タイトルの通りです。以下、アイドリッシュセブンのストーリー第二部のネタバレになるので閲覧ご注意ください。てか、YouTubeで公式に挙がっている『RESTART POiNTER』MV FULLはネタバレになるから、アイナナやろうかなと思っている人は見るの注意だぞ☆(書き手はMVを見てから二部を消化した人間)。
事の発端は、『RESTART POiNTER』MV FULLに始まる。
曲がいいのだが。そして映像もいいのだが。
アイドリッシュセブン『RESTART POiNTER』MV FULL https://t.co/wPbUTcjLsj
— 治野 (@harunote2016110) 2021年8月14日
1:45からのカット、躍動感すごいな…
そう、1:45から1:57ぐらいまでカットがすごく良い。めっちゃ好きです。良すぎて初見の際は驚いてしまった。
円形で階段状になっているセットから、七瀬陸の指差しに導かれるように、壮五→環→三月→陸→一織→大和→ナギの順にカメラが映していく流れ!躍動感よ~。きゃあきゃあ心の中で叫びながら、この部分だけ何回も見てしまいました。
この曲はRESTART POiNTERというらしい。通称リスポ?ふーん。そう思って自分のタブレットにインストールしているアイナナを開いて曲を探してみたのだけど、ない。リスポが、ない。
そう、この時点で私はストーリーは二部まで進めてなかったのだ。もしかして、これはストーリーを進めないと叩けないやつか!うわーーーーーん、ショックだ。叩きたい!叩きたい、リスポとやらを!
ということで、私はストーリーを進めることにしました(面倒だな…)。そして二部 第一章 第一話「大事なお知らせ」。突然のセンターチェンジ。私「あ…(←すべてを察知した人間)」。『RESTART POiNTER』MVの最初の演出と「センターチェンジ」という言葉、ここから二部のおおよそのストーリーと着地点がある程度わかってしまいました。
私:(T_T)
何が悪いとは言いません。ええ。ええ。なんなら、飛んで火に入ったも同然の私が悪いのです。そしてアイナナをリアルタイムで遊んでこなかった私が馬鹿者だったのです(人間にはタイミングというものがあります)。人がそのコンテンツと最初に出会うタイミングを、コンテンツ側は完璧に制御することはできません。誰も悪くない話。
ただ当初の目的は依然として存在するわけで(私はリスポを叩きたい!)自分の立てた予想を確認するように二部のストーリーを消化しました。
そしてようやくリスポを解禁することができたので、私はこの文章を書いています。
単純に「リスポのこのシーンがめっちゃ好きでさ~」だけだったら書けたわけですが、やっぱりストーリー上この曲がどのような意味を持っているのか確定しないまま書くのは憚られました。ようやく私は「RESTART POiNTERという曲が良くってさ、私好きなんだよね~」ということを、存分に書くことができます。長かった。
まず、リスポの衣装がかっこよくて可愛くて。特に逢坂壮五よ…めっちゃ可愛いやんか…。何その帽子…君の丸っとした頭とサラサラの御髪にぴったりじゃんか…。私の手元に「逢坂 壮五【リスポ】」のカードがあると気づいたときは、「きゃあ」って言っちゃったもんね。速攻で編成に組み入れて愛着度を上げてる。頑張って上げてる。
三月のもいいよね、初めは可愛いショタ系のキャラかなと思ってたのにそんなことなかったよね、君はいつもかっこよくて一生懸命で頑張り屋でメンバー内では一番男気ある人なんだ。ナギは王子様みたい~~馬に乗ってそうな~~~ナギのスタイルの良さに白のパンツ黒のブーツがめっちゃ~似合ってる~~かっけ~~~。大和さんはいつも眼鏡してくれてありがとう、しかない。あと衣装によって眼鏡を変えることもない、ガチ眼鏡ユーザー感があって最高です、ガチ眼鏡アイドルっていないからさ…。あと肩のふわふわ羽の飾りが髪のてっぺんとリンクしていて良き~大和さんの髪質ぜったい硬めでごわごわしているタイプでしょ?ええよね、ええよね。一織はかっこいいに全振りしててこれも良き~~~。衣装なら一織のが一番好きかも~。環は襟巻だよねやっぱり、これは環しか着られないやつ!「俺の衣装、暑いんだけど~。でも、がんばる…」とか一人ごにょごにょ言うやつかもしれん!いい!そして圧倒的センター七瀬陸。センターな衣装です。帽子!センターの帽子です!
TRIGGERはストイックに完璧なパフォーマンスを見せる。アイドリッシュセブンはもがき苦しみ立ち向かう姿勢を見せる。
そんなコメントをどこかで目にして、曲にもこの違いは存分に表れているなあと思います。両者をどのように好むかは受け手の価値観次第で、そして人間は色々な側面があるから「今日はTRIGGERの気分」「今日はアイドリッシュセブンの気分」と切り替えることも可能なんだよな。
アイナナのストーリーはよく作られているし面白い。TRIGGERとアイドリッシュセブンでユニットを組むという企画を通して、先輩アイドルTRIGGERからアイドルとしての心構えを学ぶところなんかは、「なるほどね~」となりました。普通にプライベートだとそこまで打ち解けてないので会話が成立しないこと間違いないのに、ファンの為仕事の為の準備という場面設定がコミュニケーションを可能にするということ。
ほんとTRIGGERの、特に九条天と八乙女楽が言っていることはその通りで、だから私はアイドリッシュセブンの人たちが吹っ切れるまでの過程が見ていて本当にじれったかったです。アイナナ恐ろし…。
ガチャを引きたくて始めたアイナナにどっぷりはまっているかと聞かれたら、まあはまっているんだろうな、と思いつつ、私は元来キャラクターにあんまり執着しない人間で、じゃあ、どの点ではまっているかというと、アイナナのストーリーは各登場人物が機能不全に陥る見本市みたいだなということです。
「機能不全」を、私はそれぞれの人間が持つ個性がネガティブに作用する状態、としていますけど、アイナナは各メンバーそれぞれ特徴的なので、機能不全のパターンも様々なんですよね。
感受性が豊かであるあまり、マイナスの意見に引っ張り込まれる陸や、自信が無いからこそその自信を担保するものが崩れると動揺する三月、自我は安定しているけど友だち思いだから、友人のケアに葛藤したりメンタルに引っ張られるナギ、ひたすら自分の中に溜めこんでしまう壮五や、良くも悪くも世界に期待しないし自己開示しない大和のひねくれ模様とか、本質に対する洞察力は鋭いのに、何せ感覚派で言語化できてないから誤解を生みまくる環、ストイックさと完璧さの内側にある柔らかさを誰とも共有できず(まあ、する必要もないと思うけど)クールに完璧を提供し続けるあまり内面の葛藤が周囲に伝わらない一織など。
アイナナ各メンバーのMBTIのタイプって何だろうね~というのを考えたサイトを見ていた時、そのタイプ分けが正しいか正しくないかは別として、彼らの魅力が同時に反転してネガティブに働くこともあるのよね、ということに気づかされました。それは仕方のないことなのかもしれないです。
で、アイナナは機能不全の見本市であるのと同時に、どのようにしたらネガティブな作用を弱めることができるか?という試行錯誤の過程でもあるわけです。めっちゃ勉強になる~。
というのが、今の私のアイナナ楽しむポイントです。(人間面白いけど、つくづく面倒な生き物だな。)それに何より曲を好きになれるからリズムゲーム楽しい!ってのが大事です。きっと人ぞれぞれアイナナのどんなところが好きなのかは異なると思いますが、そうした様々な需要を受ける度量の広さこそ、アイナナの魅力なんでしょうね。
さて、これで存分にRESTART POiNTERで遊ぶことができますが、今6周年イベント?の楽曲として遊べている、アニメ3期のOPであるらしい『THE POLiCY』が目下のところのお気に入り曲なんですけど、これ、まだイベントでの解禁のみで、もしかしてイベントが終わると遊べなくなっちゃいますか?ということに先ほど気づき、打ちのめされてます…いっぱい遊びますね、、、エキスパートのノード構成がめっちゃ好みで叩くの楽しいんです…。
結局アニメ見てないですけれど、良いわね…マジでK-POPで音楽浴びたおかげで音楽を聴くことが楽しいのよね。 https://t.co/Xj3Fig4Vdy
— 治野 (@harunote2016110) 2021年8月14日