当日になってもオンラインコンサートのチケットを買っていない人間がいた。
私へ
— 治野 (@harunote2016110) 2022年8月20日
VERIVERYのチケット買って
私より
お出かけとかライブとか、好きなのだけど、行きたいのだけど、でも腰が重たいというこの現象を何と言うのだろう。私の場合は「確定させたくない」という意識が強く作用している気がするのだがそれはさておき、この数週間先延ばしにしていたことをついに「無」の気持ちで終わらせた。あとは18時を待つばかりである。
ひとつひとつの楽曲に対して感想を書くこともできるけれど、今回は公演直後に感じていることを言葉にしてみようと思う。※さらっとネタバレあるから注意
めちゃめちゃ楽しかった。前半こそ「このペースで、この雰囲気で大丈夫か?」という懸念があったものの、コンサートでオリジナルの演出を加えたTag Tag Tagから一気に引き込まれた。やっぱり人間、驚きと発見がないと面白くないね。
公演が終わってすぐ(1時間とかそこらへんだ)の私が考えていること。
それは、「頭を固くせず、ものを好きになりたいな」ということ。
率直に言えば、私は彼らの曲がとても好きだから、もっとたくさんの人に知ってもらいたいし好きになってもらいたい。仮にたくさんの人に聞いてもらうということが彼らの歓びであるなら猶のこと。
でも、同時に「馬を水辺に連れて行けても水を飲ますことはできない」わけで、他者にこうあってほしいとか、こうなってほしいというのは、時として傲慢とも言えて、だから私はものすごくもやもやしているのだけれど、じゃあ、私は? と考えたときに、「〇〇は△△だから」とかつまらない理由で何かを好きになることを最初から放棄する、拒絶するってのはしたくないな、ということだった。難しいのだけど。
何かを呪うことはとてもつらく苦しいことだ。だから、呪うのではなく祝える人間になりたいと、真面目に、思う(そんな人間にはまだなれていない)。
さて、VERIVERYの1stコンサートで何が最高だったって、こちらの想像の斜め上を行くパフォーマンスを見せてくれることですよ。思えばデビューからずっとその感想が覆されたことはなくて、O→Get Away→Thunder→Lay Backと、ある意味単調(?)な流れに不安を抱いた私、それは杞憂だった!Tag Tag Tagのアレンジに胸が高鳴り(この時点で「あ、元取れましたありがとうございました円安ですけどチケット代、何も後悔していません」となりました)大好きなSKYDIVEに「ひえー」と叫び(心の中で)楽しみにしていたHeart Attackのスーパーケヒョンタイムに案の定衝撃を受け、そのあともずっと楽しかった。飽きなかった。ボリュームたっぷりのフルコース料理だった。そして「これ、どう終わらすんだ…」と疑惑の雲が湧いてくる頃合いで、Go beyond the barrierとはこのことだ、G.B.T.B Rock.verとかいう化け物をぶち込んできた(この曲が運動量が多く、コンサートの後半にやるような曲ではない)怒涛の超攻撃的ターン。歌詞の通り壁をぶち破ってきたVERIVERYの姿、それまでのセットリストも楽しかったけれど、このあたりからはまた数段楽しくなったよなあ。確かな歌唱力とダンス、この人たち、踊りもさることながらしっかり歌える人たちなのよーと思いながらcandleの歌声に酔いしれる。聞きなれた曲の中にたくさん散りばめられた新しさに拍手である。やっぱり、人間、驚きと発見が大事だね(2回目)。常に創造力を発揮し続けてきたのがVERIVERYというグループです。その創造性は派手ではないかもしれないけれど、常に受け手に新鮮な風を起こしてくれました。
VERIVERYというグループを知ることができて、彼らの曲を聴けて、私はとても幸せでした。彼らもまた、今日という日に確かな幸せのようなものを得られたなら、それが一生の中で残り続けるものであれば、私はとても嬉しいです。そうあってほしいなあ。ささやかな願いです。
お疲れ様でした!!!
— 治野 (@harunote2016110) 2022年8月20日
(最後の曲が終わり暗転したとき、ステージの上にはもう誰もいなかった、最後の最後の演出、寂しいけどめっちゃよかったな)
2022 VERIVERY 1ST CONCERT PAGE : O(2022年8月20日)
※MCやVTRは省略しています
- O
- Get Away
- Thunder
- Lay Back
- Tag Tag Tag
- SKYDIVE
- Heart Attack
- Crack It‼
- Kangoroo(ドンホン、ホヨン、ケヒョン)
- so this is love(ミンチャン、ヨノ、ヨンスン、カンミン)
- Beautiful-X
- Hold me tight
- Love Line
- Moment
- G.B.T.B
- TRIGGER
- Undercover
- Candle
- Childhood(アンコール)
- Ring Ring Ring(アンコール)
- Fine(アンコール)