根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【K-POP】2016年下半期 私のK-POPを振り返る

 すっかり忘れておりましたこの企画。忘れていたというか、正直トップ○○って選べるほど覚えていないし、選べないし、どれもその時に楽しんだな~と思っています。 ただまとめるのも悪くはないので、漏れが多々ありますが、これを書いている時点(12月31日20:37現在)で思いだせることを書いていきたいと思います。

 上半期のエントリはこちら↓

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I.O.I

上半期に続き、I.O.Iは下半期も盛り上がりました。この曲

[MV] I.O.I(아이오아이) _ Very Very Very(너무너무너무) - YouTube

はとても好きになって、一時期Youtubeを見まくっていた気がします。カンミナのラップが強気な感じで攻めていて、彼女の持つ幅の広さというのかな、表現力というのかな、感激しておりました。若いのに。あとは「ソミの曲」と言ってもいいくらい、センターをものにしているソミちゃんもすごい。

 

B.A.P

 B.A.Pというグループを多少なりとも知った下半期でした。といってもまだまだですが。ヨングクさん不在のカムバになってしまったことは残念でしたが、その穴を感じさせない実力の確かさ。いや、音楽番組でのパフォーマンスを拝見しても、しっかり声出しているし歌っているし、ダンスしているし、それぞれの見せ場があるし、パートの偏りが比較的ないと思うし、良いグループだほんとなんでこのグループのこと知らなかったんだろ馬鹿じゃないの私、ってこれを書きながらも思います。

 早く、と急かして良くなるものでもないと思うので、ヨングクさんはしっかりと休養をとって素敵な曲を、素敵なメンバーと一緒に披露してくれる日を待っております。

[MV] B.A.P _ SKYDIVE - YouTube

 

OH MY GIRL

 今日1日で私はおまごるのミュージックを見返していたのですけれど、やはりどれも良曲。まったくもって恐ろしいグループだこと、です。おまごるの何が良いって、「かわいさの追求」なのです。まず衣装さんのセンスが素晴らしいと思う。というか私が良いと思っているだけか。にしても世界観の構築具合がすごい。徹底していると思います。『A-ing』は曲自体はそれほど好みではないけれど、ミミ嬢のラップの切れ具合とごちゃごちゃ小道具集めてみました的な雑多な感じがすごい好き。あと間違いなくアリンちゃんがかわいい。

 おまごるはダンスの運動量も多いし、キーが高めのイメージだし、すごい大変だな~と思うのですが、2017年は満を持してカムバックをしてほしい。絶対売れる。売れてほしい。評価されるだけのことは今までしてきていると思うので、あとはほんの少しの起爆剤がほしいのであります。でも、おまごるちゃんが爆発的に売れるイメージもないのが不思議なところであります。あと!メンバーはちゃんとご飯を食べること!ジニちゃんはちゃんと休むこと!健康体が一番ですよー!

[MV] OH MY GIRL(오마이걸) _ Listen to my word(내 얘길 들어봐)(A-ing)(Feat. SKULL(스컬)&HAHA(하하)) - YouTube

 

SHINee

 お次のシャイニー。SHINeeについてはこのエントリで語ったので特には。

 

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 マジでSHINeeというグループがもし軽んじられるなら、それはおかしいだろ、って思っちゃうなぁ私は。それぐらいSHINeeってすごいと思うの。FNS歌謡祭のパフォーマンスかっこよかったな。あとは、Keyくんの生き方・言動から学びを得たい2017。

 

SEVENTEEN

 せぶちは、12月カムバック→歌謡祭突入、という流れが戦略的だと思った今日この頃。戦略的というか、なるほどね~って何か思った。なるほどって言いつつ何もわかっていないですけれど。

 せぶちについては、2017年がすごい楽しみです。「楽しみ」っていうのは「喜ばしい」とか「ポジティブ」という感じじゃなく、どちらかというと「試される」2017年です。この1年どうするかで、SEVENTEENというグループがどう進んでいくのか。ある程度の人気を確保しつつある現在からどこに進んでいくのか。まさしく、どこに「Going」するつもりだ、せぶち(&プレディス)です。グループとして、事務所としての真価が問われる、2017年。

 

VIXX

 そしてラストはVIXXの皆様。

 まずこの1年お疲れ様でした、と言いたい。たくさん働いたのでしょう。ほんとお疲れ様でした。神話3部作、とても楽しませていただきました。私はかなり満足しています。

 満足、というのはなんなのだろう。この1年でカムバックした曲がどれも異なった魅力を持っていることが1つ。

 ダイナマイトでのカラフルで明るくポップな感じ。

 ファンタジーでの、一転した暗黒世界。

 そしてクローザーの、上品さ。全然違う。なのにどれもVIXXの曲だと思う。それがとても好きなところであります。ストーリーは…もうどうでもいいかもしれない(笑)

 もう1つは、異なっていてもまとまりが良いなぁという点。まとまりの良さってのは、CDのジャケットも3部作統一した作りだし、起承転結と言いますか、私の中での曲から感じられるエネルギーがちょうと山なりで帰結されるように感じるところです。

 ダイナマイトでのちょっとした驚き(VIXXが明るい…だと?)からの、ファンタジーでの(あ、やっぱりVIXXですよねそうですよね…。)でエネルギーが頂点。そして、クローザーで上品にまとめる、ってのが上手くできている(意図したものかはわからない)。

 だから、3部作ラストは、Desperateじゃなくて良いのでは?と、私は思っています。デスパレートのパフォーマンスもものすごい好きですけどね。えねねんのダンスが素晴らしいです。

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 3部作を終えて、VIXXが次に何を仕掛けてくるのか、興味深いです。

 推測ですけれど、私は今年VIXXは勝負をかけてきたと思うのです。2013年のように、現在のランク?段差?から1つでも上に上がりたいって思っていたのではないかと思うのです。2013年は「他のグループとの差別化」が目標のようなものだとしたら、今年は何が意識されていたのだろう。それは「コンセプトドルと大衆化という2つの要素の折り合いをつけること」なのではないかな、なんて。

 今年も色んなグループが活動をして、中には爆発的にヒットしたグループもありました。新人グループの目覚ましい活躍。ベテランの堂々たるカムバック。その間に揉まれ、予想していた結果ではなかったかもしれないけれど、別に良いのだよ、と事務所やメンバーには言いたいのであります。本人たちはそんなこと気にしていないのなら、そのままでいいのです。気にすることなんてないのです。音楽は、アイドルは、もっと楽しまれるべきです。どれだけヒットしたかも大事です。だけど、それだけの尺度で己を測ることがないのを願います。

 

 こうしてまとまりのないことを書いていますが、私は音楽を聴くことも好きです。グループとして生まれたからには、どのアイドルグループにも、ずっとずっと、できる限り、もうダメだ歌いたくない表現したいことがない舞台に立ちたくない、というところまで音を生み出していってほしいです。もうこのグループとしてやっていくのは無理だ、と思うまで。だから、健康第一に、素敵な音楽を聴くことができるのを今も楽しみにしているのでした。何が言いたいって、トコトンまでそのグループで頑張ってくれよ、ってことです。もっともっと私はVIXXの曲が聴きたいんじゃ~~~、ってことです(笑)

 

 お酒は飲んでいないのですが、気持ちが高ぶってしまいました。年末ですね。

  

 これは余談ですけれど、今日で日本のとある有名なグループが解散をするそうです。さっき私が言った「もうこのグループとしてやっていくのは無理」という結果なのだと思います。メンバーにせよその周りの人にせよ。真相は誰も知りません。できるなら、世の中に存在する、音楽に限らず様々な分野の表現者の人たちが、表現できる世界でありますように。それはつまり、誰もが生きやすい世の中になりますように。なんて壮大なことを考えてしまうのも、大晦日なのでしょうか。

 

 それでは。

【PENTAGON】PENTAGONと新曲『Can you feel it』を愛でる

 年末となりました。

 今年は、私の人生史上初めてとなる「自発的に大掃除を始める」という事件が発生してまして、とても有意義な年末にしたいと思っております、今日この頃。と書きながら、ポケモンの新作に手を出してしまったので、ゴロゴロした年末年始になりそうです。ゴロゴロはほどほどに。

 書きたいとは思っているけれど、ポケモンも随分と仕様が変わったようで、ものすごいやりごたえがあります~楽しい~。私の好きなポケモンは、ちなみに言うと「レアコイル」です。はがねタイプって基本的に頑丈でいわタイプとかよりも耐久性あるイメージだし、でんきタイプは通常バトルでの攻撃力に事欠かないし、優秀でありますレアコイルちゃん。いや、ポケモンだけで長文書けますね。今回はやめます。

 年末の風物詩、1年の振り返りや目標立ても特にしないので、悪しからず。これからも、このブログは書きたいときに書きたいことを書くのみであります。

 

 私の好きなK-POP界では、歌謡祭シーズンとなったようで、VIXXやSEVENTEENも追っかけ甲斐がある活動をしているようですね。ポケモンに夢中でそちらの情報は追いきれていませんが、気が向いたら追いかけるとしましょう。

 そんななか、大変今更なのですが、やっぱり良い曲だなと思ったので書こうと思います。2016年デビューの新人アイドルグループ「PENTAGON」の『Can you feel it』です。

 

そこはかとないEXO感

 この曲を聞いたとき、私が最初に思った感想です。なんだかこの曲、EXOっぽい…?

 

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 EXOっぽいと感じさせるのは、多分Bメロの、一気に広がるメロディなんだと思うのですが、壮大だなぁ~と思うのです聞くたびに、毎回。

 さらに思えば、イェナンくんがEXOのリーダーのスホさんっぽい(貴族オーラが出ている。育ちの良さがうかがえる表情と所作に原因?)し、マンネのウソクとかクリス先輩だし、身長がバラバラ、顔も色んなタイプ揃えてみましたってところは、SMエンタっぽいと言えば言えるかもしれない。それを言うならせぶちもそうだけれど。

 

EXOっぽいと言いつつやはりCUBEっぽいグループが「PENTAGON」

 私はK-POP界のことなど大して知りませんが、それでも事務所ごとの雰囲気というものはなんとなくわかるような気がします。わかるというか、事務所が好む売り出し方や顔や音楽というものは、やはり事務所ごとの色が出ていると。大手の事務所であるYG(BIGBANGとか2NE1とかの事務所)から新人女性グループBLACKPINKが出た時も「あ、YGですね」と思っちゃったし。PENTAGON(以下ペンタ)の所属事務所、CUBEもやっぱりCUBEっぽいなって思いました。先輩だと、今は違うけれどBEAST先輩とかBTOB先輩を挙げられるけれど、CUBEっぽさはBEASTのドンウンじゃないかなぁ…。というかペンタのヨウォンくんが、ドンウンぽいって言いたいだけかもしれない。あとはシノンくんがよりギャグ要素抜いたウングァンっぽい。…いやウンさん私大好きですからね。あのキャラ含めて、K-POP界で生き残るべき人だと思っているよ。

 

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これがヨウォンくん。ミュージックビデオでは事務所が推しているのか、めっちゃ登場しているし、出番をもらっているので覚えやすいはず。

 

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 これがシノンくん。こうしてみると、BTOBのイルンっぽさもある。猫っぽいなぁ。

 

 他にも色々なネタの宝庫であるペンタゴン。元SMの練習生であるジノさんにYGの練習生(だったのかな)ホンソクくん、日本人メンバーのユウトくん。フイくん、キノくん、イドンくんとお初にお目にかかる名前のオンパレードなのも面白い。覚えにくいのやら覚えやすいのやら。

 

 個性がはっきりとしているようで、まとまりもあって、これからが楽しみであります。年齢も比較的ばらけているのも面白いし。

 

新曲『Can you feel it』

 デビュー曲のゴリラからの、この曲は完全に戦略勝ちと言わざるを得ない。韓国で受けたのかはさておき、私はとっても衝撃を受けたし充分面白いと思ったし、すごいわ~と感動したのだけれど。だって「ゴリラ」って。どういうことよ、と。ゴリラも曲自体はしっかりしていたし良い曲だと思うけれど、そのあとにこんなクールな曲持ってこられた日には…。あやうく沼に落ちそうでした。かろうじてこらえている。

 メインボーカルのジノ&フイは歌える人であることはデビュー曲でわかっていたけれど、イェナンとヨウォン大活躍の曲となりました。予想外。ダンス面だとマンネラインのキノくんが目をひくかなぁ。そしてシノンくんのパートが少なくて泣きたい。ビジュアルメンバーならもっとそちらで場を作ってよ事務所さんって思いました。ケガの関係もあるのかしら。ラップメンバーは正統派的なウソクにアクセント的にイドンとユウトを使うって感じで、差別化もきちんとしているし。いいぞ!

 ミュージックビデオは、作りこまれている、というよりは勢いそのままにって感じですね。デビュー曲からそれほど時間は経っていないし。メンバーを覚えるならデビュー曲よりこっちのMVをお勧めします。これとちょっとしたバラエティ系の動画を見て、私はメンバーを覚えることができました。

 

 

 ということで、PENTAGONについて思いつくままに書きました。結論はないです。競争率が激しいK-POP界ですが、「事務所のために」とかそういうことは考えずに、自分たちがやりたいアイドル活動ができることを祈っております。結局それでも消すことのできない、そのグループらしさが武器になるのだから。

【読書】雨宮まみ『まじめに生きるって損ですか?』を読んで

 タイトルの「まじめに生きるって損ですか?」と思ったことがあったので、再読しました。図書館派の私ですが、この本はきちんと購入して手元に置いています。多分これから歳をさらに重ねても読むことができる(読みたくなる)本です。

 

飲み物に詳しくなろうと思いました

 筆者である雨宮まみさんが、寄せられてくる「愚痴」の数々にお答えする本です。でも「悩み相談室」ではありません。「こうしたほうがいいですよ」という正解はあんまり提示されません。どちらかというと、スナックのママさんが「はい、お酒飲みなさいな」って感じでお酒を差し出してくれるような優しさです(スナック行ったことがないけれど)。愚痴にお答えするときも、毎回「はい紅茶ね」とか「煎茶がいいですかね~」とか、その人にあった飲み物を差し出してから始まるのも、私がこの本を好きな理由の1つです。

 あまり飲み物に頓着しない人なのですが、紅茶とかハマってみたいなぁと思いました。飲み物って「喉の渇きを満たすだけのもの」と思っている私にできるかな。

 

「正解」なんてないのだな、と

 私が「真面目」であるのかはさておき、真面目である人は得てして「正解」に縛られてしまうというか、「こうあるべき」という価値基準が「自分」ではなく「他人」にあるような気がしています。それが「たった一人」なのか「自分以外の大勢」なのか、という違いはありますが、どちらにせよしんどい話です。なぜなら、自分は自分でしかないのであり、絶対他人と違うからです。他人を100%満たすことなどできないのに、100%目指して頑張ることはつらいです。私は今でも他人の機嫌を損ねることがとても怖いし、それを回避するべくあらゆる手を尽くすのですが、ふと我に返ると「これはもうどうしようもない」というレベルで、他者が機嫌を損ねていることもあるのです。要は私が何をしてもこの人は機嫌が悪い。それは私の問題というより、相手の問題であるのだと。

 この本では色んな愚痴が寄せられます。それをまとめて論じることなどできませんが、「自分を大切にしなさい」「生きること以上に「正しい」ことはない」ってのは、全体を通して流れている地下水のようなものだと思いました。もしかしたら雨宮さんの信じること、なのかもしれません。他者が、社会が時々押し付けてくる「正しさ」も、絶対に正しいなんてことはない。その正しさが、その人を徹底的に痛めつけ苦しませ、あろうことか死に追いやろうとしているなら、それは逃げていいと思うのでした。

 

「まじめに生きるって損ですか?」

 私が「まじめ」な人だったとして、自分が「まじめだなぁ」と思う過去の行動とかを振り返って思ったのは、「まじめということで得られるメリットもある」ということです。「まじめ」ということがとてつもなく強い状況もある、ということ。

 例えば、今働いているバイト先で、多分私は「まじめ」なのですが、もちろん「損」をすることもあってまじめに働いていない人の1.5倍は働いているのに同じ給料なんて…と思うこともあります。けれど、「まじめ」であることで他の人との付き合い方は格段に良くなるし、私が困ったときに融通が利く機会も多いです。「信頼」を得ることができる。これは「まじめ」を有効的に活用した場合のこと。「まじめ」故に考えすぎて機能停止に陥り迷惑をかけまくったことも、何度もありますが。

 「損」をするからって、「まじめ」である人が自分を変えられるか、といってもそういうわけにもいかないと思います。問題なのは「まじめであることで損をしてしまったとき」のダメージを減らせるか、なのかも。上手くいっているときは、多少の損でも問題ない気がするのです。あんまりダメージ受けずに立ち直れている気がする。だけど「まじめ」であるが故に、色んなものに足をとられ、メタメタに傷ついていると、ささいなダメージもクリティカルヒットだし、とっても痛いのでは?だから「損」をしても「私は大丈夫!」って思える、日頃の体力づくりが必要なのかもしれないなぁ、と思いました。

  

 日頃の体力づくり、と題しまして、私は最近「自己嫌悪」をしなくなりました。中学生ぐらいの日記には「自己嫌悪」の文字が出てこない日はないくらい、自分を嫌悪している自分に「自己嫌悪」という負のループでしたけれど、最近はそんなことしません。そもそも「自己嫌悪」に生産性はない、生産性というか事態が良くなるための手段ではないと思ったからで、それよりは、「私今日もよくやった!明日は違うことがしたい!」って思える方が、ずっとずっと良いのでは?と思えたからです。

 

 なぜか体が重たい、自分が嫌い、他人も嫌い、日々憂鬱、というすべての人に読んで欲しい本です。内容的に女の人がはまりこんでしまう愚痴も多いですが、それ以外の人が読んでたらどういう印象を抱くのか、ちょっと気になる本でもありました。

【読書】20歳からの読書感想文、始めます

 サバを読みました。

 私は20歳よりもう少し歳をとってます。
 
 
 ふと寒風吹き荒れる駅のホームで思ったんですよね私。
 「この年になって、きちんと読書感想文書こうと思ったらどんなことを書くのかな」って。
 
 学生時代は読書感想文、あんまり好きじゃありませんでした。
 本を読むことは好きなのに、読書感想文は気が進まない。
 
 その理由はいくつかあって、「本を読む」ってことは自分が読みたいから読むのであって、誰かに要請されて読むわけでも、必要だから読むわけでもない、ってことが1つ。もう1つは、「良い」読書感想文と「良くない」読書感想文に分けられてしまうのが嫌いでした。私の通っていた学校では読書感想文コンクールに学校で推薦する、って仕組みがあって、市やその上、最終的には全国、という流れがあるんですよね。多分どこもやっていることですよね。コンクールあるよね。で、中学校だったかな、やっぱり「良い」感想文が公表されることがあって、それがどうにも悔しくて(笑)文章を書くことで負けたくなかったんです当時の私は。にしても、評価されるために本を読み、その感想を書くなんて、絶対面白くない。(少なくとも私は面白くない。)窮屈な作業です。書きたい人が自発的に書く感想こそ、面白い感想文の前提なんじゃないかな、って今なら思います。手を抜こうが、箇条書きだろうが、原稿用紙の半分だろうが、広告の裏だろうが、本を読んで思ったことをちゃんと自分の言葉で書いた感想こそ、読書感想文です多分。
 
 ということで、当時全く好きじゃなかった感想文を、今になって楽しく書ければいいなぁと思っています。やることは変わりません。時々本を読んでは、書きたいと思ったことを書くだけ。自分にとってしっくりこない本の感想は書きませんから、このブログの趣旨に外れることはないはず。
 
 
 ということで、読書感想文、始めます。

【EXO】私はEXOを追わなくなったのか、そしてこれから

 元々SUPERJUNIORから入ったK-POP沼だった。
 
 そこがすべての始まりで、彼らの事務所SMエンタから、徐々に知っているアイドルを増やしていった。
 SHINee、f(x)、少女時代などなどなど。今もそれは同じでRed VelvetやNCTもなんとなく活動は見ている。そんなK-POP経歴なのであれば、このグループの存在は避けては通れないはずではないか?そう、私だってEXOに夢中だったときがある。「だった」という過去形にしているのは、今はそれほど追っていないし彼らの最近の楽曲はまともに聴けていない事実があるからだ。今日のエントリはそこから始まる。
「なぜ私はEXOを追わなくなったのか。」
 
 こんな書き出しなのだから、この後の文章は彼らに対するいかにも良くない指摘ばかりが続くかと思われるだろうが、そういうことにはしない。これは「考え直す」エントリなのだ。私の中で結論はもう既に固まっている。そこまでのプロセスを書き出すだけ。
 
 
 それでは始めましょう。

 

 
 「EXO」と聞いて、複雑な気持ちを抱くようになったのはいつからだろうか?
 
 デビュー当初はEXO-K/EXO-Mとなっていたのに、結局合体して12人で音楽番組に出演するようになってから?WolfとGrowlが売れに売れて、一躍K-POPでも目立つ存在になってから?人気絶頂の最中メンバーが相次いで脱退するようになってから?グループの求心力とともに大きくなっていくファンダムの存在を感じてから?
 
 …わからない。
 
 ただ、私は「複雑」だった。できることなら何も問題がなく、今も12人で駆け抜けていってほしいと思ってしまう。他のアイドルの鑑になってほしいと思っている。全力で「全然LIVE行かないけれど、EXO好きなんです!」と言わせてほしい。いかんいかん、アイドルばかりに求めてもしょうがない。複雑な気持ちを抱くのも、私の勝手なのだから。
 
 今も昔も、EXOの曲が好きである。あのスケール感がすごいと思うのだ。EXOと言えばスケール感。デビュー曲ですでに壮大だった。壮大すぎてついていけなかったほどだ。だからWolfとかGrowlはより身近な感じがして、それもヒットの要因なのかなぁ、私は当時のギャップというかそういう「落差」のようなものに胸を掴まれてしまった、とつらつら思っている。デビュー曲からの、あれは、ちょっと卑怯だ。以降もなんとなく「広い」曲を出している。私からしてみれば抽象的な活動曲を連発しているなぁと思う。EXOとは概念を曲にするのがうまいのか。(あくまで私個人のイメージですけれど)
 
 EXOのメンバーは、と言うと正直よくわからない。ビジネスライクな感じもするし、しかし頑張っているのだろうなぁとも思う。世の中を生きていくうえで。才能を磨くとかそういう意味での頑張る、というよりは、大手の事務所で、K-POPアイドル界全体でそれなりに毎年立ち位置を意識していかないといけない状況は、ちょっと想像できない。疲れるのかな、どうなんだろう。
 
 元々シウミン推しで、今もシウミンという存在がわからない。大人なのか鈍いのか、よくわからない。いつのまにか、チェンとベッキョンというグループの「声」に挟まれてユニット活動していてびっくりした。どうしたのシウちゃん。マイペースに着実に何かを得ていく感じは、シウちゃんなのかなぁとも思っているけれど。彼はほんとよくわかんない。
 シウちゃんとは別に、ベッキョンも好きである。前も書いたけれど、魅せるステージパフォーマンスが好きだからだ。ほんとちゃっかりしてそうな気質だけれど、それはそれでいいじゃないかと思っている。私の実生活でベッキョンみたいな人がいたら、もしかしたらイラッとしていたかもしれないけれど(ごめんね)、あいにく私の身近にベッキョンはいないので、私は「好きだよ」ということができる。手を抜く/頑張る、のスイッチも面白いし。やっぱり彼が歌う様をもっと見ていきたいし。いい声の持ち主の彼が、果たしてこれからどう生きていくのか、チェンやD.Oではなく、ベッキョンが一番気になる。気になるよ。
 
【2016.12.24 加筆】
 D.Oは俳優としてもやっていけそうだし(D.Oの演技好き)チェンはなんとなく歌っているような気もするし、歌っていなくてもどこかでやっているイメージはできるけれど、ベッキョンは歌っていくのか果たしてなんなのか、ちょっとイメージできなくて、↑のようなことを書いた。ある意味一番ベッキョンというアイドルがEXO中では面白いのかもしれない私にとって。
 
 
 こう書いていて思うけれど、結局私はEXOに厳しいんだなぁ、と反省しています。VIXXやSEVENTEENに対しては甘々でいられるのに、EXOはそうもいかない。それは彼らが売れに売れているからなぁ…。もっともっとしっかりしてよ、って思っちゃうんだろうなぁ。私がどの口叩けるの?って話なのにね。
 
 
 で、そもそもなんでこんなエントリを書いているのかというと、やっぱりEXOいいな~って思ったからでした。
 iPodに入っていても滅多に聴かない、EXO1st Album「XOXO」を久々に引っぱり出して。)
 聴いていて、どれもこれもいい曲じゃないかぁ~と思ったのです。やっぱり音楽がいいとアイドルは良いね。当時はウルフやうるろんばっかり聴いていたけれど、それ以外のアルバム曲もいいじゃないかぁ~。ここ数日の作業用BGMと化しています。
 
 
 彼らの最近のアルバムも全然知らない。うむ。これはちょっと聴いてみようかなぁ。
 それが私の「結論」です。当時みたいにEXOに熱中することはできないと思うけれど、彼らの音楽を聴くことはできるじゃないか。なんだ。EXOという名前を聴いただけで「いや、もういいわ」なんて言う必要ないんです。彼らは今でも活動をしているのですから。
 
 
 最後に、EXOだけでなく同様のことが他のアイドルに対しても言えます。 
 私はひねくれているところがあるので、人気になればなるほど関心が薄くなる傾向があります。人々が推しているグループを好きになっても仕方がない、と思っている節があります。EXOだけでなく、TWICEや防弾少年団も、売れるにたる理由があるのにもかかわらず、「大勢が称賛しているから」という理由だけで敬遠しているところがありました。曲は好きだったのに。なぜ?
 
 それは改めた方が良いと思いました。てかつまらないわ。それだけで、好きになるかもしれない曲と出会えないなんて馬鹿馬鹿しいにもほどがあります。
 
食わず嫌いはしない。
 
 これは、2017年の目標にしてもいいぐらい、趣味以外でも大切になりうる、私の課題ですね。
 

XOXO (Kiss Version) (※韓国語バージョン) (韓国盤)

 
 
補足)EXOのwikipediaを覗いたらなんか完成度がすごくて驚いた。ファンの多さからの情報量の多さなのかなぁ・・・すごいわ~。EXO - Wikipedia

【KinKi】KinKi Kids「道は手ずから夢の花」を聴いて

 私は、好きになるとトコトン好きになる性分です。

 故に、色んなアーティストさんの「この曲(だけ)が好きです!」というのも結構多いです。

 この曲もそれ。

 KinKi Kidsの37枚目のシングル「道は手ずから夢の花」です。

 

 ジャニーズに関しては一般知識ぐらいしかない私ですが、この曲はとっても好きです!なぜなら、美しいから、です!

 

 初めて聴いたのは多分ミュージックステーションだと思うのですが、それ以降音楽番組ではキンキがどんな曲を歌うのか楽しみにしていました。なぜなら、iTunesで手に入らないしYoutubeでも聴けないから。その点、ジャニーズは他とは文化が違いますね。とてもドメスティック(国内的)な印象を受けます。

 例えば、知り合いにハロプロヲタクがいまして、その人とカラオケに行くと毎回モー娘。とか私が知らないハロプロのアイドルの曲を披露してくれるのですが、モー娘。のMVは英訳が書いてあったんですよね~わ~グローバル需要を意識しているのかなぁ~とか思ったものです。あとは、韓国のJYPという事務所の、GOT7やTWICEもMVは日本語や英語字幕に対応していたような。ご丁寧にありがとうございます、って感じ。

 ジャニーズのCD戦略って詳しく知りませんが、CDにMVやB面の曲を差別化することで数を稼いでいるような印象を受けます。韓国は多分、写真集やパッケージの差別化ですよね。で、AKB48は握手券、と。となると、ジャニーズは、MVをYoutubeで手軽に見られるようじゃ、CDの枚数は稼げないってことなのかな。どうなのだろう。新規の人がMVを見ることでファンを増やし購買数を稼ぐのではなく、既存の人にいかに買わせるかって感じを受けます。別に文句もないのですけれど・・・。これまた余談だけど、今をときめく星野源さんはCDに60分とかの特別映像をつけたり、MVの戦略もちょっと違くて面白いです。宣伝を兼ねているとはそういうことか~って思いますね。

 

 で、話が長くなっています。キンキですキンキ!

 

 この曲、とても好きです!(2回目)

 

 「キンキが歌っている」という印象を受けます。他の人ではなく、確かにキンキが歌っている曲です。キンキだから歌える曲なのだと思います。

 歌詞も未来を向いていながら説教っぽくない自然な曲です。

 メロディも美しい。途中の「あぁ~~」のハモリは鳥肌がたちました。すごいぞキンキ!

 

 あと細かいですけれど、サビの「手を打ち足踏み踊りだせ」の「踊りだせ」の歌い方が艶っぽくてドキドキします。好き。さらに加えるなら、同じくサビで最後の「道は手ずから拓け」の「拓け」が普通だったら、語尾が下がりそうな気がするのですが、音が上がるのが面白いです。それで開放感が出ているような気が。とても気になります。

 

 

 ああ、この曲好き!というだけで書いた文章でした。

 アルバムにも収録されていて、『道は手ずから夢の花』しか聴けていないですけれど、落ち着いたら全曲聴ければ良いです。キンキは気になっているので。好きになれればいいなぁ・・・。

 

【読書】醍醐味は、おしゃべり/恩田陸『消滅』を読んで

 読みました。

消滅 - VANISHING POINT

 

 恩田陸さんの『消滅』です。

【あらすじ】

 巨大台風が襲来している日本列島の空港で、当局側に足止めされた人々。彼ら彼女らの中に「テロリスト」が紛れ込んでいることだけはわかっているらしい。いくつかの条件によって絞られてしまった「テロリスト」と疑われてしまった男女、子ども、犬1匹?らは、「自分たちで推理してテロリストを見つけてください」と無理難題を提示されてしまう。果たして彼らは紛れ込んだ「テロリスト」を見つけることができるのでしょうか?

 

【話の感想】

 結末は「なーんだそういうこと?」というか、予想していなかった情報のカードが次々提示されてそれが結末を構成しています、みたいな感覚を覚えました。いや、伏線というかちゃんとカードは提示されていたんだけど、「消滅」の意味はそのカードをもってしても導けないと思うなぁ~私は。ということで、ミステリっぽいけれどミステリじゃないと思います。どっちかというと、SFなお話。「ロボット」と呼ばれる存在を、恩田さんがこう解釈しました、こう思いました、ってことを発表しているみたい。

 

 結論から言うと、私は「楽しめました」。

 で、言いたいことは、恩田さんの作品の醍醐味はタイトルにもありますように、「おしゃべり」なのだと思います。話の本筋が面白いものもあるけれど、私が彼女の作品で一番楽しんでいるところ、惹きつけられているところは、登場人物たちのだらだらとした(失礼)会話だったりするのです。今日はそこのところをもう少し語りたいと思います。

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