この10月から始まったアニメ「魔法使いの嫁」を観ております。
第4話まで見てきて感じたのは
・夏目友人帳が好きな人なら多分好き
・ハリーポッター好きな人も多分好き
・イギリスが好きな人も見てほしい
・ファンタジー好きな人見てほしい
・心穏やかにアニメを見たい人も見てほしい
という感想です。
特に、「夏目友人帳」と「魔法使いの嫁」は結構共通点が多いかもしれない。
特異体質故にコミュニティから外れざるを得ない過去を持ち、生きづらさを感じているけれど、自分を孤独にさせる体質と結局は上手く付き合っていかないといけないよね、さあどうする?みたいなところ。夏目にはにゃんこ先生はじめ色々とそばにいてくれる人たちが増えていくし、チセもエリアスと知り合いそこから広がる新たな世界で自分の場所を見つけていく。優しく強い物語なのだと思います。
「魔法使いの嫁」に魅かれている理由は色々あるのだけど、一番は「音楽」かもしれません。
「魔法使いの嫁」観る!と決めて、いざ放映が始まって、第1話を観た時。このアニメ「神アニメ」かもしれない、と思いました。なぜか。OPが最高だったからです。
最近だとアニメもものすごく考えられていて、OPやEDの使い方も趣向がちりばめられているなと感じます。OPをどんなものにするか、どういう映像にするのか、使わないのか、使うとしたら本編の映像と調整してどのタイミングで入れるのか。制作側のこだわりが見える観点だなと思っているけれど、「魔法使いの嫁」はOPの使い方がド直球で清々しかった。放映時間になりCMが終わりさあアニメの時間となったところで、一発目にOPがドカンと入る。OPの曲の第一声でハッとさせられて、物語に引き込まれて、25分くらいずーっとテレビから目が離せなかった。すごい。そう思いました。
第4話まで現時点で進んでいて、音楽の衝撃度がすごかったのは第1話でしょう。音楽の使いどころ、クオリティがすごかった。
この予告映像の30秒から流れる音楽が鳥肌モノでして...。第1話で感動してしまいました。これ聴いて、「あ...観ます」って思わされました。すごい。それ以外にもところどころで挟み込まれる音楽が、物語を邪魔しないむしろ引き立てるものになっています。音楽が素晴らしいアニメです。
音楽だけではなく内容も素敵。ちょっと卑屈過ぎない?チセちゃん、と思ってしまうほどチセの心は硬直して時間が止まっている。進んでは後退して、チセのその歩みは遅いのかもしれない。私としてはそんなチセに歯がゆく思ってしまうこともあるのだけれど、人間ってそういうものでしょう?焦っているのは見ているこちら側なのだと思わされ反省する。チセの、ちょっとした決意、自分の過去や自分自身と向き合うその一瞬の勇気に感動してしまうのです。そしてそんなチセを見守るエリアスの距離感も良い。この2人の関係をずっと見ていたい。チセが自分で生きられるように、と必要最低限しか手を差し伸べないし余計な事言わないし、でもチセのピンチには駆けつける。くううううう。泣ける。
声優さんも素敵なアニメでして。エリアスの声の深みと一定の温度を保っているあたり素晴らしくて...。ほんと良いアニメだ「魔法使いの嫁」。
これが2クール(1クール、大体3か月くらいだから半年くらいやるのでしょう?)なんて最高かな。
楽しみな何かがあるとそれだけで生きていけます。
今後も「魔法使いの嫁」観ていこうと思います。
アニメ「魔法使いの嫁」は音楽の使いどころが最高だった。あとはOPの使い方も古典的な感じを抱いた。正統派?というのかな。何が異端なのかは知らないけれど。夏目友人帳が好きで魔法が好きでファンタジーが好きなら多分好きになる。登場人物たちの声も然るべき人、という感じだった。素敵。
— 治野 (@harunote2016110) 2017年10月8日