根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【Red Velvet】Red Velvet - IRENE & SEULGI『Naughty』

 つい最近この曲の存在を知りました。圧倒されてしまった…。凄すぎる。

youtu.be

 

 アイドルなんて、ビジュアルやら歌唱やらダンスやら、魅せ方スキルがものすんごいことは重々承知の上で(どのアイドルもすごい)そこから「およよよよ!?」という驚き圧倒はまた別物。それまでのキャリア、時代の流れ、受け手の状態、様々な要因が絡まり合って「すんげええええええ!」という興奮は生まれるものと思うのですが、これがまさにそれ。

 

 どこかで2番のスルギパートの撮影風景を見たのだけど、あれは黒の衣装纏うスルギちゃんと対面する白衣装ダンサーさんが小型カメラを口にくわえる形で支えて撮影したものらしい。これは撮影機材の小型化かつスペックが上がっている昨今だからこそ為せるカットという感じで胸が熱いです。防弾のI NEED UのMVで薬漬けなホソクさんが橋の上でぶっ倒れるシーンを思い出す。橋を上から撮って引いていくシーンはドローンだからこそのカットだったね。K-POPのMVはバチバチに火花が散っていていつ見ても面白いですけど、どのように撮られたのかというのも着目すると楽しいところっす。

 話をNaughtyに戻そう。

 Naughtyのダンスは、タットダンスというジャンルらしく、手首と腕で音を的確に捉え動かしていく踊り。腱鞘炎になりそう。やばい。綺麗に見える角度できちっと動かしては止めていく動きは簡単じゃないことは一目瞭然。ただでさえかっこいいダンスにぴったりの衣装(腕が綺麗に見える、手が目立つ!)髪をアップにしてダンスとビジュアルが活きるヘアスタイル。こりゃあ、かっこよくないはずがないな、と。

 無機質である、非人間的である、という違和感をあんまり感じないです。無理して人間が非人間的なものを演じているというぎこちなさがなく、一つの芸術作品として完成された映像だなと思いました。無理してないんですよね…表情がゆがむことがないし、何かを拒絶している感じもない。それだけ余力があるし完璧に消化しているのだと思います。スルリン、凄すぎる…。特に二番で背景がガンガン変わっていくところ、線と図形という無機質なものと、無機質ではありえない人間のダンスが融合しているところがお気に入りです。

 私はジャンル問わず形態問わず気にするポイントとして「これは彼ら彼女らにしかできないものなのか?そうであるならば、私にそう思わせる要素は何か?」ということなんですけど、このNaughtyの映像は、他のアイドルで代替するものができない、同じダンスだとしてもまた違うものになるだろう、と思えますし、それは何故だろう?と考えています。

 アイリーンとスルギってビジュアルはタイプが違うし、似合うスタイルも違うような気がしますけど、この映像では色が異なる同じような衣装、同じヘアスタイルで光と影みたいに2つで1つみたいな仕上がりで。これを他のアイドルグループで誰と誰だったらできるかな…とか考えるの楽しいです。

 

 この曲がリリースされた時にちゃんとリアルタイムで盛り上がりたかった!けど別にいつ出会うのも良いですね。しばらく練習動画と合わせてたくさん見てたくさん音源を聴こうと思います。音楽もお洒落~。

Naughty