治野です。大学生になって「勉強する体力」が著しく低下しているのを感じる今日この頃です。懐かしい受験勉強の日々!(現在受験生の皆様、その日々はいつか終わります。大変でしょうけど味わい尽くしてみてください!)
何をしたらいいのか迷ったらドリフターズリストをかけぃぃぃぃ!!!!
日々K-POPアイドルに思いを馳せているクズ生活をしていることは否定しませんが、実は本も読みます。
この「読書メーター」というサイトで読書の記録をしているのですが、先月は18冊読みました。ま、漫画とかも数冊入っているのであてになりませんが、3日に一冊くらいのペースで読んでいます。
で、今日取り上げるのはこの本。
太陽のパスタ、豆のスープ。
文庫本の表紙のデザインがまずかわいくて元気が出る。ハードカバーの表紙もなんだか笑える。多分主人公とその叔母さんなんだけど素敵な笑顔で。
あらすじは省きますね。検索すれば出ると思うので。私が取り上げたいのは、この本で出てくる「ドリフターズ・リスト」。
What's ドリフターズ・リスト
drift:【自動詞】①a.漂流する、吹き流される b.<群衆などが>次第に散ってゆく
ドリフターズ・リストとは「driftしている者のためのリスト」であります。大海に漂流する者たちが命をつなぐ一枚の板です。と、仰々しく言ってみましたが。作中登場する叔母さん、通称ロッカさんが意気消沈する主人公に差し伸べた「一枚の板」です。
なんのリストかというと、楽しいこと、やりたいこと、行きたい場所などなどをとにかく箇条書きにして書いたリストであります。主人公はどんなことを書いたのかというと
・おみこし(お祭りが好きだから。行ってみたい)
・たまのこし(結婚間近で彼氏に振られた直後だから)
・ひっこし(現在親と同居中)
・鍋(ル・○ルーゼ)
と、ね、結構肩の力が抜けているでしょう?
でもその気安さが大事だと思うんです。
ドリフターズ・リスト愛用者によるリストの効用
私自身この本を読んで以来、簡単にドリフターズ・リストを作成していつも持ち歩いているノートにしおり代わりに挟んでいます。
今書いてある未達成の項目だと
・海遊館(近畿の方にある水族館)に行く
・ウルトラマラソンを完走する
・ケンタッキーを食べる
・かっこいいヘッドフォンを買う
と、まあくだらない(笑)水族館欲と食意地と購買欲にまみれています。
ちなみに叶えた項目だと
・幼馴染を誘って遊びに行く
・フルマラソンを完走する
・VIXXのアルバムを買う
とか色々ありますね。更新する前のリストには一眼レフを買う!とか。叶っています。
夢リストといってもいいのかもしれませんね。なんてことないリストですけど、気分が落ち込んで「世界は終わった・・・」とか、どん底の気分の時に見ると本当に救われるものです。
というのも気分が落ち込んだ時は、とてつもない視野狭窄に陥っていることが多く頭がものすごく固くなるんです。嫌なことしか考えられない。そんなときに「じゃあどこかへ行こう!」とかなかなか考えられないんですね。でも行動しないと気分が落ちている状態は改善されにくいです。そんな時、リストの出番。過去の自分が考えた楽しいことや嬉しいことを手がかりに、どん底から這い上がるきっかけを作るわけです。
書くことで引っ張られる
また通常モードの時でもリストは力を発揮します。私自身、ものすごく忘れやすい性格なので、思いついた楽しいことも10分経てば忘れます。それは困る。なので文字としてしっかり書くことで覚えていられるし、事あるごとに読み返すので、暇ができたときにふらりとリストを消化できたりするんですよね。
コツは気軽に
リストを長持ちさせるコツは「叶わなくてもいい。変わってもいい。」です。人間は絶えず変化しているもので、過去に「やってみたい!」と思ったことも興味が薄れていることはあります。それをストレスに思わず、変わってしまったらリストからそっと消したりすればOKです。で、叶わなくてもOK。この先ひょっこり叶うかもしれないし。そういう気軽さで、私はずいぶん続けてこれています、珍しく。
終わりに
ドリフターズ・リストが登場する『太陽のパスタ、豆のスープ』も興味があったらぜひ読んでみるといいかもしれません。ちなみに私はこの本を読んで、ル・○ルーゼのお鍋が欲しくなりました。