私もそういえばよくわからないなと思うのですが、K-POPのサイン会イベントによく「マスター」と呼ばれる人たちがいるじゃないですか、CDを積んで積んで積んでアイドルを可愛くかっこよく撮る人たち。私の中で今も折り合いがついていないことのひとつにこの「マスター」というのが挙げられるのですが、確かに彼ら彼女らが撮るアイドルの写真は、そのアイドルのことが好きだからこその秩序みたいなものがあってすごく綺麗だなと思います。
写真って何だろうね、と時々考えます。写真を撮るのは好きですけれど、写真って怖いなといつも思う。それは視線であり欲望であり固定化であり、一方的なものに思えるから。
私は人の写真を撮ることが苦手で、じゃあ、動物とか植物とか魚類とかはいいのかよ、って思います。いいんですよね。でも、どこか後ろめたい。
動物園や水族館が特別好きなわけではないけれど、都心に出かけたくないから、どこかに出かけたいときに向かってしまう場所。適度に自然があり水があり生き物がいるのがいいのだと思われます。
ということで、平日に休みができたので出かけてまいりました。
休みなので動物園なうなのですが、なんだかマスターみたいなことしたくなる pic.twitter.com/ZvGgh4os8w
— 治野 (@harunote2016110) 2020年11月16日
そう、楽しく写真を撮ったら「見て見て」と言いたい。それってわかる、と思ったんですよね。なんだかそれは私が好きなK-POPの世界にいる「マスター」の人たちみたい。ああ、もちろん彼ら彼女らがどのようなモチベーションで日々アイドルを撮っているのかは知らないですけど、少なくとも「このダチョウさん可愛くないですか!?!?」と言いたい私はマスターさんと同じだな、と。そりゃあInstagramをたくさんの人が使うわけだ、とも。
久々に一眼レフを引っ張り出して、「きゃーーーー」とか「可愛いーーー」とか一人ではしゃぐ二十代女。平日の動物園は場所と時間帯によるけれど、休日よりは遥かに人がいない。誰も私の歓声を聞く人はいない。
動物は特別好きなわけではないけれど、からだの構造とか模様とかほんと綺麗だなと思う
— 治野 (@harunote2016110) 2020年11月16日
ほんとそれ。動物好きではないけれど、からだの作りとか本当に綺麗でうっとりしてしまう。
ウマもキリンもラクダもそうだけど、まーーーーーー、まつげがぱっちりしててマスカラ要らずだなっていつも思います。目が魅力的ーーー。
シカ。説明書きによればこの子は人懐っこい子らしい。
リスザルがすごかったです。たくさんいました。
小顔で羨ましい。
ダチョウ。マジ可愛い。
ほんと可愛い pic.twitter.com/9NcX7pWj9F
— 治野 (@harunote2016110) 2020年11月16日
ダチョウの頭がふわっふわで本当に可愛い〜〜〜
— 治野 (@harunote2016110) 2020年11月16日
なぜ写真を撮るのだろう。なぜそれを誰かと共有したいと思うのだろう。うだうだと考え続ける日々です。