根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【食べ物】救われたいか?それなら私はHARBSのケーキを食べる

自分の中で「美味しい」が年々扱いづらくなってきている、気がする。世の中「美味しい」を過剰摂取し過ぎなのではないか、「美味しい」がなんだ、私たちは「美味しい」に何を求めているんだ?飽くなき美味しさへの探究心に目眩がしてくる。なんでも美味しいさ!そこに優劣をつけられるのか?私にはわからない、美味しい!全部おいしい、気がする。ぐおー。

そんな「美味しさ」恐怖症(というか「美味しさ」の迷路に迷い込んでいる)私にとって、理屈じゃなく突き抜けている食べ物はある種の救いなのかもしれない。誰が何と言おうとそれは私にとって何かしら意味がある食べ物なのだ、と言える食べ物は、荒れ狂う海に漂う一枚の板切れのよう(どこかでもこの表現使った気がする…)。例えばHARBSのケーキは候補に挙げられる。HARBSのケーキ、好きだ…。

f:id:dorian91:20200728215911j:plain

季節のケーキ「白桃のレアチーズケーキ」

頭の中で「今幸せですかぁ?」という声がワンワンとなっている。だから別に幸せになりたいわけじゃないんだってば…。

甘くやわらかな白桃の果肉を
たっぷり使用した
優しい味わいの一品です。

http://www.harbs.co.jp/harbs/concept.html

とのこと。合点承知の助、である。

白桃の果肉がぷるんぷるんでジューシー。桃って美味しいのだな。そして甘すぎないレアチーズ。くどさがないからHARBSのケーキは1ピースが驚くほどでかいのにペロッと食べられてしまう。チーズの程よいまったりさと酸味、白桃の甘さとコクみたいなものが見事な調和を保っていて、気がついたら最後の一口しかお皿には残っていなかった。圧倒的体験。無理に美味しいって思わなくていい。この白桃のレアチーズはただただ体に沁みる食べ物。

この夏はいっそホテルなんかに1日中籠ってぼーっとするのもいいかもしれない。例えば自分のためだけにHARBSのケーキを買って、二ピース入る黄色の包装箱に私だけのケーキと保冷剤を入れてもらって、黄色の紙袋を意気揚々と手からぶら提げて、ホテルの部屋に戻ってプラスチックのフォークを買っておいて、客室に備えられている緑茶でも入れて食べるのだ(結構リアルな想像だ)。そこはちゃんといい紅茶パック買うか。まあいいか。

都内や大阪、京都、名古屋にあるお店なので、それらの街にお立ち寄りの際はぜひチェックしてもらいたい。