根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【文房具】手帳の話(モレスキンを使うのか)

やはりぺらぺらとページをめくりたい。

書いたメモをビリビリ破るのではなく、ある程度厚さがあり信頼感があり書きやすい手帳に、日頃の思いつきとか備忘録とかを書きたい。

ということで、今私はこちらを使っています。

Moleskine Classic Notebook, Large, Plain, Black, Hard Cover (5 x 8.25) (Classic Notebooks)

モレスキンのノートブックです。

表紙の硬さやページの種類(罫線、無地など)、カラーバリエーションもあるのでこの画像と同じものではないかもしれませんが、とにかくモレスキンを使っています。

文房具好きなのは周囲にはバレていると思いますが、どの文房具を使っているかという話をあまり他人としたことがなくて、つまり私の身近な人がこの手帳の値段を聞いたら驚くと思います。モレスキンってノートの中では高価格でなんと3000円するんですよ。ははは。(泣きたい)

何でそんな高いんだ!!!って思うのですが、品質に不満を抱いたことはなく(結局私は日常使いのペンは「ジェットストリーム」という安価で高品質の神ボールペンに収まりました。万年筆使いだとページの品質も気にするところですが、もうジェットストリームの前なら紙質はあまり気にならない)今も使っています。私の使用ペースだと半年くらいは1冊で事足るような気がしていることもあって、3000円は時々発生する出費、ぐらいの認識です。少々痛いことにかわりはありませんが。

 

測量手帳を使用しているときもあったのですが、残念、「厚さ」が足りなかった...。薄くて安価、気安さが測量手帳の魅力だと思うのですが、私の願望?にマッチしなかったということでしょう...。

願望とは、私はある程度ページ数があるノートを、少し湿らした指先でペラペラめくるのが好き、ということで。刑事ドラマが好きなので、刑事さんが手帳をペラペラめくってメモをとっているのが好きなことから生まれた願望でしょうね。メモをとる人って主人公の刑事さんがいるとすれば、その部下だったりしますよね。余談です。

 

で、なかなかこの条件に一致する手帳(ノート?)がないのです。

  • ある程度ページ数がある
  • 表紙がかたい
  • しおりがついている
  • ちょうどよい大きさ

この条件にあるノートって、実はない。多分100円均一のお店にはあると思いますが、文房具はこだわりたい。文房具以外のものならいくらでも100円均一を使うけれど、文房具はお金かけさせてくれ。

そもそもノートの一番メジャーなものって、A4の表紙がしなしなな一般的なノート。メモ帳でメジャーなのは、小さくてぺりぺり剥がせるタイプかリングタイプのもの。手帳となるとカレンダー機能がついているものもあって、カレンダーは要らない!!!なかなか難しいところなのです。

 

ということで、モレスキンに落ち着いています。

 

ちなみに無印良品にはモレスキンの代替品と言っていい商品がありまして。

「上質紙滑らかな書き味ハードカバーノート A6・96枚・6mm横罫」

お値段なんと800円。きました。今使っているモレスキンのノートが終わったら、次は無印良品のノートにチャレンジして使い心地を試そうと思っています。

 

そろそろ、使っている文房具もそれぞれ定位置に収めたいところです。

筆記具はOK。ノートに関してはまだ安定していなくて、モレスキンと並行してノートを使っていたり、ルーズリーフを使っていたり、定まらないのがちょっとした悩みです。

【CLC】クリスタルというよりはむしろ黒曜石/CLC「Black Dress」MV

グループの名前とは難しいものです。そこに縛られる必要は必ずしもないので、「自由にやっちゃってくださいよ」と思いますが、「CrystaL Clear」とはまた難しい名前であります。個人的に「クリスタル」から連想するのは「透明」「光」「キラキラ」という言葉であり、今のCLCはどうなの?というと言葉に詰まります。でも、いいと思うんですよねー細かいところは気にしなくていい。今回のCLCは透明というよりは、ぎっしりと上品な黒が詰まった黒曜石なCLCです。

 

youtu.be

はい。大正解ーーーーーーーー。文句なしの120点です。

ありがとうございます、と言いたいカムバックになりました。完璧だ...。MVも好きだしパフォーマンスも好き。衣装もお洒落だし、メイクもヘアスタイルも良い。メロディは引っかかりポイントが練りこまれていて、はい私釣れました、という感じです。これで「CLCなんて大したことない」という輩がいるなら、その理由を聞きたい。この曲が大したことないなんてどういう観点で言えるんだ。

 

以下、私が個人的に感じたポイントを挙げていきます。

 

CLCにおけるユジンの存在感

CLCは苦手な顔の子が誰一人いないグループですが、一番最初に顔を覚えた子はユジンちゃんでした。

CLCを知ることになったこの曲のMVは

youtu.be

個人的にはユジンちゃん爆推しMVだと思ってますが、なんだこのリスっぽい小動物的可愛さの女の子は!!!と一瞬で覚えました。

 

CLCは系統の違う美少女がそろったグループだと言っていいと思いますが、ツンとしたクールな雰囲気が似合う子が比較的多い印象。クールというか、かっこよくて綺麗な人。ユジンはその中でも甘さがある可愛さではないかなと思います。「Hobgoblin」の時はその甘さが楽曲に対してちぐはぐに感じるぐらい。悪くはないのですが、彼女は爽やかな曲の方が似合うような気がしています。それはさておき。

カッコいい、綺麗な子が多いなかでユジンの顔立ちはかなり目立ちます。彼女がいることでCLCはより多様的になるというか、私が好きな顔だから贔屓目で見ていますが、ユジンがいることでCLCはより面白いグループになるんじゃないかなーなんて。

 

特に20180222のMカウントダウンのステージは、パンツスタイルのメンバーもいるなかユジンはひらりひらりスカート衣装で「大正解...。」と私は思わず唸ってしまったほどです。

youtu.be

今回の曲に関しては、衣装は外れがなさそうな雰囲気です。ありがとう。

この日は衣装もヘアスタイルも、なんならカメラワークも良いです。

 

布石

今回のカムバックの前に、デジタルシングルとして公開した「To the sky」を、このカムバックを経た今聴くとじわじわ効いています。

https://youtu.be/alLVPWtWZDE

すごい。

おんなじような感覚をgugudanのカムバックでも感じましたが、CLCも、とは...。全く雰囲気が異なる2つの楽曲。全然違う。だからこそ双方が活きる。「To the sky」だけ聴いていた時と、「Black Dress」を聴いてから聴くのとじゃ、全然景色が違う。どちらも愛おしくなるのです。ありがてええええ、ってなります(笑)

事務所はこれを狙って布石を置いたのでしょうか…?だとしたら見事その術中にはまりました。ちなみに「To the sky」は今回のアルバムにも収録されています。

 

髪を切るということ

この曲はMVも好きになれる曲で、なんといってもイェウンが劇中で髪をバッサリ切る演出はハッとさせられました。思いきったなぁ...。

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美容室に行くのはあまり好きではありませんが、「髪を切る」ということが何かを象徴するのはよくわかります。ささやかな実感として、髪を切るとさっぱりするし気分も一新され、まるで自分が生まれ変わったかのような気持ちになるのは、多分私だけじゃないだろうし。

古典で勉強しましたが、日本の確か平安時代ぐらいの女性は「尼削ぎ」が出家の証。今でいうショートボブが出家の髪型だったんですよね。昔の女性はいかに髪が長いか、それが美に繋がっていたらしいので、まさしく髪は女の命でした。髪を切ることが文化的にどう捉えられているのか、調べてみると面白いだろうなーと思いつつ、今回はバッサリ髪を切ったイェウンちゃんに拍手。しかもこのさっぱりとした髪型が似合っているもので。かっこいいよなぁ...。

 

他にも、黒いドレスといえば、Me Too運動を連想させますが、それは少し違うか。どちらかというと「黒いドレス」が元々持つ意味から考えた方が良いのかしら。黒といえば喪服?あとはMeToo運動で黒ドレスを着る理由になった(と思われる)「黒はどの色にも染まらない」というのが、今回の曲の意味なのでしょうかー。私はそう思うことにします。

 

ということで、CLCの「Black Dress」良いよ!という話でした。

音楽番組での1位は、長く頑張ってきたアイドルへのご褒美であればいいなーなんて思うので、そろそろCLCにも1位を獲ってほしいところです。1位でなくても音源の成績や売り上げなどで今回の活動良かったよ!!!って思ってもらえればいいなぁと思います。

 

7th Mini Album: BLACK DRESS

【NCT】とあるロシアンマフィアのお話なのか/NCT U「BOSS」MV 

風の噂によると、今年は「NCT」の年らしい。

そういえばNCTの後ろに「2018」という数字がついていたなぁ...。

個人的には、2018年という年はレジェンド「東方神起」の年であり「EXO」の年であり「f(x)」のカムバックの年であり、つまりSMエンタのどのグループのカムバックも待ち望んでいる年なのだけれど、ああ、NCTの年らしい。2017年はEXOはちゃっかりfullアルバム出してたからなあ…。どうなるのだろう。

とにかく庶民の私が何を言おうと今年はNCTがひと暴れするらしいので、とてつもなく楽しみです。私、NCTが大好きらしい。

 

ということでNCT2018プロジェクト(というものがあるのか?)の先駆けとしてNCT Uがカムバックしました~~~!!!うわ~~~~!!!だいぶメンバーが変わっているのでこれを「カムバック」と呼んでいいのかやや抵抗がありますが、いいのですだって素晴らしいのだもの。完膚なきまでに観客を魅了し叩きのめすことには定評があるNCTですから、容赦なくお願いします!!!はい、MV見ましょう!!!

youtu.be

na,なにこれ…。やばい。好きだこれ…。

何なの、このスタイリッシュヤンキー臭。

ルーカスくんだっけ?新しい子。最初のカメラの睨みよう何なの、何あの真っ直ぐで挑発的な視線は。あとウィンウィンがどどーんと歩いてくる様…「俺がボスだ」と言わんばかりのドスの効きよう。え、シャイでちょっとぎこちないけれどほにゃーと笑うウィンウィンどこ行ったの!?あなた、だ、れ?テミン(「テヨン」ですね。誤記です。訂正します。テミンちゃんはガラ悪く無いよ天使だよ。もっと言うとテテヨンもガラは悪く無いと思うよ)のガラの悪さ(失礼)はまあいいとしても、端正な顔立ちの裏で実はメンバーの中で一番卑劣でえげつない手を考える戦略家なジェヒョンやジョンウもたまらないし、どうしても育ちの良さがにじみ出てスタイリッシュヤンキーになれないマークやドヨン最高かよ。絶対良い人たちでしょこの2人。

もっと言うと、この雰囲気でアルカイックスマイルを浮かべながら下種な台詞を吐くジェミン君見てみたいし、特に何もしなくていいからモデルポーズして色気を振りまくジョニー君が欲しいなと思いました。あとはテイル兄さんもいてほしいね。逆にユタとかは人が良すぎてこの雰囲気は似合わないのかもしれない。ユタは爽やかな曲が似合うね。

 

いや~予想以上に良かったです。期待を裏切らず観る側を良い意味で驚かせるNCTだけれど今回も変わらず。

 

私はNCTというシステムについてはもうどうでも良くて、事務所のやりたいようにやってね(どうせ一市民の私が言っても何にもならないし)というスタンス。どうでも良くなっちゃうくらい、好きだな~NCTしかできないな~という曲を出してくれるので、文句なんて言えません。

今回も曲が良かった。本当に良い。

NCTの有名な曲を聴いていると、サビで印象的なフレーズだけを使い中毒性を持たせ、サビ以外の部分でボーカルを魅せるスタイルなんですね…。今回特に印象的だったのは、やはりテヨンとマクのラップの合わせ技。NCTの年上メンバーと年下メンバーのエースがパートを共にするなんて…(泣)

また、ドヨンとジョンウのパートも良かったですね...5回聴いてようやくこの曲に関しては聞き分けができたような気がしますが、この2人の声似ている~。でも違う声ではあるから注意して聴いてしまい、ますますこの曲のドツボにハマってしまう。私はSMエンタの策略にかかってしまったのだろうか。ドヨンくんが好きな私としては、彼がたくさん歌う場を設けられているのは嬉しい限りです。歌がさらにうまくなっているような気もしますし。SMステーションなども含めて色々歌わせてもらっとるもんな。また、ジョンウくんも歌が上手い。どんだけ優秀な人材を隠しているんだSMよ...。そして、ジョンウくんの髪の分け方、髪色がPENTAGONのキノくんに似ているような気がして胸ときめく私。え、、、待ってキノくんとジョンウくん、同い年。。。え...?いや待て、ルーカスくんはそれよりさらに一歳年下なの?嘘でしょ。ははは(乾いた笑い声)。

 

何故テイルひょんではなく、ジョニーでもないのかって考えていたのですが、「BOSS」のMVをこういう風に撮りたかったのであるならば、ジョンウとルーカスの起用は頷けるものがあります。

 

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VS

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(※ごめんなさいウィンウィンが入ってないです↑)

 

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ジョンウとルーカスではなく、テイルとジョニーだとしたらこの対立構造は途端にバランスが崩れます。年齢的にはジェヒョンはマク派なのでは?と思うけれど、一応年長組にカウントされるんですね。ほほう。

何を意図して、この曲、このメンバーに行き着いたのかはわかりませんが、「この人別に必要ないんじゃない?他のメンバーの方が良かったんじゃない?(言い方は酷だけれど)」と誰一人思わせないあたりNCTはすごいし、改めて恐ろしい試みです。これがきっとベストな「BOSS」なのでしょう。本当にありがとうございました。MV回しまくっております。

 

が、やっぱりMVPはウィンウィンだな…。

あの一瞬ですべてを掻っ攫っていった男だよ。圧力ハンパなかったよ…例えパートが皆無に等しかったとしてもあのウィンウィンがこの曲のMVのすべてだよ。真のラスボスは彼で間違いないよ。

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【ルパパト】第2話『国際警察、追跡せよ」感想

ルパンレンジャーvsパトレンジャー(通称「ルパパト」)第2話。

www.tv-asahi.co.jp

ルパンレンジャーが闘う理由が早々に明かされましたが、思いのほか重たい。非常に重たい。しんどい。それぞれが愛する存在が目の前で氷漬けになり消滅した、と。これはトラウマですよね...。兄さんが氷に閉じ込められ、パリン…と消滅した時の魁利(かいり)の絶叫は、「え…これ第2話…ハード過ぎない…?」とわざとお道化ないと泣きたくなるくらい。あの絶叫良かったなぁ...。第2話でこれなら最終話に近づくにあたりにはどうなってしまうのだろう。

そして絶望に苛まれる3人の目の前に現れたのはキュゥべえ大怪盗ルパンの末裔に仕える執事のコグレさん。え、コグレさんってインキュベーターじゃないの?(元ネタは「魔法少女まどか☆マギカ」)ルパンレンジャーたちにルパンのお宝取り戻させて、怪人ルパンの復活をもくろんでいるんじゃないの?だからルパンレンジャーを駒にしようとしているんじゃないの?え?とりあえずコグレさんが怪しすぎるので、これからどうなるか非常に楽しみです。「怪しいと思っていた人が実は怪しくない」という展開はサスペンスドラマにありがちだからな!!!

今はパトレン側が劣勢、見せ場もやや少ないところがあるものの、パトレン側は非常に見ていて安心感を抱きます。

というのもルパン側は、出自も年齢も多分バラバラ。価値観もバラバラ。ただ叶えたい願いが一致しているだけで共闘しているだけ。では願いが叶わなかったら?あるいは願いが達成されてしまったら?彼らが変身する理由も、闘う理由もなくなってしまうんですねー。ヒーローは、何のために戦うのか。別に構いませんが、ルパン側は現段階だと非常に「利己的な」理由で戦っている点も今後注目していきたいところです。

ルパンレンジャー、好きです。嫌いになる理由はありません。が、ルパンレンジャーにひらりひらりと躱されて、なんか3人が1つに融合してめちゃくちゃで、レッドは熱血漢でもう完全に良い様にからかわれるポジションなパトレンジャーだけど!!!国際警察としてひたむきにギャングラー(敵)を追いかけているんだぜ!!!と声を大にして私は言いたい。パトレンジャーはかっこいいんだぜ。

 

。。。いかん。熱くなりすぎた。

後々パトレンジャーは特に名(迷)言の宝庫になりそうな予感がするので、視聴の際はメモ帳が手放せない気がします。楽しみだー。

 

 

【ドラマ】金曜ドラマ『アンナチュラル』第6話感想

観ました。

 

今回、「ああああ好きだなぁあああああ」となったのは、

ミコトと東海林が「友だちじゃありません!!!」と笑いながら「飲みにいこーーー!!!」とキャハキャハしている彼女たちの後姿を見送る六郎くんがつぶやいた「わっかんねえなぁ」の深みと

同じく、ミコトと東海林が些細な言葉のやり取りで険悪な雰囲気になり「そうね私たち友だちじゃないもんね」という言葉まで叩き出してしまう一連の流れ、

の2つでした。

 

「友達じゃない」というタイトルには、ミコトと東海林、大学時代の同級生4人グループ、六郎と宍戸と3つの意味が込められていると思われ、お互いの対比をするのが考えさせられつつ楽しい素敵なタイトルだと思います。

 

ミコトと東海林がどんどん険悪になる数分間、雪玉が坂をゴロゴロ転がるようなスピード感と、本当に些細な不満・不足の玉が転がるについてどんどん雪を纏い大きくなっていく情景と重なり「はぁ。。。」とうっとりしてしまいました。このスピードと綱渡り感は現実みがある。

険悪の原因は、恋愛への価値観であり友情であり将来の焦りであり、つまりはちょっとしたすれ違い。ドラマを観ていた時、「いきなり険悪になりすぎじゃないか。ちょっと無理がないかここでいきなり気まずくなるの」と思ったのですが、今回、東海林が事件に巻き込まれることになった異性間交流会及び月会費5万円の高級ジム、という6話序盤に配置されたネタが効いていることに気がつきました。5万円が、でかい。

本編では度々「合コン」を「異性間交流会」と呼称を改められ、ふざけた会話で気楽な雰囲気で話題にあがっていました。その度に「異性間交流会ってwww確かに合コンを丁寧に言い換えるとそうよね。。。」とほのぼのツッコミながら見ていたわけです。でも、この「笑う」の裏にはそれだけ「真面目」が潜んでいたんだなということに、今回気がつかされました。

「異性間交流会~~~~!!!」と笑顔の裏側では、30代半ばに差し掛かる女性としてどう生きるか、という実に大まじめで切実な議題が乗っかっていたわけです。こ、怖い。それが東海林の「5万円」なのだなと。ううう。

「5万円」であわよくば、高給取りで体も鍛錬しているイケメンというわかりやすい「外側」を備えた男性を射止めようとしていた東海林が、第6話の最後に、今までの無礼な振舞への謝罪も多分込められた、刑事さんの配慮にドキッとするところまでが良かったです。いや、わかりやすい「外側」も大切で、東海林がそこにこだわるのは悪いことではない。人間、中身だけじゃないですもの。

 

そしてミコトが心を閉ざしている様は東海林も察していたことがわかった回でもありました。そうか。ミコトさんと中堂さんって、似ているんだね。そして、多分六郎くんも。

 

『アンナチュラル』は『SPEC』や『TRICK』に似ているかなと思っていましたが、実は『ストロベリーナイト』っぽさもあることに思い当たりました。『SPEC』や『TRICK』に似ているのは『99.9』の方でした。

SPECは当麻が女性である以前に「刑事」であり「人間」である物語でしたが、『ストロベリーナイト』は姫川が「女性」であり「刑事」である物語でした。

 

色々と考えさせるドラマは大好きです。

これから物語がどう収束していくか、楽しみです。

【VIXX】ラビ生誕祭によせて

VIXXのラビさんお誕生日おめでとうごさいます。

誕生日という記念すべき日に、私はラビさんのことを考えようと思います。

 

 

2017年は、ラビさんがVIXXのメンバーであることに感謝する1年でした。


私はいつからでしょう、彼は「愛する人」なのだと思ったのです。私が彼を愛しているのではなく、ラビさんは愛を実践する人なのだと。

オンドンイを飼い始めた頃からでしょうか。

人間が好き。犬が好き。◯◯が好きだから、という言葉では形容できないこの感覚。「あーーーこの人はここまで愛する人なのか」と思える人間って実はなかなかいない。

ラビは真っ直ぐに、正統に、何かを愛するのです。

 

「愛する」という動詞について、私が知っていることは少ない。けれど、時として愛するということは「自分が」愛することであり、もっというと自己愛とか自我とかそういうものもセットになると思うんですよ。多分。

愛と憎しみは表と裏。憎しみは、多分「私が」愛するから生まれるものなんだと思うのですけど、ラビさんの愛し方にはあまりそれを感じない。というか、己に対しての鬱々としたものや混沌、承認欲求とかそういうものがあんまり無くて、さらっとした愛し方で(だからこそ甘く深く際限がなさそう)そういうところに私は好感を抱きます。

同じグループのケンちゃんにベタベタしてるのは、本当にケニョンきよぉ…って思ってるからだと思うんですよね。ストレートですよね。真面目です。愛犬についても同じで。
VIXXのメンバーの大部分に言えますが、本当に人間としてさらっとしている。大人な人たちが多いです。アイドルという仕事をしていて、多分色々嫌なことが沢山あるし考えることもある中で、精神のブレをドーンと、あからさまに表現することってないじゃないですか。わかりやすく言うと「あ、この人不機嫌なんだな」とすぐ見て取れる態度をする人がいない。

ラビもそうで、彼の作品を聴いているとこの人の内面にはこれほどの海が広がってるのかと思うほど広く深い海を持つのに、それをあまり悟らせませんよね…創作に昇華させているんだろうなぁ…そういうとこ、本当に好きです。

 

2017年から2018年初めにかけて、彼は東洋コンセプトを引っ提げてのグループ活動の一方で、自分のアルバムも作っていました。ソロコンサートもしました。大晦日に、そしてIOCの開幕式でも見事な東洋ファンタジーを演じた一方で、2月の頭にはガッツガツソロコンサートをやり遂げました。

「桃源境」のパフォーマンスを初めて動画で観た時、明らかにラビ個人の音楽と「桃源境」の音楽性は異なるのに、見事な仙人っぷりかつ雰囲気を損ねないラップを打ち立てたラビを見て、私はとてもとても感動しました。ラビがVIXXで居続けてくれて、本当にありがたいと思います。

 

彼は心優しく、真面目で音楽にまっすぐな表現者です。自分の音楽を持ちつつ、グループの色に染まることもできるすごい人です。この両者が共存していることって結構すごいことだと思うんですよね。

 

私は、彼がこれからも創作活動を続けられることを願います。

 

ラビさん、お誕生日おめでとうございます。

【ルパパト】「快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー」第1話感想

忘れていた。この感動を。取り戻すのに時間はかかってしまったけれど、この感動はもう忘れない。そして手放さない。そう、戦隊シリーズはとてもとても楽しい30分なんだって。

日曜朝のお楽しみ「快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー」第1話を見ました。

www.tv-asahi.co.jp

スーパー戦隊シリーズ」として長年に渡り日曜朝に子どもたちへ夢と希望を送ってきたこの枠。私の記憶を遡ると、どうやら「タイムレンジャー」あたりから私は観始めたようです。wikipedia(スーパー戦隊シリーズ - Wikipedia)で見てみたら思いのほか見てて笑った。「トッキュウジャー」まで見てましたね。その中では「シンケンジャー」がNo.1です。一筆奏上!ね...あの5人のバランスが最高だったんだ…私は殿と皆に呼ばれていた丈瑠(松坂桃李さんが演じた)よりシンケングリーンの千明が好きだったんだ…。

流石にここ最近は観ていませんでしたが、今日たまたま見てしまったのがいけなかったんだ…

スーパー戦隊、最高だ!!!

 

いや、良かったです。ルパンレンジャーvsパトレンジャー。多分これからも見ます。久々にテンションが上がった。

 

2種類のヒーローが存在する異例作

「ルパンレンジャーvsパトレンジャー」(以後「ルパパト」と呼ぶ)は戦隊シリーズの中でも異例作と言っていいと思います。何故ならヒーローが2ついるから。

タイトルからもわかる通り「ルパンレンジャー」と「パトレンジャー」が闘う?話なのですが、結局は共闘して地球で悪さをする怪物をやっつけよう、という流れになるかと思われます。が、1話だけで言うと、悪事を働く敵「異世界犯罪者集団ギャングラー」からお宝を盗みもれなく倒すルパンレンジャーと、それを追いかけるパトレンジャーという構造が提示され2つのヒーローは敵対関係にあるようです。熱い。熱すぎる。この三つ巴の戦いが斬新すぎて楽しくなってしまうわけですが、この年になって冷静に考えると、「このやり方いいもんだなー」と思うのです。

 

ルパンレンジャー派かパトレンジャー派か

多分保育園幼稚園小学校低学年ぐらいは、火曜日からこの構図ができてみんなでワイワイ遊ぶことでしょう。第1話の見せ方から考えると、ルパンレンジャー派が多数派になるか。私はパトレンジャー派なんですけれどね。

なんというか、ルパンレンジャー派とパトレンジャー派で子どもたちにはワイワイやってほしい。ヒーローか、悪か、ではなく、みんながヒーローになればいいんじゃ…。ああ平和な世界。

あと、地味に面白いなぁと思ったのはレッド(赤)が2人いることです。ルパンもパトレンも赤はいて、後のヒーローはそれぞれ、青・黄色と緑・ピンク、という戦隊ヒーローものなら定番の色設定。赤はどのレンジャーにも必要なんですね。面白いなぁ。

 

新たなヒーローは登場するのか

そうなのです。2種のヒーローが存在してしまうがために、初回から3人、3人で計6人のヒーローが既に登場のルパパト。スーパー戦隊シリーズにあるあるな、途中から新しいキャラ登場!!!は一体どうするのでしょう…。べらぼうにヒーローが登場したらしい「キュウレンジャー」も、生身の人間のヒーローは7人が最大か…?となると、ルパパトは双方1人ないし2人入れる形になるのでしょうか…?2人それぞれ追加したら10人!?…。すごいわ...。そのあたりも楽しみ。

 

ルパパト第1話の個人的なツボ

  • パトレン1号の熱さ大好き
  • 全体的にルパンレンジャーよりの演出(仕方がない)
  • ルパンブルーが戦隊シリーズ定番のキャラで大好き
  • ルパンイエローが猫のように軽やかキャラ
  • 変身後のダサさ(←言うな)
  • 初回あるあるなヒーローのぎこちなさ
  • 客をとっとと帰らせるルパンレッド
  • ヒルトップ管理官の登場シーンがこれから楽しみで仕方がない
  • 敵さんのデザインのがちゃがちゃさ大好き
  • 初回はついに戦わなかったパトレンジャー
  • まだまだよくわからないパトレンジャー

 

一緒に楽しんでいくスーパー戦隊シリーズ

スーパー戦隊シリーズの何が楽しいって、ぶっちゃけて言うと演者さんの成長過程というか変わる様子を見ることができることなのであります。「成長過程」なんて言うと上から目線で良くないですが。若く俳優としてのキャリアもまだまだこれからな方々がキャスティングされる傾向があるスーパー戦隊シリーズ。初回はなんだかぎこちなく「これで大丈夫なのかなぁ...」とハラハラしつつ、それが良い味になっているところから、終盤、慣れて最初のぎこちなさが無くなりチームワークも良くなっているような雰囲気からの、勇気と希望が満ち溢れた終わり方!!!…泣けます。この楽しみを約1年も味わえるんですよ楽しいにもほどがありますね。

私は、敵がどんどん強くなり「このままだと絶対勝てねえええ」という状況から大逆転する展開が大好きなので、それを心待ちに、時間と気持ちが許す限り、見ていきたいと思います。

 

ここ最近は私と同世代の方がヒーローを演じられているのもなんだか感慨深いです。

これから日曜の朝が楽しみです。

 

あと、これまた久々に見たライダーもの「仮面ライダービルド」がなかなか感動して朝から叫んでしまった…男と男の友情熱い…そして自分を消滅させるボタンをヒロインに預ける主人公、憎すぎる。重たい。実に重たい。ボタンを押すことにならなくて本当に良かった。

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