根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【Wanna One】I miss you so muchの破壊力/それは、一瞬

正直なところを言うと、それほどWanna Oneというグループにハマっているわけではない。Produce101という番組プログラムにどっぷり浸かったらヤバいなというなけなしの自制心と、流行のものが好きではない天邪鬼精神で、どうにか足湯程度の被害で抑えられている。肩までつかると多分抜け出せない。それだけは間違いない。だから今後も浸からない。だけど、それを後悔しそうだな...さて、Wanna Oneってどこから追っていけばいいのだろう...と思う今日この頃。

 

そんな私が、一体何を言いたいかって?そりゃあ、デフィ君素晴らしい、ということですよ。この世の真理とまでは言いませんが、デフィ君素晴らしい。尊い。というか推す。Wanna Oneならデフィ君だなこれは、と思ったのでそれを書こうと思っております。

 

K-POPアイドルを色々見ていて、「推し」という概念があるではないですか。好きなアイドルですよね。あれって、天啓のようにその瞬間が訪れるもんだなーと思うのです。これを人は「恋」と名付けるのでしょうか。別に恋愛対象とアイドルは別だと思うけれど。

人に惹かれる。ものに惹かれる。これって、私にとっては突然のこと。制御できるものではない。意図するものではない。その瞬間が訪れるまでは見向きもしなかった対象が、その一瞬を境に気になり始める。好きなアイドルができるのも、同じことなのです。

 

デフィ君については、これがきっかけでした。

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この、2:45付近からですよ。

デフィくんのダンスですよ。この子綺麗に踊るなー品があるなー繊細だな―綺麗だなーと思ったとき。それが私がここで言う「一瞬」の時でした。

ソロで映っている動画を見て、その印象は確信へと変わり、これは「デフィくんやで」と思ったものです。

 

以降、それとなくWanna Oneの動向は気にしつつあまりテンションが上がってなかったのはあれですよね。

 

Wanna One、デフィ君活かしてない件(あるいは活かすの難しいのでは説)、ですよね。ダニエルくんに恨みはない。が、ダニエル体制であるならばデフィくんはなかなか難しいと思う。Burn It Upな世界ならダニエルくんとオンさんで間違いない。一方のBeautifulはこれはデフィくんでありジェファンくんでありミニョンくんのフィールドなのです!(←何を言っているのだ私は...)グループってほんと難しいですね。

 

なんというか、なかなか「このデフィくんを待ってたーーーーー」というシチュエーションが今まで無かったのが、あまりテンションが上がっていなかった原因です。誰が悪いわけでもなく、私の勝手な意見なのでスルーしてもらっていいですが。

とはいえデフィくんはいつも踊りがお上手で若いのにしっかりしたものだし、安心して見ていられる。君のそういうところが私は好きだ。でも!目立たないような気がするし、パート少ないし、うむむむむ、デフィ君がより輝く世界は無いものか、そういうものなのか、単純にデフィ君がもっと歌うまければパートもらえるんじゃね?と言えば済む世界なのか。うーむ。難しい。別にデフィ君歌が下手だとは思わなけれど。

 

というモヤモヤ感を抱えていたわけですが、これでそんな鬱鬱とした気持ちが一掃されてしまいました。これだ!

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1:53くらいからのデフィくんですよ!!!!

これだーーーーこのデフィくんだーーーー。

これこそ「I miss you so much」だーーーーー。

このデフィくんを私は待ち焦がれていたんだーーーー。

そうなのです。この一瞬のパートの破壊力たるや、ですよ。

これを初見で見たとき、ビリビリと来てしまって...。はいデフィくん推します、と思わざるを得なかったのです。

 

このパートのデフィくんにVIXXのえねねんみを感じる、と言った感想をどこかでお見掛けしたのですが、本当にその通り。ここに私はVIXXのNっぽさを感じ、より一層デフィくんを好きになったのでした。しなやかで、指先まで神経が行き届いているような、優雅さを持ち、上品で、荒っぽくなくて、綺麗。デフィくんはあと5年くらいしたらVIXXのBlack Out踊ってもらいたいから本当によろしくお願いします。Love Me DoでもOK。なんならVIXXの曲どれでもいいからダンスカバーしてください。

 

デフィくんについてだらだらと書いてきた。デフィくんを見ていると、練習はするのだろうし、努力家だと思うし、野心家だろうし、自信家だと思う。でも自分がやっていることの手ごたえは持ちつつその自信が揺らぐ夜もあるだろう。そういう内なる葛藤なんかを感じてしまうと「頑張れ!」と応援したくなってしまう。いつでも私は悩める人に惹かれてしまうのだ。同時にカラっと明るく真っ直ぐな人にも惹かれてしまうけれど。

 

デフィくんの歩む道は、なんだかんだで大変そうだ。大変じゃない道を歩もうとしている人など、あの業界にはいないと思うけれど。デフィくんの歩む道に幸あれ。これからもデフィくんの毅然としつつ、性格は意外に乙女っぽそうで強情そうでこだわりありそうなデフィくんを気が向いたときに見ていきます。彼がステージの上に立って輝くときが、長く続くといい。

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【K-POP】MAMA in Japanでのお披露目について考えた/fromis_9「Glass Shoes」MV感想

アイドル選抜番組というべきか。「アイドル学校」という番組を通して選抜された9名の女性から構成されたガールズグループfromis_9がデビューをしました。

「アイドル学校」から誕生!ガールズグループの名前が「fromis_9」に決定…集合写真を公開 - MUSIC - 韓流・韓国芸能ニュースはKstyle

 

私は「アイドル学校」は全く見ていなくて、イ・ヘインやナッティ(TWICEを選ぶ「SIXTEEN」に出演)が落ちたなんでだ!という声を聴いたぐらい。このデビュー曲もYouTubeでふと目にしてマウスをクリックして初めてその存在を知りました。

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結論から言うと、この「Glass Shoes」という曲が私は好きです。

 

デビューという初々しさと、煌きと、儚さと、爽やかさと、若さと、何より「失うものは何もない」という事実が最高のスパイスだと思います。既にデビューしたグループが、2曲目以降にこの曲を発表することとはまるで違う。彼女たちのこれまでを踏まえてこそ、この曲は輝く。要は既にデビューしたグループがこの曲を仮に歌ったとしてここまで惹きつけられるだろうか、ということ。良曲じゃないかなーと思います。

特に、「びんぐるびんぐる~♪」と歌っているパートの中毒性がハンパない。これでこそK-POP。胸がキュンとなる。

 

さて。曲についての感想は以上でして。

 

これ以降は、この曲が先日行われた「MAMA in Japan」で披露された、という事実を絡めて思ったことを書いていきたいのです。

この曲を初めて聴いたことと、MAMA in Japanお披露目!が私の脳内で合わさって弾けてしまった、というわけ。これは私の個人的感想で、先入観に塗り固められた知識不足の状態での感想、ということを踏まえた上で読んでいただきたいのです。多分これ正しくはないよな...と思いながら、私自身この文章を書いています。

 

このfromis_9の「Glass Shoes」を初めて聴いたとき。

J-POPっぽいけれど、K-POPっぽいな。和洋折衷ではないけれど、J-POPとK-POPが上手く混ざったような曲だな、という感想を抱きました。

J-POP(アイドル)っぽいなと思ったのは、

  • 音楽的にメンバーの個性が出てない
  • まとまりが良い
  • メロディ自体も聴きやすく刺激が少ない、とげとげしくない、均されている

一方K-POP(アイドル)っぽいと思ったのは

  • 韓国語だからできそうな音と意味の面白さ
  • 中毒性あるパート
  • なんだかんだ一筋縄では聴けない曲の構成

なんかがあるのかなと。

 

「アイドル学校」を観てきた人はまた違うと思いますが、初見の私は全然メンバーの区別がつかないのです。そこが「音楽的にメンバーの個性が出ていない」ということです。初めて知るグループは大概メンバーの区別はつかないし「誰この人」「同じ人たくさんいない?」「私の認識と実際の人数が合わないのだけど」という状況が発生するのだけれど、何人かは見分けがつく人がいるんです、それでも。ビジュアルとか、声や歌い方が特徴的な人がいるな、とか。でも、flomis_9はまとまりが良すぎ。全然手が付けられない。声の識別がしにくい。この点は多分グループの成り立ちも関係してくるところだと思います。

 

日本のアイドルについて触れると、私は日本のアイドルの曲って個性ごり押し、というよりは「合わせる」曲が多いよなぁと思うのです。この点は多分知識不足で間違った理解をしていると思うのですが。サビは全員で歌うし、もちろんメンバーは個性的だなとは思うけれど、楽曲については個々人がそれぞれ目立つというよりは、みんなで歌おうという印象を抱く。K-POPの好きなところは「適材適所」の姿勢が強いというところ。個人が総合的になんでもできるというよりは、それぞれ強みを活かしまくるスタイル。

flomis_9にはなんだか日本っぽさを感じてしまったんですよね…めっちゃこの人目立つ―みたいな人が少ない?もしかして。もちろんラップを入れていたりするのはあるのだけれど。どうしても比較対象になるI.O.Iとは違い、みんな統一感があるなぁと思いました。

 

K-POPの楽しいところって色々とあるけれど、今は「音」と「意味」が楽しい。日本語は冗長的というかまったりしているというか、音の数に対して意味が少ない。一方韓国語は少ない音でより意味を伝えられる?気がする。というのはTWICEとか、防弾少年団とか聴いているとそう感じる。そうかもしれない。「Blood Sweat & Tears」の「うぉね まに まに まに~」とかね。 繰り返し多用しても音として耳障りじゃないというか。むしろ中毒性があるというか。日本語だと「まに まに まに~」みたいなパートは作れないと思うのです。もちろんJ-POPも大好きなんですけれどそれはさておき。

 

そんな要素を持つ「Glass Shoes」がMAMAで披露されたことは、実は無視できないことなのかなどうなのかな、というのが私の考えです。

MAMA in JapanではI.O.IとAKB48がコラボしたとかしていないとか、どう考えても双方の違和感が生じてしまうステージが生まれてしまったわけですが(そしてそれは、別に悪いことじゃない。その違和感が双方の楽曲とグループとの魅力を気がつかせてくれるから)、この日韓のコラボレーションの中間点にfromis_9の「Glass Shoes」という曲は存在するのではないかと思うのです。要は、よくK-POPを知らない日本の人がI.O.Iのステージを見ても「およよよ、また日本とは違うアイドルグループだな」と思ったとしても、flomis_9のこの楽曲なら「どことなく日本っぽさを感じる楽曲やな...」と思うのではないかな、ということです。妄想。本当かどうかは知らないけれど。

 

ということで、へーMAMA in Japanでこの曲が披露されたことは、少なからず無視できないことなのかな、制作側ってそこまで考えていたとしたら(あるいはそれ以上の事を考えていたとしたら)すごいわね...と思った。というお話でした。

 

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【関ジャニ】ヒリヒリしてしまう「象」が好き、という話

突然ですが、関ジャニ∞の曲の話をします。

推敲しないでパパパッと書きます。

 

過去に私は2回ほど関ジャニ∞のライブに行ったことがあります。

まったくの事前準備なしに突入したライブ参戦だったけれど、どちらも楽しめたし「めっちゃエンターテインメントだなぁ..」.と思ったものです。

1回目のライブで私は「象」という曲を知りました。予習しておこうと思ってiPodに落としたアルバムに収録されていた曲で、その後何度も聴き倒しました。

2回目のライブは「「象」歌うってよ~~~」という連れの言葉に「行く」と秒で答えて参加させていただきました。ほんとうに秒で答えた。その日予定あったっけ?とか考えなかった。

「象」はそういう曲です。

 

 

「象」という曲を聴いていると、私はものすごくヒリヒリとした感情に襲われます。熱いよなぁ...それにものすごく真面目だ。真剣だ。

真面目であることってなんだかダサいのかなと思うこともあるのだけれど、あの時あの空間でこの曲を馬鹿にするなんてさせないメンバーの熱量。強いまなざし。私が初めてライブで聴いたとき、確か会場は比較的照明が落としてあって、一気に場の空気が変わったような気がする。もう忘れてしまった。私はひどく忘れっぽい。

 

「10年後またここで会おうよ そんときは今よりずっと笑っていよう きっと きっと」

 

この言葉は約束なのだと思う。今より幸せになろう。絶対に。幸せになるための約束であると同時に、死なないための約束でもある。蛇足だけれど、死んでしまいたいと思うときは肉を漬け込め!といった内容のtweetを最近みた。そうか、人は明日に絶望するとき死にたいと思うのか。明日も明後日も自分なんていない方がいいと思ったとき、人は死ぬ?とすれば、約束をしてしまったのだから生きねば、なんてね。そういう私は大丈夫です。今日は牛タンがとりあえず食べたくなったので、それまでは死ねません。そんなものです。

 

関ジャニ∞はこういう曲がちらほらあるから油断ならない。他にも好きな曲はたくさんあって、でもあんまり聴いていなくて、むむむという感じです。

 

「象」のときの安田さんはとにかく活き活きノリノリでかっこいいなぁということと、渋谷さんはロックだなぁということ。この2人が「象」という曲においては印象的ですね。

 

 

ふと思い出したので、こんな文章を書きました。J-POPも聴きたい、冬。

 

関ジャニズム (通常盤)

【PENTAGON】「RUNAWAY」を愛でる

PENTAGONがカムバックしました。

全然情報追えていないし、というかそこまでファンじゃないと思うけれどなんだかんだで追いかけているグループ。いいかげんハマっちゃいないよ私と思い始めてきました。あと、もう1つ決定的な何かがあれば多分おちます。ちなみにヨウォンくん推し。

 

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PENTAGONよく働いているなぁ…という印象です。9月にミニアルバムをリリースして11月。だからリパッケージアルバムだと思っていたら新作のミニアルバムでとても驚きました~。多分9月から11月にかけて日本にも来ていますよね?えええ。勤勉だなぁ。売りたいのだろうなぁ...わかるわかる。だって「今、見て」と思うもの。今の彼らを見て。今、見て。絶対良いから。脂がのる前の、ストイックで身が引き締まった彼らを見て。という意味で、9月のミニアルバム「DEMO_01」そして今回の「DEMO_02」というタイトルがまた秀逸。アルバムのタイトルなんて気にしたことがなかったけれど、良いタイトルだなぁと思います。

 

で、曲およびMVの感想。箇条書きにしてガーッと書くと

  • 雰囲気が好き
  • MVの作りは他のグループでもありそうな感じだから新鮮さはないけれどメンバーのスタイリングが無理なくてピシッとハマっていて私は好き。無理していない感
  • サビのメロディが好き
  • Like Thisより好きかなと思ってもう一度お互い聴きなおしたら見事に補完し合っていて一緒に聴くのがいいかもしれない
  • Like Thisは焦燥感でひりひりして、RUNAWAYはテンションをグッと落としてしっとり聴く曲なのです(個人的感想)
  • RUNAWAYは疲れない
  • イェナンくんの金髪すごすぎる。高貴
  • PENTAGONは髪型が冒険しつつ外さないから大好き
  • イドンくんのターンいつ来るの?ってそわそわした人絶対いると思う
  • フイくんの耳に残るボーカルとジノの繊細かつ綺麗な高音の調和
  • 全体的に皆さん聴きやすい(個人的感想)歌声でストレスゼロ
  • でもGorillaとかCan you feel itとかも好き
  • 「らなうぇい!!」がフイくんのフイくんによるフイくんのためのパートすぎる

 

MVがいいなぁ、と思います。奇抜でもなくよく見る感じではあるのだけど...なんでいいのだろうなぁ。これは完全に思い込みですけれど「あざとさ」が少ないんだよなぁ…皆さんこれ狙っているでしょう?という作為は感じるのだけどそこまでどぎつくない。各メンバーのスタイリングに文句がないから(これも私個人の感想)純粋に10人のタイプも違うメンバーの最高のビジュアルを堪能できる3分半。この功績はなかなか大きいのかもしれません。MVだけずーっと見たい。10人いるから全然目が追いつかないし。

 

超好きーーーーーーーーー!

基本的にこのブログはそういう衝動による文章ばかりが並んでいるのですが、今回のPENTAGONの楽曲はガッと湧いてくる激情とはまた違うモチベーションなのですよね…。書かねばならない、とも違う。書くことが自然でありこの曲のことを考えたくなるというか。「PENTAGON史」(まだ2年ですけれど)の中で考えたい楽曲というか。グループのあり方について考えたくなる感じ。まだまだアルバム曲は知らないのですけれど。

 

PENTAGONはグループの雰囲気も穏やかそうで良いグループだなと思います。仲が良いとかではなく、まとまりがあるというか。見ていて安らぎを得られそう。

 

加えて活動曲ではないようですがアルバムに収録されているVIOLETという曲もMVが公開されていたので見てみました。

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ほほほう。なるほど。面白いですね。バスという空間で悲喜こもごも。人が恋をするところから愛が終わるところまでが同時に成立している、残酷な空間、ですね。

0:18~ぐらいからわかる、ジノさんと他メンバー(主にキノホンソクユウトヨウォンらへんか)の感情の違いに注目していただきたい。戦争になるから本来なら顔を合わせない方がいい人たちが不幸にもバスに乗り合わせちゃった、みたいな。恐ろしさを感じるのは私だけでしょうか。人の感情の移ろいを、同じ空間同じ時間で表すと残酷だなぁ...というのが今日の気付きでした。いいMVですね。イドンくんの穏やかな笑みとか...笑ったーーーーーーーーーって赤飯炊きたい。イドンくんは「この人が笑っているだけで世界は素晴らしいのです」と思わせる人No.2です(No.1はB.A.Pのヨングク氏)あとはキノさんに「悩める青年像」を抱いてしまっていてつらい。キノさんそんなに悩まないでほしい。シノンさんがわけわからないのはもはやデフォルトなのか私の脳内で勝手に変換作業が行われているからかもわからない。シノンさんは神の立場なのかな。このバスでの立ち位置がよくわからない。

 

 

うへへへ。楽しいですね。VIOLETもあってのRUNAWAYであるように思えて(MVの雰囲気とかも)、非常によくできていると思います。しばらくはこの2つのMVで楽しめそうな予感。早くRUNAWAYのダンス動画が見たいので定点カメラ映像を待ちます。というか探します。

 

他のアルバム曲も聴いてみよう。

Pentagon 5thミニアルバム - Demo_02

【ドラマ】歪みのない人間なんていないというところから始まり、/「刑事ゆがみ」感想

ドラマ「刑事ゆがみ」がなんだかんだで毎週の楽しみになりつつあります。

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毎週録画して観ているのですが、録画したものは消してしまっていてそれを公開しているぐらいには、夢中になっています。DVDボックス、欲しい...かもしれない。

 

楽しんでみているのはそれなりの理由があるわけでして、それを箇条書きにしてまとめると

  • 音楽の使いどころが最高だと思う(グッドタイミング~~というところで適切な音楽が毎回入ってくる)
  • 撮り方もなんだかぐぐぐっとくる
  • 人数を絞ったキャスティングで潔さを感じる
  • 弓神さん、最高
  • 弓神・羽生コンビ面白い
  • 歪んでいる人物が出てくるストーリーがなんだかんだ重たい
  • でも、テンポよく一話完結で物語が進む
  • 羽生君の使っているバッグのファン
  • つまり小道具が大好き
  • OPが最高

という感じです。

刑事もの、軽くはない、でもどっしり鬱になりそうな展開でもない。このちょうどいいバランスが私にとっては良いようです。同じく刑事モノだと「相棒」がこの秋から始まっていますが、「相棒」の方は1つひとつの事件がどういうものなのか、特命係はどのように事件と向き合うのか、事件の展開と「キャラを味わう」(つまり杉下右京はじめ登場する人物の一挙手一投足を楽しむ)ドラマです(私の中では)。

一方「刑事ゆがみ」はもう少し話の内容に踏み込んで色々と考えさせられることが多いです。あとはまだドラマは中盤で、登場人物たちのことをすべて知っているわけではないので、弓神という人物は何者なのか、羽生とのコンビはどうなるのか、という「未知」の部分を知る楽しさがあります。

 

ここまで読んでいただけるとわかるかもしれませんが、私はこのドラマの主人公である弓神さんのことがとても、とても、気になっています。杉下右京とはまた別のロジックに従い、時には違法捜査を行い、人間の些細な言動も見逃さない。先を読む力もあるのか、コンビを組む羽生には何も伝えず突拍子もない行動をして、それがのちのち重大な意味を持つ仕掛けだったりしたときの快感といったら。弓神の芯になるものが、今も掴めない、飄々としているところが、また引き込まれるのです。弓神は一体どういうモチベーションで刑事をしているのでしょう。右京さんはもう少しわかりやすいんですけれどね…。あー、面白い。

 

で。このドラマはタイトルにもある通り「ゆがみ」をポイントにして考えていくと、とても面白い。第1話から第5話まで観てきて、1つポイントがあるだけで考えやすくなるんですよね。

総じて言うと、どの事件に対しても「これしか手段はなかったのか」「もっと他にできることがあったはずなのに犯罪に手を染めてしまった」ことばかり。他の可能性や方法を考えられない「思考の歪み」が引き起こした事件なのだと思うのです。犯人はどの人も真面目な人なんですよねー。そうだ、それがとても印象的かもしれない。今のところは、ですけれど、極悪非道な人間が犯人であることがこのドラマにはないのです。酷い人間が登場する話はありましたが。思考の歪みって、真面目だからこそ起こるものなのかもしれないなー、とふと思ったのでした。

 

適当に生きたいですな。

この先物語がどのようになるのか楽しみです。

毎回20分くらいで犯人の目星ついてしまうのも悪くないです。

 

 

 

【SVT】私も、変わろうと思う/「Without You(帽子を深く被って)」感想

タイトル曲より、アルバム全体より、この曲について無性に書きたくなってしまった。こういう衝動の為のブログだから、この場にやってきた。

 

SEVENTEENの2st Album「TEEN, AGE」が6日にリリースされて。活動曲「CLAP」は聴くけれど、それ以外まだ聴き込めていない段階で、この曲に出会った。

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「CLAP」でも感じたけれど、せぶちは歌詞が良い。メンバーが参画して曲作りをしていることもあるのだろうけれど、SEVENTEENというグループの存在とセットにして聴き込むのが楽しい。「CLAP」なんかは、歌詞を知った後と前では好き度がだいぶ変わってしまった。よくこんな歌詞を書くなぁ…面白いわぁ...。という話は、また別の機会でできればいいなと思います。今回はアルバムだと「CLAP」の前に収録されている「Without You」の感想である。

 

これは音楽を聴いたときから「あ、、、、、、好き、、、、。」という曲でした。

パフォーマンスも観たけれど、メロディが好きなのだと思います。「笑顔の花」もそういうパターンでしたね。全員が同じように歌う。等間隔でメンバーが歌っている感じも「笑顔の花」に似ているけれど、この歌はスングァンが頑張っているなぁと思います。繊細さではスングァン。パワーボーカルではドギョム、なのだろうかねぇ。(←ドギョム推し)

 

で、この曲は訳詞を拝見してより好きになりました。

 

「変わろうと思う」という言葉に、ショックを受けました。そうか。その言葉が出てくるのだと。

 

この曲を歌う人物は、どうやら愛する人が最近自分の元から消えてしまったらしい。それにショックで、戻ってきてほしいと思っている。でもそれは叶わなそうなのがなんとなくわかる。孤独はつらい。君が戻ってくれば、もう一度話をちゃんと聞くから。どうか。戻ってきてくれ。願う。でも、叶わなそう。そして、「今この瞬間から」と言ったあとで

「変わろうと思う」とこの人物は、決意をするのです。

今まで、「君はひどい女だね」とか「いいから戻ってきてよ」とか「もうダメだ」とか「愛している」とか。そういう言葉は聴いてきた気がするけれど、「変わろうと思う」というのはなかなか私の頭のデータベースになくて、こんなにも衝撃を受けたのでした。すごく、良い言葉だなと思いました。ディエイトくんが歌うこのパートが、私は猛烈に好きになりました。自分の元から去った愛する人のことはここまでにして、先に進もう。未練も、苦しみもあるだろうけれど、そこにあるのは「安らぎ」であり「強さ」であり「優しさ」であるような気がしました。お粥なのかな。お粥ソング。違うなもっと強いな。

 

私の話をすると「よっし!みんな頑張ろうぜ!」という曲がどうも受けつけない日もあるのです。しんどくて、いっぱいいっぱいで、視野狭窄に陥って、ひたすら他のものを呪わないとダメなとき、固くなった心に染みこむ曲はなかなかないものです。風邪ひいているときに、焼き肉食べれないのと同じですね(あ、これは個人差ありますね。私の話です。焼き肉とかしんどいかな...カレーもしんどいな。茶碗蒸しとか染みわたりますよね)

 

この曲の「変われると思う」という言葉は、すごく自然な雰囲気で。変に気負いすぎていないように聴こえる。だから、私は今日どぎゅーんとなってこの文章を書いています。

 

いつまでも、立ちどまっていても仕方ないですよね。

変わろう。変われると思う。変わってやる。

 

私も、変わろうと思う。そんなことを考えていました。

おすすめな曲です。

 

 

White Ver / SEVENTEEN 正規2集 [TEEN,AGE]

【SJ】ご本人たちで、良かった/SUPERJUNIOR「Black Suit」MV

ついにSUPERJUNIORが帰ってきました。

今も特に解散することもなくアルバムをリリースしてくれていることに、まずは感謝。

そして活動曲「Black Suit」とっても良かった。MVも曲も。文句がない着地点でした。

 

曲の感想をガーッと語る前に、今回のSUPERJUNIORのカムバックは自分のなかでかなり楽しみというか、押さえたいポイントみたいなものがありまして...。

私はSUPERJUNIORがきっかけでK-POP沼に入りVIXXでとどめを刺された感じの人間です。K-POPを知るようになったときはSUPERJUNIORが精力的に活動していて、様々な賞も受賞していたことでして(多分2011年から2012年ぐらい)、勝手がわからず大して動くことができなかったものだからライブにも行けなかったし、アルバムも買うことができなかった。それは今でも少しばかり後悔しております。

私が知り始めたときのK-POPと、今のK-POPは、やはり少しずつ変わってきているのだろうなぁと思います。私より長くK-POPを好きでいる人はもっと感じているのではと思います。

これは私の個人的な意見ですが、今のトレンドは考えさせるMVだったり曲に物語が乗っかっていたり、グループのあり方にドラマがあったり、何だかいろいろなものがプラスされて、それらを含めて「アイドル」であり「音楽」という気がしています。SUPERJUNIORの「Sorry,Sorry」なんて、何も考えずに呪文のように勢いで聴き続けられる超絶スルメソングですもの。

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この情報量のなさ。最高ですか。

そうか、今は情報量が多いのかもしれませんね。

 

そんなことで、長らくメンバーの兵役で空白期間があったSUPERJUNIORですが、その間にも様々なグループが出てきては売れて。その流れの中で果たしてSUPERJUNIORはどうするのだろう?と楽しみにしていました。別に浦島太郎じゃあるまいし、まるっきり別時代に飛ばされるわけでもないし、大袈裟ですが。

ただ、Vアプリ*1なんかは比較的最近登場したアプリですから、新アルバムのショーケースでは「自分らが活動しているときはVアプリのようなものはなかった」みたいな話もしています(http://www.wowkorea.jp/news/enter/2017/1106/10200820.html)。なんだか感慨深い。売り方も変わってきているのだろうなぁ...。

 

というわけで、前振りが長くなりました。SUPERJUNIORの新曲「Black Suit」を観ていきましょう。

 

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最高だ…。SUPERJUNIORらしい、くすっと笑えてツッコミポイントも適度にあってめちゃめちゃで、しかし基本的に本人たちは大まじめで演技していてMV自体もストーリーがわかりやすいしよくできているし楽しめるし音楽的にもメインボーカル2/3いないのによく頑張っているし不足を感じないし元々ダンスはそれほどバキバキしていないしでもよく踊っているし本当この曲最高、です。

今のSUPERJUNIORがリリースする曲、という点でも良い曲だなと思いました。

スーツが違和感なく体に馴染む30代。20代とはまた違う雰囲気がたまりません。これはデビューしたアイドルが挑戦しても意味がないし、ここまでみんな頑張って!と言いたくなるような領域。良いぞ…。

 

今回「この人のこれは違うだろ~~~~」という違和感がまるでなくて、どのメンバーもメンバーらしくて良かったです。驚いたのはシンドンがちゃんとシンドンだったことです。体型はそのままに、でもそれがかっこ悪いとか一切思わない感じ。やくざのドンのような貫禄に、これを待ってたの~~~シンドン最高~~~~(´;ω;`)となりました。椅子の下でオロオロイライラしているの面白かったです。あとは兄さんことイェソンがエプロンしていたところとか、長めのヘアスタイルでより「この人何やるかわからねええええ」という狂気ぶりを叩き出しているところとか良いですよね。今思ったけれど兄さんの目つきって、「進撃の巨人」のリヴァイさんに似ているの気のせいですかね。そうそうイトゥクさんがMVの中でも仕切っていて、この人のMC気質はもう体の深くに叩き込まれているものなのだなと思ったし幸せになってくださいイトゥクさんと思ったし、ドンヘに関しては、あ~~~~この人こんな声だった、というかこの息60%ぐらい含まれている独特の声と歌い方は一体何なんだ、と思いました。ウニョクはどんどんかっこよくなって...ううう…丸眼鏡最高。かっこいいいいいい、ってなったし、ヒチョルはなんだかっこいい30代のおっさんなのかよ、思えばヒチョルは随分丸くなったものですね、この人本当にかっこいいいいいいとなったし、極めつけはシウォンがリアルでもお金持ちおぼっちゃまなのでMVの設定がしっくりきすぎて混乱して、あああ活動に参加できないの残念だわ...と思いました。

 

そんなに歌えるメンバーがいないのに、よくここまで頑張りました。

 

低音というかビートというかベースが安定して流れているのか、どっしりと地に足をついた楽曲。そしてサビで弾ける感じですね。特にラストラビへの盛り上がり方がすごいので注目して聴いていただきたいところ。まだ上がるの?これどこまで上がるの?とうくらい駆けあがります。テンション上がる。すごく聴きやすい。背景に流れる兄さんの美声をたっぷり堪能できるし、個々がちゃんと歌っているし、聞き分けやすいし、そうだ、変にラップを設けないところも良かった。ラップがあるとこう「俺は主張したいものがあるんだ!」という熱意を良くも悪くも感じてしまうから、今回の曲にラップが入っていないのも良かったです。

 

SUPERJUNIORというグループは、アイドルというよりはエンターテイナー集団のような気がしていて、統一感がまるでないグループです。顔のタイプも、歌声も歌い方もスタイルも性格も背景も色々な人がいて、そのSUPERJUNIORを見た後に他のグループを見ると、そのすんごいまとまりの良さにくらくらします。似ている人が集まってグループってできているのだなぁと。

 

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パフォーマンスは、ウニョク&ドンヘコンビがよく頑張っておられますな...。一番はメンバーだけ、二番からダンサーさんを入れてくる構成も、なんだか感じるものがありうるうるときます。そうなの、メンバーだけ見たい気持ちあるよね。でもそれだどステージとしての華やかさだったりパワーにいまいち欠けるところもあるから、それで二番からダンサーさんを投入するっていい判断だと思う。私のお気に入りはシンドンのパートなので、へへへ、シンドン見られる~~~歌ってる~。「じぇんとるめ~~~ん」の歌い方が超好きなのです。へへへ。重役出勤のヒチョルもちゃんと出演してくれてありがとうございますという感じだし、ほんとかっこいい人だなと思うし、メンバー少ないけれど全然問題ない。寂しいから、次は参加できていない人も参加して、また彼らのステージを観たいな、ぜひまたアルバム出してください。解散なんて寂しいから...、ということを書いて、この文章を終わりにしたいと思います。

 

変に力を入れずそのまま楽しめる良い曲だと思うので、ぜひ。

(ちなみにアルバムはまだ聴いてない)

2種セット/SUPER JUNIOR 正規8集 [PLAY]

 

*1:K-POPアイドルがよく生放送の際に使用しているアプリ。視聴者のコメントは生放送をしているアイドルも見ることができるので対話のようなやり取りもできる。