根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【写真】また一年生きるためにフォトブックを作る

 覚えていますでしょうか。私は覚えていたんですよね…奇跡的に。飽き性の極みである私がこの一年続けられたことが1つあって、それがつい先日届きました。フォトブックであります。

 

dorian19.hatenadiary.jp

 

 いや~~~~うれし~~~~。2019年と2018年と、実際大した状況の変化ってのはないのですが、それでもなんだか重みがあるというか、写真でぱっと可視化できると本当に違うのですね…。とても忘れやすい人間なので年末は「今年何もなかった…」とメソメソしがちなのですが、多分今年はそんな落ち込みも多少は軽減されるのではないでしょうか。

 最初からフォトブックを作ろうとは思ってなくて、写真だけ現像してそれを自分でアルバムにしようと思っていたのですが、120枚とか一気に入るアルバムはそれなりに嵩張るしフォトブックなら薄く収まるかもしれない?と途中から考え直しました。

 今年私が続けたこと。それは「毎月必ず10枚の写真を選ぶこと」でした。

 

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 こんな感じでパソコンに各月のフォルダを作って写真をぶっこむだけ。大体は自分が撮影した写真です。仮に1月は引きこもっていて、8月はめちゃめちゃ外に出かけて写真を撮ったとしても、絶対毎月10枚というのは決めていました。そうすれば嫌でも写真を撮るだろうと。実際10枚も選べるほど写真を撮れなかった月などもありましたけど、強引に10枚選びました。

 今回は様子を見るということもあり、業界でも安いと評判の「しまうまプリント」を選びました。頼んで1週間しないうちに届きましたけど地域によっては到着まで1週間ほどかかるところもあるということです。

 ほんと誰のためだよ…自己満足だろうが…。ええ!!私の自己満足ですよ!!だってこうでもしないと12月30日とか変にメソメソしちゃうのだもの私。また一年生きないといけないのか…って泣いてしまうから…。「この一年何にもなかったと思ってたけど色々なものを食べたし色々なところいったし色んなことできたよね自分にしては。えらいえらい(頭をなでなで)」したいじゃないですか。

 確かにこのブログもそうだしツイートとかも読み返すことで代替はきく。代わりになるものはあるけど文章って読まないといけないじゃないですか。少し脳みそのエネルギーを使う。書かれたときを一瞬でも頭に思い浮かべないとそのときの感情を思い起こせないような、そういう気がするのですが、写真はマジでパッと頭に入ってくるので楽。

 ということで、届いたフォトブックを開きながら今年を色々と振り返っていました。

 付箋にコメントを書き込んでぺたりとそのページに貼って、また数日後、一週間後、半月後、一年後、読み返すときに「撮られたときのこと」「それをある地点から振り返ったときのこと」「その二つを改めて振り返るときのこと」と幾層にも分けて楽しめたらいいな、という気持ちです。本当に横向きにぺりりと剥がしたら付箋って「てろん」ってならないのですね。

 

 私の場合は「写真を撮ること」=「外に出ること」でもあって、今年は自分にしては様々な場所に出ることができたと思います。来年は出るだけでなく、なるべくいろんなものを持ち帰られるように出来たらいいなと思います。あわあわしちゃって結局そこで自分が何を考えたとかそういうこと忘れちゃうので。

 充実感もあることながら、逆に充実感があることで「2020年またこんな風に楽しめるのだろうかメソメソ」というもうネガティブ気質な人間です。とてもめんどうくさい。生きていりゃ何かはあるさ!!!という気持ちでまた写真を撮っていけたらいいなぁと思います。あまり深く考えずまずは楽しく撮ることが大切ですね。最終的に現像する/しないは関係なく。

 

 ただ、これを書いていてあれですが、文章を書くなり写真を撮るなり、どこか妄想というか思い込みというか編集というか、そういうものから切っても切り離せない感じがしていて、自分の中の自己編集能力が暴走しなければいいな、とかも思っています。何かについて語ることは、何かを確定させることではない。それは(仮)でしかなく絶対的なものではないということ。この文章だって(仮)でしかなく、忘れないようにフォトブックの方にも付箋でコメントしておこう!と思いました。選ぶということは、そこから零れ落ちてしまったものもあるということで、それを含めて私の2019年だったというのに。