根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【ゲーム】私のFF13日記 第一章 抵抗領域 ハングドエッジ

 FF13ことファイナルファンタジー13(サーティーン)の日記を始めます。私が飽きるまでの試みなので続くかどうかは怪しいですが、とにかく第一章を終わらせたので日記を書きます。何故今(11年後)の今になって…?しかも何故この文章を…?というのは最後に書きます。

 

夜に

 FF13は2009年の12月に発売されたゲーム。多分発売すぐに買ってもらって(自分で買ったのではない)やり始めた。多分夜のことだと思う。最初の導入部、下界〈パルス〉へと強制移送される電車が封鎖区画ハングドエッジに入ったところで動き出すライトニング。照明が落とされて暗い車内や、人々に遺棄されて今や住む人がいない立ち入り禁止区域のハングドエッジの色が、リアルタイムの〈夜〉と混ざり合って綺麗だな、これを早朝にやるなんて勿体ない、夜に始めないと、と思った記憶があるからだ。当時の記憶は今はこれ以上引き出せないけれど、遊んでいくうちに思い出してくることがあるだろう。それを楽しみにしている。

 

語られすぎない

 FF13は情報量が多いなと思う。ストーリー上で語られている言葉だけを拾うとまるであらすじが理解できない。

  • ライトニングは何故、遺跡の中にいる下界〈パルス〉のファルシ人智を越えた存在。魔法が使える)を目指すのか
  • サッズは何故ライトニングに追随するのか
  • パージとは何か
  • 何故人々はパージされなければならないのか
  • スノウの婚約者が下界〈パルス〉のファルシが眠る遺跡にいるらしいが、何故?

 とか諸々が、ストーリー上ではあまり語られない。謎過ぎる。それを補完するための情報は別途提示してあって(設定資料みたいなもの。百科事典好きにはたまらんね)それを熟読してようやく状況を理解する、という感じ。これがめちゃめちゃ面白い。

 要は、語られすぎていない、ということ。説明口調にならないということ。これ、ゲームを遊ぶ上で不自然に導入されがちなチュートリアルを極力排した形になる感じ。誰もプレイヤーに親切ではないことが、心地よく感じてしまう。例えば、海外料理の食べ物屋さんに入るときの感覚と一緒。可愛い子には旅させよ。なんか違うな。

 

好き勝手

 こう、感情の置き場に困るというか、発言が行動が、ちょっとちぐはぐに思えてしまうのはFF13の特色で、寡黙なライトニングはさておき、饒舌なスノウとヴァニラの言動に対するひっかかりが面白い。特にヴァニラについては難しくて、彼女の存在が謎めいているから判断は保留にしたい。

 なんというか、FF13を遊んでいると説明が排除されている分、キャラクターの行動が突発的なものに思えてそういうところが良いなと思う。現実社会ではゲームほど極端な状況にはならないし、魔法もないし、武器すらないし、だから人々の行動を見てそこまで驚くことはないけれど。情報の入力→処理→出力(行動)の処理部分がブラックボックス過ぎるのだFF13。でも、人間ってそういうものではありませんか?

 

風景

 FF13は音楽と風景描写がとにかく素晴らしく、11年後の2020年に遊んでいてもちっとも見劣りしない。第一章は封鎖区画ハングドエッジが舞台。魔法を動力にしたマシンがそこかしこで動いていて、爆風や砲撃が止まない戦場。遠くに見えるハングドエッジの遺物に対する説明は当然なく、一章が終わればもうこの場所にやってくることは無い。一本道と揶揄されるFF13は、徹底的に一本道だ。それを私は出来ることなら肯定的に捉えたい。一本道、それでいいではないか。時間の流れだって巻き戻せないんだ。

 その他にも、例えばヴァニラが使う武器が昔から好きだったとか(でもこれは二章で初めて登場するので、二章の時に書く)ライトニングの武器の収め方が好きだとか。思えば男性陣は、露出抑えめで厚着なのは何なのだろうね。反対に女性陣の軽さは。

 

体験を書きたい

 さて、日記もこの辺にして最後に。

 どうして今更になってFF13をやっているかというと、うちにあるゲーム機、一番最新がPS3でして、持っているカセットのうち一番遊びたいなと思ったのがFF13だったからです。ちまちま遊ぶ分にはそれほど時間を取られないし(せいぜい30分程度)夏だし。

 そしてどうして日記を書くのかというと、楽しいからです。もう少しゆっくりとゲームをしたかった。昔はストーリーをこなすことに精いっぱいで細かいところまで楽しめてなかった。それでは勿体ないと思ったし、ゲームにせよなんにせよ、じっくりと味わうというのは面白いと思った。せっかく遊ぶなら存分に楽しみたい。そういう気持ちがあって、それならば自分が感じたことを文章にするのもアリかなと思った。はやさに抗うのもいいのではないでしょうか。

 

 ということでFF13日記 第一章はこれにて。

(ちなみに第十三章までストーリーはあります。どうかな。)

 

ファイナルファンタジーXIII - PS3

ファイナルファンタジーXIII - PS3

  • 発売日: 2009/12/17
  • メディア: Video Game