根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【UNB】それは祭りの最後に打ち上げられる花火なのか/UNB「BLACK HEART」

ここ数年は半年に一回K-POPを振り返ることにしています。好きな曲に順位をつけてランキング形式にしたいなと思っていたのですが、いざ自分でやってみると予想以上に手間がかかるし何より決まらない。昨日の気分と今日の気分がまるで違う気分屋に、ランキングなぞつけることは不可能でした。できるとすれば「6月30日(土)14:00現在のランキング」という注釈をつけねばなるまい。ちなみに半年に1回のまとめといえば、2018年上半期についてはこちらの文章で既に書いています。

 

dorian19.hatenadiary.jp

このまとめ文章を書きながら、急遽入れざるを得なかった曲が1つあります。そう、これです。

youtu.be

UNB!!!!!!!!!!!

見事な駆け込みスライディング。しかし、間違いなく2018年上半期の一曲に加えたい楽曲なのです。今日はこちらについて。

  • この作品の良いところ
    • まずは曲が良い
    • パフォーマンスが良い
    • 筋肉!!!
  • 見ているかwannaone(の製作陣)
  • あとから繰り返し聴きたくなるし見たくなる、ということ
  • それは祭りの最後なのか
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【雑記】嫌いなものと苦手なもの

自分の好きなもの・好きなことについては存分に喋ることができる人間だけれど、そういえば自分の嫌いなもの・苦手なことについては考えたことが無かったなとふと思いました。

私は色々と我慢ができない人間なので、嫌いなものや苦手なことについては自然と距離を置いてしまいます。なので本当に苦しい思いをしたことがなくて、それは私の1つの処世術です。

個人的には嫌いなものや苦手なものにそこまで苦しまなくていいと思うんですよね。あまり時間もない人生ですし。体力や精神力も限られているわけで。もちろん嫌いなものや苦手なものから世界が広がる可能性もあるので食わず嫌いとかは勿体ないとは思います。一概には言えませんが。

そしてこのように「嫌いです宣言」することで、「嫌いなもの・苦手なもの」は事実になってしまいます。けれどこれから好きになる可能性も無くはないです(絶対無いものもあるけれど)。そういう余地を持って読んでいただければと思います。私の嫌いなものと苦手なものについての文章です。

 

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【K-POP】永遠などないので、

メンバーの顔と名前は一致する。有名な曲を知っている。シヌさんは熊さんみたいでバロくんはちょっとムキムキしてきて(Sweet Girlの時の記憶)ジニョンさんは名曲を生み出し優しそうだけどちょっとチャラそうでサンドゥルはもちもちの歌うまさんでゴンチャンはプロアイドルでほんびんくんのお友達。お?と思ったのはSweet Girlから。その1年前に出した曲SOLO DAYは何を思ったか当時の私は気に入らなかった気がする。今となっては気に入らなかった部分がB1A4らしいところであり、魅力的なところだというのがわかるのに。今、そういう曲を聴きたいのに。

その程度の人間が、少しだけ書く文章。

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【K-POP】2018年上半期の個人的お気に入りの瞬間を振り返る

です!!!

全体的に記憶力弱め、「今年はきちんと印象に残った曲をメモって置くのだぁ!!!」と意気込んだはいいものの多分1月3日ぐらいで忘れました。今年どんな曲がありましたっけ。

 

今回は「この曲のこの瞬間が好き!!!」というのをテーマにしたいと思います。

ここに上がっていなくてもよく聴く音楽はありますし全部好きです。全部を書くのは大変なので今ぱっと思い出せるものを取り出しています。

それでは。

  • 間違いなくテンションが上がるラストサビに心震える
  • 幻想的な世界観と独自の可愛い路線が存在感を放っている
  • 華やかな紙吹雪と実は深い一瞬のオンパレード
  • 夢とロマンがあふれるパワー系
  • 「さぁーーーらん」の言い方が超好き
  • 夜に一人で大声で歌いたい(不審者でしかない)
  • 今一番かっこいいと思うのです
  • サーカスみと適度なやんちゃ感が好き
  • 駆け抜けるサックスの音と足技
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【ONF】2st mini Album『YOU COMPLETE ME』感想

私にとって贅沢なこと。色々挙げられると思うけれど「CDを買うこと」と「文芸本(いわゆる「ハードカバー」ってやつだ)を買うこと」は挙げたい。お金は欲しいが、この2つを贅沢だなと思える感じでこれからも生きていきたい。少なくとも当分は。

何が言いたいって、CD買うことのは尊いことなのです。以上。

 

ということで、今回はCD買うのは最高よね!!!という視点も踏まえつつ感想を書いていきたい。今回はONF(おねのぷ)『YOU COMPLETE ME』です。何故取り上げるかってその内容が良いからです。アルバム買いました。いえーい。(私的CDを買うか買わないかの基準は「アルバム全曲のうち60%が好きな曲」あるいは「とびっきり好きな曲が入っていること」です。本当はね、もっともっとお金を落とすべきなんだよねわかっている。だけれど、それだとお金が足りないから…。あとは不要にモノを増やしたくないんだ…。ごめんな…。ちなみにアルバムは買わないけれどiTunesで買うというのは結構あります。)

 

ではいくぞ。

  • 『YOU COMPLETE ME』アルバムパッケージ
  • 『YOU COMPLETE ME』アルバム曲感想
    • 1. Complete
    • 2. Fly Me To The Moon
    • 3. Good Morning
    • 4. Fifty Fifty
    • 5. Incomplete
    • 6. 86400
  • ONFとはどういうグループなのか
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【ドラマ】『ブラックペアン』第9話を見終わった勢いそのままで書かれた文章

『ブラックペアン』はエンターテインメント。こんな言葉が今の私の頭の中には浮かんでいます。私にとって素晴らしいと思えるコンテンツは、その定義がまだまだバラバラですが「物語への没入感がすごい」というのはもしかしたらその定義に加えてもいいかもしれません。感動や面白さ、楽しさを味わえるコンテンツは総じて「私が夢中になれる」ことが多いのです。そういう意味では、『ブラックペアン』は素晴らしいドラマなのではないでしょうか。

アドレナリンがドバーっと分泌されたような状態でこの文章を書いています。第9話、面白かった。スリルがあったし何度も叫びながら(色々な意味で)久しぶりに興奮しました。

私はオタク気質な人間なので好きなものは何度も何度も味わう傾向にあります。好きな小説は何度も読むし好きなアニメやドラマも何度も見返します。ドラマ『SPEC』の主人公の女刑事・当麻の餃子の食べっぷりが特に好きなのでいまだに第1話の冒頭15分ぐらいだけ見ることがあります。「シュレーディンガーの猫、ウケる」。映画『コクリコ坂から』の冒頭10分もいいですよね。朝ごはん食べるシーンまで。冒頭10分しか見ていないから本編後ろの方はまるで覚えていないという本末転倒ぶりですけれど。

話が逸れました。何が言いたいって、最終回の内容次第ですけれど、『ブラックペアン』は多分何度も見返す作品ではないのかなと。あくまで自分的には、ですけれど。一期一会の衝撃というか破壊力が何よりも持ち味というか。渡海先生の罵声・怒声シーンや、「ありえんだろ!!!」とツッコみたいけれどいいんですだってフィクションだものなストーリーや世良先生の成長や今回の話ではいつ登場するんだい?な猫ちゃんや高階先生の実直さと意外に世渡り上手でイライラさせられるところとか。こんな楽しみ方、一度知ってしまったら二回目は半減してしまう。「知らない」という可能性はここまで素晴らしいことなのだなと『ブラックペアン』を見て私はしんみりとしています。可能性って、素敵。「知らない」って、無敵。

『ブラックペアン』面白いのです。もう最終回ですけれど興味のある方はぜひ。

前提として、私は嵐の中でも二宮さんが好き、というのがまずあります。二宮さん好きです。実は全編見ているわけではないのですが『流星の絆』でちらっと見た二宮さんの演技から魅かれた人間です。あとはバラエティでも二宮さんの言語センスすごいわぁ…と毎回思っている人間。頭の回転が早い人だなというのがその印象です。そんな二宮さんが出演されている時点で私の中の『ブラックペアン』への期待度が高いことはわかるかと思いますが、ドラマ自体も面白かったのです。びっくりしました。

『ブラックペアン』が良かったのは、話のテンポが早いところ。医療ドラマ特有の「お決まり」な展開ではあると思うのです。『ブラックペアン』は「口だけは達者で技術は未熟な医者がわはわは言いながらふんぞり返る→患者が急変してその医者があわあわする→渡海先生が患者を助ける→渡海先生が医者を脅す(怒鳴る他)」でできています、大まかに言うと。そこに理事長選を見据えた大学同士の対立や点数稼ぎ、最先端の手術機械導入による機械と人間の対立など様々な要素が絡まりあう内容。「んな馬鹿な」や「佐伯先生や渡海先生頼みのこの医局ほんとどうにかして」というツッコみもあるにはあるのですが、茶々を入れるのが楽しくなるぐらい話の進め方が早く、面白いと感じる。てきぱき進むので怠いなと感じることがない。引き合いに出して申し訳ないですが、例えば『ドクターX』はもう少しスローだと思います。あのドラマはテレ朝長寿ドラマのほのぼのとした型を備えつつあるドラマになっているので、他刑事ドラマと似たようなテンポなのではないかというのが私の感想。

話のテンポの他にすべてのキャストが個人的にはぴったりハマっているのが良いのです。人間として好きになれるかというのはさておき、登場人物としてすべての人物に愛しさを感じられるというのは登場人物たちのキャラクターが立ち上がっているからです。私は世良先生が良いなぁ…と思っています。「ドラマが進むにつれて成長する世良先生」がそのまま描かれているのが良かった。演じる竹内さんの力もドラマと共に強くなっていたので。これ、そこそこ演技経験がある若い人を起用したら今感じている魅力が減っていただろうなぁ…と思うのです。竹内さんの演技が下手だったと言いたいわけではなく、竹内さんと世良先生のボーダーがあまりにもなくて。はまり役でした。

あとは医療コーディネーターの木下さんも良かった。もう声に艶があるので満点。敵味方を選ばない、どちらの陣営にも入り込み情報屋っぽく立ち振る舞う。何を信念にしているのかどんな経歴の持ち主なのかよくわからない美人医療コーディネーター。木下さんのエピソードを加えたことで人間味が加わりその後の物語では彼女を見る目が変わるってところまで、きっと織り込み済みの設定です。病院で働くお医者様や看護師は、人命を第一に考えて(第一に考えていない医者が結構ドラマでは出てくるけれど)いるのでなりふりかまっていられないところがあるのですが、木下さんはツンと澄ましてしなやかに優雅に飄々と立ち振る舞っているのが目立っておりました。

どの登場人物のこの部分が良い!!!ってのはそれこそ一人ずつ言えるのがですが、疲れるので割愛します。

『ブラックペアン』の見どころの1つは間違いなく渡海先生の罵声と怒声です。「さっさとやれよぉ!!!」は2018年度私的流行語大賞にしたいくらい。渡海先生、よく言っています。毎回叫んでいます。そりゃあ渡海先生がイケメンで有能な医者だから、だと思いますが渡海先生の罵声や怒声を楽しみにしている自分がいます。現実世界で人に怒鳴られるのが大嫌いな私なのに。コミュニケーションの手段として怒鳴る人は何がしたいのか理解できないし私の目の前から消えてほしいって思うのに。いや相手を委縮させる、自分の言い分を通すという目的で怒鳴るという手段を選択しているのはわかるのですが、他にも手段はあるのになぜ「怒鳴る」という行動をとるのかが理解できない。さっぱり理解できない。理解したくもない。渡海先生の「さっさとやれよぉ!!!」にそこまで不快にさせられないのかと考えたところ、別に個人を攻撃する意図はないからではないか、と思いまして。「頑張れ」と同じですね。無色透明な叫び声。

私が働いている空間で私と個人的に接点はない人なんですけれど、めちゃめちゃ高圧的に部下の方を怒鳴る人がいるんですね。私は不快で不快で仕方がないのですが、その人の怒鳴り声には「呆れた感情」とか「粘着質」な味が混じっているんですよ。本人はそんなものを込めていないのかもしれませんが、受け手(正確には赤の他人の第三者)である私はそう感じてしまう。ただ渡海先生の罵声・怒声には人を愚弄する意図は混じっていなくて、まっすぐなのだろうなと。めちゃめちゃ高圧的なAさんはあんかけみたいで、渡海先生はおろしポン酢でいただく冷しゃぶ、って感じです。あんかけってどうしてあんなに熱いんですかね。なかなか冷めないしねちねち口の中をいじめてくる。粘着質だなーと思っています。もちろん、あんかけも冷しゃぶもその食べ物自体は好きです。

一体私は何を言っているのだ。

・・・。

 

大体言いたいことを書いたので終わりにしたいと思います。

あんかけとか一体私は何を言っているのだという気持ちですが、『ブラックペアン』楽しいですぞ!!!という文章でした。

 

 

 

【AAA】共感と感動のことを考えていた/「ぼくの憂鬱と不機嫌な彼女」感想

一時期、AAA(トリプルエー)の数曲をよく(よく?)聴いていた時期があることを思い出して、手始めにこの曲を聴きだした。良い曲だなと思う。

で、この曲について何か書きたいなぁ…と思って少し考えたところで、この文章を書きだしている。「共感」と「感動」って別だよね、という話。

youtu.be

 

「ぼくの憂鬱と不機嫌な彼女」

このタイトルだけでいいのではないか。歌詞なんて必要ないのではないか。それぐらいこのタイトルは印象的ですべてを物語っている。私はこのタイトルが好きだ。

憂鬱に思っているのは「ぼく」で、不機嫌なのは「彼女」。誰が登場して、それぞれどんな気分なのか。それしか書かれていないのに関係性がはっきりとわかる。すごいなと思う。

この文章を書くまで、私は比較的「ぼく」の気持ちに寄っていて「彼女」の気持ちを考えたことが無かったのだけれど、それが視点の強さだなと思った。誰の視点なのかで印象は大きく変わるのだろうなと。

この曲は「ぼく」の曲で、「ぼく」が見てきた風景だ。それは本当に正しいのだろうか。正しいけれど、きっと「彼女」の正しさもあって「彼女」の曲も聴きたいなと、今、ふと思った。とするとタイトルはどうなるのだろう。もしかしたら「わたしの憂鬱と不機嫌な彼」になるのかもしれない。

 

共感と感動

昔からラブソングなるものが苦手だった。聴いているとなんだか恥ずかしくなるけれどわかっていないといけないような気がして聴く。けれどやっぱりよくわからなくて、私はまた恥ずかしくなる。

いつかわかるようになりたいなと思いながら、実際今もまだピンときていないのではないか。ラブソングは、わからない。

少し前までは「共感」できるものをよく探していた。自分と同じ感覚。ああ、私が感じていることと同じ言葉を喋っているもの。必死で探していた。そういう音楽やアーティストをよく聴いたし、そういう本を読んでいたし、そういうブログを読んでいた。

今も「共感」を探すことは続いているし、これからもずっと探し続けるだろう。その時私が欲しい言葉、私と同じ言葉を探すと思う。悪いことだと思わない。でも、それだと世界は広がらないと思っている。

世界を広くするにはきっと「感動」が必要だ。「共感」できなくていい。「共感」しなくていい。いつかわかる時がくるかもしれないし、一生わかる時がないかもしれない。けれど捨てなくていい。心揺さぶられたものは大事に箱にしまっておきたい。思い出したら箱から取り出して、もしかしたら理解することができるかもしれないし。

 

「共感」を探すのは案外簡単だ。自分の嗜好、価値観を把握していれば見つけるのは容易い。けれど「感動」は探すものじゃない。訪れるものだ。感動の気配を逃さないように窓を開けておかないといけない。リラックスしていないといけない。寛容でないといけない。難しいなぁ…。

 

久々に「ぼくの憂鬱と不機嫌な彼女」を箱から取り出して、以上のことを考えることができた。自分でも驚いている。良かった。箱にしまっておいて良かったなぁ…。

この曲が好きなのは、ミュージックビデオがサンドアートでアーティスト本人が一切出ないところもあるのかもしれない。音から情景を立ち上げやすくなる。もちろんAAA本人たちが出演しているMVも好きだけれど。

あとは、ピアノの旋律が綺麗だからだなぁ…。綺麗なものは、好きだ。

 

他にもこれとか

AAA / 「風に薫る夏の記憶」Music Video - YouTube

これとか

AAA / 「恋音と雨空」Music Video - YouTube

これとか

AAA / 「愛してるのに、愛せない」Music Video - YouTube

よーーーーーく聴いていたな。私が自分が生まれた年より5年くらい前に生まれていたら、もしかしたらAAAのライブに行っていたのかもしれない。実に惜しい。