私は音楽をジャストなタイミングで聴く、というのを一つの楽しみにしているので、好きな音楽を見つけると「この曲はいつ聴くのがいいのだろう」というのを考えていたりします。具体的な季節・時間帯・状況がない曲も多いですが、時々「ドンピシャ！」と思う曲とその瞬間を見つけられると快哉を叫びます。
ということで、春。新生活。様々な変化。疲弊する心にぜひこの曲を、ということで、女王蜂の『聖戦』を推したいと思います。私自身、生活がガラッと変わったというよりは、疲労度MAXの状況に陥るさなか（暑いのに加え空腹状態で1時間くらい歩いて疲労困憊。つまり自業自得）「そういや女王蜂を！」と思って聴いてみると予想以上しみじみしてしまったのでこれを書いている、そんな感じです。
Liveバージョンもおすすめ。
女王蜂『聖戦』(Live at 日本武道館 2021.2.25 夜天決行)Official Live Clip - YouTube
この曲で何度も歌われている「いつか笑える日が来るさ」という言葉。その温度感は、疲弊した心であっても強すぎないといいますか、いい曲だなーと思います。
私は落ち込んだときに聴けるプレイリスト（通称「病み」リスト）をこつこつ更新していて、その中にもれなく入っております。まあ、落ち込まないに越したことはないですけれど、落ち込む日もありますから。
今は笑えなくても、いつか笑える日が来るかもしれない。それが1週間後か、1か月後か、半年後か、1年後か、5年後か、10年後かわかりませんけれど、その「いつか」にゆるく賭けてもいいのではないかと思います。私は学生のときは全然たのしくなかったですけど、今はそれよりは幾分たのしいです。
え？ 今すぐ笑えるようになりたいって？ まあ、確かにそうですよね。じゃあやることとして私が思い浮かんだのは、
- 食べたいものを腹いっぱい食べる（食べたいものがないとき/食べたくないときはスキップ）
- 湯船にお湯を溜めてバスボム入れてゆったり浸かる（もしくは銭湯に行け、サウナでもいいかも）
- ほかほかの状態で寝る。寝る！！！
以上です（でも寝れない場合はつらいですよね。どうしたらいいのだろう。あんまり寝れない寝れないってシリアスに捉えない方がいいのだろうか。とりあえず睡眠外来へ行くか。あとはマッサージとかいいのかな。うむ。寝れないのはつらいな…）。
なんにせよ言いたいのは「笑いたい→笑わないといけない」と考えるのではなく、結果的に笑えるようになればいいのだから、外堀を埋めていくのがいいと思うということ。今笑えていないということは、明日笑えるようになっている可能性は低い。そこまで急激に変化するものじゃない。敵は厄介です。
あなたはよくやっているよ、とか、生きているだけでえらい、とか「そりゃあ、ごもっとも」なのですが、それでは全然回復しなくて「えー、えらくなくていいので…笑えるようになりたいです」みたいな気持ちになるわけで。もう自分を鼓舞するのが全然効かないんですよね…（←限界人間）。そういう私は、もう具体的な方法でしか無理で、何ができるかなーということを日々考えております。これを読む人がいれば、その人なりのメソッドがあるでしょう。それをどんどん発展させていってください。
いつか笑える日が来るか来ないのかはわかりませんが、いつか笑えるかもと思ってゆるゆる生きるのは戦略的に「あり」です。やっていきましょう。
