根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【THE BOYZ】THE BOYZは人間だったと知った日に思ったこと

ちきるげとRight Hereを連続で披露して、その見事なカル舞踏を披露したあと、ヘッドセットのマイクはゼエゼエとした彼らの息を拾っていた。その時私は「あ、この人たちも生きてるし、あんなハードな動きをすれば息も上がるんだ、良かった」と安心し、一気にTHE BOYZというグループに親近感が湧いた。

 

ドボイズ嘘じゃなかったーーーー

ということで、THE BOYZ生きてたー!!!嘘じゃなかったー!!!(『となりのトトロ』より」cv.さつきちゃん)と感激しながら大声で叫んだSHOWCASEでした。

 

備忘録です。

 

まさか当選するとは思っておらず、私は今後3年くらいのチケット運は使ったな、と天を仰いだのが10月の半ば。ありがたく噛みしめながら、以降THE BOYZのコンテンツを摂取する日々。ちゃんと聴いて思うけれど、THE BOYZ君の楽曲、無味無臭だと思ってたけど既にスタイルが出来上がってて末恐ろしい。私は特にTHE START名盤だと思ってます。お気に入りの曲が多いんです。というかこのアルバムの曲全部好きです。

THE BOYZって、顔顔顔って言われがちで事実顔が大変整ってるグループではあるんですけど、ジメッて感じではなくカラッと乾いてるのが魅力のグループじゃないかなと思ってます。そしてそれをひっくり返しそうなNo Air…。おーまいがっ。まあでもカナダ組がいることもあり、どうもカラッとしてる。さっぱりしてる。あ、冷しゃぶかもしれない。THE BOYZは冷しゃぶ…?

逸れた。

そんな感じで、恐々と参戦したショーケースでした。若い方が多かったですね。といっても色々な方がいて、時々「えりっくーーーーー!!!」というナムジャペンの人の声が上がっていてめっちゃ良かった。握手したい。

 

メンバー軽い雑感

私はキュー君ジェイコブ先輩推しなのでその贔屓目もあるし、目が24個あるわけではないので全員見れたわけではないですが…。

サンヨンさんはめちゃ歌上手いんですよ。私びっくりしました。THE BOYZってニュー君の声が芯というか真ん中にあってそこに肉付けしていく、みたいなイメージを勝手に抱いてたんですけどサンヨンさん歌うめえ。もっと歌えやコラ。ただこれもコンセプトの立て方の問題で、No Airでは爆発するのではないかというのが予想。踊ってても声出ててすごいなぁと思いました。あと抱擁感とどっしり感ね。いい男だ。

ジェイコブ先輩は色々言いたいことあるんですけどいいですか。地球にいる人類がみんなジェイコブさんなら血なまぐさい戦争は歴史の一ページに刻まれることはなかったでしょう、と思わせる人でした。天使だー。わー。実際のジェイコブさんがどんな人かは知りませんよ。でもでも、ふわっふわとボリューム小さめで喋る先輩…可愛いかよ。メレンゲでも含んでるのかというその喋り方に卒倒しました。ジェイコブさんもっと喋って?

ヨンフンさんは幼女って聞いてたんですけどそうでしたね。天性のオタク殺しといいますか、あれはビジュアルがずば抜けすぎるあまり時に人を遠ざける勿体無い人なのでは?とちらっと思ったり。キャラのデパートやぁ〜(cv.彦摩呂さん)って感じの人でした。私はヨンフンさん好きだ。

ヒョンジェ先輩は、空気感が出来てましたよね。かっこよさで包まれてました。そんなに喋ってる印象はなかったのだけど、雰囲気で魅了するタイプ。この人もよく歌ってたよな。ヒョンジェ!?いた!?かっこよい!!!!目キラキラみたいなところがたくさんありました。ヒョンジェ先輩そのうちドラマ出てくれないかね。色気色気。まだお若いのに…。

ジュヨン。くっそイケメンだな。やっぱりジャニーズJr.顔だな君?さらっと日本語で喋ってて「うぇ!?」って声出してしまいました。意味が耳から入ってきた音のままわかる…。あとね、潔いですよね。愛嬌とか特別好きじゃないだろうに、指名されたらスタスタ抵抗なくこなしてしまう。かっこいい子だなぁと思いました。 

ケビンさんは面白かったですね。ドボイズの陽パワーは、この人とキュー君とエリック君が電源かな?ってチラッと思いました。私Right Hereのケビンさんの「だぁーんだぁーんだぁーんだぁーん」と歌い方がめちゃめちゃ好きで、それをきちんと聴けたので後悔はないです。歌を愛するカナダ組のアコースティックが聴けて感無量です。

ニュー君。やっぱりTHE BOYZのボーカルの芯。鋭くガツンと届く声。ちきるげの愛嬌たまらなかったね。今まで輝く髪色だったから全体が発光しててどこにいるかよくわからなかったけど、比較的髪色が落ち着いたからどこにいるのかよく分かりました。

キューちゃん。ただでさえバキバキなダンスをするTHE BOYZの平均より1.3倍さらに動いてるキュー君の動き素晴らしかったです。軽いんだよなぁ…くるっとふわっと回って跳ねて。あとはよく手を振ってくれるんだ。別にファンサはてもしなくても良い、ってタイプの私だけど、よく手を振ってくれたね。2階にもたくさん手を振ってくれました。

ハンニョン君はショーケースに参加して印象が少し変わった子ですね。無邪気元気パワフル!!!って感じで本人は真面目なのだけど?となる場面の空気の乱れが良い。君はそのままアイドル街道を突き進んでくれって感じの子です。一生懸命だなと感じたメンバーの1人。 

ファル君は「むん」とした口が好き。衣装替えした後、真っ赤なロングコートというか丈が長い上着を着ててとてもよく分かりました。正直あんまり見ることができなくてこれを書きながら超悔しいと歯噛みしている。やはり24個は目が欲しい。あとは足かそれ以外の体調が本調子でないようで、曲によっては舞台袖に捌けることもあり…なかなか活動が続くと回復に専念できないですよね。シクシク。

ソヌくん。私ソヌくんのラップ大好きなんで楽しみにしてましたけど良かったですね。一番テンション上がる部分だと思います。あんまり喋らなそうで、でも気がつけば場をチャキっとまとめてる。よく知らんけど、出るところと出ないところの見極めがうまそうな子だなぁと思いました。若いのにね。

エリック〜。堂々と末っ子ですとのたまう愛されっ子。キューくんと共にファンサービス旺盛という印象を抱きました。愛嬌可愛かったよう。アイドルになるべく良い子だなぁと思いました。

 

とここまで書いて改めて思う。THE BOYZ、人多すぎ。全然悪いことじゃないですが。

 

掛け声

番組とコラボしたショーケースということもあり、有名どころな選曲とトークも織り交ぜた「無難」なショーケースという印象です。これでTHE BOYZというグループを知ることができたと思ったら大間違い、という余韻みたいなものがありました。特に発表はなくて29日に新曲リリースするんです、カッコいいです、期待して!!!という話が主なものだったと思います。あとは番組がバックについてるからなのか違うのか手厚い福利厚生。ペンラとタオル付きって…これがテレ朝の力?もしくはクラッカーの力なの?

だからこそ、もう少しドドンと打ち上げ花火あげて欲しかった…という欲もあります。THE BOYZよ、無難でいいのか。ただデビューから1年経ってない新人がこの盛り上がりなのだから、本当にTHE BOYZ、人気なんだなぁと思った次第です。THE BOYZに今必要なものは休息とキャパが広い箱です。何卒。

きっとそのうち日本でも何かやってくれるだろう(希望的観測)と思っているので、その時たくさんたくさんの人がTHE BOYZを見れますように、と願っています。

というのも、本国ファンの人がたくさんいたのか、日本ドビ(THE BはTHE BOYZのファンの呼称)が猛者なのか、私が訪れた数少ない現場経験からは考えられない完璧な掛け声。やはりその辺はファン層にもよるのでしょうか…。私は掛け声してもしなくてもできてもできなくてもファンに序列はない、あってなるものかと思ってるので優劣をつけるわけではないですが、楽しかったです。本当に完璧な掛け声でした。楽しいですよTHE BOYZ。

 

人間

アイドルも人間なんですよね。ロボットとか神さまが踊っててもこんなには心は揺さぶられないわけで、人間だけど神がかってるところ、天使なところ、カリスマなところ、超人間らしいところがあるから惹かれる。

例えば音楽とか、ミュージックビデオとか、リアリティーとか色々。それは編集し加工することが可能であって、その作業は人間らしさを削る作業なのかもしれないなとふと思いました。彼ら彼女らの息切れは、映像の中では削られていたり、あるいは、他の何かを表象する素材として使われる。息切れや温度といった人間らしいものの一部は、アイドルの場合は作品からは排除されがちだよなと思いました。人間であるのにある意味人間らしいところは削除される。興味深くもあり、それが彼ら彼女らの人生に暗い影を作り出さないといいんですけど、と思います。

完璧なビジュアルを誇るTHE BOYZ。よくわからない、まだまだキャリアも若いTHE BOYZ。だからこそ彼らが生きてると心の底から感じることができてなくて、遅ればせながらこのショーケースで彼らも血の通った人間なんだと思い知りました。アイドルはみんな生きた人間なんだぞ。

THE BOYZはかっこよかったです。握手会で12人と握手した時、身長155cm無い私の背丈よりずっと大きく、細く、人形さんみたいな人たちの集まりでした。人間こんなにかっこよくなれるんだなぁ…すげぇ…ってため息ついちゃった。

生身の人間だからこそ尊く、しかしアイドル本人にとってはハードそうな握手会という矛盾に困惑しながら、私にできることは「頑張ってください」「応援してます」「めっちゃかっこいいです」「今日楽しかったです」を表情と仕草で示すことしかありませんでした。無力。

 

ありがたい経験でした。THE BOYZ君の新曲楽しみです。

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