根津と時々、晴天なり

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【ゲーム】ゼノブレイド3が楽しい初心者ゼノブレイヤーのメモ

 タイトルの通りなのですが、ゼノブレイド3が面白いです。やり過ぎないようコントロールしながら、それでも時々ガッと進めることもありつつ、ようやく第2話(第2話? 話にしてはボリューミー過ぎないか、第2章と考えて良さそうだ…)。

 ゼノブレイドとは、シュルクというキャラクターが登場するゲーム、ぐらいの理解度である初心者ゼノブレイヤーがゼノブレイドに触って感じたメモです。

 

前提となる書き手の情報

戦闘システム

様々な要素があり、それらを身につけるまでの情報量に圧倒されました。システム自体は難しくないと思いますが、なにぶん、戦闘を構成する要素が多く、第一話、二話で散らしながらチュートリアルがあるとはいえ、覚えることは多いです。慣れるまでがしんどいか。一つ一つ確実に身につけたいです。チュートリアル後は、TIPSというマニュアルでいくらでも確認できるし、「訓練」というトレーニングモードでそのトピックに集中して実戦も可能。チュートリアル的なものをスキップしたがる私ですが、復習として利用しないと理解が到底追いつかないです。

ただ要素が多いというだけで、戦闘難易度が高いかは別か。今の課題は、FF13のロール的な、キャラクターに割り当てられた役割(攻撃、防御、回復)の理解度を深めることと、強敵との戦闘においてゴリ押しではなく、スマートな戦闘をすること…。ゼノブレ3は、

  • プレイヤーの操作キャラは1人だけど、その1人を戦闘内外でいくらでも自由に切り替えられる
  • 位置取りも重要
  • 回復できるのは回復役だけなので、それが落とされたら復活できなくてやばい

という、「オートで動かしながらプレイヤーが適宜手動で調整していく」戦闘かなあ、という印象です。FF12FF13、どちらの要素もある感じ。私は操作キャラでバフやデバフをちまちま掛けるのが好きなんですけど、今のところ、回復と補助(バフデバフかかる役)が一緒ぽく、そこが果たして切り分けられるのか気になるところです。アーツ(特殊技みたいなもの)のレパートリーが増えていくのかしら…?

 

キャラクター

主要なキャラクターが6人います。どのキャラクターも好きになれるところが良いなと思いました。まあ、RPGやっていれば大体好きになってしまうものなのですが…。

ノア

あの世界で生きる人間としては稀有であろう、柔らかく穏やかな思考の持ち主。ウロボロス(という存在に主要キャラは途中でなってしまいます)になる前から、自分たちや世界に対しての漠然とした疑問を抱き、それを殺すことなく、かといって自分のやること(ノアは兵士なので戦に出ます)を放り投げることもなく、グレーなままであり続けたノアという人間の強さが、まーじですごいなと思います。見習いたい。

ケヴェス(ノアとランツとユーニが属する国)にいたころは、そんなノアがチームのリーダーとして方針を決めることもあったと思うけれど、のちにアグヌスのミオ、セナ、タイオンと旅をするようになり、進むべき方向をタイオンがまず提示→そこに対してノアが意見を言う、という流れができます。これ、ノアの負担を減らすことにつながっただろうなあ、よかったなあと私は思っており(まあ、決断しないといけない負担はあるけど、そこはミオちゃんも一緒に考えてくれるので…)ノアとタイオンのやりとりを、個人的に楽しみにしております。二人の良いところが存分に活きているパートなので。

私がノアの敵だったら、籠絡しにくい彼の柔軟さ、掴みどころのなさにイライラすると思うし、実際、ノアの幼少期に登場するいじめっ子みたいな男の子(名前を忘れた)がしょっちゅうノアに当たっていたのは、共感はしないけど理解するところであります。ノアはまじ厄介。

 

ランツ

フィジカル強め、筋骨隆々タイプなガテン系のランツ。めちゃめちゃ仲間想いなのに素直にそれを伝えられず不器用。ランツのそういうコアな部分に慣れたユーニは適当にランツと戯れてくれるし、度を超えるとノアが落ち着いた声で諌めてくれる黄金トライアングル(?)の完成です。みんなの盾。こいつ折れないだろうな、という精神的柱のノアに対して、こいつバテることないしやられないだろうな、というフィジカル面の安心感は凄まじい。タンクトップ姿が尊いです。

 

ユーニ

姉御。女に好まれる要素たっぷりな女という感じ。私? もちろん好きです。

 

ゼノブレイド3の面白いところに「男と女のジェンダーロールが我々の生きる世界とは違う」というところがあり、まだ世界の謎に迫ることができてない段階で語ることがあるならば、

  • ノアたちの寿命は10年
  • その命は寿命後陣営の女王に還っていくらしい

でして、つまり、ノアたちは子孫繁栄の為にあれやこれやする必要がないらしい(機能があるかはわからん)。

「回復役」は「膂力のない女が仕方なくできること」みたいなイメージを持ってしまうので、最初、ユーニちゃんのクラス(役割)が回復だった時「えー」と思うところがなかったかというと嘘なんですけども(RPGは、そしてそれを遊ぶ我々はこの役割イメージからいまだに脱却できない)ユーニを見ていると、ユーニは私の好みの素敵な女性で回復担当だけど、それ以上にユーニはユーニなんだと思いたい、という気持ちになります。好きな女のタイプなのでユーニちゃんみたいな女の人いいなあと思う。けど、その感情からもうちょっと「女」という部分を剥がしたいなという感じです。難しいな。

 

ミオ

ミオちゃんってすごく不思議な魅力のある人だと思っていて、ノアたちと一太刀交えたあの邂逅なときの強さ、烈しさと、旅を共にするようになってからの穏やかさは、同じ人間の中にあるものとは思えないのです。清楚系狐耳ボブヘア巫女装束のキャラ!?という、属性のパフェかよ みたいなミオちゃんの本質は、そういう上辺にはもちろんあらず、内面はとても複雑かつ趣深い人だなあという印象です。その点、すっきりとして余計な要素がない(ように思える)ユーニのビジュアルとの対比も良い。うまく言語化できない(そしてそれを良しとして耐えることのできる)混沌した内面を持つところはノアと似ていて、そういうところがインクリンクか…と一人納得したりします。あと、ミオちゃんの武器好き。

 

セナ

小柄だけど腕力がすごい、控えめだけど人の背中を押せるまっすぐなエネルギーを持つ人。健康的、という言葉が似合う人。戦闘中、柔らかなミオ、サバサバなユーニの声を超えて、一番よく聞こえるのがセナちゃんの声です。どでかいハンマーを持って戦う様は、先ほど言っていたジェンダーロールだなんだを超えた、頼れるキャラクターです。個人的にはFF零式のシンクというキャラの武器がメイスで、女の子がでかいハンマーを持ってバチコラ敵を倒していくやつが私はとても好きです。ああ、他のクラスに変えたくない。年上のミオを慕っているようで、良き姉妹のような、二人のやりとりは微笑ましいものがあります。ランツとはフィジカル強勢力として意気投合。自分の思うことをストレートに伝えられないこともあるランツに不貞腐れることなく「それってこういうこと?」と切り込めそうなセナちゃんの率直さは、なるほど、確かに相性良きかもしれないと思います。二人の共通点はなんだろうか。誰かの盾になることを厭わなそうなところか。あとは、強靭なフィジカルとは別に、心が柔らかく自信のなさがちらりと覗くところかな。今後も考えていきたいです。

 

タイオン

ごっつー好みの男来たな!?となったのがタイオン。髪もじゃ黒ぶち眼鏡が好きです(ex.青葉つむぎ)。性格を見ていくと、まあー、6人中ずば抜けて扱いづらい。慎重な戦術家。そして頑固。初登場時、大量の折紙のような武器を使っている様にわくわくしました。回復役とは知らず、しかし、こいつから先にぶっ倒した私はえらかった。

タイオンのえらいところは、問題を提示することを厭わないところだと思います。まじうぜーな、と思われたとしても、投げかけることをやめなさそう(それは習性みたいなものですから)。投じられた一石を受けて、他の5人があれやこれや考えることで、自分たちが置かれているこの状況ってなんだろう?という大いなる謎に繋がるわけです。ありがてえ。ノアやミオはどちらかというとスローというか、結論に至るまで時間がかかると思うので、先んじてタイオンがリスクを検討してくれるのは本当良いことだなと思います。タイユニ(タイオンとユーニのカップリング)尊い

 

ストーリー

面白いです。ゲームにおいて未知は必須要素。えー、どういうこと? という謎がスパイスとなり、時間が許してくれるなら、謎を解き明かす為にひたすら進められるストーリーです。一瞬で世界が自分たちの敵になってしまった、というのはFF13で馴染み深いです。RPGにおける敵って、言うてこちらが反撃する弱さみたいなのを与えてくれるのですが、メビウスは割と容赦なくて良い感じです。

 

ユーニのところでも考えたけれど、人と人の親密さをどう考えるか、というのが6人の人物の心情を理解する上では大切ではないかと思っていて、彼ら彼女らにはおそらく親がいない、親に準じる人がいるのかも不明、となると、身近で一緒に行動する仲間たちが本当に大切な存在ではないかと。RPGにおける仲間たちの心の結びつき、その強度、性質はゲームによって違い、そのゲームの世界観を踏まえた上で理解しないと見誤りそうです。

ケヴェス組はケヴェス組が、アグヌス組はアグヌス組がそれぞれ大事だけど、ケヴェスとアグヌスの関係が「敵対」からどう変化するか、慎重に追いかけたいです。また、キャラクターによっても変化の速度がばらばらなのでそこも。

 

フィールド

自然豊かなフィールドを自由に歩くことができるのも嬉しいです。モンスター図鑑とかあったらもっと嬉しいなと思いました。あったら、自分ずっと読んでしまうと思う。私はレベリング好きなのでいいけれど、フィールドが広いのにモンスターが密集しているのはリアリティがあるのかないのか。FF12のRボタンのエスケープ機能は良かったわね…(懐古)。

第二話までで街(ないし町)を散策したことがなく、今後のストーリーでその機会はあるのか、気になるところです。ドラクエもFFも、思えば街があり町があり村があるものです。コロニー(軍の拠点のようなもの)は…町ではないな。

まだ草原、荒野を彷徨っている段階なのでこれからどんなフィールドを歩くことができるかわくわくしています。廃坑とかないでしょうか。FF12の魔石鉱を探索するのが大好きだったんです…。

 

 ということで、初見ならではの感想を綴ってみました。ここを出発点として、どんなふうにゼノブレイドの世界に対する感想が変わっていくのか、自分でも楽しみです。