私にとって贅沢なこと。色々挙げられると思うけれど「CDを買うこと」と「文芸本（いわゆる「ハードカバー」ってやつだ）を買うこと」は挙げたい。お金は欲しいが、この2つを贅沢だなと思える感じでこれからも生きていきたい。少なくとも当分は。
何が言いたいって、CD買うことのは尊いことなのです。以上。
ということで、今回はCD買うのは最高よね!!!という視点も踏まえつつ感想を書いていきたい。今回はONF（おねのぷ）『YOU COMPLETE ME』です。何故取り上げるかってその内容が良いからです。アルバム買いました。いえーい。（私的CDを買うか買わないかの基準は「アルバム全曲のうち60％が好きな曲」あるいは「とびっきり好きな曲が入っていること」です。本当はね、もっともっとお金を落とすべきなんだよねわかっている。だけれど、それだとお金が足りないから…。あとは不要にモノを増やしたくないんだ…。ごめんな…。ちなみにアルバムは買わないけれどiTunesで買うというのは結構あります。)
ではいくぞ。
『YOU COMPLETE ME』アルバムパッケージ
うわわわわわわわ～～～～。イーション大先生の顔が切れている!!!ごめん!!!撮影環境の都合で切れてしまいました。申し訳ない。右端のトレカはイーションくんのトレカです。かっこいいです。へへっ。
この通り、内容としてはCDとトレカ2枚とチェキ風写真とポスターとパンフレットでした。パンフレットはここには写っていませんが…。贅沢!!!トレカはヒョジンとイーションでした。あげません。ま、誰が来てもいいですけれどね。
こんな感じです。
色味が黄色と青で統一されていて夏らしい爽やかさな作り。いいですいいです。飾りたい!!!冊子の作りも好きなカットが多くて良かったです。サイン会ってこの冊子にサインしてもらうんでしたっけ（興味がないからまったくシステムを知らない）。いいなぁいいなぁ。これはとても楽しそうです。
好きなK－POPアイドルのCDを買って綺麗に良い感じに飾ることは私の野望の１つですが、その１つのスペースを間違いなく埋めるであろうパッケージとなっています。
箱みたいなスタイルのアルバムも持っていますが、保管と持ち運びはONFのこのアルバムがいい塩梅です。これからもよろしくお願いします。WM。
今はストリーミングで音だけ買うこともできるし買わなくても聴くことができる。そのことにケチをつけられるのは無理そうなくらいそのシステムは浸透してしまって、ではこのシステムがあること前提でどうやって好きなアイドルやアーティストにお金を落とせるか考えなければならない。
もしかしたら、アルバムをたくさん積むのが彼ら彼女らのためになるかもしれないけれど、それは一人の人間には限界があるしもっと多くの人が一人ずつCDを買えるようになればいい。買いたいと思える作品であればいい。
本を買うのもアルバムを買うのも一種の「所有欲」に近くて、音楽をデータで買っても本をデータで買っても、私の所有欲は満たされない。物質的にそこにある状態でないとそれは「所有」ではないんです。ただ所有には空間的な制約もあるし、いつかは手放さなければいけないので（あの世には持っていけないので）手元に置くものを選びたいなと思っているところです。これからもたくさんアルバムは買いたいけれど。
加えてK-POPアイドルのCDアルバムは手元に置くのもすごく楽しくて。だから私は買ってしまいます。ジャケットに工夫が施されているのは本当に好き。規格の問題もあるしアーティスト側の負担も増えると思うのですべてのCDがこうなればいい、とは思わないですが。CDそのものの価値とか利便性が減っているからなぁ…難しいなぁ…。
話が逸れた!!!ONF!!!
次は個別の曲紹介、いきます。
『YOU COMPLETE ME』アルバム曲感想
1. Complete
活動曲である「Complete」については別で書きました。が、聴いていて新たに感じたこともあると思うので改めて。
オネノプの地力を感じる活動曲となりました。主に歌唱面ですけれど。これからあと何万回も主張したいところですが、オネノプは声が本当に良い!!!これ本当に積極的に推したいポイントであります。先日も一人で「ONFの声を褒めまくる会（参加者一名）」をひっそりと開催してましたが、本当に、良い。声の識別がしやすいって本当に大切。特徴的な声の持ち主がいて、みんなそこそこ歌えるなんて本当に貴重。ここの事務所の人選は素晴らしいなぁ…と思っているところであります。例えば先輩ガールズグループのOH MY GIRLも声の識別がめちゃめちゃしやすくて、それぞれの声も歌い方もバラバラなんですね。そういうの本当に良いよなぁ…。
デビューアルバムの活動曲だったOn/Offではリーダーのヒョジン君の声を中心に組み立てていった印象を受けましたが、Completeでは満遍なく見せ場がありパートがあるような気がしています。
出典元→https://youtu.be/qJ9CEn0MW_s
ヒョジン独断状態。いや、これ数値の割にはヒョジン君感出ていなくて、それは後で書きますね。一方On/Offは
出典元→https://youtu.be/qJ9CEn0MW_s
ヒョジン君独断状態であることには変わりませんが、こちらのほうがよりヒョジン君にパートを集めていることがわかります。
さて、先ほどCompleteでもヒョジンくんがずば抜けてパートが多いと言いましたが、あまり多く感じないと書きまして。それは多分サビをヒョジン君が歌っていないからだと思われます（ラストサビを除き）。サビにそれぞれイーションとジェイアスとラウンを使える人材の豊富さと質の高さ。素敵～～～～。全員歌えるんだもの。ONF良いでしょう？
では、「ONFの声を褒めまくる会（参加者一名）」の成果を僭越ながら発表させていただきます。（全然Completeという曲の感想になっていない）
まずはヒョジンから。聴けば聴くほど安心安定のヒョジン様、となります。生歌だとわかるのですが声の出し方が別物のような気がしています。それが「上手い」ということなのかはわかりませんが。確かMIXNINEの事務所でのパフォーマンスだったか。すごいなぁと思った記憶が。
声の出し方とか歌の上手さとか正直わからないところあるんですが ものすごく音域広いってわけでもなさそうなのにONFヒョジンの声の出し方すげーなぁ 歌上手いわぁ…て思うの何故なんだ。
— 治野 (@harunote2016110) 2018年6月10日
そうなんですよね…。耳がポンコツなので言っていることに信ぴょう性はないですけれど、私はヒョジン君ってパワー系だと思うんですよね。歌のうまさって音域が広いのもポイントにはなりますが、それ以外の要素もあると思うようになりました。パワー系と言えば思い浮かべるのはgugudanのセジョンか。他にも例が見つかったら教えてください（そもそもパワー系という分類が誤っている可能性も大いにある）。がっつり歌う感じ。彼女は味がある声でもあるし表現力が強いタイプなのでそちらが目立ちますが。特徴が掴みづらいというか説明しづらいスタンダードな歌声。他のグループなら果たしてここまで面白くなるのかわかりませんが、ONFだとなんだか面白くなってしまう声（後述します）。
次。イーション君。もう、彼については天才（←え？）。声が天才。この子がいて良かったぁ…と思える声（声だけでなくキャラクターでも存在感を発揮しているが）。めちゃめちゃ目立つ。声の判別のしやすさはMKと並んで一位だと思っております。やや高め尖った声質。とりあえず私がイーション君を発見したのはまたもやMIXNINEのこの動画なので皆さん見てください。声の！存！在！感！（https://youtu.be/yy0NCbE-9XA）ちょいハスキーというかガラっとしているのもユニークです。そして、そんな声の子が、歌える!!!すごい!!!貴重!!!この目立つ声でありながら歌えるという利点を生かして、曲を引っ掻き回していただきたいですこれからも。私そういう人が大好きでして。例えはSHINeeのキーくんやVIXXのホンビンくんも私の中ではその枠ですから。トリッキーに、アクセントを演出していただきたい。素敵!!!というかLove In The Iceのパフォーマンスでイーション君に堕ちない人いないでしょ？ってぐらいめちゃめちゃかっこいいので皆さん見てください（２回目）
３人目（このペースで書いていたら、到底アルバム全曲なんて書けない…でも書くぞ!!!）ジェイアス君。私は彼の声をもちろん賛辞の意味を込めて「無色透明な声」って言っていたんですけれど認識を改めるかもしれませぬ。いや基本的な方針は変わらなくて、というのもジェイアス君の声は癖がないんですよね。癖がないことが癖（癖だらけのONFにおいてはもはや癖がないことが癖なのです）になっている状態。本人の気質がそのまま声に現れたようなさっぱりとした感じ。え、ジェイアス君ここも歌っているの!?と思う率ナンバーワン（私の中でのランキング）なジェイアス君です。イーション君とは別の意味で、彼が歌えるってこともすごいことでして。ビジュアルも端正な顔立ちでここまで歌える人だと思わせないところがある。別にビジュアルが整っている人が歌が下手、とは言わないけれどさ。「無色透明」ってことはどの曲にも馴染みやすいということなのかなと思っていて、ジェイアス君の声を見分けられる耳を持ちたいところであります。
次、ワイアット君。低音メンバー。ラップ担当。目立つ。特に私はCompleteのワイアット君のパートが好きでな。いつも心待ちにして聴いているよ。普段の声も低めなのだけれど、そこからは考えられないキーで86400歌っていたので私はびっくりしたよ。音域どうなっているんだい。ワイアット君の場合、オラオラしていない感じがあって好印象であります。なんというか、強面な声ってあるでしょう？歌い方の問題かな。CompleteでもFly Me To The Moonの場合でも、音に乗っている感じがあっていいなぁって。音の波に乗っているサーファーみたいな。ワイアットくんの音の乗り方が好きなのでこれからもたくさんONFは曲出してねよろしくお願いします。できれば既存の他グループのカバーとかしてくれると音の乗り方って本当なの？という検証ができるのでそちらもよろしくお願いします。
５人目？ですね。MK君です。いやー彼の声いいよね。本当に良い。彼の声も聴き分けやすくまた言葉にして表現しやすい。ずばり炭酸ボイス。空気が含まれている爽やかな声。一つひとつの音の最後に「ふっ」と息が込められているような。弾ける感じ。歌えるんだけれどこの曲では強いて言えばMK君もっと歌って～～～～となっている私。難しいですよね。とりあえずMK君不足になったらOriginal聴けって自分に言い聞かせているけれど。パワー系であるヒョジン君と対比してこちらはスカッと高音が抜ける感じ。イーション君は若干粘着質っぽいところがある。ねっとりしているというか。聴いていて気持ちがよい声であります。あとは歌うの楽しそうなのもいいですね。彼には笑顔が似合う。
次!!!U（ユー）君ですね。ネイティブな韓国の方から見てU君の韓国語ってどう聴こえているのでしょうかね。感覚としては、んー、例えば東方神起先輩の日本語を私が聴いているようなイメージでしょう？U君の韓国語って上手いのかな。東方神起先輩は日本語上手だなと思っていますが。どう聴こえているのかな。そこはネイティブでないのでわかりませんが、U君はすんごく優しく歌いますよね。糖度高め。しかも変に甘いのではなく人類普遍の優しさが込められている感じ。声質的には他のメンバーと聴き分けづらいところはあるのですが、歌声が優しそうに聞こえるなぁと思っていたら大概U君です。その優しさを味わいたいならDifficultを聴いてね。癒し度高めです。あとはいいパートもらっているんだよなぁ…。嬉しいです。
最後。ラウン君。ラウン君はまだ正直声が掴めていなくて、歌がうまくないということを言いたいのではなく魅せ方の余地が残っていそうでドキドキしています。ラウン君もなかなか目立つ声ですよね。これでめちゃめちゃ歌えるようになったらすごいメンバーになりますぞ。ちょいとハスキー。低めだなという印象を受けます。違うかもしれませんが。Crazy～♪が特徴的だなと思いました。あ、これはもしや、OH MY GIRLのアリンちゃん枠…（マンネの特権をほしいままに、曲では印象的な部分をかっさらう愛された子!!!）今後が楽しみなメンバーであります。
とこの文章を書きながら格好の素材を見つけたので貼っておきますね。マジでイーションの声目立ちまくりやで（https://youtu.be/cg9smwLGvVc）
思いのほかがっつり書いてしまった。Completeの曲の感想に戻ります。
歌が歌える安定感はわかるけれど歌唱の楽しみはこれからのアルバム曲が持っているような、そういう活動曲です。音楽もいいのですけれど、花の蜜みたいな。今回のアルバムの看板娘でもありますし。これだけじゃないぞオネノプは、と一丁前に言いたい私は。
そのうえで、やっぱりサックスが冴えわたる一曲ですよね。めちゃめちゃかっこいい。先輩グループのB1A4の「Sweet Girl」のエレキギターの間奏を彷彿とさせます。サックスが織り込まているのでそう思えないかもしれないけれど、パート割とか考えると非常に型が決まった曲だなとも思いました。K-POPらしい？とはまた違う感覚ですけれど。すごく平等な曲だなと。それでこれだけ聴きごたえがあるしユニーク（unique）だし。
今回の曲で多用されており、アルバムタイトルにも採用された「You complete me」。「完璧な」という形容詞でよく使われるものだけれど、動詞でもいけるんやなー（当たり前かもしれないが）と新鮮に思えたので、古びた英和辞書と英英辞書を引っ張り出してみてみました。・・・。確かに。使い方としてはfinishと同じ使い方（長い間かけてfinishしたというニュアンス）か何かを成し遂げた、欠けることなく、という感じ。ふーん。ま、いっか。英語の用い方って邦楽も気になるところだけれど深入りはしない。君は僕を完成させる、という意味。
2. Fly Me To The Moon
ふらい・みー・とぅー・ざ・むーん。
どこかでこの文字の響き見たことがある…と思ったら、なんてことはない恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』で亜夜と塵が即興で弾いていた曲でした。多分彼女たちが弾いていたのはジャズの有名な曲「Fly Me To The Moon」なのですね。有名らしいですが知らなかった…。wikiで見てみると有名な「Fly Me To The Moon」が流行した当時（フランク・シナトラが発表した当時）はアポロ計画真っ盛り、みたいな時代だったらしく「月」に対して人々が大いなる関心を寄せていた時だったらしい…ん、アポロ？
온앤오프 (ONF) - ON/OFF MV - YouTube
つ、つながったーーーーーーーー!!!（自分の中で）
確かに月は宇宙にありますね。宇宙っぽさと言えばこの曲ですね。うわわわわ。今気が付いた。
ということでまたもや話が逸れました。ONFのFly Me To The Moonの感想です。
とてもチャーミングな曲ですよねー。すごく好き。特に間奏で思いっきりぶいぶいサックスを鳴らしているのはCompleteとも非常につながりが良いです。音に乗って踊りたくなるような心地よさ。「私を月に連れて行って」というタイトルにふさわしい軽やかな曲です。これは私の個人的好みかつ今後も考察の余地がありますが、月を使う曲は良い曲が多い（とてつもない偏見です）。浅い知識ですが古典でも月はよーーーーーく使うし、ああ、月を感じる生活をしたい。夜はへとへとだぜ私は。人間は月を見るものなんですねー。太陽を直視したら目がやられますからねー。（もはや自分が何を言っているかわからない）
3. Good Morning
ゆったりとしたメロディ。とりあえずU君がめちゃめちゃいい声しているのでみんな聴いてくれ。あとぽよんぽよんと水滴みたいな効果音が挟み込まれているのがとても気になる。一度アンテナ（耳にアンテナはないが）があってしまうと、水滴音しか拾わなくなる。困る。それはともかく、この曲も良い曲であります。前作『ON/OFF』が５曲中３曲ががっつり踊りぴこぴこしていたのに比べると、『You Complete Me』はゆったりとした曲が多いのが特徴かなと思います。日曜の朝とかちょっと怠い朝とかに聴くとよさそうですね。オネノプは多分コーラスでハモるのも上手だと思います。
4. Fifty Fifty
アルバム『You Complete Me』に副題のようなものをつけるとすると「満たされない僕」にしたいくらい、実はB面では自信のなさ、自身へのコンプレックス、鬱屈した思い、狭い世界への不安や外の世界への恐怖みたいなものを感じることができて、私は頭がくらくらしてしまう。好きだ。この曲の和訳を拝見したのだが、そういう「揺らぎ」がよく現れている。
私は他のアイドルと比べてないし比べることに意味もないし高かろうが低かろうがどうでもいいやろ、って思っているけれど、オネノプさんは身長にコンプレックスを持っているのかい？確かに小柄だと思うし17年デビューにしては94年95年生まれでがっつり構成されている分少し平均年齢が高めか？と、それにしては童顔ぞろいだよなここ…と思ったけれど。むしろ、このセクシーでもなくやんちゃでもなく色気を匂わせるわけでもなく少年性を強調するのでもなく、可愛くかっこよくもなれる、本当にこの微妙なラインを突いてくることができて音楽もパフォーマンスも聴きごた見ごたえがあるグループなんて、オネノプ以外いないと思っていますが？それって、180cm超がぞろぞろしている身長お化けグループじゃできないんですけれど（VIXXのことです）？
あとはさりげなくDifficultに引き続きMK君がラップを披露しております。えええー強すぎる。このグループ強いぞ。だって公式（日本の）見てもMK君の担当「ボーカル」と「ラップ」になっていたもん。ボーカルとラップって可能なんだよ。そうだよ可能なんだよMK君なら。音も「右か」「左か」と迫るようなテンポなのが面白いですね。（サビのテンポのことを言っている）
5. Incomplete
オネノプのImcompleteの歌詞を理解しながら聴いて おいおい泣いてるぞ私…。なんて歌なんだ。見なかったこと なかったことにして いつのまにかそんなことを感じてたことさえ忘れるあの時の日常の痛みが、形になってる感じ。胸が痛え。これが今一番好きな曲だ。
— 治野 (@harunote2016110) 2018年6月10日
歌詞を見たときは、泣いた。めっちゃ、他者を羨んでいるから。自分以外の人間がみんな幸せそうで。特にあの子はいつも素敵で。自分を呪ったことなんてないんだろ？君は僕のような惨めな思いなんてしたことがないのだろ？そんな感じ。ぷはー。良い。この曲があることで『You Complete Me』というアルバムの深みが増します。こういうことされると私は「ああああ好き」となります。何が好きって、やっぱり人間はある一面のみを持つわけじゃなくて、多面的じゃないですか。色々考えるし悩むし。そういう多面なところを私は知りたいわけで。色々な顔がどうして生まれるのか、それらはお互いにどんな緊張関係にあるのか、そのバランスがどう保たれているのか。人間はどう成り立っているのか。そういうところを考えるのが楽しいし、一気に面白さが増す。ということで、全然面白くないのは「揺らぎ」がない作品で（個人的感想）。
良い作品だ…。この曲をオネノプが歌うからいいんだよなぁ。失礼を承知でアイドルでキラキラしているのにオネノプには人生でモテたことが無い、スポットライトを浴びたことが無い、と思わせる何かがあって。実際そうなのかはわかりませんし、今の彼らはかっこいいと思いますけれど。モテたことが無い、なんて自分を盛大に棚に上げて言っていますね。あとは、自己肯定感がないわけじゃないと思うけれど、自己肯定感が少ない人間を演じられる雰囲気、ってのもいいです。
例えば。私が一番曲を聴いたであろうK-POPアイドルVIXXだとこの曲は歌えないような気がします。彼らは自覚してなさそうですけれどとてつもなく身長が高いモデルドルですし、基本的にメンバー全員マイペースでほのぼのしていて「満たされない」という言葉が似合わない。（実際は各メンバー様々な鬱屈を抱えているかもしれないし、自己肯定感が低いのかもしれませんが。それは私は知りません）幸か不幸か、本人の気質や嗜好とは別で人間には「似合う」「似合わない」という面白い性質があります。オネノプはこういう曲が「似合う」グループかな、と思いました。そしてこうしてアルバム曲に似合う曲を出してくれている。えー。好きだ。
本人たちに幸あれ。自分以外の人間が恨めしく思う瞬間、私もあります。ありました。でも、それは意味がないというか、何も生み出さないというか、自分は自分であるしかないのでオネノプはオネノプで頑張って～～～～。私は君たちの音楽が好きだよ。
・・・。曲の感想になってない。音楽の感想も言っておきます。音が派手になるとちょっとだけ探しにくいジェイアス君の声がこの曲だと分かる気がするぞ…。Completeだとあまりないハイトーンが楽しめる曲でもあります。こういう落ち着いたテンション（むしろ落ち込みすぎか）の曲でも個々の歌唱力があってコーラスを混ぜ込めるので聴きごたえがある曲になります。
6. 86400
86400ってどういう意味なんだー。と思ったらわかりました。
1時間は60秒（1分）が60（分）で3600秒。1時間が24個で1日だから、3600秒×24で86400秒。1日を秒換算したものが86400秒なのですね。でも幸せそうな曲でよかった。これで満たされたわけですか。
も、物語ができている!!!
1で「君は僕を完成させる存在だから～～～～」と愛を叫び、2で「月に行く気分だ～～～」とうきうきドキドキし、3で素敵な朝を過ごし（多分）、4と5で君と出会う前の鬱々とした気持ちを歌い、6で「（そういえば君と出会う前はこんなこと思っていたけれど）君は僕のものになったんだね。めでたしめでたし」ですね。書きながら恥ずかしくなったわ。ひゃーーーーという気分だわ。
はい終了～～～～。（投げやり）
投げやりで終わらせないで私(笑)本当に恥ずかしくなったけれど物語ができてしまったんだから仕方がない。さて。最後まで曲の感想行きましょう。
この曲まずはワイアット君がラップじゃなくて普通に歌っているところに注目していただきたい。ラップ無いですからねこの曲は。そして私はそのことにしばらく気が付きませんでした。ショーケースの映像を後で見てから気が付いたのだっけ。それぐらい、馴染んでいる。すごくないですか。ワイアット君もしかして音域広いのでは？というのもこの曲を聴く限り頑張って出しているキーじゃなさそうなんだよな。まだもう少し出そうな余裕。すごい。しっとりした曲なので、各メンバーの声を楽しみたい方はこの曲も聴いてみるといいと思います。
ONFとはどういうグループなのか
まだまだわからないグループですが、1stに次いで完成度が高く他と差別化も図れている素敵な曲を出せる点で今後もオネノプは楽しみだと言わざるを得ません。
オネノプはいいでっせ。
猫と宇宙や月や空が似合うグループだと思います。公式Twitterの写真の投稿頻度がめちゃめちゃ多いです。動画のセンスがいいです（不定期更新のON THE ROADという動画の作りやMVやその他公式動画のデザインがしっかりしていていいぞ!!!）。髪色に割と挑戦的なグループです。ヘアスタイルは冒険はしないタイプです。ツッコみ役が不在っぽいです。今回のカムバックを横目でちらちら見ている限りの印象です。手持ち11曲（1stの5曲と2stの6曲)じゃ今度こそ1年もたないので（デビュー時から曲は知っていたので約1年5曲をひたすら聴きまくったことになるけれど）健康に気をつけて、良い曲をこれからも出していただきたいです。
多くの方が彼らの曲を好きだと言ってくれると、いいな。
