根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【食】お好み焼きは美味しくてきっと懐が広いという話

 今日気づいて感動したのですが、お好み焼きってのは美味しいのですね!

 以上。

 

 という、わずか数行で終わってしまうのも勿体ないので、もう少し書きます。

 まず、お好み焼きは美味しいです。

 何故そう思ったのか。おやつ代わりにお好み焼きを作ってみたからです。

 作り方は簡単です。本当は卵も入れないといけないのだけれど、卵を1個消費するのが躊躇われて、試しに粉と水だけで作ったらどうだろうかと思い、お好み焼き粉(一枚分の分量)と水(一枚分の分量)ときゃべつ一枚(一枚の半分で良かったです)を混ぜ混ぜして、サラダ油を引いたフライパンに流し込んで、両面焼いて、出来上がったものにマヨネーズとソースをかけて食べました。うまっ!

 ちゃんと美味しい。卵入れなくてもいいやん!豚バラも必要ないじゃん!(もちろんあった方がより美味しい)なんでちゃんと美味しいのだーお好み焼きーと感動して、一瞬考えて、それは当たり前のことですが、お好み焼き粉の功績なのだと思いました。当たり前ですね。水もきゃべつもそのままでは「うまっ!」という風にはなりません。すべてはお好み焼きの粉によるところが大きいのです。

 多分ですが、出汁のようなものが粉に含まれているのでしょう。だから何とも言えない、香ばしいような喉の奥がくすぐったくなるような味わいが口に広がるわけです。

 同じような食べ物で、例えばパンケーキなんかがありますが、パンケーキはそういうわけにはいきません。ホットケーキミックスには出汁ではなく、砂糖は入っているのかな、入っていてもそこまでひどく甘いわけではありませんから、生クリームや蜂蜜やメープルシロップやらが必要になっていきます。でもお食事パンケーキというものもあって、カリカリのベーコンに目玉焼きをのせてなんとなくソースをかけたらパンケーキは「甘くない食事」としても食べられそうです。私はお食事パンケーキを食べたことがないので、一度食べてみたいところですが…。

 お好み焼きはデザートにはなり得ない気がします。それは出汁の気配がするからです。でもその出汁の気配があるからこそ、きゃべつだけという質素な具の構成であっても、ソースとマヨネーズさえあればそれなりに美味しくなってしまう、魔法の食べ物!

 

 ここまででざっと900文字ですか、意外に書けるものですね。書きたいことは書けたのでそろそろおしまいにしますが、お好み焼きへの可能性にわくわくしております。名前からして「お好み」焼だもんな。多様性そのもの。何でも入れて良い(味は保証しない)。でも極端におかしなものを入れなければ、それなりに美味しく仕上がる気がするお好み焼きの粉の懐の深さを、簡素なお好み焼きを食べながら私は静かに味わっておりました。

 長期海外渡航をする予定はありませんが、そういうのがあるとすれば、味噌とお好み焼きの粉を持っていくといいのではないかなー、と思いました。以上です。

日清 お好み焼粉