根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【お出かけ】自分宛てにはがきを送る

 ここ数年、意識的に出かけるようにしている。

 それは自分なりのメンタルヘルスケアで、しばらくの間、一人で出かけることがないと気持ちが鬱々としてくるのだった。近くても遠くても日帰りできる距離で東西南北出かけているけれど、唐突に、出かけ先から自分宛てにはがきを送ったら面白いのではないかという思い付き。

 郵便局によってはその場所ならではの消印というものがあるらしいけれど、調べるのは面倒だなと思って、ひとまずルールは以下の通り。

  1. ポストカード、切手、マッキーの「はがきセット」を持ち歩く
  2. ポストカードは現地調達が望ましいけれど、そうもいかないので普段から収集する
  3. お出かけ先でポストを見かけたら自分宛てにはがきを書いて投函する
  4. 書くスペースがあれば、今見ている風景について簡単に書くと良き

 ただ、あとからポストカードを見返した時に、驚くべきことに肝心のお出かけ先が思い出せないという事態が発生しているので、5. どこに出かけたのかを書く を加えるべきだと思っている。自分の忘れやすさにびっくりしている。

 

 さて、これまで何回か自分宛てにはがきを送っているが、特に何もない

 え? と思われるかもしれないが、本当に感想がない。無である。

 お出かけした際はその都度日記にまとめていたりするのではがきを送っても送らなくても変わらないところがあるし、その場所に関係ないポストカードを使っているから旅情が掻き立てられるとかそういうのもない。でも、飽きなければこれからもこの習慣は続けていくだろう。

 やってもやらなくてもいいのであれば、やってみればいいというのが理由の一つと、あともう一つはポストカードってのは使われた方がいいという自分の考え方にある。

 美術館や博物館に行くとついついポストカードを買いたくなるのだが、そのポストカードを飾ったりするのかというと私はまったく飾らなくて、そんな自分に対していつも悲しいなあと思っていた。使わなければ買わなければいいのに。ポストカードにはそんな苦々しい思い出が付きまとう。欲しいから買うけど使わない。ポストカードは自分の気の代わりの早さの象徴みたいなもので、それを払拭したい気持ちがあるのかもしれない。だから飽きない限り、私は出かけた先でポストカードを取り出して自分宛てに宛名を書いてポストに投函するのだろう。

 え? 自分宛てじゃなくて親しい人に送れば、だって。うーむ。それはなんとなく嫌である(送る相手がいないというのもある。でも送る相手がいたとしてもその相手に送るか?というと違うと思う)。自分の思い付きは自分の中で完結させるのがいい。その方が気楽だ。気分屋であればなおのこと。