今日は軽めな話題を。
ブルーブラックという色が好きだ!という話。
万年筆を手に入れ、インクもブルーブラックのボトルを買って愛用していたのですが
すいません、今は万年筆を使っておりません。
万年筆倦怠期。理由はいくつかあるのだと思うけれど、万年筆特有の「インクによる文字の綾」といいますか、味わい深い書き味が、正直うざったく思ってしまっているようです。
万年筆を使う場面は私の場合は限定されていて、「自分の感情をガーッと紙に書くとき」と決まっています。下手したら1時間とか書き続けるわけで、万年筆の軽い筆運びは確かに疲れにくく快適なのですが、いざ文字として並べていくと、文字が割と統一して書けないというか。細いところもあればかすれているところもある。文章として読み返すときに、それがなぜかストレスで。まあ私の書き方が悪いだけなのでしょうけども。
ということで、今は専らこれを利用しています。
uni-ball SigNoの極細0.38ブルーブラックです。
私はブルーブラックという色がとても好きです。青ほど鮮やかではないけど黒でもない、紺とも言い難いこの絶妙な色合いがなんともたまりません。
好きな理由としては「文字として読みやすいと感じるから」です。これは私の個人的な感覚ですけど、黒だと長年の経験からか「堅苦しい」「ハード」「きちんとした色」という印象を受けます。日常的に文章を書くときのスタンダードが「黒」。でもそれだとなんだか疲れちゃって(笑)今や色々な色があるのなら、黒以外の色も楽しんだらいいじゃないか、ということで「ブルーブラック」に落ち着きました。赤系よりは青系の方が落ち着いていますし、赤系は未だに「強調色」という印象があるので日常使いには馴染まない。
0.38という細さは、文章を見やすくすっきりさせたい、という思惑があってのことでした。0.5ですら太く感じてしまう今日この頃。0.38で書くと文章として読みやすい気がするのでした。逆に、メモ書きなどスピード性と確実性が求められる時は、私は0.5のペンを愛用します。
メモ用:0.5のジェットストリーム多色ペン。清書用:0.38のシグノのブルーブラック
が、今のところのスタイルです。いつもポケットに忍ばせております。
私にとってゲルインクのボールペンは、使ううちにインクの出が悪くなる!というストレスが付きもの存在だったのですが、今のところそういうストレスもなく、細いのにしっかり書けるという意味で、シグノのペンはお気に入りになっております。
自分の気分によって使う道具も使い分ける。○○でなければ!という自分ルールに縛られず、少しずつこれからも試行錯誤をしていきたいなぁと思った出来事でした。で、そのうち戻れるように、今も机の片隅には「ラミー」がちゃんといますし。