根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【gugudan】過去と未来の私の邂逅/ハイライトメドレー文化が好き

 ハイライトメドレー文化が好きだ。

 お前何言ってんねん。そうだろうとも。私もよくわからない。

 でも、私はハイライトメドレー文化が好きだ。

 今日は私が好きなgugudanちゃんの事例を元に、「ハイライトメドレー」なるコンテンツに迫ろうと思う。

ハイライトメドレーって言ったらCDTV

 非常に細かい話を今からするが聞き流してくれ。

 私にとって「メドレー」といえば、CDTV(かうんとだうんてぃーびー)のアルバム紹介だった。こういうやつだ。

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 いうてそんなに見ていた記憶がないのだが、このアルバム紹介、「へーこの曲好きー」と新たな世界の扉を開いてくれる時もあれば「なんやつまらん」と思うこともあれば、そのムラが今から思えば好きだったのだなと思うのだけれど、とにかくこのアルバム紹介(とかライブDVD紹介とか)が好きだった。

 

ハイライトメドレー文化

 私はK-POPアイドルが好きなのだが、独特の文化が形成されていて、初めてその文化に触れたときはただ驚き同時に楽しかった(というのはことあるごとに言っている)。

 曲をリリースすることはある種の祭りであった。祝え!新たなるアルバムの完成ぞよ!みたいなテンションが高い日々がリリースの前から続く。売りたいという熱が、ちょっと過剰なのでは?と思わせてくる量のコンテンツを生み出す。そのお祭り騒ぎのクライマックスは曲のリリース日に当たると思うけれど、私が実は毎回密かに楽しみにしているのは「ハイライトメドレー」だったりする。ハイライトメドレー。Highlight Medley. 要はアルバムの楽曲のいいとこどり、こんな曲が収録されていますよ~というメドレーなのだが、このコンテンツリリース前後で少なくとも2回は楽しめる良コンテンツなのだ(意味が分からないよ…)。

 では具体的にgugudanちゃんのメドレーを例に挙げて紹介していこう。何故にgugudan?決まっているだろう。私が好きだからだ!(冷静なことを言うと、そりゃあ好きなんだけども、全曲好きだからなわけだけども、毎回gugudanのハイライトメドレーが超楽しみってことだけども、gugudan、曲、めっちゃ良くないですか?)

 

1. Act.1 The Little Mermaid

 名盤!素晴らしい!(うるさい)

 まだまだgugudanというグループがどんなグループなのかわからないあの時の未知な感覚を思い出させてくれるハイライトメドレー…。

 これを初めて聞いたときは、gugudanがどういうグループなのかも知らないわけで、しかしアルバムがリリースされた後に聴くと「その曲を知らなかった自分」と「知っている自分」が一瞬邂逅するわけで、その、それが、私は好きなのだと思います!いやー大袈裟なんですけれど、でも、本当なんです。あの時の「わからんなーgugudanの新曲」と思っているあの時の自分も微かに体には残っていて、でも大部分はリリースされた曲を知っている自分で構成されていて、その微妙な温度差、それが良い。自分が二重人格になったみたい。

 

2. Act.2 Narcissus

 Act.1で好きになって、gugudanというグループを知って始めてのカムバック祭り!なんだか楽しかった気がする。楽しさも一味違ってこのハイライトメドレーは中でも印象的でありました。タイトル曲であるA Girl Like Meのインパクトがすさまじく、早く聴きたい!ってリリースまでの数日わくわくして仕方がなかった。その時のことは覚えている。

 

3. Act.3 Chococo Factory

 事あるごとに振り返るとChococo最高になってしまうこの症状、一体何といったらいいのでしょうか。Chococo最高です。秋にリリースしたというイメージも相まってこのアルバムはどんどん寒くなる季節に聴きたい。

 ハイライトメドレーの良さは、コンパクトにアルバムの特色を味わえるところにあると思います(ハイライトメドレー大好き人間による楽しみ方)。いや、もしかしたらgugudanのハイライトメドレーが好きなのかもしれない。それはある。ありうる。まあハイライトメドレー全般的に好きだけれど、gugudanというグループは特にハイライトメドレーの恩恵を味わえるというか、だって、アルバム毎で色が全然違うのだもの!アルバムの存在感があればあるほど、きっと映えるハイライトメドレー。

 

4. Act.4 Cait Sith

 これも良かったな。ハイライトメドレーでいわゆる「活動曲」がどんな曲なのかちょっとだけ知るわけだけども、どんな世界が広がっているのか、どんな曲なのか、ちょっとしか知ることができないという制約が、聞き手の想像を膨らませるものなのです。

 

5. Act.5 New Action

 まーじで良いアルバムというか、活動曲Not That Typeの圧と切れ味がすごいね。ハイライトメドレー聴いて、ああアルバム良い~と思って、また聴き直すこのループ。完成されています。ハイライトメドレーって、どういう風に作られるかは知らないけれど「聴かせたい部分」が繋がっているのかなと思うと、確かにその曲のキーとなる部分(主にサビ?)が切り抜かれている。だけどそれはあくまで「部分」であって、部分は一曲を構成する一部分でしかないということがハイライトメドレーを聴くとよくわかる。ふふふん。私はもうこのアルバムの曲全部知っているもんねー。過去の私よ、全体像が知れずジリジリしていると思うけれど、しばし待たれよ、良いアルバムぞ、みたいなことを未来の私が言っているのかなーとか思うと妙に腹立たしい。それに未来の私がどや顔をするな、アイドルがすごいのだ。ね?ハイライトメドレーって楽しくないですか?

 

 と、一気にここまで書きました。ハイライトメドレーの重層性みたいなものが好きです。過去の私と未来の私。そしてそれを聞いている今の私は過去の私なのでしょうか未来の私なのでしょうか。知らないという状態は、可能性なんだよなと、思ってこの文章を終わりにします。

 皆様も素敵なハイライトメドレー生活を!