根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【K-POP】Road to Kingdom 1次コンセプトパフォーマンス感想

Road to Kingdom1次パフォーマンスが始まりました~~~。

こちらは確か番組が始まる前に既に収録されていてがっつり曲もバレていたように思うのですが、まあ、ずっと楽しみにしておりました。ここまでは確実に全グループのパフォーマンスが見られるとわかっていましたし。

で、見ました。疲れた~~~。めっちゃ見るの疲れたし時間を要しました。その理由はいくつかあるのですが、各グループの感想に入る前にその辺つらつら書いていきたいと思います(各アイドルのパフォーマンスの良さによって自分の中でうやむやになってしまうので)。目次を立てるので読みたいものを読んでいただければと思います。

 

実はこの文章はかなり書き始めてから時間が経過していて、放送回も跨いでいます。その結果どうなるかというと、考え方のグラデーションが生まれています。回毎に、いや、一日一日と私の考えは変化していて、実はその変化も残しておきたかったです。推敲してその部分を取り除くこともできるわけですが、今回はしません。なので整理すると 

 1. ep.2(5/7放送)後に書いたもの

ONF/TOO/Golden Child/ONEUS/VERIVERYのパフォーマンス

2. ep.3(5/14放送)後に書いたもの

PENTAGON/THE BOYZのパフォーマンス&1次パフォーマンス順位発表&2次パフォーマンスPENTAGON分

 

このようになります。つまり大きく分けると、順位を知っているか知らないで書いているかってのが生まれます。この違いは結構でかいので、できるだけ混乱が生じないよう、必要だと判断した場合は「この部分はいつの時点で書いているものだよ!」というのがわかるよう書いておこうと思ってます。

 

書くことに対して気が進まなかった

ep.2(5/7)放送分は5/14放送以前に既に感想を書いていてまとめてもいたのですが、なんだか投稿することができていませんでした。「よっし記事投稿しよ~~~~」とならない限りはブログを更新しないので、さて、どうしたものか、1次パフォーマンスはちゃんと感想を書こうと思っていたのに、と少々ナイーブな気持ちになっておりました。

というのも「投稿できない」というのは私の中でそれなりに引っかかることがあるからであり、その整理がつかないとどうしようもないからです。

ではその「引っかかること」とは何か。簡単に言葉で表すことは難しいです。それをこの文章の冒頭に書こうというのです。まあ、つまりはRoad to Kingdomへの愚痴です(笑)

 

楽しむことを阻害するもの

☆★ ↓ ep.3(5/14放送)以前に書いたもの ↓ ☆★

参加しているグループそれぞれ好きな曲があるのですが、特に、PENTAGON、ONF(参戦済)、Golden Child、THE BOYZ(何故かショケ参戦したことがある)、VERIVERY(参戦済)は好きな曲多め(他記事でも好きな曲について書いたグループ)です。そしてスタンスとしてはVERIVERY推しです。

【K-POP】Road to Kingdom 90秒パフォーマンス感想 - 根津と時々、晴天なり

  

端的に言うと、今回の1次パフォーマンスでVERIVERYって下位じゃないかなぁ~~~と思ったんです(笑)私の中の具体的な順位付けを言うのは差し控えますが。だからつまらなくなって投稿する気分じゃなくなった、そう言うこともできます。事実それも理由にあると思います。

ただちょっと言葉を補うと、

私、5/7で放送された5組のうち一番色々な意味でハラハラどきどきしたのは彼らのパフォーマンスだったような気がしたし、随所に良い意味でVERIVERYらしい部分が散見されたし、面白かったけどな、だけど下位だろうな、ということです。面白かったので私的にはOK。それが感想でした。そして多分同じ音源振付でも見せ方によってはだいぶ与える印象が変わったとも思ったので、そういう点では悔しいなとも思いました。「本来の彼らならもっとできる!」というよりは「今まで作ってきたコンテンツからすると珍しい見づらさだな」という感じ。

でもそういう一言では言い切れない面白さ複雑さを、バッサリと切ってしまうのがRoad to Kingdomのシステムであり数多のオーディション的な番組の性質であり、もしかしたらK-POPという世界なのかもしれない。バッサリ切られるというよりはスピードが早くて置き去りにされてしまうと言ってもいいのかもしれないです。

Road to Kingdomのシステムとはつまり「脱落を伴う順位制」ということです。公平に公平に見ようと思っていても、なるべく広く楽しみたいのだと思っていても、脱落制度がある以上は、順位付けがある限りは、脱落するチームとしないチーム、上位と下位という区別が生まれます。これはなるべく広く楽しみたいという気持ちを少なからず阻害するものです。これはまあProduce101からわかっていたことですけれどね…。そこから逃れる術を探してはいるのですが難しいなと思っている今日この頃です。結構これってストレスなんだよなぁ、と思っています。

 

RTKはK-POP界の縮図、そこを楽しむためには

Road to KingdomはとてもK-POP的なコンテンツだと改めて思います。

私はK-POPが好きですが、その魅力でもあり逆にストレスでもあるのが、自分が思う良い曲(とそれを歌うアーティスト)と世間的に人気な曲(とそれを歌うアーティスト)は必ずしも一致しないということ。これは別にK-POPに限らずあらゆる分野で生じうることなのですが、K-POPはそれが数字としてわかりやすい世界。ストリーミング階数、ランキング、視聴回数、音楽番組の投票制度、ブランド評価、年末の歌謡祭、コンテンツに対する投資額etc...。

みんなそれぞれ好きなものを好きでいいじゃん。それは揺るがないことですが、好きなものを好きでいても、その「好き」が常にランキングされている感じ。その曲やアーティストが好きな人が増えるということはことは、すなわち色々な数字が増えていくということで、両者は相反してはいないはずなのだが…なんだろうなモヤモヤ感は。

ということで、そこに抗う(?)こととして、いかに「好き」を増やし深くしていくかということしか私は思いつかなかったわけです。

 

「好き」を増やし深くしていく

自分の中で「好き」とは公平なものではありません。また比較することもできません。多分。自分の中で好き度みたいな数値があるわけではないし、「好き」の中身も違います。いつ離れてもいいし、いつ好きになってもいいものです。

私はできることなら自分の中でもっと「好き」が増えればいいし、私は「好き」を深くしていきたい。今までも、これからも。ブログだってその為の場所なのでこれからもやっていきたいですけれど、まあ、原点を一回思い出してみようね、ってことでしょう。私が言いたいことですし、できるだけ傷つく人が少ない形で言葉を惜しまず良い言葉で花束を贈りたいな~~~あ~~~。

だから順位制とか邪魔だコラァ!!!

でも面白いんですよね~~~(泣)そこが困ってしまうところ。順位つけられない(泣)とは言いつつ、それができてしまうのはやっぱり比べながら評価できるってことですよね…。

良くないパフォーマンスってのはあるのか?あるのかなぁ…まあ良いパフォーマンスがあるのだから、良くないパフォーマンスだってあるのでしょうね。ただそれは失敗ではないしチャレンジだったなら最高だし、ベストを尽くしたならなお一層素敵だし「良くない」と切って捨てるのもなにか違うのだよなぁ。改善点が見つかったのならそれを修正すればいいし、本当に大切にしていることを見失わずにやっていけたらいいのかなぁ。順位って何だろう。精いっぱい本人たちの良いパフォーマンスをしていたとして、それが評価されないのだとしたらそれは何なのだろう(鬱)

要はこの問題は堂々めぐりであり、私も日々その問題とどう向き合うか試されているってことですか。戻ってしまった。

私が好きなものをそうではないと思う人がいるように、私が心振れないものに感動する人もいる中で「良い」と評価され多くの人に愛される作品がある。この問題については私にもわからない!!!もう私は私だから、私が好きなように好きでいるしかないんだよなぁ…あとは呪いの言葉を浴びせず、色々な表現者の方が新たな世界を見せてくれるのを楽しみに待つしかない。お金を払いながら。だから心ない言葉をかける奴は許さん。

 

☆★ ↑ ep.3(5/14放送)以前に書いたもの ↑ ☆★

「なんか似てない?」

☆★ ↓ ep.3(5/14放送)以後に書いたもの ↓ ☆★ 

 さて、この部分はep.3(5/14放送)後に書いているものです。

 ep.3後で何が変わるかと言うと、順位が発表されています。でかい。でも実際に公表された順位については意外に思うところはあるのですが、そのこと自体はまた最後に書きたいと思っていて、ここで言いたいのは「なんか各グループテイストが似ちゃっているのだよなぁ…」ということです。K-POPって、もっと色々な曲があるよな?それが面白いのだが?

 この「なんか似てしまっている」ってのは気のせいではないと思います。色的にはモノトーン一強。キラキラ元気溌剌コンセプトなんてどこへ行ったんだ。生きているのか。もどかしいのは、出演グループは決してキラキラ元気溌溂爽やかコンセプトができない、というわけではないということです。むしろ7グループ中4グループはそちら寄りだった。できないとか、そんなわけがない。君らのアイデンティティはキラキラ爽やかにあるのではないのか?

 これもある意味では「RTKはK-POPそのもの」と言える要素かもしれなくて、というのも男性アイドルってのは年齢を重ねるうちにどうもキラキラ爽やか路線からは外れる傾向がある…。それはそういうコンセプトが似合わなくなる、ということもあるかもしれません。私にはわかりません。ましてやRTKは視聴者投票の要素はありつつ、出演グループによる投票がでかい。そうか、同世代の同性から見て魅かれるかどうか、って観点を私は完全に忘れていたのだ!!!不覚!!!その投票だって、真意はわかりません。そんなもの私は知るはずがない。何をより良いと思うかの投票権は、私には無いのです。

 ということで、んー、消化できる力はあるのだから、パフォーマンスのお題を番組側は考えてほしかったなぁ…と思ったりしました。単純に、私がそういうコンセプトが好きだということかもしれませんが。なんか、つまらん。みんな、ダディろうよ!!!(意味「Golden ChildのDamDadiやって」私がめちゃめちゃ好きなだけです)

 牽制の結果、各グループ同じテイストになってしまうのであれば、制度(お題)を変えて強引にそこに誘導するしかなくない?ていうか、その「評価されるための選曲」ってつまらなくない?まあ、仕方ないんですけどね。酷なこと言っています。無理筋なこと言っています。何も悪くない各グループを責めるつもりは毛頭ありません。というかK-POPってそういう要素ある…売れる曲をやらないと売れないし、売れないとお金がないから新しい曲作れないし、という、なんとも寂しい様相に。

 

☆★ ↑ ep.3(5/14放送)以後に書いたもの ↑ ☆★

 

各グループ別感想

はい。ということでようやく本題です。各グループ別感想に行ってまいります。

5/7放送のONEUS、TOO、VERIVERY、Golden Child、ONFの第一次パフォーマンス感想行ってみます。本当は各グループ個人フォーカスの動画も込みで書きたいけれどそれだと量が膨大になりそうなのでまた別の機会にやります。ええと、5/7放送分については順位を知らない段階で書いています、5/14の2グループについては順位を知ってから見ています。よろしくお願いします。

 

1. ONEUS

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良~~~~~~~。

これ見て思ったのが「ウォノス体力あるな?」ということでした。

「体力」というのは文字通りの意味ではなく、グループとしての体力ということです。総合エンターテインメントだな、と。2年目にしてこれだけの尺とこれだけのボリュームできちゃうのか!とウォノスの新たな一面、いや、見えてなかった底力を見せてもらったなという気がしました。良くも悪くも総合エンターテインメントなので個人で爪痕残すというとまた話は変わっていきますが(ファヌンはパっと覚えられる)(ウォノスのことあんまり知らないってのもあるのですが)。ファヌンちゃん今回のスタイリングめちゃめちゃかっこ可愛いだったので、ナチュラルメイクうぉのすがいいな私。あとシオンさんの制服着こなし方が板についていて良かったです。あとはーイドさんの低音ボイスのあのパートに合っていたな。

 

2. TOO

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神曲ライジングサン!!!

 

10人という多人数を活かしたいいパフォーマンスでした。あと編曲が私は好きです。多分編曲は7グループ中一番好き。もうちょっと個人の見せ場があってそこでその人らしさがわかったら良かったけれど「全員で挑む」というところが出てて良かったなと思いました。金髪の子3人がすごく良いなと思いました(特に転調するところ)。

 

 

3. VERIVERY

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なるほどね~~~。わかりづらい気がする…私は見てて楽しかったけど…これは散漫だなという評価をされそう。

一言で言えば「粗い」ということだと思われます。その粗さを私は比較的肯定的に捉えていて見てて楽しいな面白いなと思いました(まあ推してますので)。ここら辺は贔屓目入っている自覚があるので駄目ですね。「わっか~~~~い」と思うし、全速力疾走してて手足がちぎれる間際のような不安定さが逆に魅力という。完璧に乗りこなした状態で見たかったなと思うパフォーマンスでした。面白かったんでいいです(面白さ勝負じゃないですが(苦笑))

推しているのでもうちょっと字数割くと、ヨノの歌の安定感は本当に聞く側が嬉しくなっちゃうような出来で、聞いていてニコニコしています。他のグループと比べて特別に上手いとかそういうことではなく、安心感を与えスッと入ってくる、当たり前に上手いボーカルなのでこれからも推していきたい。あとラストサビ直前のところ、カンミンさんパートの直前のところ、めちゃめちゃアイドルでした。あまりに刹那的で感動してしまった。ホヨンのラップも良かった。ホヨンはダンスのしなやかさが大好きなのだけど、もうちょっと本腰でラップ挑戦してみないか?(本腰入れていたら申し訳ない)

 

4. Golden Child

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白鳥の湖!!!黒鳥と白鳥の対比、めちゃめちゃわかりやすい。ゴルチャのボーカル総合力の高さというか、各自わかりやすい声が存分に生きていてKing of Songというコンセプトに沿っているなと感じます(正直お題をちゃんと捉えているなと感じたのは、5組の中ならゴルチャとおねのぷだけです。歌メインだと思えたのはこの2グループ)。

ゴルチャというのは意外と?ロックテイストが似合うもんなんだなぁ…ラップも上手いしエレキギターが合う。ダムダディの亡霊と化している私だけれど、先輩グループの雰囲気を受け継ぎ、シックな曲調が実は今一番消化できているのでは?というグループなんだなと思います。多分Yさんの力。そして多分色んなボーカルがいるからだと思うけどどうなんでしょう。

 

5. ONF

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言ってもいいでしょうか。優勝です

私のアイデンティティと目覚ましはComplete(朝のアラームはいまだにONFのCompleteなんです)な私は、実は怖いONFにはさほど心惹かれません。が、なんかそういう趣向を完全に凌駕するパフォーマンスがここにはあって、だから優勝です。新しい世界。共感ではなく驚異。オネノプが優勝です。ここ良かった~~~って言いたい部分はあるけども、全力歌唱のヒョジンの歌声が全てを無に帰す。これはきっと会場にいた全グループに刺激を与えるものになったと思います。最高だな。

 

6. PENTAGON

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ブレないんだよなぁ…悪ガキコンセプト。PENTAGONの良いところは、これまで様々なコンセプトに挑戦した結果、もう彼らが歌うものが正義!!!みたいな領域に達してしまったところで、今まで散りばめられた点があまりに多いので、挑戦が過去の一点と繋がる感覚が得られるところですかね。Very Goodだと、私の好きなSHA LA LAらへんか。決してフイくんだけのグループではないのだけど、フイくんがノリノリだと一層グループの良さが引き立つ感がありますね。あとジノさんの歌い方が本家を踏襲していてめちゃめちゃ好き…そういうところ好き。

 

7. THE BOYZ

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 最初らへんの編曲好きなんだよな…。あとドボイズってこんな身体能力高かったん???となっている。団体芸の上手さは最初から知っていたけれど、こんなアクロバットなことできたんか。顔の良さを生かした、そう、ドボイズは染まるけれど行きすぎない上品さがあって見ていて安心します。過度なことはしない。自我を保ったまま(多分2次パフォーマンスの私の推したちは自我を保っていない)コンセプトに染まる。実は一番好きなのは歌に入る前の流れでした。ハットを被った5人が出てきたときが私のクライマックス(個人的感想)。

 

順位について

ということで感想終わりました。どこも良かったし評価つけるのもな~~~ということで、私の中の順位を言うのは控えます。評価軸をどこにするかでだいぶ変わりますし。本番の順位は

  1. THE BOYZ
  2. PENTAGON
  3. ONF
  4. TOO
  5. Golden Child
  6. VERIVERY
  7. ONEUS

ということでした。どちらかというとキラキラしていた2019年同期組が下位になってしまったのをどう考えるか…。VERIVERYは「だろうな」って感じですけど(←一応推しですよ)ONEUSはちょっと意外に思えました。じゃあどこに位置付けるか?というと難しいので聞かないでください。順位の内訳を見ないと何とも言えないってのもあります。キラキラコンセプトは押しとしては弱いのか。でも私にはコンセプト的に弱いとは思えんのだな(現にせぶちはそこで最前線に立っているわけだし)。コンセプト的な問題か、力量的な問題かってのがちょっと判断が難しいところです。ただなんとなく「同年代で同性のアイドルグループが票を投じる」ってのは無視できない要素ではありそうです。その辺は多分クイーンダムやProduce101と比べてみるとわかるのかも。クイーンダムは詳しく履修はしてないしこの問題を掘り下げようと思ってはいませんが。

 

脱落制度

撤廃してほしいなぁ。。。もう誰が落ちても悲しい。だから誰が落ちても、もういいや、みたいな気持ちになっています。みんな頑張っている。彼らが一生懸命やったものに対して「ここが最高~~~~~~」と声を枯らして叫ぶことしか、私にはできないです。脱落制度が無くったって、クオリティを上げることは出来ると思うから。私は敗者を作りたくないし出演する人たち全員にメリットがある番組であってほしいです。そして間違いなく言えることは、この番組が終わった後7グループすべてのグループを心置きなく遺恨なく応援できるだろうということです。応援させてくれ。私にはそれぐらいしかできない。

 

長くなりました。これから個人フォーカスを漁るフェーズに入ります。個人フォーカス大賞ぐらいはしたいですね。

 

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