~~、でも綺麗だしダンス上手いし目を引く人なのわかる。この子を起点としてaespaってのは作られたのか?ってくらい、目立つ。

 

 このaespa、SMっぽくない、なんてことは全然無くて、むしろめちゃめちゃSMっぽいと思います。SMっぽいというのは、つまり私がSMのアイドルを好きになってしまう理由の1つになると思うのですが、それは「クリーン」であるということです。ああ、性格が、とか過去が、とかではないですよ。そこはあんまり興味がありません。

 SMエンタのアイドルって、パリッとしたワイシャツみたいな人が多いなって思うんですよね。シュッとしている、でもいいし、サラッとしているでもいい。YGはもっと濃厚でコクがあるし、JYPはなんだか親睦感があるような、親しみやすさがある感じ。私の勝手なイメージですが。だからaespaはSMのアイドルだな~と思いました。軸が一本綺麗に通っている感じが。

 懸念していることと言えば、仮想空間、デジタルな場におけるもう一人の自分「アバター」の存在かな。この枠組みを利用しなくても活躍できるポテンシャルはあると思うけれど、まあ事務所の趣味というか方針でこのような枠組みを設定され、aespaはそれを乗りこなすことができるのか。本人たちのモチベーションの問題もあるし、この枠組みというか魔法がどこまで維持できるのか、維持できるだけの体力が会社にあるのか、やや心配なところです。この「魔法」がガールズグループには適応できるのかな?という好奇心があるんですよねー。最初の方こそ設定が生きていても、ガールズをそこに留めるのは難しい。冷静だし現実的だし、どんどん色々なところに飛んでいけてしまう気がして。またアバターの使われ方が暴走することも怖いです。アイドルはアバターじゃなくて人間ですから。でもそれ以外では、むしろこれからの世界、アバターに目を付けたのはすごいな…と思っていたりします。「もう一人の自分との対立」とか、オタクは好きじゃないですか?私は好きです。アバターは敵でもあり味方でもありうると思うんですよね。まあ、それぐらいです。SNSの存在がアイドル界、いや、言わずもがな人間の生活に侵食しているよな…。

 

 ということで、aespaちゃん、別に深くハマるつもりはありませんが、これから大きくなるのかどうなのか、楽しみなところであります。練習動画出るかな…わくわく。

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