今日はノートの話。
ところでだけれど、国語の授業は夢がある気がします。そもそも何をしていいかわからないところありませんか。現職の国語の先生どうですか。非常に抽象的なものを扱う授業、という印象です。
そんな国語の時間の思い出は、小川洋子さんのエッセイでした。多分国語の授業で利用したのだと思いますが、そうでなくても国語の教科書に載っていて楽しく読んだ記憶があります。『博士の本棚』というエッセイ集に該当のエッセイが収録されていることをつい最近知って、図書館で本を借りねばと思っているところなのです。(「私の愛するノート」という話です)
ノートに文字を書くことが好きだった
昔からノートに文字を書くことが好きでした。日記とも言えない、ただの散文、落書き。その時思ったこと、見たこと、聞いたこと、未来の話。なんでも書いた。ただそれだけ。ストレス発散方法であり、習慣の1つ。崇高な儀式でもないし、そこから何か生まれることもなかったですが、(例えば物書きになるなんてこともなかった)。
言葉ではなく「文字を書くことが好き」と書きました。言葉も好きだけど、文字を書くことが好きなんだよな。漢字とひらがなとカタカナを書くのが好きなんだ。アルファベットはいまいち自分がしっくりする形で書けなくて、だから英語のノートは好きじゃなかった。好きな漢字は「静」で、好きなひらがなは「か」で、カタカナは書くのが難しい。「ワ」と「ク」が一緒になってしまう。
・・・。そんなことを書きたいのではなかった。ノートに文字を書くことが好きで、転じてノートと筆記具も私は好きになりました。
ノートを破棄した
しばらく前のことになるけど、今まで書き溜めていたノートを一括廃棄したことがあって。なんでだったかは忘れた。多分自棄っぱちだったのだと思います。そもそも書いたはいいものの、書いたノートを読み返すことがあまりなかったので捨ててもいいやと思ったし。私にとっては書く瞬間が楽しいのであって、その生成物が特別好きなわけではなかったということもあります。
ノートを破棄して、私はもう一度「ノートに文字を書くこと」について考えてみることにしたのは実は2018年からで(真面目な物言いだけれど、要は一日のうちにノートを開く時間を作ろう、あとはなんでも書けばよろしい!!ということを自分との約束にしただけのことです)だいぶ落ち着いてきた気がします。
私とノート。ちまちま書いているうちに、ノート更新の時期になった(使い切る前に他のノートに目が移りがちだった私にとっては、最後のページまで使い切れるというのはとても珍しいことです)ので、文房具コーナーで熟考。初めてお目にかかるけれどなかなか気に入ってるノートをご紹介します。
ライフ ポケット付きノート A5 青
ライフといえば、朝の情報番組「ZIP!」内のコーナー「MOCO’Sキッチン」の速水もこみちさんのレシピノートとして使われているあのノートが大変に有名です。
紳士なノート、MDノート、ツバメノート、そしてライフのノーブル(ということを初めて知った!!!)が大御所という感じがしています(私の中では)。その中だとツバメノートが一番手軽で大学ノートという感じの素朴なデザインです。そちらも私は今使っています(一体ノート何冊持ち…?)
ライフと言えばあのノートだけれど、今回はこちらを手に取ってみました。リングノートはあんまり持たないのだけれど、重厚感あふれるデザインにドキドキしてしまいました。
かっこいいいいいいいいいいい。
リングがダブルで落ち着いた金色というのがかっこよくないですか。とってもかっこいい。表紙もかためな厚紙でシックな青色。うっとりしてしまいます。書き味も滑らか。ちょっと透けちゃう紙質だけれどそこまで気にならないレベルです。
決め手になったのは、ページの最後にポケットが付いていること。ここには自分の好きな写真とかポストカードとか、気分に応じてその時々で入れ替えしたいと思っています。チケットとかレシートとかかさばらない程度に収納することができつつ、オシャレなポケットです。
リュックを買った時にも書いた気がするけれど、「買う」という行為は時に「選択」することであって、未来のことを考える時間。自分が今何を求めているのか、商品を選びながら模索していくこと、その効用は侮っちゃいけない気がします。少なくとも私は大切にしたいなと拘っているところがありまして、定期的に文房具にお金つかってしまいますね。文房具に関しては節約志向がまるでない…。
今日も明日も「ああ~このノート素敵~」と思いながら、私は何かを書いていくと思います(愚痴とか嫌なこととかたくさん書きます(笑)もちろん嬉しい事とか美味しい食べ物のこととかも)。この楽しみだけは、パソコンでもスマートフォンでも味わえないものですね。