さよな~らは かな~しい こと~ばじゃ~ない~
とはどこで聞いたか。春と夏と秋が最高に似合うグループいきものがかりの、『YELL』より。
さよならは 悲しい 言葉じゃない。この言葉を半ば自分に言い聞かせながら、この文章を書きこの曲を聴いています。
この夏を終わらせる、最高の曲が生まれてしまいました。
NCT DREAM「We Go Up」感想
Teaserが出た時点で、ここまでの期待が少し抑えられてしまった感がありました。
NCT DREAM 엔시티 드림 'We Go Up' MV Teaser - YouTube
何か、普通のK-POPアイドルグループっぽいぞ!?(絵が)
というよりは、今までのDREAMのミュージックビデオの色彩が他と違いすぎたのかもしれません。チューイングガムやWe Youngの非現実夢空間♪みたいな強烈な色に、あのビジュアル強め人材を奇抜ヘアスタイルで染め上げるNCT(及びSMエンタ)のぶっ飛んでいる感じ。あれはあれで好きだったのかもしれないな…と思いながら、なるほど、今回は素材がひたすら良いめちゃめちゃ綺麗なMVだな、普通だ、と思いながら見ておりました。
そしてMV公開。
とにかく綺麗だったなぁ…絵が。でもそれよりも、音楽が、すごかったですよ。Teaserで「普通の絵だな」と思っていた私のバカバカ!!!SMエンタが、そしてNCTというグループがひねくれてないことなんてないじゃない。そういうところが好きなんでしょ私。
NCTが普通なことするわけがなかった。 https://t.co/I5Sw1Lytv1
— 治野 (@harunote2016110) 2018年8月30日
掴みのジェミンの低音ラップから、射抜かれてしまいました。良いですよドリーム。
NCT DreamのWe Go Up 入り口と出口がこんなに異なる曲もすごいなと思う。私は曲の最初のジェミンのパートにハマってしまい、もはやここだけ聴きたい。曲全体が好きだけれど。面白い曲だなぁ…。
— 治野 (@harunote2016110) 2018年8月30日
そうなのです。入口はハードモードで曲の世界に入り込み、出る時には爽快、青春、少年たちの儚い一瞬に涙し清らかな心で曲を終える。このギャップが、とてつもなくすごい。これが本当にすごい曲だなと思います。面白すぎませんか。
そして偏りのないパート配分。本当に泣いてしまう…。マクの音のリズムに忠実でしっかりとしてラップに、低音で聴く者のトドメを刺そうとやってくるジェミン君の声、悪ガキらしさが感じられる余裕の歌い方に最高にときめくチソン君のパートが大好きだし、真面目そうな子だなぁ…という印象のまま手堅くどすどすラップをしてくれるジェノ君のかっこよさにひれ伏すし、さらっと良い仕事をしている超できる子へチャンくんのこのパートあのパートに泣くし、なんといっても、ここはトロピカルな楽園かな?チョンロ君の多幸感たっぷりな声に、ロンジュン君のふわっと籠りつつパキッと歌ってくれるあの声が本当に私は好きなんですけれど一体どうすればいいですか。ほんとロンジュン君の声(というか歌い方?)が好きなのです私。
合わせて今年上半期に出していた「GO」も聴いてみたのですが、この曲も好きな曲に変わりはありませんが、まったく異なる楽しみ方ができそうでうずうずしています。
「GO」は結構エフェクトがかかっているというか、まず曲そのものの圧倒的な雰囲気が先行してその隙間にある人間である彼らの人間らしい声を拾っていく作業なんだなと思いました。結構楽しいです。音→彼らの声→音→彼らの声、みたいな。
一方で「We Go Up」は彼らが本来持っている声をそのままたっぷり聴ける曲だなという感じです。パートの偏りが少ないので、7人の声を満遍なく楽しめるし、そう、背景の音の主張があまり強くないので本当にメンバーのボーカルが聴きやすい曲です。聴きやすいのに、ありきたりではない音楽。(まあ私がさほど音楽を知らないというのもあるけれど、どこかで聞いたことがあるよな~みたいなのがあまりない。どちらかというと洋楽っぽい?)音楽の主張が強いSMエンタのアイドルが私は本当に好きです。
そしてカムバック初めから、ごりごり歌っている(音だけ別収録か、これは踊りながらちゃんと歌っているバージョンのような気がします)
やはり、へチャンの生歌の安定具合がすさまじい。NCT127にもさらっと参加したくさん歌ってきただけのことはある。SMはもう少しへチャンに機会を与えてあげなさい。こんなさらっと歌えて声が独特で良い人材はいないよ?
マクジェミンジェノが必殺仕事人よろしく、淡々と真面目に仕事をこなす姿がかっこよいし、チソン坊のエンターテイナーな雰囲気が本当に好きで一回生でチソン君のパフォーマンス見てみたいなと思い、やっぱり私はこのチャイナペアが好きだ、なんだこの無邪気な奔放さは。天国かな(2回目)。パフォーマンスもいいですねえ…。みんな一生懸命で…良いわねぇ…。
MV感想
考察することは尽きない内容だと思うけれど、あまり深く考えず見ることにしています。とりあえずマクは去ってしまうのだな、それは悲しいことじゃないのだろうな。悲しいこととは捉えないようにしているのだろうな(私はそれでも悲しいけれど)。NCTというグループの本質を今、一番背負っているのはNCT DREAMなのだろうなと思ったことですし。DREAMがNCTである以上、誰かは去らなければいけないのでしょう。
MVがとにかく綺麗だなぁと思いました。私のたいへん好みなMVです。
水と光と時間が意識されている絵が好きだなと思いました。あとは個人的にはチソン君の何回言うか知らないけれど本当に悪ガキ風情な憎たらしい余裕しゃくしゃくな雰囲気が好きです。チソン君、キリっと魅せることになるととんでもなく化けますね。
さよならは悲しい言葉じゃない。だって、映像の中の彼らはこんなに笑っているのだもの。悲しくない。悲しくない。DREAMよ永遠なれ。彼らの人生が幸せに満たされたものでありますように。