根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【VIXX】ホンビン君のこと

 私には、趣味の悪い癖というか、処世術というか、ストレスマネジメントみたいなものがある。何か特別なことが起こったとき、それをできるだけ客観視して一歩引いた目で見たい自分がいる。なんなら「やっばーーーい!面白い!」という祭り気質がむくっと現れる。多分そうすることで衝撃を受けたときのダメージをなんとか軽減しようとしているのだと思う。じゃあこれはどうだろう?

「推してるアイドルグループで最初に惹かれた推しが、グループから突然脱退した」

 まったく、特別以外の何物でもないね。

 グラスで一気飲みした生茶が胃の中でタプタプしていてとても気持ちが悪い。

 一言で言えば最悪。吐き捨てるような感じで言うよ、「最悪」って。

 あれだ、多分アニメ『響け!ユーフォニアム』で、希美とみぞれがついに鉢合わせしてみぞれが逃げ出しちゃった場面のあすか先輩の「ちっ…最悪っ」と同じテンション。私「最悪」って言葉、あんな風に言いたかったんだよな。今がそのタイミングだろうさ。

 

 でも誤解しないで欲しい。

 私が最悪な気持ちであるのは彼の脱退がきっかけではあるけれど、もう色々な感情がぐらぐらと混ざり合い煮詰まった結果が「最悪」なので。本当に、そうなのだ。

 

 ホンビン君が、VIXXから脱退した。

 不思議と、悲しくない。不思議と?

 不思議と。

 

 これからもしばらくは彼を取り巻くであろう呪詛のような言葉。節目の時に続けると決めた彼が、続けないと決める過程にあったこと、そこで生まれた感情。メンバーとどのように言葉を交わしてきたのか、メンバーはどう思っているのか、彼らの現在の心境。たくさんのファンの気持ち。嘆き。悲しみ。全然知らない部外者の好奇心と真偽を確かめようもない情報。それらすべてが「最悪」。

 その「最悪」を想像すると胸がぎゅっと締め付けられるように痛くて、苦しい。

 でも、悲しくない。

 

 私は、アイドルにファンのことを考えてほしくない。ファンのことを考えるくらいならば自分のことを考えてほしいと思うようになった。「ファンサがいい」なんて本当にどうでも良かった。自分の人生、自分の力で切り拓いたる!自分が輝くのが大事!(自分が輝く云々は特にナウで訴えかけてくる特撮があってね、『キラメイジャー』って言うのですが)それぐらいの気持ちで良かった。自分の身を守るために行動してほしかった。それができないくらいならアイドルなんて捨てて良かった。どんな形でも捨てて良い、自分を守ってほしいって言える私でいたいのだ。

 

 ファンの絶望も希望も、別にホンビン君が背負う必要も無いと思う。そんなん背負えると思わないでほしい。本当のことは本当にごく限られた人しか知らないわけだし。その人がどういう人なのか、何があるのかないのか。そんなの知りようがない。

 今きっとホンビン君についてたくさんの人が考えていて、そのどれもがその人にとっての「本当」で、しかし本当ではない。「本当」と「本当」のどれが本当かなんて競わせるのも意味がないし、だからこれ以上無為な争いが起こらないようにと願うばかりです。

 

 ホンビン君お疲れ。本当にずっとアイドルやってきてくれてありがとうね。君が『呪いの人形』のミュージックビデオで狂った演技してなかったらここまでK-POPを好きになってなかったし、K-POPから転じて音楽全体を好きになることはなかった。VIXXを知らなかったら今の私はない。ブログやってきて良かったなって今のところ思うけれど、このブログの最初の記事はVIXXなんだよね。VIXX好きになってなかったら多分また違ったブログになっただろうし…。

 この選択が、少しでもホンビン君を楽にするものなら、それでいいと私は思います。そしてなるべくなら変な人に騙されず、犯罪に手を染めず、君のことを心の底から大切に思っている人たちを悲しませず、元気に生きるんだよ。頑張らなくていいから、生きようね。

【文房具】愛しのSARASA(黒・0.5mm)

 基本的にはジェットストリーム多色愛用者の私であるが、時々「ねっとりした文字書きたい」と思うことがある。あれだ、家系ラーメン食べたい、二郎系ラーメン食べたい、と同義だ(ラーメン二郎とか一人で行ってしまうタイプの人間である)。

 そうなのだ、書きたい文字によって、用途によって、筆記具というのは使い分けるものなのだ。

 日記なら絶対万年筆だ。万年筆、最初の最初は慣れなくてやけにペン先がカリカリと紙に引っかかる感じがして一時期は使わなかったことがあるくらいなのに、今や欠かせない存在。長時間すらすらと流れるように書くなら万年筆でなければならない(じゃないと疲れる)。

 例えばちょっとした勉強というか自学というか、そういう物に関しては学生時代の癖が抜けない。シャープペンシルを使ってしまう。ボールペンを使うとインクが贅沢だなと感じてしまう。シャープペンシルコスパ!VIVA!シャーペン!アイデア出しとかも(そんなしないけど)シャーペンの方がいい感じがする。自由だもん。

 普段使いなら断然ジェットストリーム、そして太さは0.7mm。0.7の安心感を知ってしまったら、0.5mmには心細くて戻れない。包容力。信頼の証。

 他にも好きなペンはたくさんあるけれど、常連は今挙げたやつで、万年筆なんかは数本を使い分けたりしている。1万円以内で万年筆もそれなりのものを買える時代…。

 しかし今挙げた筆記具には欠けているものがある。それは「まったり感」。書きやすさに特化したペンであって文字の書き味については多少目をつぶっているというか、そこまで重要視していないラインナップ。これらをさっぱり塩系と表現するならば、確かに時々こってりとした豚骨ラーメンが食べたくなる気持ち、ある…。今の私がそれ。こってりした字を書きたい。

ZEBRA | ゼブラ株式会社 | サラサ

 

 SARASAの登場である。

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 好きだ。

 なんだろう、写真は0.5mmの黒だけど、ジェルボールペン特有のこってりさ。油性であるジェットストリームの鋭さ、安心感も私は好きだけれど、サラサのこのインク感がたまんねえ。万年筆になるともっと細くて不安定な書き味なのである。その不安定さ、掴めなさが万年筆の良いところなので、本当に筆記具というのはそれぞれの特性を伸ばした場所で勝負しているかっこいいアイテムなの~好き~~と私は呻いている。生き残ってきた猛者たちには生き残るだけの理由があるわけで、そこには必ずきらりと光る良さが、味があるのだ。手一杯になって買って終わりになるのが悲しいからあんまり文房具は買わないようにしているけれど、それでも。

 きちんと濃いので普段使いにはあまり使わない。例えば「写経」とか(=好きな本の文章をノートに書くとか、歌詞を書くとか、そのことです)に使っていたりする。日記にもいいかなぁ、横罫にみっちりとサラサで書く闇ノートも憧れるけど、ノート一杯に文章を書くって本当に大変なんだよな…書きたいことはあったとしても、それを書き切るには体力が必要。

 結論としては、も、文字を書きてえ!!!ってなったときは、サラサの出番、ということになる。

 こんなことを書いていたら久しぶりに文房具コーナーに行きたくなってしまった。今まで使ったことがないペンを買いたい。

  この時は多分しっかりと書きたかったからサラサにしたんだろうな…大事なことなので。

【VERIVERY】8分+αかけて目玉焼きを作ったのは多分アイドルのせい

 8分と+αの時間をかけて目玉焼きを作った。多分これはヨンスン君のせい。

 

 ということで今からとるに足らない話をします。

 アイドルって無意識に影響与えてるよな…という話。ちなみにヨンスン君というのは、VERIVERYというK-POPアイドルグループのメインダンサーの子であるが(2000生まれ)私はアイドルに特定の「推し」なるものをあまり作らないので、特別ヨンスン推しでもないということをご留意願いたい(もちろん嫌いなわけでもない)。そしてヨンスンの話もするけれど、大部分が私の話になると思うのでそれもよろしくお願いします。つまり、アイドルと、オタクの生活の話。

 

 早速話に入るけれど、私という人間は元来がさつで大雑把で面倒くさがりな人間である。電化製品を買えば説明書は絶対読まない、カップ麺は3分のところ2分くらいで湯切りする(そもそもタイマーセットをしない)。整理整頓は不得意、「緻密正確慎重」という言葉からはだいぶ離れている、そういう人間である。料理は人並みにはできると思うし多少の好奇心があるから様々な料理を作りたくなるものの、あまりレシピ通りにつくらない。失敗はしないが、めちゃめちゃ美味しい料理を作れるか、料理に凝ることができるかと問われれば「No」と答える。案の定お菓子作りは得意ではない。お店で買った方が早い。

 今日の私の昼食はレトルトカレーで、なんだかそれだけだと味気ないし、レトルトのカレーって個人的にルーの量が多めだと感じるからつらいな…ということで目玉焼きをトッピングすることにした。

 目玉焼き。

 美味しく作ることができたためしが無い。もちろん失敗はしないが、それだけの目玉焼き。ただ食べるためだけの目玉焼き。それでいいのか。少しだけ、手間を厭わずに目玉焼き作ってみないか、私。

 調べた

 卵を常温に戻す(一体どれくらいの時間がかかるのか)。直接フライパンに割り入れるのではなくボウルに卵を割り入れる。濡れ布巾でフライパンの熱を一旦冷ます。ミディアムだと弱火で8分。つまり目玉焼きを作るのに8分+αの時間がかかるというわけだ。普段、5分くらいで作ってないか私…。冷蔵庫から出した卵をそのままフライパンに割り入れて中火でじゅーーーーっと焼いてないか?8分、待てるのか私。

 待った。

 

 次にヨンスン君の話をしよう。私は韓国語をきちんと理解しているわけではないけど、ほぼほぼその通りだろうと思える彼の情報を列挙するならば

  • 理系の秀才
  • ルービックキューブが得意(7×7×7を解くことができるのは確認済み)
  • 体が柔らかい(180°近く開脚できる)
  • 語学のセンスがありそう
  • ステージ上でどんなに踊ってもあまり汗をかかず涼しい顔をしている
  • つまり結構タフな子
  • とても几帳面で旅行の際には持ち物リストを書いていた
  • 筆箱2つ持っている
  • 字が読みやすいけど独特

 ざっとこれぐらい挙げられる。アイドルってアイドル全体を考えるとめちゃめちゃアイドルだなと思うけれど(語彙力)個々に注目すると「Youは何故アイドルに…?」という個性の持ち主のオンパレードで、ヨンスンもそういう人だと思う。星に興味があったり円周率をすらすら暗唱していたり、こういうことがあるからアイドルって面白いし追うのやめらんねえなと思うけれど、話が逸れるのでやめておく。

 ヨンスンを語る上で欠かせないのはやっぱりその几帳面な性格で、食べる時にステーキを64等分していたとか(本当か?)その日にやることをきちんと決めておいて、それを予定通りこなせないとHe has a hard timeらしい。

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 彼が料理をするとして、多分レシピを熟読して材料をきっちりと揃えて器具も用意してそれで初めて取り掛かり、きっと入れるタイミングも時間も間違えないのだろう(多分)。それは私のスタイルとはだいぶかけ離れたもので、ああ、面白いなぁと思ったのだった。別に何が正しいわけでもなく、個々人が好きなように楽なようにやっていけたらいいと思っているけれど、大雑把な性格で失っている何かがあると自覚している分、自分とは遠いヨンスンのスタイルというのは私にはとても興味深かったのだ。あとは働き始めて、一つひとつの作業を正確にクリアしていくことが、時間はかかるが結果的には一番早いし確実、ってことを身に沁みて感じているからってのもあるのだけど、それはそれとして。

 

 以前の私なら目玉焼きに8分かけないし、レシピ見ないし、もっと雑にレトルトカレーを作っていただろう。ちゃんと湯を沸かし卵を常温に戻し時間配分とタイミングを考え目玉焼きがきちんと焼けたタイミングでカレーの準備もばっちり、みたいな風にはなっていなかったと思う。ヨンスンのせいだけではないけれど、多分しっかりきっちりなヨンスンを知らなければありえなかった、とある一日の私の昼食。私の身の回りにはヨンスンのような人はいないのでそれも大きいだろう。アイドルに限らず、ちらっとすれ違った人であっても人間は影響を受けてしまうものだなと思う。況やアイドルをや。

 

 ここまで書いておいて、美味しくなかったです目玉焼き、なんてことはなくて、ちゃんと美味しくてせっかくなら目玉焼き単体でもう一回同じように作って本当に美味しいか確認しようとも思ったけど、レトルトカレーの上にのっけた目玉焼きはいい感じに固めな半熟で白身もぷるんとしていて美味しかった。何より本当になんてことない料理だけど、料理を作る過程は楽しかった。頭使うし、良い気晴らしになる。そして、上手くいったことが嬉しかったからこの文章を書こうと思ったわけだった。

 

 これは一人の大雑把いい加減面倒くさがりなアイドル好きな人間が、アイドルに感化されていつもより丁寧に目玉焼きを作った話です。ヨンスン君は私がここまで挙げた以外にも様々な魅力があるアイドルですので、沼にハマる人が増えればいいなとも思っています。几帳面だけど、そんじょそこらのゆるキャラよりよっぽど可愛いアイドルでもあります。そしてステージではめっちゃかっこいいアイドルです。

 

 私のお気に入り、デビュー直後のゆるふわヨンスン

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と、最新のヨンスン

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【食べ物】救われたいか?それなら私はHARBSのケーキを食べる

自分の中で「美味しい」が年々扱いづらくなってきている、気がする。世の中「美味しい」を過剰摂取し過ぎなのではないか、「美味しい」がなんだ、私たちは「美味しい」に何を求めているんだ?飽くなき美味しさへの探究心に目眩がしてくる。なんでも美味しいさ!そこに優劣をつけられるのか?私にはわからない、美味しい!全部おいしい、気がする。ぐおー。

そんな「美味しさ」恐怖症(というか「美味しさ」の迷路に迷い込んでいる)私にとって、理屈じゃなく突き抜けている食べ物はある種の救いなのかもしれない。誰が何と言おうとそれは私にとって何かしら意味がある食べ物なのだ、と言える食べ物は、荒れ狂う海に漂う一枚の板切れのよう(どこかでもこの表現使った気がする…)。例えばHARBSのケーキは候補に挙げられる。HARBSのケーキ、好きだ…。

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季節のケーキ「白桃のレアチーズケーキ」

頭の中で「今幸せですかぁ?」という声がワンワンとなっている。だから別に幸せになりたいわけじゃないんだってば…。

甘くやわらかな白桃の果肉を
たっぷり使用した
優しい味わいの一品です。

http://www.harbs.co.jp/harbs/concept.html

とのこと。合点承知の助、である。

白桃の果肉がぷるんぷるんでジューシー。桃って美味しいのだな。そして甘すぎないレアチーズ。くどさがないからHARBSのケーキは1ピースが驚くほどでかいのにペロッと食べられてしまう。チーズの程よいまったりさと酸味、白桃の甘さとコクみたいなものが見事な調和を保っていて、気がついたら最後の一口しかお皿には残っていなかった。圧倒的体験。無理に美味しいって思わなくていい。この白桃のレアチーズはただただ体に沁みる食べ物。

この夏はいっそホテルなんかに1日中籠ってぼーっとするのもいいかもしれない。例えば自分のためだけにHARBSのケーキを買って、二ピース入る黄色の包装箱に私だけのケーキと保冷剤を入れてもらって、黄色の紙袋を意気揚々と手からぶら提げて、ホテルの部屋に戻ってプラスチックのフォークを買っておいて、客室に備えられている緑茶でも入れて食べるのだ(結構リアルな想像だ)。そこはちゃんといい紅茶パック買うか。まあいいか。

都内や大阪、京都、名古屋にあるお店なので、それらの街にお立ち寄りの際はぜひチェックしてもらいたい。

【音楽】好きな音がそこにはある!/ネクライトーキーにハマる

 ハマった。

 まあ生粋の飽き性なので明日には「次はこれ~~~」ってなっているかもしれないが、文字におこそうと思っているぐらいにはハマっている。つまりハマっている。

 

 私の中の真理

 「「声が良い」は才能」

 マジでこれなのだ。「声が良い」というのは、良くも悪くも人の印象に残る特徴的な声ということである。ちなみに好きな声優さんは「田中敦子さん、中村悠一さん、本当にすごいなと思っている枠が悠木碧さん」である。声優さんでも、地の声がそもそも良い人から、声を作るのが上手い人もいれば、声の演技が上手い人とタイプがそれぞれだと思うけれど、アイドルでも声が良い人は大好きだ(例:VERIVERYのミンチャン君)。

 話をネクライトーキーに戻す。最初の掴みはボーカルのもっささんの可愛らしい声だったけれど、それは最初の掴みに過ぎず、聴けば聴くほど中毒性ある楽曲から逃れられなくなる。「これ、いいな」「あれ、これもいいな」「うえ?これも好きなんだけど!」でハマりましたこんにちは。

 

 そもそもネクライトーキーに辿り着いたきっかけは、これである。

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 ないものねだり、懐かしい。ドーナツ屋のくだりなんかは男女の考え方の違いが見事に表現されててすごく面白いなと思うのだけど(あと中華屋の料理が美味しそう。中華料理屋さんの料理大好き!)この一本撮り動画がすごく好きで、もっささん可愛い~~~と思っていたところにネクライトーキーの動画がおすすめとして出てくるわけだから、そりゃあ見てしまう。

 

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青い!!!空が青い!!!重ね着してる感じ、冬!!!

 

 ネクライトーキーのミュージックビデオを色々とみていると、センスがすごい。多分同じ人がずっと携わっているのだと思うけれど…。ミュージックビデオに共通した雰囲気を感じるから多分そうだと思う。だとすればセンスがすごい。こんな感じ、私、好きだ。「きたへむかえば、えば、えば♪」って歌っている自分がいる。恐ろしい。すごいぞ。

 ということで、ずるずると聴いている。もっささんの声だけでも、ミュージックビデオだけでもない、好きな音がそこにはある。

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 ちょっとお笑い番組のイントロみたいな雰囲気から始まるこの曲なんかは、軽快に跳ねるドラムがたまらないなと思う。キーボードがあるとやっぱり面白いのかなぁ、好きになるバンド悉くキーボードがある気がする…(もちろんキーボードがなくったって好きなバンドはあります!)この『オシャレ大作戦』は最後の「ちょっとイカレてる夢を見てる 僕だ」からの流れが好きでその部分を楽しみに聴いてしまう。

 

 音か言葉かと考えたときに、私は昔から言葉の方に重きを置いて音楽を聴いていた気がするけれど、K-POPを通ってしまったことでその比重が音の方に寄ってきている感覚がある。言葉を探して聴くというよりは、音を探して聴くようになっている(音楽だからそういうものじゃない?と思うけれど、結構言語偏重な私なのだ、多分)。シンプルに「この音が好きだ~~~」と言える自分がいて、それは本当に良いことだなと思う。言葉に良い意味で囚われず音楽を聴けるというのは、1つの自由だ。

 小説でもそうだけれど、自分にとって新しい何かを開拓している最中はとても楽しいもので、自分がどこか新しくなったような気分にさえなる。

 この音が好きだし、なんか楽しい。ネクライトーキー、まだまだ聴けていない曲があるので聴いていきたいところ。

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 ネズミ、可愛い。応援したい。

 (でもリアルで見るとネズミって結構ビビる。でかいし。)

【鞄】トートバッグを買う(最強なワタシ計画(仮))

 【最強なワタシ計画(仮)】は就職して以来水面下で着々と遂行している極秘プロジェクトである(少なくとも誰にもきちんと話したことがなかったので今この瞬間までは【極秘】だった)。

 【最強なワタシ計画】というのは「ある程度自由にできる金がある段階で、そのジャンルにおいて「これが好きだ!」と胸張って言える1点ものをキープしよう」というものである。金がない時に買うのはつらい。金が多少あるときにちまちま買えば財布にもそれほどダメージにはならない!ということでちまちま買っている。自分は何が好きで何が苦手でどんなもの囲まれているとウキウキするかということを考えようね、ということである。例えば、

  • リュックサック
  • ボールペン
  • 辞書(国語英和漢和を一通りそろえる)
  • カメラ(もうよそのカメラに振り向いたりはしない)

はこの計画の下自覚的に買ったもので、今のところ他のものに切り替える予定がない。私は同じカテゴリのアイテムを複数持つことが得意ではない。洋服もできるだけ同じものを着まわしていたいし今日はAで今日はBの鞄という切り替えが難しい。ものを捨てる時はとても悲しくなってしまう。「好きかどうか」というよりは、単純に「決める決めない」の問題だと思っていて、一旦は浮気をせず、使えるところまで使おうと思えるものを買う、ということなのかもしれない。

 さて、その計画を前に大きく立ちふさがる存在が一人いた。その名は、トートバッグ。トートバッグは好きだ。荷物多めな私にとって、自分の肩を破壊しうる危険なバッグではあるのだけれど、ふらっと出かける時にぼんぼんと財布やら鍵やらを投げ込んで取っ手をがばっと掴めばそれでよろしい、その軽さが好きだ。

 が、長年私はいいかげんにトートバッグを使ってきた。貰い物、とか、なんとなく買ったもの、とか。もう少し愛着を持ってトートバッグを使いたいのに!しかしなかなか良いトートバッグが見つからない。世の中にこれほどの数のトートバッグがあるのに、何故ピンとくるものがないのか。そもそも優先度としては低めだから気合を入れて探すわけでもないし、そもそもトートバッグって気合を入れて探すものなのか?リュックは機能性やデザインなどである程度候補を立てることができるのに、トートバッグではそれができない。人類はトートバッグをやや軽んじているのではないか?

 そして、何故世の中のトートバッグはこれほどまでに白が多いのか。何故。白は汚れる。汚れるのは嫌だ。洗えばいいけど、それでも汚れるのが嫌だ。どんどん色あせていくトートバッグをみるのは悲しい(もちろんそれを味と捉えることもできるけれど)。

 ということで、ずっと「白ではないトートバッグ」を探してきた。そして見つけた。私はこれを使い倒すと誓った。

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https://www.official-store.jp/akg/products/detail.php?product_id=376

 

 行く予定がないASIAN KUNG-FU GENERATIONのライブ「酔杯2 ~ The Song of Apple ~」の公式グッズである。3000円。トートバッグ事情を知らないけれど、若干高めの値段設定か。いや、値段はこの際構わない。むしろ値段がある程度高いほうが「これだけの値段がしたから使わないと!」という気分になっていい。財布事情にもよりますが、意識的にちょっと高いものを買うってのは戦略としてアリです。

 実際に現物を手に取らないで買うのは非常に冒険ではあるけれど、そこは賭けるしかない。色が白じゃなくてワンポイント可愛い絵があしらわれているトートバッグにこの先出会えるだろうか?ネイビーは珍しい。黒は見かけるが。ええい、ままよ、と秒で買った。

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  私はなる!!!

 

 そして届いた。

 

 でかい。

 

 思ったよりでかかった。あとマイバッグみたいに中ポケットにしゅるしゅると収納できてコンパクトになるところが胸キュンポイント。旅行先とかで持っていくのぴったりな予感。お土産とかでどうしても帰りの手荷物が多くなる問題を解消してくれる気配がする(ま、今年はどこも行けないけど)。あとはもう少し取っ手がしっかりとしてくれたらパーフェクトだった。そこは妥協する。私は持ち手の部分がしっかりしているトートバッグが好み。

 ただ、でかい問題は魅力でもあって、巾着のように両側から紐でひっぱると口の部分がしぼむ作りになっているので(トートバッグとしては珍しい)実は思ったほどでかくならない。大きなものを入れる時は口をすぼめずに使えるし、アイドルのうちわも余裕で入るだろう(アジカンにうちわは存在しない)。コンパクトにしたいときは口を閉じちゃえば体にぎゅっと沿う大きさになるので良い。素晴らしい~~~好き~~~。

 

 ということで、また私は一つ、トートバッグを決めることができた。このトートバッグを打ち倒す強者に出会わない限りは、私は新しいトートバッグを買うことはないだろう。こうして私はまた一歩【最強のワタシ】に近づいたわけである。

【VERIVERY】『FACE YOU』感想

 ということで、Road to Kingdom何それ状態の、まるで台風が嵐が過ぎ去ったかのような凪いだ気持ちでありますが、最終ラウンドを存分に利用して弾けたVERIVERYさんがカムバックしました。7/1にカムバックしたかったんだろうな、どこまでも狂気なストーリーテラーの運営(←1/7に『FACE ME』でカムバックしてるので)。

 ようやく買ったのでこのアルバムについて感想書けたらいいなと思います。といっても、好き~~~と思ったことの羅列でしかないですが。

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 DIY.verめっちゃいいですよ!中身が!

 

Thunder

 自分でも面白いのですが、この曲かなり好きです。何故なら面白いから!聴きごたえがたくさんあってて聴いててとっても楽しい。多分デビュー曲にこの曲を出されてもここまで心振れないけれど、今までのVERIVERYの楽曲が積み重なってのこれはめちゃめちゃ面白いと思います。まあ推しているグループの新曲はとりあえず「最高!」って言いたいオタクの戯言なのかもしれんけど。

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Thunderの好きなところ

ドンホンのなんちゃら視線パート

 最初にドンホンのパートで始まるわけだけれど、なんちゃら視線~~って歌っているパートが好きです。これドンホンに歌わせたくて踊らせたくてパート割り振っただろ、って言いたいぐらい良く似合っている。最年長の色気が出てる。The Closer(VIXX)の足をぐわっと横に移す風のダンスもすごく好きなんだよなぁ。今回のダンスすごく難しくて今までとはまた違う種類の踊りだと思うけれど、足をきれーに見せるところが多くていいですよう。しかもビシッと揃っているし。

最後らへん

 とにかくコーラスを畳みかける感じが頭痛くなります(褒めてる)。ヨンスン頑張ったねえ。歌えるようになるとできることが増えるねえ。ヨンスンに限らず、今回のアルバムは「おっと、これまではあんまりなかったパターン」と思える部分がたくさんあって、デビュー期から追っている身としては聴いていて楽しかったです。

Thunderのサの音

 ヨノの腹に力が入ったThunderもいいし(「サぁ」)ケヒョンのなんか凄みが効いているThunderもいいです(「サァォンダァ~~~」)。収録風景を覗いてみたい。

 

その他

 曲に似合わないとマジでズバッと削ぐ鬼のじぇりぴイズムなので(←そういうものがあるかは知らないが)ミンチャンさんのパートがそんなにないのです。しかしミンチャンさんは少ないパートでも間違いなく爪痕残してくれる人なので、私はそこまで心配していませんし悲しんでもいません。むしろ「ミンチャンさんいつ来るかな…」と楽しみにしているくらい。ヨンスンの台頭により、今回はちらほらとミンチャン⇔ヨンスンの対比関係が見られて面白いです。中低音域をミンチャン、中高音域をヨンスンが担うようになるのかしら。ヨンスンの声はなんだかグレーっぽい。声の演じ分けがミンチャンと近いものがあるのかもな…とか色々考えています。そう考えるとケヒョンとカンミンもお互い似たものがあるのかも(SKYDIVEを聴きながら)。

 ケヒョン君の声はなんだかバイオリンっぽい。なんだかレオさんっぽい。ヨノは相変わらず透明で聴きやすい声。このグループはダンスがドンホン、ボーカルがヨノ、それぞれ見やすい、聞きやすい、踊りとダンスを提供してくれる。

 

Connect

 ホヨンちゃん優勝楽曲。おめでとうございます。ミンチャンの声大好きクラブの会員である私も歓喜(/・ω・)/の曲です。ハイライトメドレーを聴きながらこの曲はそこまで…という事前評を覆し、そこそこ好きな曲です。

Connectの好きなところ

2番Bメロのミンチャンさんの響き

 豊穣とはこういう声のことを言うのでは?あるいは「馥郁たる」という言葉が似合う香りと深みある声。これだから私はミンチャンさんの声が大好きなんであります。よくここまでキー上げられるね。

Cメロ(って言うのかな)トゥルルルル~ってとこ

 2:30くらいの音のことを言っています。音ゲーで遊びたい(なんでも音ゲーに当てはめようとする)。

 

SKYDIVE

 優勝~~~。

 2集目以降、アルバムには時々「ケヒョンさん楽曲」なるものが収録されているように思うのですが、個人的このSKYDIVEはケヒョンさん楽曲です。あ、「ケヒョンさん楽曲」というのはケヒョンさんの声の良さが弾けている、ケヒョンさんのための曲のことです。

 2曲目までは「カンミンちゃんどこ行った?」状態だったのですが、この曲でひょっこり登場していて嬉しい限りです。カンミンちゃんは声が柔らかいのかな…なんと形容していいかまだわからないけれど。この曲聴きながら今度はホヨンさんがいないので、曲のバランス考えてメリハリが効いているなぁと勝手に思いました。「いない」と感じるのは、曲に溶かしちゃうからなんだろうなぁ(カレーのルーみたいに)。だから多分「カレールー」にするか「ジャガイモやニンジン、肉といった具材」にするかはっきりしていると思うんだよなVERIVERY。この曲だとホヨンとヨノとヨンスンがルーっぽい。ドンホンとミンチャンがスパイスで、ケヒョンとカンミンが具材。

SKYDIVEの好きなところ

ドンホンが声張り上げて歌っているところ。愛しさしかない。

 

 

Beautiful-x

 これは私が間違っているので謝りたい。でも面白くないと思ったんだよな、サビだけ聴いたあの時は。多分この曲はパフォーマンスの良さがめちゃめちゃ効いている。

  幸せになりたいわけじゃなくて、この苦しみを取り除いてほしいの…ってのはガチで答えるけれど、なんだかBeautiful-xのパフォーマンスには「信じる者は救われる」みたいな良さを感じてしまう。SKYDIVEで心ほぐれたあとのこの曲!素晴らしい。これが逆でもアルバム的にはいいかなと思うのだけれど、あえて4曲目にした理由をスタッフさんには聴いてみたい感じがある。サムネのカンミンさん「今、幸せですか?」

 

 

Privacy(私生活)

 あんまり刺さらないのだけど(刺さらないのが不思議でそれについてはずっと考えている)和訳を拝見したところ、これをデビュー前につくってしまったことが、Thunderのミュージックビデオよりよほどホラー。これはカンミンとヨンスンを除いた5人の作詞なんですけど、末っ子組のこの二人が入ってないのもなんだか「らしく」て面白い。素晴らしい。

 

 ということで、ニュージャックスウィングからは遠ざかっていきますが、それでもやりたいこと、やろうと思っていることをやるのがいいと思うので、体調にはくれぐれも気をつけて活動してもらいたいところです。多分今年もう1回くらいはカムバックすると思うので、そこで「FACE」シリーズが終わるのか終わらないのか。

 

 私はTag Tag TagからのLay Back、そしてThunderの歌詞が、結構好きです。自分の中ではあまりピンときていない感覚でも、

 

 

 

 最後にミュージックビデオの個人的好きな場面を並べて終わりにしたいと思います。

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ここ、良い絵

 ドンホンはタンクトップ要員だから肩がいかつくなったのか、タンクトップ要員問わず鍛えているのか、筋肉担当になり得そうなのは彼とカンミンちゃんぐらいか。末っ子はまださほど鍛えないと思うけど…。

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ミンチャンさんは本人気がつく人なのでこういう表情はグッとくる

 こういう悲しい顔されるとグッときてしまう。

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ドラマのオファー来ません?

 カンミンさんの走るシーンは演技が上手ですごいなぁと思いました。

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人殺しそうで(語弊ありまくり表現)いい

 本人特に考えてなくてもある種の狂気というかヤバさが見えてしまう顔の人は天才だと思います。

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個人的一番良い絵

 タイミングというものが何事にもあるから、今このタイミングでこの絵が撮れて良かったねえ、本当は7人全員いればいいのだけど、と思いました。こう見るとヨンスンは基本的には良家の坊ちゃんなのに、時々冷酷な殺人鬼になるのは(だから語弊がある表現)なんなのだろうねえ。