YOASOBIの「祝福」聞きましたか?聞いてからこの後の文章読んで!勿体ないから!!!
水星の魔女を見ていないのでこの曲と物語が具体的にどのようにリンクしていくのかはわからないけれど、ガンダムは宇宙を飛び回る戦闘用ロボットだよな? それに搭乗するのが主人公っぽい女の子? であれば過酷でないはずがない。戦じゃ、戦じゃ!
つい先日改めてこの曲を聴いていたら、自分でも虚をつかれ、感情がこみ上げてきてどうしようもなかった。特に最後のパートの歌詞で、目頭が熱くなるぐらいには感動してしまった。
この星に生まれたこと この世界で生き続けること
その全てを愛せる様に 目一杯の祝福を君に
この言葉に透けるのは、実際生きるのはとてつもなく大変で苦しいということで、ここまで歌われた言葉は過酷な人生を歩む誰かへの餞なのだなということ。曲の最後でつけるオチがしっかりしている…。呪いは言葉で解除していく他ないのだなあ、ということも考えた。物語の効用のひとつでもある。そしてラストは旅路の険しさを暗示させるハードなメロディで締めくくられる。
この部分の歌詞について考えていたけれど、この星に生まれたこと、この世界で生き続けること、その全てを愛せる様になる、というのは、それができない人にとってはあまりに険しいと思ってやまない。無理ゲーではと思うくらいに高い壁に思えても仕方がない。でも、祝福ってそんな風に残酷で優しく志が高いものだと考えれば、その険しさに納得するところもある。祝福って神様から賜るものでしょう? 神様は残酷だもの。
だからこの曲で私の好きなところを言葉で表現するならば、そういう高次の存在から注がれる峻厳さみたいなものが効いているからだろう。ポジティブなメッセージを持ちつつ、厳しさの鋭さにヒヤッとするところが好き。