根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【ONF】再稼働する物語/『GO LIVE』感想

 ついに、ONF、カムバック。

 リリース直後から各種サブスクリプションにも音源がリリースされるONF陣営に圧倒的感謝なのですが今作はちゃんとアルバム買うね、良い曲ばかりだもんね。

 

 マジでこれです。

 

 ミュージックビデオも見ました。

 

 

 どうなるのかなと思っていましたし

 

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 もしかしたらカムバックのスケジューリングに変わったのかもしれないし、よくはわかりませんが、とにかく10月のリリースまで長かった…。

 

あと「彼を追い求め彼を見つけられない永遠に完結しない物語が完成してしまった。」と書いたけれど、物語は続けようと思えば続けられるもので、確かにラウンちゃんは舞台から消えるかもしれないけれど、ONFの物語は続けられると思うし、続けようと思っている限り私はONFというグループを追いかけると思います。

【ONF】《彼》に辿り着けない、永遠に - 根津と時々、晴天なり

 

  物語を続けようとしている、そして物語はとりあえず続いています。なので私もカムバックを心待ちにしていました。

 

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 なるほど…。

 

 さっぱりわからん!!!(←え?)

 

 どうやらワイオさんが持っていた鍵がポイントのようで、U君はそれを探している風だけれどMK君が手に入れているっぽいし、それを使ってキューブ上の謎物体を起動させて世界は二つになった、みたいな話なのかどうなのか。よくわからん!!!何はともあれ、昨日の敵が今日の味方、その逆も然り、グループ内で喧嘩やら乱闘やらそういう匂いがする作品はすべからく大好き!!!ということでありがとうございました。イーションは演技が上手だなぁ…困り眉にぎゅん!!!とくるな

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 1人足りないなぁやっぱり。

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 もうミュージックビデオも音源も、ここラウンちゃんいたよね?みたいな彼の残像がひしひしと残ってしまうのが本当に彼の存在が大きかった何よりの証拠で。他のグループでも脱退とかそういうことはあるのだけれど「今このコンセプトで○○ちゃんがいたらどんな風になっていたのだろうなぁーーーーー見たかったなぁーーーーーー」というのが本心だと思います。ラウンちゃん見たかったなぁーーーーーー。黒をベースとした衣装でどんなヘアスタイルになっていたのかなぁーーーーー。うわーーーーん。

 1番は万能プレイヤーのジェイアスさんがラップを担っているけれど絶対ここラウンちゃんのパートだったでしょとか、ダンスのフォーメーションでも、ここラウンちゃんいたのかな、とかそういう想像が膨らんで仕方がない。

 今も「どうして」という気持ちがあるのだけれどそれ以上に「幸せでいてくれ」であり、願うことならばステージに立っていた日々を厭うことがなければいいなぁと思う。どうなんでしょうラウンちゃん、私は君らの音楽がとても好きなのだが、君も同じような気持ちを持てているのだろうか、持てていたのだろうか。

 

『GO LIVE』感想

 go liveとは「動き始める、稼働する」みたいな意味もあるのでしょうか。ともすれば、今のONFに皮肉にもぴったりな曲だしアルバムの雰囲気とも合っているタイトルだなと思います。

 

1. WHY

 ONFの音楽って何がONFらしいのかよくわからんのですが、ONFらしいですね。出だしの音が事前情報からは全く想像できない緩やかな入り方で驚きました。そうくるか。メインボーカルのヒョジンが冴えに冴えている曲であります。特徴的な声かと言われると他にも特徴的な声質の持ち主はいると思うのだけど、ヒョジンの声は目立つし歌い方が堂に入るものだから印象に残るのだろうか。あとサビでがーんと上げておいて、2番の頭でまたスン…と落ちるところの緩急が面白いです。

 

2. Asteroid

 小惑星。うふふふ、ONF、って感じの曲。

 でぇーんす♪でぇーんす♪でぇーんす♪のところは、ぜひライブの際はぴょんぴょん飛び跳ねたいところであります。これはMK君の声が冴えている声だなぁ。WHYであんなに響いていたヒョジン君が鳴りを潜めているのが彼のボーカルの素晴らしいところだしONFの懐の広さなのだと思っています。これはダンスを当てるとしたら難しいなぁ、どんな振り付けになるのだろう。

 

3. All Day

 オクオク。

 泣く。

 

4. Moscow Moscow

 

 このモスコゥを歌える(歌おうと思う)(歌いこなせる)(歌って似合う)K-POPアイドルグループがどれだけいるでしょう、という話です。マジで、このアルバムで一番存在が効いている曲です。これがあるのとないとでは深みがまるで変わるのでこれは良い曲。面白いことに、もちろんONチームの歌の上手さは知っているのだけど、声質的にOFFチームの方が合っているように思えるのだな。ジェイアス先輩やU君、もちろんワイオ兄さんのラップの感じが良い。この曲を聴いたのはちょうと雨が降りしきる夜道だったのも「情緒…」となります。街灯がぽつりと灯るだけの、石畳の暗い夜道を歩くときに似合う曲だなと思います。

 

5. Twinkle Twinkle

 なぜ!?になった曲。モスクワに飛ばされたこの心、キラキラ光る夜空の星よ?はい?モスコゥの情緒からのこれはちょっと反則というか意味わからん…になる。でもONFがきらきらと輝いて楽しそうだし、ちょっとポンコツな感じが合っている(だいぶ失礼では)。気安いというかほっとするってことです!

 

 

 ONFもっと売れろ、とは常々思うのだけど、それを越えて、いやONF、めちゃめちゃ曲良いよ?なんで?みんな知らない?のフェーズに入っている。私がおかしいのか…?少数派なのか…?そんな…ONFの曲が良いのに…?ONFの良さを世の中に存分に知らしめるマーケティングが私にもわからない。売れるって何ですか。ONFのダンスももちろん好きなんですけど、ONF君もっと歌ったらいいんじゃないか。だって曲が良いのだもの。見えるラジオとか、なんというか、気安くONF君たちの歌声に惚れる場があればいいなぁと思いました。私にはわからない。わからないよ。でもわかっているのはONFは最高ってことです。

 2019年なかなかに好きなTeaserを貼って終わります。

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 私の好きなものたくさん詰まってます。

 

【アイドル】煌めく一瞬を見たい

 きっかけはこちら

 

 

 私はアイドルといってもまず曲とかパフォーマンスとかを好きにならないと関心を持たない人間なので、VERIVERYというグループについてももちろん「曲が!!!好き!!!」が前提です。「推し」という概念がわからない…。いや、わかるのだけど、特定の誰かのことがめっちゃ好き、みたいな状態がよくわからない・・・。「グループが好き」→「その中でもこの人が好き」はまだかろうじてわかるけれども。そもそも飽き性だし誰か一人のこと一途に追い続けるなんて私には土台無理な話なのでは・・・?

 ということで、毎週日替わり定食のように「推し」が変わっていく私です。今はケヒョン君です。7人いるから、一日ごとに推しメンを変えればいいんじゃないでしょうかね、ことVERIVERYに関しては。それはさておき。

 なんでアイドル追いかけているのかなー、と定期的に考える。ある意味理由付けであり、自分の考えとか行動からあえて言語化する、に近い行為だと思われる。

 

 同じ話をしているかもしれないけど、改めてまとめると。

  1. 特撮(特に戦隊ヒーローは好き)
  2. 人間、いきいきとしているのは多分魅力的
  3. どんな状況ならいきいきとしているか
  4. 本人が自分の持ち物と折り合いがついている状態
  5. と、強みを活かせている状態
  6. アイドルは「自分」が商売道具
  7. 魅せ方を考えねばなるまい
  8. その人の強みとかそういう思考錯誤の結果がアイドル
  9. だからアイドル好き

 なのです。8がポイントでして、時には似合わない曲とか似合わないヘアスタイルとか似合わない洋服とか、他者から押し付けられた(という言い方は語弊があるかもしれんが)スタイルを自分に適応しなければいけないわけだけど、それだって、人生、ものは試しだよ、やってみてもいいんじゃない?というチャレンジ精神なのかと思えばなんだか愛おしい。結果的に意外や意外、似合ってしまう、なんてこともある。

 K-POPが好きなのは私の場合は明らかに戦隊ヒーローの系譜であって、その人の強みを武器に人生切り拓いて時にはうまくいかず修正してまた更新していくって流れが好きなのだと思う。あとは米澤穂信の《古典部シリーズ》の『遠まわりする雛』の大日向ちゃんが言っていたように、仲が良い(良さそうな)人たちのやりとりを見るのが好き、ってのもある。

 この2つの大きな要素に、例えば、耽美で絶望を切り取り美しい歌声で曲にしてしまったVIXXとか、演じることの奥深さ、面白さ、自由と不自由さについて考えさせてくれるgugudanちゃんとか、ちょっと箱庭っぽく閉じられていて何より曲がいい(マジでいい)ONFくんとか、最近だととにかくアウトプットがすさまじいVERIVERYくんとか、そのグループの良さが加わって、私の好きなアイドルグループがどんどん増えていく。

 ここまで整理したうえで、改めてアイドルを追いかけるってなんなんだろうなぁ…と思う。もう「その時の感動を瞬間冷凍したい」その精神で生きているから、将来どうなるのだろうとかそういうことを考えるとしんどいのであった。K-POPアイドルをみていると「スポーツみたい」と思うこともあって、自分の肉体と精神への挑戦なのでは?と息苦しくなることも少々。自分らしく、ただ、いる、ということと、スポーツってそれは違うような気がするので、K-POP特有の「賞」とか「再生回数」とか「音楽番組何冠」とか、そういう文化も絡んでいるような気もする。

 この文章は特に何も考えずつらつら書いているので、ケヒョン君に話は変わるけれど、先ほどの「その時の感動を瞬間冷凍したい」ってのはケヒョン君を見て改めて思い出した感覚であった。良い瞬間を撮ってくれる人がいるってのも大きいかもしれないが、それを抜きにしてもケヒョン君は実にステージ向けのアイドルだと思う。

 

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 サビでセンターをはってる、黒シャツがケヒョン君なわけだ。

 元々ダンス担当ではない(リードボーカルです)けど、身体能力が高いのときっちり仕上げてくる負けん気の強さみたいなものを勝手に感じていて、新しい曲を出すたびにダンスの実力があがっている。

 

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 この個人カムのサムネなんかも素晴らしくて、いやいや、お人形さん?って感じだしカラーコンタクトが似合うメンバーもである。この「カラコンが似合う似合わない問題」は結構重要で、VERIVERY、今のところケヒョン兄たま以外はカラコンより自然体な目の色の方がいいんじゃないかと思っていて、しかしケヒョン君は似合う。不思議な目をしておる。メイク担当者さんありがとうありがとうって思うのは、アイメイクの仕方で、目じりに赤っぽいシャドウ?を入れるのがお気に入りです。目が魅力的なケヒョン氏。

 メイク映えする、ってのがもしかしたら「その時の感動を瞬間冷凍したい」とつながっているのかもしれない。ケヒョン君は素とステージの顔にギャップがありすぎるメンバーなのだ。

 

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 たまねぎとピーマンが苦手なケヒョン氏…可愛…。やっぱりこの外見のギャップが魅力の1つであると確信しました。

 

 自分の好きなグループについては全員の良さや好きなところを大声で言える自信があるけれど、時々その好き度合いが暴走してこんな文章を書くこともあります。

 結局は迷走したりしなかったり、その人のその人らしさと練習と才能やら色んなものがぎゅっと凝固して結晶化してきらきらして、その中でも決定的にハッとさせられる一瞬があると頭がクラクラして、だから私はアイドルという人たちが好きなんだなぁと思います。

 

 以上、恋文でした。

【読書】本を買うことが好き

 その時私は、本棚の前に立ちながらとても後悔していた。

 労働の疲れと移動の面倒さ、夜の街を徘徊することの気疲れを想像したら、最寄り駅により近く大きな本屋さんを選んでいた。そのこと自体は別にいいのだけど、まさか自分が狙っていた本が無いとは…。それならば街の中心にある大きな大きな本屋さんに行けばよかった。人生においてはまったくもって問題ない程度の、しかし、確実な後悔。昼間、パソコンでカタカタ作業をしながら「あ、この本買おう」と思った。「また読みたいなぁ」と思った。だから退勤後本屋に行って買いに行こうと思った。でも、買えなかった。

 よくわからないのだが、「本を読むことが好きです」とも「読書は習慣です」とも言いにくい。前者は「好き、ってのとは違うしなぁ…」だし、後者は「でも習慣というほど自分の身体に根付いている感覚がない」という思いがあるからだ。それでも確かなことがあって、私にはそれが大切なことなのでこの文章を書いてみたってわけだ。このブログとは別で読書ブログもやっているのでそこで書けばよかろう!と指摘する人もいるやもしれんが、「本のこと」というよりは「私の好きなこと」なので、こちらに書くのがいい気がする。

 私が好きなこと。本を読むことは嫌いではないが、好きとは別。では何か。それは「本を買うこと」である。しかも我儘(我儘…?)なことに、文庫本ではなく、単行本、ハードカバーじゃないと駄目だ。絶対駄目。文庫本ってやつはあれはあれで心強い存在で、何より収納場所を確保するのにまだ手間どらない、かつ、版元問わず大きさは多分一緒だから収納しやすい、ええ、ええ、それはとても素敵なところだと思います。持ち運びもまだ楽。いいことたくさんだ。でも、私は単行本派である。中古で文庫本を買うのは躊躇わないが、単行本を買うときは躊躇する。新刊で買うべきだ、という悪魔の囁きが耳元で鳴る。

  話は変わるが、私の家族はまったく本を読まない。昔からである。家族親戚を真似て本を読むようになったわけではないことは確実だ。今でも私は「毎年誕生日になると古典名作図鑑、鬱陶しいけれどよくわからない本を包装して送ってくれるおばさん」ポジションを目指して日々生きている(色々ツッコみどころはあるだろうけれど、まあ、ね…)。私もそういうおばさんがいたらよかったな、と、ちょっと思っているのだ。包装紙で包まれた本!なんと素敵なことだろう。この年になっても憧れるし、なんなら自分用に買った本を包んでもらいたい(とてつもなく寂しいことを言っている気がするが真面目に言っている)。とにかく、私の身の回りではあんまり本を読む人がいなかった。

 では、何故本を読むようになったかというと、小学生のある学級がきっかけだった。その学級では担任の一声で1年間を通して手作りの読書感想ノートを作ることが義務付けられていた(義務である、恐ろしい)。見栄っ張り、かつ、負けず嫌いな私は、誰よりも本を読んで感想ノートのページを稼ぎたかった。ただそれだけだった。そのうち、学校の図書室で本を借りることが恒例行事になり、人と喋ることがそれほど得意ではないことも相まって、時間ができたら本を読むようになってしまった。義務、強い。

 深く丁寧に読むというよりは、さらっと流れるように読んでしまいがちで、そんな私の姿にお財布の心配をしだした母は、大事なことを教えてくれた。

「一回読んでもう一度読みたいなぁと思える素敵な本を買うようにしなさい」

 この教え(縛り)は今でも健在で、私はもっぱら図書館派、月10冊読んでも手持ちの本の数はあまり増えない。そういう読書スタイルが確立された。

 要はここで何が言いたいのかって言うと、私にとって本を買うってことはすごく、でかいのだ。壁なのである。アフリカ大陸の大地溝帯さながらの、大きな大きな境目なのだ。

 書籍は高い(高いよね、順当な値段だと思っているけど)。文庫本より単行本はちゃんと高い。でも、文庫本より本それぞれの特徴がある。書体も異なれば表紙のデザインも材質も異なる。栞紐がついていないものもあれば、ついているものもある。かたい本もあれば柔らかい本もある。それらの違いを含めて味わうことが私にとって何よりの贅沢だ。図書館で本を借りるとビニールでコーティングされてしまう。わからないのだ、2割減の楽しみである。

 

 そんなこんなで、読書の秋ですね。

 はい。

 実物を手に取ってからの判断になるけど、大体買う気でいます。珍しいです。私にとっては。でも、どの作者さんもすごく好きな既刊があって、だいたい文体を知っているし、もしかしたら「あれ?」ってなるかもしれないけど、本を私は買いたい!これ以上ものを増やしたくないのに!でも欲しい!

 

 文章の締め方がわからなくなりました。おすすめの本があれば教えてください。私が読む本は読書ブログの方へ(超宣伝)。というのも、私としては真面目に読んでいるのです、本を。

 2019年秋、すごいことになりそうです。わくわく。寿命がのびます。あと、冒頭で買おうと思って無くて悲しかった本は後日無事買うことができました。さくっともう一度読みました。幸せです。

【THE BOYZ】ここから始まる物語/MINI ALBUM『THE START』感想

 アルバムまるまる好きな作品ってのも結構ありましてですね。例えばONFの『ON/OFF』とかgugudanのAct.1とかを挙げたいのですが、ドボイズことTHE BOYZ君の2つ目のアルバム『THE START』もそんなアルバムです。ちょっと前(2019.8)にも新しくアルバムを出したのですが、その感想は無視して、私が好きなアルバムについて感想を書きたいと思います。新曲『D.D.D』も好きなんですけどあんまり聴きこんでないので。

 

1. The Start

イントロ芸人としてきちんとアルバムの色を提示する素敵なイントロを作るTHE BOYZに好感を抱きます。その調子です。

少年が少年に出会う物語/THE BOYZ「Boy」感想 - 根津と時々、晴天なり

  なお、シングルアルバムだった『Bloom Bloom』はさておき、最近リリースしたミニアルバム『DREAMLIKE』では、タイトルのTHE縛りとイントロが消滅してしまったため、大変残念です。デビューして2年目ここから心機一転頑張っていくぞ的決意の現れか、THE縛りは1年目の怒涛のリリースを連作と捉えて生まれたものなのか、そもそも楽曲制作陣を変えたのか、私にはわかりませんが…。

 それはともかく、THE○○もイントロも健在のアルバム、最初を飾る曲The Startはイントロとしてとても良い!ライブの幕が上がるときに流してほしいです。私演出したいわ!

 

2. Giddy Up

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 THE BOYZを覚えようと思ったのはRight Hereからだけども、この曲はメンバーを覚えるためにたくさんミュージックビデオを見たし音楽も好きだから聴いた。勢いがとてつもない。あっという間に駆け抜けていってしまう曲。こちらライブでやればテンション爆上がり間違いない楽曲なのですが、特に良いのはソヌのラップ~。ラッパーって勝手になんだか怖くて主張が激しいなぁって思っているのですが(とてつもない偏見)ソヌのラップって気負わず「あーなんか洒落てるなー」で聴けるのが好きなところです。ラッパーとしてのリズムの掴みとかそういうことはわかりませんが。

 

3. Text Me Back

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 私的「海岸線ソング」。(「海岸線ソング」というのは、「良く晴れた日に、車の窓を開けて気持ちの良い風を車内に入れて、1人で、海岸線をひたすら爆走するときに、流したい曲」の意です。なお私は車を運転することができません。ゴールド免許持ちペーパードライバーです)ニューさんの美声が冴えわたっている楽曲。あとケビンさんの「Yes or Nope~♪」の癖!

 

4. Just U

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 アメリカ大陸出身のメンバーが4分の1在籍しているからなのか、そういう音楽なのか、THE BOYZってなんだかK-POPっぽくない曲がアルバム曲にはごろごろしていて、このJust Uはそんな曲。といっても洋楽も音楽のジャンルもまったく理解していない直感的な感想なのだけども…。THE BOYZの曲は風通しが良い曲が多いなーと思います。そういう声の持ち主が多いってことなのかもしれない。湿っぽい歌が少ない。乾燥している。

 

5. Back 2 U

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 ほほー。好きな曲です。実はNCT127にもBack 2 Uという曲があってそちらも物悲しさ半端ない曲なのはなんかそういう運命なのでしょうかBack 2 Uという言葉は。私はハングルを理解していないので、英語verのタイトルといいますか、ちょっと原題とニュアンスが違うのだろうなぁとは思うのですが、同じタイトルがあったとしてそこで歌われていることは何が違うのか、比較するのも楽しそうだなぁ…と思います。

 歌詞を拝見しましたが、Aメロパートで情景描写を挟み込むのが面白いなぁと思いました。へえええ…。あとこの動画、歌うのが楽しそうなケビン兄さんが好きです。ニューさん、お疲れ様です。ソヌは本当にタヌキみたいで可愛い。

 

6. Get It

Get It

Get It

  • provided courtesy of iTunes

 

 サビまでのどことなく不穏な感じが同期のStray Kidsに歌ってほしいなぁ…とか思ったのだけど気にしないでください。こんなドボイズ君もいいなぁと思います。

 以前幸運にも潜入できたショーケースで

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 開演前に大音量で会場に流れていて「最初はそうでもなかったけど好きになっちゃったなぁ…」という感じです。スタイルとかもそうなのですが、THE BOYZは線が普通よりちょっと細い、というイメージがあって、もうちょっとコクがあるとまた感想が変わるなぁという曲だと思います。

 

 

 曲一つひとつが好きなのは確かなのですが、アルバム全体通してもすごくまとまりが良いと思っています。私にとって、そういう「好き」の温度差が少ないアルバムって多くないので、THE BOYZの『THE START』というアルバムは特別なのです。

 THE BOYZ君、曲がさっぱりしていてダンスが一糸乱れぬ緻密な構成で好きなのです。もっとこの「12人が!」というところが出ると面白くなるのではないかなーと思うのですがどうでしょう。12人の多さを利用してユニット活動をしてみたり、なんというか12人で1つだけど、1人×12人って魅せ方もしてほしいなー、なんて(イメージするはやっぱりEXOなんだな…)。最近のK-POPに対する私のイメージが「ハードパン」(バゲットとか外皮が堅く、パリッとした食感のパン)なんですけど、ふわっふわなソフトパンも売れたらいいなーって思います。重たいの大好きなんですけど、軽い曲も好き。

 

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違和感がない白馬の利用…さすが…

 

【VERIVERY】人を廃人にする素敵な曲シリーズ/VERIVERY『Flower』を愛でる

人を廃人にする素敵な曲シリーズ、久々の今回は…

過去の廃人ソングシリーズはこちら。

ONF『Original』

【ONF】人を廃人にする素敵な曲シリーズ/ONF「Original」を愛でる - 根津と時々、晴天なり

 

f(x)『Milk』

【f(x)】人を廃人にする素敵な曲シリーズ/f(x)「Milk」を愛でる - 根津と時々、晴天なり

 

 

Flowerが好きすぎる問題

Flower が好きすぎる。

Flower ってのはVERIVERY のデビューアルバムの2番目に収録されてるやつです。デビュー年の勢いもあって惜しむことなく楽曲に振り付けを当てたりステージで披露している彼らですが、なんとFlower は私が確認できる限りどこにも披露されてません!なんということ…まあ、それはいいんです。多分お披露目したらその日1日は感激のあまり泣いて過ごすと思うのでいいんです。つまりこれを読んでいる方に「この動画見て!」とかオススメしにくい曲なのですが是非聴いていただきたい…私がすごく好きな曲なんですよー。

 


俺は男子高校生だ。

学校の授業はつまらないし、なんかモヤモヤが消えないし、将来の希望はないし、ああ、見えるものは全部灰色。砂を噛むような味気のない日々を生きていて小さく小さくなってやがて消えてしまいそうな心細さを覚えて、机に伏せながらぼんやり教室を見回していて、そんなモノクロの世界に唯一のカラーを纏う女の子がいる。その子はいつも笑顔で他の女子には見向きもされない俺なんかにも優しくしてくれて。他にも綺麗な子はたくさんいて、俺の前の座席のヤマダはB 子さんこそ女神だ、清楚で近づきがたい、あのツンとした感じ、平民以下の俺なんか歯牙にも掛けないところがまたたまらん、とか言ってる。え?〇〇?お前何あいつのことが好きなの。あ、違う?そうだよな趣味悪いよ、だって可愛くないじゃん、なんか女と喋ってる感じがしない。まあ元気なやつだけどさー、俺はB 子さんが…とかほざいている。ずっと言ってろ。

〇〇はハキハキしてて誰に対しても優しい。元気でいつも笑ってて、だけど感情は意外と顔に出る。そんな彼女が笑っていれば俺は嬉しいし、怒ってたり気に入らないことがある様子だと心配になる。そんな人間らしいところが好きなのだが、最近〇〇がどんどん可愛くなってて俺は不安だ。他の奴が〇〇を好きになったらどうしよう、いや、それより怖いのは、〇〇が最近垢抜けてきた理由を知ることだ。太陽の光を燦燦と浴びて咲き誇る向日葵みたいな、外からの光を吸収してぐんぐん背が伸びている花々。俺には〇〇が花に見える。〇〇を照らす光はなんだ?何か夢なのか、目標なのか、あるいは誰かなのか。それを知るのが、怖い。だけどカラッと咲く〇〇を見るのが俺は好きで、今日も目が離せない。彼女は俺にとっての光なんだ。

 

・・・。

めっちゃ恥ずかしいな。
駄文失礼しました。こちら完全なるフィクションです。

私はこの曲を聴くたびに私の中の男子高校生の人格が現れるのですが皆様はどうですか。別に高校生でなくてもいいし男女性別は問わないのですが、あの多感な時期って人間が一日でガラッと変わるではないですか、変わらないかな。まあよくわかりません。実体験でもあんまりないし(当時自分のことに精一杯で他人をよく見てなかった気がする。それを今になって後悔してるのだけど)ただそういうこともあるかなぁ…という知識と想像をこの曲は想起させるのですね。


こうあってほしい、こうだよね?という押しつけをしないようにしないように、と思いつつ、アイドルを追っかけてるとそこのボーダーをひょいと飛び越えてしまうことは多々あるようです。だからこの曲を歌うVERIVERY  を必要以上にもてはやしたくはないのですが、まあ、当時の彼らが歌うからこその曲であることは間違いがないです。記録として、事実として、この曲を2019年1月にリリースしてくれてありがとう。

この曲を作った当時言えることは、ヨンスンヨノカンミンはそれぞれ高3、中3だったわけで他のメンバーも大学に行ったりと、学生生活が少なくとも遠い過去の話、ではなくむしろ日常そのものだったということで。むくむくと毎日毎日お互いが変化していく時を生きる中で経験したこと感じたことなんかが歌詞や音楽や歌い方に反映されてるとしたら、めちゃめちゃ愛おしい楽曲だなぁと思うのです私は。だからこの曲が好きなのだと思います。

もうこの曲に登場する人物?に自分を投影するには私は彼らより年上すぎるし、元来そのような妄想は控える性分です。が、いかんせん苦くて甘すぎる。溶けるだろ、この切なさ甘さは。この曲を味わうたびに人知れず悶える私です。

記録に興味があります。もっと言うと、その時にしか出来ないことを残していくことに関心があります。記録されること/されないことの境目やその取捨選択も気になるところだし(何を切り取るかってところ)その連続が人生なんですよねー、と思いますが、見事に切り取ってくれたし、何故これを切り取ろうとしたのかってところまで、じゅくじゅく考えていきたいところです。


とここまで書いたところで、実はこの曲の作曲は多分メンバーではなく本職の方、作詞もプロの方とメンバーからはドンホンが参加してます。

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つまり、看板曲として気合いに気合いを入れて作ったであろう活動曲(多分)でもなく、メンバーがたくさん参加してワイワイガヤガヤ作った曲でもなく(1stだとF.I.L やAlright ! なんかがそうかな)その合間にある曲ってのも興味深いです。(あくまでクレジットから推察できる範囲で、なのですが…。)VERIVERY は楽曲制作については全てをメンバーに委ねるわけでもなく外部からももちろん参加したり色々な濃度がありそうで、それこそ「メンバーが見せたい自分たち」と「提示された設定にそれぞれが寄せる」のと、そのバランスが絶妙な構成なのかなと思ってまして。そういうとこも好きです。自分が得意にしてるもの、見せたいもの以外にも「お?君らこっちもよくない?」みたいな発見が往々にしてあるじゃないですか。そこを取り入れる余地はこれからも作ってほしいなぁと思います、メンバーがどんなことを言っても。上の人が「そこは譲らん!」みたいな感じで。

なのでFlower という曲とF.I.L という曲の対比ももしかしたら面白いかもしれませんね。何が出てくるかはわかりませんが。


多分この曲が私にとっての「見たいVERIVERY 」だったのでしょうね。そこに行き着いてしまうのでしょうね、ああ、しんどい。


ちなみにいっちばん好きなところは、2番サビの最初ミンチャン神のパートです。私ミンチャン大好きだからな?(VERIVERY の「推し」という概念は無いのですー)

 

人が輝きを帯びる最中のむくむくとしたエネルギーを、それを遠くでじっと見つめるしかない切なさを、それでもなお愛おしいし見守りたいという甘い感情を、とにかく味わえる好きな曲です。

 

以上、Flower 大好き芸人でした。

 

Flower

Flower

 

#400

 この記事を以て、400記事となりました。いつも読んでいただきありがとうございます。大体1年で100記事のペースみたいですが(300記事目はこちら)、最近は更新頻度が下がりつつあるのでさて500記事はいつ到達するのやら(500!?マジか。)

 良い意味でも悪い意味でも揺らがなくなったというか、いまだに心底落ち込む日があるわけで今後も無いとは言えないけれど、でも、なんとなく自分が「つまらなくなった」と思っていて。それが「更新頻度が下がりつつある」「ブログへのモチベーションが低い」の理由だと思っています。(あくまで自分の中の「更新頻度が下がってきた」という認識です。)

 「つまらなくなった」というのはつまり飢餓感が無くなったということであり、書きたいと思うことが無くなったということであり、そんな自分がちょっと悲しい。物分かりがよくなるのは寂しいですね。いつもいつでも新鮮でありたいと思っているので、これからも細々と書ければいいなぁ…と思います。

 超どうでもいいですが、体力の衰えを感じつつあるのでアブローラー(筋肉ローラーともいう)を買いました。学生時代、通りすがりのお兄さんに「治野さん、筋トレしたら絶対いいよ!やってみな?」と言われたことを思いだした、ということでもあります。筋トレを趣味にしたい私の近況でした。

 私が住むところは残暑が厳しいですが、もう少ししたら涼しくなると思います。過ごしやすい季節を経て、暑がりの私が生き生きとする冬がやってきます。冬になったら、色々なところ出かけたいなと思います(暑いと外に出たくない)。

【おでかけ】ホテルに泊まろう!!!

 自分の手帳の8月12日週のページより。

ホテルコンビニ飯をしたい

 そうなのです。ホテルでコンビニ飯が私はしたかったのです!!!

 

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室内に充満する強烈なにんにく臭・・・

 

 コンビニ飯i n ホテルキメてみた…もう満足…。

 

押さえられない、ホテルに泊まりたい欲求

 数年ぶりに旅行をしてきました。2泊4日。仕事を片付け一旦帰宅し仕事用バッグを放り投げパッキングしたリュックを担ぎ1時間前に歩いた駅へと向かう道をもう一度歩く…パンプスではなくスニーカーで。そのまま夜行バスに乗り込み私のささやかな小旅行は始まりました。リュック一つで出かけ日中歩きまわったからか、旅から戻っても腰痛が解消されません。困りました。

 「旅行ってお金がかかる割には得られるものがない」というなんとも寂しい気持ちを抱いていてあんまり好きじゃなかったのですが(お金のかけ方、何に対してお金をかけられるのかの価値観の違いだとは思うのだけど、同じくらいのお金で鞄を買うのは許せるのだから、自分の金銭感覚が本当にわからない)ここ数年、日帰りでちょっと出かける時も意識的に感想を残すなど楽しむようにしていたら、少なくとも数年前よりはずっと楽しかったです。もっと小さな旅をすればよかった。これからはもっと積極的に旅行していこうと思いました。

 この「お金がかかる割には得られるものがない」というのは、自分の心の貧しさを表しているようにも思えた。貧しいというか、変に現実的なところというか。休み方がよくわからないってのもあり、旅行しててもまったく休まらない、むしろ元を取ろうと思ってめちゃめちゃな強行スケジュールを執りがち(結果の腰痛)ってのが私の良いところであり悪いところだなと思いました。でも旅をするのは嫌いではなくなった。それが収穫物だと思います(ほら、「収穫物」とか言っちゃう…そういうとこ…)

 

 そう、それで「ホテルに泊まりたい欲求」!本当にこれはここ2,3年燻らせていた欲求でして ドリフターズ・リスト(2019年ver)にも書いていた。ホテル!泊まりたい!

  • 物がない部屋で過ごしたい
  • 優雅に朝、コーヒーとか飲みたい
  • 簡素な朝食ビュッフェが食べたい
  • 一人になりたい
  • ぼーっとしたい
  • ホテルについている部屋着を着たい
  • カードキー(か鍵)を使いたい
  • ライティングデスクでノートを広げたい

などなどなど。とるにたらないことではありますが、本当にこんなこと考えていました。

 物がない部屋ってのは、自分がめちゃめちゃ物が多い人ってわけではないのだけど、本当に自分にとって必要なものしか旅先では持ち出せなくて、そんな部屋で一晩過ごしてみたかった。自分の暮らしはまた粛々と作っていくとして、ホテルの部屋って私にはすごく魅力的に映る。あ、ホテルのような部屋で生活するかどうかとは別で。宿泊先として?いや違うな、とにかく魅力的。簡素なビジネスホテルで十分。小さな冷蔵庫があっても無くてもいいし、シングルベッドと書き物机があれば嬉しいな!?それだけ望みます。一人になりたい、ってのは、元々一人で行動することが多いのだから今更何を、って感じだけれど、まあ、なんか物理的にも精神的にも一人になりたかった(どういうこと?)

 ホテルに泊まりたい。何故?と聞かれると回答に窮するけれど、もうそれがメインテーマってぐらい私の中で大きなことで今回ちゃんと叶えられたことだけれど、定期的にやりたいなぁ…と思います。贅沢な欲求ですけれど。それこそ週末ホテル泊でもいいと思うし…。私は貧乏性だから旅とセットになってないと不安なので出かけがてらホテル(旅館)泊って感じです。

 

ホテルでコンビニ飯がしてみたかった

 その土地のものを食べるのが、苦手です。「苦手」という強度より弱いかもしれないけれど、少なくともむず痒くなります。大阪でたこ焼き食べて、とっても美味しかったけど…それは事実として…なんというか…食べ物って日常にあってほしいから。そこでしか食べられない?いや、毎日食べたいよ!なのです。だから苦手。寂しい。この美味しさを私は旅でした味わえないのか。そう思った過去の偉人たちがきっと試行錯誤し、現代日本社会、少なくとも街中では○○名物のお店が軒を連ね、かえってその土地のその美味しさを減少させている気がしないでもなく、難しいところだなと思います。あり方としてはその土地でしか食べられない!が正しいのかもしれない。食べ物ってそこで生まれる理由があるわけで、日本でチーズ料理が一般的なものではないのは(毎日ラクレットとかしないでしょ)日本の気候とか文化も背景にはあるわけだ。バターはいつでも高い。何故。

 私にとってたこ焼きと言ったら銀だこで、それは「築地」という地名が入っているからで、でもそれはそれ、大阪のたこ焼きはふわふわじゅわっとしていました。あれを好きな時にふらっと食べられる関西の人、心の底から羨ましい。銀だこも好きだけど…。

 そうそれで、コンビニ飯の話。その土地のものを食べると寂しくなってしまうので、心が弱る時はコンビニ飯に辿り着くのも私はありだなと思います。本当は日清のカップヌードルとコンビニの塩むすびで荒んだホテル飯を楽しもうと思っていたのですが。先ほど挙げた写真にあるように『中華蕎麦 とみ田監修 豚ラーメン』にふらふらと吸い寄せられてしまいました(関東在住20代女性)。まあ食べている姿は想像してないでいただきたいのですが、無機質なホテルの部屋とにんにく臭、太めでもちもちした麺、しゃきっとしたもやし。最高でした。2リットルの天然水なんかも買ったりして、ああ~~重たい~~とか言いながらホテルの一室で飲むわけです。無常。

 

ホテル泊の良さ

 できることが制限されるので、時間がすっきりします。

 

ホテル(あるいは旅館)に泊まりたい

 旅から戻ってまた日常生活を営んでいるわけですが、既にホテルに泊まりたいです。時期の目星はつけ始めているところです。行先は決めていないですが、またのんびり泊まりたいです。予定という名の約束事は自分の寿命を延ばすことは確かだし、その時まで自分はこうなっていようとか、目標ができるのも良いかなと思います。飽きるかもしれないし飽きないかもしれない。なんだか疲れてしまった時は、1人見知らぬ地のホテルを予約し物思いに耽るのもありかと思います。

 皆さま素敵なホテルライフを!