根津と時々、晴天なり

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【アイナナ】ダンスマカブル 後編感想(散漫に)

 まとめようと思ったら多分一生書きあがらない為、「散漫に」という言葉を添えてようやく書き始めます。アイドリッシュセブンの復刻イベント『ダンスマカブル』後編の感想です。前編はこちらから。

【書き手ステータス】

  • アイナナ歴:6か月
  • アニメ:見てない
  • ゲーム内ストーリー:2章まで消化
  • ダンスマカブル内で特に好きなキャラ:フーガ、カバネ
  • 叩いて楽しい曲:THE POLiCY

 

 ※ネタバレを含みますのでご注意ください

 

さっそく答え合わせ

 前編のときに私はこう書きました。

「後編が始まる前に備忘録」と書いたのは、ストーリーすべて知った後のご褒美みたいなものです。「ああ、あの時の私、呑気だな~~~」とか「全然予想と違うでやんよ(ケラケラ)」など、自分の予想がどれくらい合っているのか合っていないのか、答え合わせの為に私はこれを書きます。

【アイナナ】ダンスマカブル 前編感想 - 根津と時々、晴天なり

 いざ、当選確認!ではなかった、答え合わせ!

 

1. ダンスマカブルの世界の成り立ち

何故、天(浮遊都市『アーク』)と地(荒廃する地上)で世界は二分されなければならなかったのか

  • 『アーク』を統治している『ナーヴ教会』は、もともとはナーヴ国という地上の国だった
  • 『ナーヴ』は、呪術兵器『天子』を用いて、敵対する国々を滅ぼしていった
  • 『ナーヴ』は、他の国々が追随できないほど文明を発展させ(というか他の国の発展を押さえつけ)
  • 『天子』の『呪い』によって荒れた地上を離れ、天に都市(『アーク』)を作った

 でOK?

 

『アーク』の動力源は何か(浮かぶにはエネルギーが必要)

『アーク』の食糧はどうなっているか

地上の荒廃事情(エネルギー事情、食糧事情両方気になる)

⇒ 『アーク』の動力源や食糧問題は不明だったが、地上との明確な格差の理由は明らかになりました。

 地上の荒廃は、呪術兵器『天子』の『呪い』によるもの。『天子』の『呪い』が、果たして人間だけではなく、植物や他の動物に影響を与えるかは不明。単純に、そこで生きる人々が死に絶えてしまったことによる環境悪化なのか?

 ただ、その土地で生きる人々が壊滅する = 文明の発展が停滞する = 環境に適応するのが遅くなる、この流れによっていつまで経っても安寧が訪れない(食糧供給も安定しないなど)ことで紛争ばかり⇒荒廃、ってことでしょうか。なんとなく、わかる。

 

地上における「地区」とは何か(越境できるものなのか?自治は?)

⇒ 不明

 

『アーク』と「地上」の行き来はどうなっているのか

(その気になれば「地上」の人たちは『アーク』に侵攻できそうなものだけど)

⇒ そこは素直にエレベーター(というか、行き来用のエレベーター、一応用意しているのね)。完全に地上との行き来をシャットダウンしたいならエレベーター不要では? と思ったけれど、まあ、いろいろな事情があるのだろうか。『ユニティオーダー』の警備はさぞかし強固なのでしょう。

 

2. 天子とは何者か

『ナーブ教会』の象徴の証、『天子』とは何者か

『天子』であるアルムの生い立ち

⇒ 先に述べた通り、呪術兵器。作中の情報をまとめると、

  • 『天子』はその時代に一人だけ
  • 『天子』が死ねば、その次の『天子』が生まれる
  • 『天子』を引き継ぐ条件は、自我の持たない赤子であること(byクオン)
  • 『天子』は常に『呪い』を発動し、その周囲にいる人間に影響を及ぼす
  • 『天子』が受けるストレスが強くなればなるほど、『呪い』が濃くなる

 『呪い』が具体的にどういう効果をもたらすかはふわふわしていたけれど、内臓にダメージを与え、その結果、『呪い』が進行すると吐血したり全身が引き裂かれるように痛む、ということでした。『天子』に命の危機が生じる、それぐらいのレベルのストレスになると、致死性が高くなり、人を死に至らしめる(プラセルやシャオの例)。

 ちなみに、『呪い』について2点ほど気になることがあって。

 1つ目は、リーベル率いるリベリオンたちに『天子』であるアルムが拉致されたとき。このときはプラセルやシャオのように急速に『呪い』が進行していないことから、そうか、あの『天子』強奪事件は、アルムにとってそこまでのストレスではなかったんだな(もちろん、平常時よりは負荷が強いだろうけど)ということ。

 2つ目は、『天子』本人のストレス耐性度によっては、『呪い』の効果も割と変わりそうだなということ。極端な話、死ぬのも怖くない、みたいなバグレベルのストレス耐性お化けな『天子』だったら、呪術兵器としての働き、いまいちなのでは?とか。

 あとは、お化けつながりで、お化け屋敷が苦手な『天子』が仮にお化け屋敷に行ったら、それだけでヤバい事態になるのかな、虫が苦手な『天子』だったら…?とか、しょうもないことを考えてしまいました。

 

『天子』は何故4年に1回しか人々の前に姿を現さないのか

リスク管理と信仰心を厚く維持するため、ですかね…。

 『ナーブ教会』で聖印みたいなのをいただけると、『天子』の呪いの影響を受けないらしいですが、クヴァルはもらっててシャオはもらってないので、聖印をもらえる人は『アーク』の人口でも少数派? だとすると、もし天子お披露目会に有事があれば、もしかして『アーク』滅亡の危機なのでは。

 それと関連して、一番ひっかかるのは、次の『天子』になりえるのは『赤子』ということ。これ、何も対応しなければ、かつての『ゴウト』のように国が即座に滅びるわけだけど、さて、今までの『ナーヴ教会』はどのようにしてきたのか。『呪い』の効果が及ぶ範囲がわからぬので何とも言えないですが、気になるところです。

 

穢れてしまった『天子』とは、『移行』とは

⇒ 『移行』というのは、おそらく『天子』アルムから、別の赤子に『天子』システムを移行すること。『天子』は世代に一人だけ、のルールが本当なら、おそらく『ナーブ教会』は戻ってきたアルムを手にかけ、赤子を『天子』に仕立てるつもりだったのでしょう。あるいは、地上のどこかでアルムが死んでも、その瞬間自動的に『アーク』にいる赤子が『天子』になるのかなと。

 「穢れてしまった」というのは、『ナーヴ教会』の傀儡ではなくなった、無知な『天子』ではなくなった、という意ですかねえ。物語中で言及があったら申し訳ないです。

 

3. その他

リベリオン』とはどういう組織か(そもそも何故『天子』を強奪するという発想に至った?)

⇒ 思った以上にリーベルが精神的支柱の組織。彼の求心力がすごかった、そして、物語の最後、それを引き継いだクウラさん、マジすごい。

 

『黒縄夜行』のプラセルは何故死んだのか

リーベル、クウラ、フーガの吐血の原因は?

⇒ 『天子』の呪いによる影響

 

黒縄夜行の宗教観と一族の生い立ち

⇒ 他の地域とは混じらない、一族で死した者の遺骸を大穴に放り込み、そこから呪力を得る一族、とのこと。

 彼らに注目する人がどれほどいるかわからないけれど、多くは「天子って何?リーベルやアルムはどうなっちゃうの?」という大いなる謎に引っ張られるなか、この『黒縄夜行』の宗教観というのはなかなかおざなりにできないポイントではないか? と考えています。「因習に囚われ話を聞かない野蛮な人たち」という評価で終わるのは勿体ないというか、現実問題、我々が生きるこの世界にも多種多様な文化を持った人々が生きているわけで、なんというか私たちは良くも悪くも、文化に囚われているし、文化に生かされているという感じがする…。

 ヴィダやプラセル、オルカが至った結論は、それはそれとして大切だしその通りだとも思う。そして同時に、彼らの文化を維持しながら三人一緒に生きていくこともできたのではなかろうか、ああ、そうか、飢えだよなあ…食べない、寝ないは、人心を荒廃させるよなあ…。

 

 事前予想ではこんな感じに推理していましたが

 この「死者の魂」とか「呪力」をヴィダは攻撃力に全振りしているけれど、アルムは防御に全振りしているとか…。あー、『NARUTO』の我愛羅みたいなやつじゃないですか、てか、天子様制度って『NARUTO』の人柱力みたいなもので、『天子』ってのは人柱なんじゃないのー、ぐらいは考えました。違うかー。まあ、『ダンスマカブル』の世界には呪力とやらがあるらしい、毒もそれなのか?

 こうして答え合わせしてみると、なかなかいい線行っていたのでは? 特に、あの世界には呪力がある、という点を混ぜ込めれたのは良かったと思います。ただ『天子』は、災厄を回避するための人柱ではなく、人間が率先して作った呪術兵器でしたが。

 

「世界は二分されている」の意味

 私はこんな風に書きました。

 「世界は二分されている」というキャッチコピーは『アーク』と「地上」の二分というよりは、「天子様制度の真実を知っている人と知らない人」の二分じゃないですかね。

 「世界は二分されている」は、人それぞれの解釈があると思いますが、私の解釈で考えると、物語が進むにつれ「知らない」ということの愚かさみたいなものを感じてしまいます。

 プラセルやシャオ、フーガは自分たちがどんな渦の中にいたのかわからないまま死んでいったということ。それは幸せなことだったのだろうか。いいや、幸せか不幸かではない、愚かかそうではないかの違い。つまり、踊らされている人たちは高みに立つ者から(すべてを知る者から)見れば、多分相当バカバカしく見える。私はそのことに腹が立ちます。

 ただ、タイトル『ダンスマカブル』の意味である「死の舞踏」という点においては、ナーヴ教会のナンバー1,2の二人でさえ、逃れることはできていない。『天子』システムがある限りあの世界にいる人たちは死の舞踏を続けざるを得ないから、結局人々は二分されてないのかもしれない、なんてことを考えていました。

 

フーガ君

 お気に入りキャラ、その1、リベリオンのフーガ君。

特にフーガは好きだな。一番人間味のあるキャラクターのように思えるので。一方は抵抗組織のカリスマリーダーであるリーベルを、一方は信仰の象徴である天子様を尊敬するけど、落ち着く方向性は異なるフーガとクヴァルの対比よ…良かったですねえ。

【アイナナ】ダンスマカブル 前編感想 - 根津と時々、晴天なり

 ・・・。泣いていい?

 やられたーーー。フーガ vs クヴァル、前編の時点では、クヴァル完全闇落ち終了のお知らせ、みたいな感じだったのに、そんなことなかった、逆だった、フーガ君が堕ちてしまった。

 やっぱりここでも大事なのは、体の不調は心の乱れ。ユニティオーダーにぼこぼこにやられ、『呪い』の影響で内臓にもダメージ、決め手は尊敬するリーベル背信(フーガ視点)行為。堕ちてしまったフーガ君のターンに、私もかなりドキドキしながら読みました。とても悲しかった…。いや、これはむしろリーベルにあんな感じで付いていっているクウラが化け物なのであり、フーガは悪くない、悪くないというか、わかる、ああなるのはわかるよ…。

 所詮人間は自分の見たいものしか見ていないということを知ること。それだけでもわかっていたら、きっとフーガはあんな風に無邪気にリーベルを慕わなかっただろうし、あんな風に苦しまなかっただろうなと思います。まあ、やっぱり、心身消耗しているときは休むべきだし、できることなら休む人のそばに誰か大切な人がいてほしいな…いるべきなんだろうな。でも、リベリオンは闘う組織だから、リーベルは先に進まねばならないから、ケアされるべき人が満足にケアされないのは、あの世界が徹底的に荒廃していて、余裕など微塵もないからです。でも、考えてみれば、人ひとり大事にしない世界が何か大いなることを成し遂げることもなさそうで、荒んでいても優しさ、労りの精神を持つことは、長い目で見れば大事そうだなと思いました。聞いているか、リーベルよ。

 

リーベルさん

 最近考えているのは、案外、無敵主人公キャラほどやさしくないよな、ということで。

 つまり、何か大きな失敗をすれば、失敗した他者の気持ちを想像しやすいし、病に罹った経験があれば、病に苦しむ人の気持ちに、より寄り添うことができそうだ、ということ。もちろん、人には「想像力」という素晴らしい能力があり、実体験こそすべて、とは言わないが、強い人は弱い人の気持ちがわからないものなのかもしれない、ということ(それを、ちょうどヒプノシスマイクの波羅夷空却と四十物十四の関係性で考えている。念のために書くが、別にあの二人の関係が歪だとかそういうことを言いたいのではない)。

 リーベルは英雄だった。

 私は『ダンスマカブル』という物語が、リーベル抜きではありえないとした上で、最終的な舵取りをしたのはアルムだったと思う(最後の選択もアルムがしたことだし)。アルムだからこそのリーベルだった。アルムじゃなかったら、リーベルはもっと危ないことをしたかもしれなかった、カバネのように。

 そう、だから、面白いのは、リーベルに賛同する人はいたけれど、リーベルに影響を与える人はアルムだけだったということ。リーベルはみんなの心を動かしたが、リーベルの心を動かしたのはアルムだったというところが、多分『ダンスマカブル』のポイントだ。フーガ君、どんまいだ。自分がどれだけ希っても、他者が自分に振り向くとは限らないしな…。

 

語りが止まる

 結構、こだわっています。何に?死んでいったものたちに。具体的には、プラセルとシャオとヴィダに。

 できれば彼らには生きていてほしかった。誰かの犠牲抜きに変革などありえないなんて、そんなの人間の本質かもしれないけど認めたくないじゃないですか、だから生きていてほしかった。

 物語の都合上、彼らは、死ねば語りがそこで止まる。追憶という形で登場することはあれど、彼らの新しい言葉は永遠に生成されることはない。それが死ぬということ。

 もっと三人には喋ってほしかった。変わりうるタイミングが三人とも確かにあって(死ぬ間際、彼らの口からは本音が溢れた)彼らはその区切りを乗り越えずに死んでいってしまって、仮に彼らが生きながらえたらどんな言葉を放つのか、私は知りたかったなと思います。

 

カバネ様

 カバネ様がかっこよすぎてメロメロなのに自引きではゲットできなかったので、SPポイントで無理やりカードを手に入れました、カバネ様、よくぞいらっしゃいました。冷静に考えて、カバネ演じる17歳の男子高校生和泉一織 is 何者…?只者ではない。

 

 カバネの深くて静かな訥々とした語りが好きでした。カバネパートは余分に見たくらい、好きでした。

 このダンスマカブル、見どころは人それぞれだと思いますが、私は、カバネ、クオン、コノエの『忘れられた者たち』の関係性が、こう、性癖にぐっときました(好みだ…)。

 私がぐっとくるのは「言葉にすることに対する圧倒的な隔たり、壁」その重さでして、カバネがクオンを避ける理由をじっくりと解きほぐせば、想像だにすることのできない感情があって。

 カバネとしてみれば、一国の長でありながら自分の正義感で突っ走った行動で国民の多くを死に追いやったというとんでもない罪悪感と、とはいえクオンを救おうとした自分の気持ちも無視できないし、でも「クオンさえ救わなければ」という気持ちに、かつての自分の希望が侵食されていく感覚(ちょっとどうしていいかわからんすよね、自分で自分を赦す他ないのでは?)

 そしてクオンは「自分が救われない方が良かったとは思わない」というわけで。深海のように深い心。そしてその深い海に沈む絶望。クオンは「自分は救ってもらえてよかった」と思える以上、永遠の生を得ることに対する苦しみを受け止められないから、それもとってもしんどい。そしてありえないくらいストレス耐性がつよいコノエの明るさ。『忘れられた者たち』 is 沼…。

 正直『忘れられた者たち』の半生は壮絶なもので、これだけで飯が三杯食えるくらい(食うな)「感情」があって、私は悲しくもあり楽しいのです。『ダンスマカブル』やべえ…。

 何はともあれ、希望は(そして絶望は)彼らは「生きている」ということで、『もののけ姫』でおときさんが言ったように「生きてりゃなんとかなる」わけで(まあ、生きているからこそつらいことも同じくらいある)。やっぱり、ああ、プラセルたちに生きていてほしかったなあ…と無限ループになります。でもほんと、生きているから、先はある。解呪する方法も見つけられるかもしれない。永遠を終わらせることができるかもしれない。私はそう思います。

 

最後の選択

 最後の選択。これは面白かったです。結局選ばなかった方の結末もみられるわけですが、それでもあの瞬間、プレイヤーは選ばなければならなかった。

 面白いのは、この「選ぶ」というのも様々で

  • 物語中のアルムとして選ぶのか(国語の問題的に)
  • プレイヤーがそうあってほしいアルムとして選ぶのか
  • プレイヤーの倫理観・価値観などに則って選ぶのか
  • プレイヤーが見たい未来によって選ぶのか

 と本当に視点が様々なんですよね。ちなみに私はたかがゲームとはいえ、自分の価値観に悖る選択はできなくて、色々考えて選んでしまいました。

 たかがゲーム。でも、正直選ぶ瞬間は本当にドキドキしてしまった。実際にアルムの立場であの場にいたら、冷静な選択ができたとは思えないです。国語の問題的にはどの選択肢が正解だったのかな。直前で上の選択肢に誘導している感じはあった気がする。結末だけ切り取ればそもそも時間軸が異なるので比較はできないですが、上の選択肢の方が好みだったかもしれないです。

 

結局TRIGGERの話

 なんというか、『ダンスマカブル』という劇中劇だけで、そのままアイドリッシュセブン内の勢力図がわかって面白いなと思いました。なんだかんだ、リーベル、クヴァル、ヴィダが美味しいところもっていってんだよ、TRIGGERの勝ちじゃろ。ただ私は天邪鬼なので、メインではなく傍流にひたすら好奇心が向く。例えば物憂い気味のエーテルネーア様の回想録だけでスピンオフ作れるよね?とか…

 TRIGGERってもしや八乙女事務所から抜けた?かはわからんけれども(私はストーリーを2部までしか消化していない)もし八乙女事務所がこの『ダンスマカブル』を受けたなら、それはよくわかります、だってTRIGGERの三人がいいところもっていっているもの。

 

『ダンスマカブル』放送時間帯問題

 私は言いました。

個人的には正月休み1月2日の夜9時くらいからやる新春特別ドラマかな、と思いました。『相棒』とかあの枠ね(『相棒』は年末にやるけど)。

【アイナナ】ダンスマカブル 前編感想 - 根津と時々、晴天なり

 無理です。なぜなら和泉一織がみじん切りにされるからです。

 いや、まじでこの『ダンスマカブル』は一体どの時間帯にどの媒体でどのように放送されたかは大事で、だって、これ、ボイスドラマではないんですよ? 衣装着ているしアクションしているし演技しているんですよ!?そしてみじん切り???和泉一織のみじん切りをOKした小鳥遊事務所、まじやべえな、になっています。壮五の「死んでよ(銃どかんどかん)」とか、環ががっつり蹴り上げてるのも、事務所的にOKなんだ、とか(私はダンスマカブルの幕間(1)の環君*1。を見て胸が痛みました)。

 もちろんみじん切りはそのまま表現しませんが、どうだろうなあ、深夜枠なのかなあ…。23時くらいで二夜連続とかそういう感じ?というか連ドラ?

 

 長くなりました。散漫に思いついたこと、考えていたことを書けたと思います。他にも思いついたら追記しようと思いますが、いったんここまで。

 謎への好奇心はガソリンみたいなもので、後編もあっという間に読んでしまいました。これを無料で楽しめるなんてありがたいなあ。

 そしてほどほどにRPGが好きな人間としては、かつて遊んでいたRPGっぽい音楽(『忘れられた者たち』のBGM)のことがとっても好きになりました。

 面白かったです。そして最後に言いたいのは、後日談としてダンスマカブルの幕間(1)~(4)があるの、なかなかファインプレーだということ。物語はそこから抜けるまで大切です。

*1:家庭内暴力の被害者へのケアは本当に大事だと思います。環君が過去とどのように向き合い、どれくらい回復しているのか私にはわかりませんが、このキャスティングは慎重であるべきだと感じます。別に絶対やるなとは言わないけど、十分に配慮されなければならない、と。