根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【音楽】XGのPUPPET SHOWについて考えてたこと

XGのPUPPET SHOWに関しての感想メモ。文章にして整える気力がない(元気は有り余っているが、整えるのが超面倒)ので箇条書きベースで書いていく。

  • PUPPET SHOWは、私の英語力と他に訳されている人のものを総合して考えるに、女性のエンパワメントの音楽である
  • XGがheでありBoyである相手に対して「想像してみて」と問いかける
  • どういう世界を?というと、私たちが違う役割を担う世界であり、Girlsたちが彼らを操る世界である
  • その世界をPUPPET SHOWと見立てている一方で
  • 現在進行形でBoysたちが私たちを操る世界があるのだという視座も与えている
  • 曲の冒頭でその辺りは言っている(話を聞いて、レディとして(はたまた人間として、と考えていい)扱って)
  • というかそうやって一方的に誰かが誰かを操っている可能性ってない? あるでしょう? あんたもそうなのよ、ということが言いたいのだ思う
  • 「私の話を聞けよ、ゴラァ」と私もリアルで誰かに啖呵切ってみたい
  • でも思うけど、そうやって伝えてくれるだけ親切だし、相手に変わって欲しいのよね
  • つまり、無関心ではなく変わって欲しいと願い続けるのも、世界が変わる為には必要なのだと思う
  • 歌詞としてはかなり強い内容だと思うが
  • 私ならば、そういった価値の転倒を、あの軽やかで前向きなメロディに当てようと思わない
  • ひとつは、私は悲観的なところがあるからと、
  • 操られている側(という当事者意識は自分にはそこまでないけども、このあたりの当事者性はまた別の話なので割愛)としてみれば、恨みつらみのあれやこれはあり、それは呪いとして他者に向かう
  • あのメロディは呪いではない、軽やかに前向きに祝福していることにこそ、この曲の真価がある
  • 誰かを呪わず祝福せよ
  • なんだか魔法少女まどか☆マギカみたいだな
  • 結局、世界に蔓延る問題をほぐすためには、呪いではなく祝福が必要である
  • ただ呪う方が簡単ではないかと思う
  • 衝動や欲にそのまま従えばいいので
  • そこを祝福に転じることができるのは理性だろう
  • 私たちは理性的であるか
  • PUPPET SHOWは誰かを断じたいわけではない
  • そこを汲み取り、前に進めるかということを我々は問われている
  • 歌詞だけフィーチャーしメロディを置き去りにすると、問い質されているように思えるが、
  • メロディに誰かを裁くような厳しさはあったのだろうか(いや、ない)←反語
  • 人は正論や自分に都合が悪いことを突きつけられた時、自己防衛的に拗れることがままあるが(もちろん私にもある)
  • PUPPET SHOWは誰かを攻撃する曲ではない、前に進む為の曲だ
  • この曲はXGというグループからのリスナーへの問いである
  • またGirlsの為の曲ではあるが、思想は何もGirlsたちに限らない、すべての操られし者たちへ送る曲である
  • 二分しない、その胆力もまたリスナー側に求められる
  • 世界よ、拗れないでくれ、と私は思っちゃう
  • 非難することは容易いが、そこから少しでも何かを掴まなければならない
  • でなければ先はない、未来はない
  • そして私自身は、やっぱり悲観的なのは良くないな、呪うの良くないな、元気で健やかに楽しく思いやりを持って生きたいな、とこの曲を聴いて思いましたとさ
  • 公式MVの日本語字幕についても考えたいけど、力尽きたので割愛
  • 何故あのような表現になったのか、原文との違いやそれによる受け取り方解釈のずれは生じうるか、ということについても考えたいところ

以上!

追記)objectifyという観点についてはもうちょい考えないといけないのだけど、想像してみて? という仮定の話をしており、男性と女性の立場逆転という話ではないと思っている(そんなのありえない)。

祝福というのは、現在進行形で誰かの糸で操られざるをえない人たちを糸から解放することに対して、である。様々な意見があって然るべき。考えを深めていきたい。

 

あと、曲が好きすぎて連日この曲ばかり聴いている。アルバムも現物を遅ればせながら購入したので(お金払わせてください)楽しみ!

あと自分は割と拗れてるのか、歌詞をベースに、人々を無邪気に操るXG(妖艶に微笑む魔女あるいは無慈悲な天使の如く)で妄想しながら、その声を、曲を味わう、という聴き方をするのが好きなのだが、王道的な(王道というものが果たしてあるのかはわからないが)ストレートな解釈を蔑ろにして楽しむものでもないことは自覚しており、妄想は妄想として。歌唱力がすごい〜。