根津と時々、晴天なり

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【SVT】気負わず、しかし前を向く/SEVENTEEN『Run with you』

 体の中を走り抜ける興奮にどのような言葉を与えればいいのか。いや、逆かもしれない。この興奮を言葉にするにはどうすればいいのか。先ほどから考えあぐねている。

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 疾走感溢れるメロディが私を逸らせる。まさにドライブしている感覚だ。胸が早鐘を打つ。感情が昂るあまり気分が悪くなってくる。こんな興奮を味わったのは最近だといつぶりだ? そして次の瞬間、愕然とするのだ。もう10月も終わりじゃないか。私は何をしていたんだ?(もちろん生きていた、これでも必死に)

 

 SEVENTEEN、久しぶりだなと思う。もちろん曲をまったく聴いてなかったわけではないけど(最近だとピクニックにStill Lonelyを聴いていた。この曲は外で陽に当たりながら弁当を食べるときにちょうどいい曲だ)彼らが何をしているのかほとんど追えてない。だから、驚いた。かっこいいやんか、SEVENTEEN

 これはあくまで私の印象なんだけども、憑き物が落ちたようなリラックスした雰囲気を感じるのは気のせいだろうか。良い意味で気負い過ぎていないというか。

 Rock with youという曲、アルバムを聴いた当初、活動曲だと思わなかった。活動曲にありがちな「気負い」が無いと思ったからだ。ところがどっこい、Run with youがミニアルバム『Attacca』の看板になるらしい。

 正直に言おう。気負っているSEVENTEENは怖くないが、自然体を手に入れたSEVENTEENは怖い。怖い? 敵として?(敵?) いいえ。人として。多分、次元が違うからだろう。SEVENTEENは一歩高みに行ってしまった。もしかしたらこの曲以前に既にそうだったのかもしれないけれど、少なくとも私は彼らの出立を、この曲で以て肌で感じることとなった。

 怖いのは、わからないからだ。どうしてそうなれるのかわからない。彼らはこれから先もしばらく一緒に音楽を作っていくことに決めた(私は「永遠」を信じない。申し訳ないけれど。だから彼らの「永遠」を「しばらく先」と表現してしまう。ごめんね)。それがどれほど難しいことはK-POPアイドルを知っている人ならわかることだと思う。その先にある世界がRock with youなのだ。

 

 ミュージックビデオで特に射抜かれてしまったのは、2番のサビだろうな。ホシくんの鋭い眼光とクールさ、そして自信たっぷりな表情を(挑発的ともとれるほど)浮かべて踊るディノちゃんに、射抜かれてしまった。君たちは、いつの間にこんなにかっこよくなっていたのだろう(元々かっこよかったけれどさ)。

 

 焦がれるような思いだ。今日はこの気持ちをなだめないと寝られそうにない。

 SEVENTEENのRun with you かっこよかった。もう一度言うけど、気負わず眼光の鋭さも失わないSEVENTTENは怖い。でも彼らは同時に一緒に歩こうと手を差し出してもいる(To youを聴け)。その心強さと畏れ多さ。

 

 私は君たちのようにはなれそうもない。だけど、私なりに頑張ることもできると思っている。

 

Rock with you

Rock with you