今日の今日（20181117）まで、実はパフォーマンスの方は見てなかったのですけれど。重たい腰をあげてようやく各音楽番組のパフォーマンスを見ました。
最高だ。
いや。ゾクッとして肌が粟立ったよ。全然、わかってなかった。EXO、すごい。
EXO「Tempo」感想
Teaserとかはその当時気力が尽きていて追いかけることはできなかったけれど、久しぶりのカムバックを楽しみにはしていて、リリース時も仕事の合間にMVを見ました。
遅ればせながら今聴く(観る)。
— 治野 (@harunote2016110) 2018年11月2日
な、なんやこの曲…という感想。なんなんだ、これ。
戸惑っている私。以降何度かMVを見てアルバムを一通り聴いて、今日に至ります。
嫌いじゃない。嫌いじゃない絶対に。だけどめちゃめちゃ狂おしいぐらいに聴くかと言われたら聴かないと答えてしまう。だから日常にこの曲は流されてしまったのです。忙しかったし。
でも。それは間違いですね。というか、この曲の面白さに気がついてしまったのです。音楽番組のパフォーマンスを見て。
立体的
この「Tempo」という曲はそのタイトルにもある通り、テンポがテンポでテンポを感じる曲だと思います（なんだそれ）。一筋縄ではいかないのは音源だけでも感じたし、丸ごと掴むのは難しい曲だなと思っていました。よくわからん。そういうところが好きで同時にまだまだ理解できてなかったところかなとも思いますが。
音の重ね方、ボーカルの重ね方がすごい曲でもあります。声の掛け合い掛け合い。EXO先輩。やっぱり声が抜群に良い。SMの至高のボーカリストたちを擁する集団です。抜群の安定性をどこまでも広がる声の持ち主であるチェンが先陣を切ったと思えば、本人の騒がしさにも通じるのか、ひらりひらりと色々なところに顔を出し確実な仕事をしてくるベッキョンさんに、曲に深みを与えてくれる声自体が底なし沼なD.Oさん。今回はスホさんも良い仕事をしていますよね…というか全員にきちんと見せ場があるんだよな最高だなTempo。
この曲、音源だけ聴いていると「声があちこちで走っていて面白い曲だなー」ぐらいの気持ちだったのですが、音楽番組のパフォーマンスを見て何に鳥肌が立ったかって、曲が一気に立体的になったんです。びっくり。この現象、例えば定点カメラのダンス練習動画ではあまり意味が無くて、カメラがきちんとパフォーマーに寄る音楽難組のパフォーマンスじゃないと駄目だと思います。
どういうことかというと、当たり前といえばそうですが、音楽番組のカメラは大体は歌っている人にカメラを向けてフォーカスするじゃないですか。ということは誰がどのパートを歌っているかわかるじゃないですか。で、改めて思うんです「カメラの切り替え激しくないか…？」つまり歌い手があちらこちら入り乱れてとんでもないことになっているってことです。
例えば最初のセフン君のラップパートとか。チェン君の掛け合いが入るところですが、ここ単純にメロディを聴いているだけだと「良いハモり具合だ～」ぐらいですけれど、パフォーマンス見て「お!?チェン君キターーーーーーーーー!?」となるわけです。
要は「Tempo」という曲は視覚的にパフォーマンスを見ても面白い、つまりテレビ番組で取り上げるにはふさわしい曲なのではないか？ということが言いたいのです。逆に定点カメラにしてしまうと、EXOの良さでもある体格がバラバラで個人のスタイルがまったく異なるのが働いてしまってごちゃごちゃしたパフォーマンスに見えちゃうのではないかなと思います。
世界よEXOに追いつけ
またEXOに一歩先を越されてしまった、という気分です。世界的なトレンドなんて知らないしこれが先端の音楽かはわからないですが、また先に進まれた、という気持ちになってしまいました。何故なのでしょう。EXO、広いっすね…。ちゃんと面白い事してくれますね。これをやってくれるのは、できるのは、今はEXOだけ。そんな気分にさせてくれるからEXOはEXOなのでしょう。有名なK-POPアイドルグループを見渡してみても同じ曲をどのグループがやるのでしょう？と思うのです。彼らより若いと味が出ない。曲に飲まれてしまう。彼らより歌えないとこの掛け合いはできない。彼らのように個性が揃ってないとこんなに面白く個々が対等に存在することはできない。故に「Tempo」はEXOの曲だと思います。
EXO、頑張れ。・・・。頑張れ、はちょっと違うか。EXO、ありがとう。私はまだまだ君たちの広さの全貌を見せてもらってない。過去の曲すらすべてを追いきれているわけじゃない。今からでも間に合う？また君らの曲を聴いていいだろうか。「また次がある」って思っていてもいい？
