根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【VERIVERY】多様性を提示する/『VERI-US』感想

 ちょっと私どうしちゃったのよ…ってぐらい頭のてっぺんまで沼にざぶん状態なので、本当にどうしようもないです。疲れたのでほどほどにします。これ書いたら多分落ち着くから(絶対嘘)一生懸命書きます。魂を鎮めよう!!!(前も言った。全然鎮まらない)
 何故こんなにVERIVERY~~~って言っているのかというと、良いからです。連日がっつーんとバットで頭を殴られた状態が続いていてね。コンセプトフォトらへんでスン…と落ち着いたとこがあったのだけれど、多分ね、眼鏡ヨノ君の写真が全世界に公開されちゃったから、あれが完全に私の頭のネジをぶっ飛ばしたのだと思うのよね。

 ということで、今回はアルバム感想です。全部好きなのだもの~良い~。なお、アルバム一応頼んだけれどいつ届くかよくわからない〜。無駄に長く、段落を設けるのが苦手な人間の文章です。

 

 

1. Ring Ring Ring

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 昼食を買いに、寒風吹きすさぶ晴天の下に出てこれ聴いて歩いていたのですけれど、ミンチャン君の「Baby 気分のいい朝 僕に挨拶してドキドキさせて」という出だし聴いて思わずふふっと笑みがこぼれちゃった。あまりに嬉しいと私という人間ふふって笑っちゃうよね。ふふっ。(←完全なる変質者)Super Specialに引きつづき、ニュージャックスウィングというジャンルらしいのですが、もうVERIVERY君が歌ってようがいまいが、多分私この雰囲気好きなんだよと思って調べることにします。ずっと思っていることだけれど、音という目に見えないものに対して「バラード」とか「ロック」とか「R&B」とかよくそういう名前をつけてジャンル分けできるよなぁ…。音楽のこと全然わからない。多分こういうキーでとかリズムで、とかそういう部分で区別がつくのだと思うけれどさ。話が逸れた。ということで好きです。リズミカルで躍動感あるこの音楽が。人生の負の感情とか一切ないこの世界観が好きです(一方それしかないVIXXの数々の音楽も大好き)。
 Ring Ring Ringについては別エントリで本当にリリース直後の印象を書いたので、デビュー後の華々しいステージなども見たうえで感じたことを書いていければと思います。それにしても、この曲のBメロ(ヨノくんとケヒョンくんのパート)で毎回泣きそうになるの本当にやめたいのです。


 まずはメインボーカル、ヨノ君。本当によく歌う子なのだこれが…。ちょっ歌いすぎwwwって笑いがこみあげてきます。ラストサビなんてみんなで歌いましょうパートなのに、ヨノ君のバックコーラス(というのかな?)の声が浮いているというね…後ろで何かしらヨノ君が歌っているのですよ、皆様聴いてください。あと連日音楽番組に出演してますが、デビューから全員結構歌ってるので聴いてあげてください。ヨノ君は歌が上手いと思うのだけれど、わかりやすい目立つ歌の上手さじゃなくて、ごく自然に歌が上手いなぁ…という印象です。私が歌が上手いなぁと思っている(というか好きなのだけど)のは例えばgugudanのセジョンちゃんとかはもう「歌が上手い」ってのがわかりやすいなって思っていて。それよりは例えばー、SEVENTEENのスングァンは歌が上手いんだよ。上手いのだけどごく自然に歌が上手いの。当たり前に。で改めて「歌うめえ」と思わないわけです。いや思うのだけど、ごく当たり前の上手さなんだよな(意味がわからない)。それよりはドギョムさんの方がわかりやすい歌の上手さで。「上手い」というのは、私が「味がある」と考えるだけの問題か。とにかく「自然と上手い」それをヨノ君には感じています。でも誰がすごいとかその人よりはすごくないとか意味がない論争ではある。みんな歌が上手い。その尊さは比べるのもおこがましく、大事に大事に聴くことが良いのです。とにかくたくさんたくさん当然のように歌うヨノ君が私はもう好きです。あとパフォーマンスもすごく上手くてね。愛嬌もあるし楽しそうだし新人なのかよっていう仕事ぶり。
 次は~ケヒョン君~。くっそ~化けやがって~好きだ~。彼は位置づけ的にはリードボーカルだと思うのだけど、リードボーカルとして150%の仕事ぶりといいますか、その安定さが素敵です。あと声が可愛いんだよなぁ。きちんとわかりやすい声を持っている、似た歌い方、声の持ち主がいないってのがそれ自体で才能で、その点VERIVERYはリードボーカル陣が本当に天才なのです。真っすぐよく通りスッと胸に染みこむ歌声のヨノ君と、どちらかというと心にガッと爪痕立てる系、ひっかかる歌声のミンチャンケヒョンの組み合わせ、バランス…えーん(泣)。ケヒョン君って多分運動神経抜群お兄さんでダンサーとかラップしてそうなかっこよさ(Ring Ring Ring仕様なスタイリングの場合)なのだけど、ボーカルってところが良いのです~。あ、歌の感想。可愛いんだよな。本当に声が。きゃぴって感じではないのだけれど、この可愛さが上手く表現できない。あんまりケヒョン君の声っぽいK-POPアイドルを思いつかないです。ポケモンでいうデデンネをちょっとグレさせた可愛さ。ケヒョン君って絶対でんきタイプだと思う(髪色のせいです)。Ring Ring Ringではヨノ君と対比する感じでこの曲の骨組みを作っています。フレッシュさ担当でもあり、しっとりと弱さ?心細さも歌えるという多彩なボーカルが実は魅力だと思います。この子もふっつーに歌ってっけど動きながらよく歌えますね…すごいね偉いね。
 ミンチャン君~。ミンチャン君はあとで多分~ものすごく書くから~ほどほどに~。掴み担当、独特な声をもつミンチャン君です。某先輩グループのオタクさんの声に似てるとの噂です(←私が言っている)。Ring Ring Ringの発音がちょっと勇ましい(うぃの音が聞こえる。りぅぃんりぅぃんって感じ)のが好きです。にしてもパートが少ない!!!今回の文章の裏目標は「ミンチャンを布教する!」だから本当によろしくお願いします。Super Specialがミンチャンは強かったのでバランス調整もあるのでしょうか。まあ他のアルバム曲でこのお兄さん盛大に弾けているのでその辺りもぜひ聴いていただけるといいなと思います。
 次~ホヨン君。Super Specialからのデビュー曲で驚いたといえばホヨン君とカンミン君でしょうか。ホヨン君がラップ担当と知った時「大丈夫かいな」と思ったところがあって、ほんとのほんとのラップ担当なのかダンス寄りのラップ担当なのか違うのか、よくわからなかったのですね。でもラップ担当だった~(加えて多分ホヨン君は踊るのが大好きな人~)えら~い。全体的に音楽に乗るのが好きそうなメンバーだな~と思っています。特に自分のパートでキー上げて一気にテンションあげるところが好きです。えーそれ歌うの?という驚き。音楽番組でもきちんと歌っていて偉いね偉いね、っていつもニコニコしながら見ています!!動のホヨンと静のドンホン、と私は自分に言い聞かせてVERIVERYのラップ&ダンス担当を見ています。あと表情演技が比較的上手いメンバーなので見ていて楽しいです。VERIVERYはヨノホヨンあたりが特に表情演技が上手いなぁと思います。曲に合ってる感じが。
 そしてわれらがリーダードンホン。ドンホンはAlright!で私が暴れるつもりだからそんなに言わないけれど、可愛いじゃなくてあくまでかっこよさ、クールに能力値全振りする姿勢が好きです。特にRing Ring Ringはうきうき楽しそうなホヨンのラップとの対比でクール値MAXにしてるのが面白い。中身JKなのに。そこがこのリーダーの面白いところかなと思っていてまだまだ謎めいているところかと思います。緊張しいなのかまだがちがちしているところがあるので、これから活動していく中で解凍していくのか楽しみにしています。
 ヨンスン~。シークレットヨンスン~。ほっとする素朴さが本当に良いのでこれからもそういう感じでいてほしいです。パートは少ないのですけれど、VERIVERYの未来はお兄さんたちとヨノ君が堅実に道を作ってくれるから、ヨンスン君は人をVERIVERYへ誘う最終兵器としてそのままでいてほしいし、カンミンとヨンスンがどうなるかでVERIVERYの未来はもっと面白くなる未知なところがあるから本当に見ていて楽しいです。カンミン君の未知は本当に未知だけど、ヨンスンはこれからもどんどん彼の魅力が知られていくのだろうな?という現時点でのポテンシャルの高さが知られてないことへの未知だと思います。ただ一つの変わらないヨンスンでいてくれ。やっぱり緩急のつけどころがあるのも面白くて、整って滑らかな曲もそれはそれで好きだけど、あ、ここすごい!というポイントと、ここほっとする!というポイントがあるとジェットコースターでとってもエンターテインメントだと思います。ヨンスン君の「ととと」はその点すごいね。最高だね。
 末っ子~カンミン~。存分に暴れて美味しいもの食べてぐっすり寝てくれ~。以上!

 

2. Flower


 多分今回のアルバムで一番好きな曲です。ミンチャン君優勝曲だから。

 結構聴き分けが難しく感じるのだけれど、ミンチャンはわかる気がします。あとヨンスン君の声がよくわかる曲です。声が特徴的というよりは、歌い方がただただ優しく自然な、まだまだ磨かれてない感じが目立つような。別に下手ってことじゃなくて。逆にRing Ring Ringのノリでいくとケヒョンどこ行った!?ってなります(これは私のリスニングがすごく悪いからって気もするけど)。あとどことなくSEVENTEENっぽいと思います。彼らが歌っていてもあまり違和感がないアプローチな曲。そしてドンホン君単独ではないけれど作曲も作詞も携わっている曲。すごくないか。何がすごいって「音楽やパフォーマンス、ビジュアルだけでなく、作詞・作曲、映像制作などを得意とするクリエイティブなメンバーで構成されたボーイズグループ」という建前?があるのだけど、特別に強調することなく淡々と制作に携わってきているところがすごいなと。別にそれをグループのアイデンティティにする気も無さそうってのが良い。一番音楽をしてそうだったミンチャンではなくダンスの鬼なドンホン君なのかよ騙されたのだけど!という気持ちです。踊れるし音楽にも関心あるのかー。すごいわー。

 私的胸が痛い哀しみソングはNCT127の「Back 2 U」とONFの「Incomplete」なのだけど、それらの曲は多分私の中の「どうしようもなさ」というポイントを突いてる曲。そんな「どうすることもできない」で「現状維持」で自分をどうにか保たせようと言い訳がましさも見られる健気さが私はすごく好きです。なんというか、学生時代に聴きたかった曲ですね!和訳されたものを拝見したのですが、どんどん変わっていく君を見ながらそれが手に入らないと思ってていて「君を見てるだけで幸せだけどね」と言ってしまうこのどうしようもなさ。くうー。

 

3. F.I.L

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 元気な曲より寂しそうな曲が似合う男ミンチャン。また出だし芸人ですか。私がそういうの大好きって知っててやってるだろ!(ありがとうございます。)多分ミンチャン君はグループとして信頼できるボーカリストで掴みやすい声の持ち主だなのではないかと思います。曲の出だしって結構大事だし緊張するというか、どのように聞き手を曲の世界に引き込むのか、色々と作曲する側は考えたりするものなのだろうかと思います。そして、やっぱりヨンスン君の声がええんや。本人の人柄が曲に声として溶け込んでる!!!みたいな声ですよね。

 ところで私気になっているのですが、ケヒョンが台頭するとミンチャンが引っ込む、みたいな法則ありますか。バラードのケヒョン君もすごく良いのです。デビュー前の動画貼っておきますか。Ring Ring Ringと全然違うやんけ君たち…。偉いわぁ…。歌がまだまだというわけでもなく、この子まだまだこれから伸びるぞーわーい、という静かなわくわく感をケヒョン君には感じているので本当に楽しみですね。

 

4. Alright!

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 とにかくヤバいソング。色々とヤバいです。具体的なこと言うと、私『VERI-US』聴きながらジョギングしていたのですが、Alright!のヨノ君の出だし聴くと毎回毎回「ふふっ」って笑っちゃうヤバさです(つまり私にとってはこの曲がとても愉快なことで楽しくなっちゃった、そういう曲だということです)。ヨノ君強すぎ楽曲。F.I.Lのヨノ君モードでいくとだいぶしんどい。大好きです。

 これがあることで『VERI-US』というアルバムは本当にVERIVERYの多様性みたいなものが存分に味わえるアルバムになったなぁという印象です。そのアルバムの隠し味、必殺技、深みの象徴、みたいな曲です。
 こういう曲になると「ヨンスンどこいった…」ってなっちゃうけどそんな中でもヨンスン君を探すのが楽しいですね。この曲はドンホン君が本当にかっこよくてこの曲には合っているなぁという印象です。ダンスもすごく素敵。VERIVERY君はそこまで背が高くないけれど、みんな恐ろしく華奢で脚の細さとか見るたびに慄きます…。体型の違いって私は肩幅で判断してしまうので、その点でも比較的みんな揃ってるの、よね…?アルバム通しで聴きながら思うけど、どの曲でもパフォーマンスになるとひたすらホヨンくんが楽しそうで、多分そういうお兄さんなんだよね。楽しいね。
 でもこの曲でいっちばん好きなのはミンチャン君の「あ~チンチャぁ~」ってところと、2番Bメロの歌い方なのです。めっちゃかっこよくないですか?1番のケヒョン君がさらっと歌っている(それもまたかっこいい。この子あんまり「できない」ってことが無さそう)のに対して、ミンチャン君は雰囲気を作って声張り上げてて、なんか聴いていて愛おしい。テンションをあげて「それっぽい」を演じてくれているのがとても良いです。故にAlright!ではこのパートを楽しみに聴いています。各種音楽番組で「Alright!」も披露してくれているのとっても嬉しいのですが、すごく悔しいのは2番はカットされちゃうのですよう…ミンチャン君最高なのに。
 いっちばんかっこいい曲だと思います。エレキギターがすごくかっこいい。ん?ベース?ベースかな。これアレンジも楽しめると思うし、この先も事あるごとに歌ってほしいです。経年変化といいますか、ちょっと背伸びして歌っている(特に末っ子のカンミンとか)感じから、曲がしっくりと体に慣れて大人の味が出る、みたいなタイミングでもう1回披露してください(それJellyfishに投書すればいいですか?)
 それにドンホン、ケヒョン、ヨノが作曲に携わっているのもすごいし、作詞についてはVERIVERYだから多分メンバー全員で考えたところもあるのだろう、そういう遊び心がありそうな言葉も歌詞も練りこまれているような気がして楽しいです。

 

5. Super Special(Acoustic Ver.)

 

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  夢を叶えてくれたよーーーーー!過去の私ーーーー!生きてーーーー!

 いつ録ったものかはわからないけれど、初々しさもあるのが良いなぁ…と思います。私は完成されたもの、整っているもの、すごいものを聴きたいし見たいしそこにお金を払いたいのだけれど、でも一方でその時にしかできないことが絶対あるというのが私の信条だから、デビュー前の不安と期待がたっぷり込められた状態でこの曲がリリースされたことも良かったなぁ、と。これ、MELODESIGNさんがアレンジしてくれたんですよね、Jellyfish‼(MELODESIGN様は先輩グループVIXXやgugudanにも曲を提供してくれているのです‼)

 

 

 ここまで長々とアルバムの感想を綴ってきました。基本的に私はグループ全体が好きだし特定の誰かがすっごく好き!ってことはなくて、それぞれの良さを楽しむスタンスですが、記述に偏りがあった場合は申し訳ないです。ラップとかは私があまり重きを置かないポイントなので記述が少ないかもしれないな。

 カンミン君とか全然書いてない気がしますが、なんというか現時点でまだわからないってのが大きな理由です。私は音を聴くのが好きなのでどうしても「この人のこの歌い方が!」というポイントで盛り上がりがちです。故に声に特徴があったり私の中で引っかかるメンバーはどうしても印象に残ってしまう。反面、今回のアルバムではカンミンちゃんどこ歌ってんのかなーと時々思ってしまうくらい曲に溶け込んでいるし、これがカンミンの歌い方だ‼ってのがまだ無いような気がするのです。というか私が決めつけたくないだけかも。ポンコツ耳ですね…。「この子、どう来るのかわからない…」ってのがカンミンの今の魅力であり、カンミン君自身の、そしてVERIVERYというグループの未来だと思うので、「美味しいもの食べて、ゆっくり寝て、舞台で暴れまわってくれ!」と私は切に願いします。「こうあるべきなんだよ」って誰かが言わなくていいし、「ああなりたいなぁ」という気持ちをほのかに抱きつつ、ただ元気な姿を見せてください(なんだこれは母の文章か)。

 

  〇〇らしさというのはこれから自然と滲み出て他と区別がつくポイントになると思うけれど、現時点でVERIVERYらしいところってなんなのだろう、と私は電車に揺られながら考えます。「可愛らしい」?。年齢というよりは、それぞれ絶妙な独自の可愛さポイントがあるような気がしています。まあ、皆さん私より年下だからかもしれないけど、でも同じように年下のメンバーで構成されているグループでも「かっこいい」とは思っても「可愛い」とは思わないこともあるので、やっぱりVERIVERYらしさにはなるのではないでしょうか。あとSuper Specialに続いてノリやすい音楽とダンスをそのまま楽しめる雰囲気が続いているのもいいです。こう、街歩きにぴったりなんだよ!(←強く主張する!!!)

  ということで、私はVERIVERYが闇落ちする未来を全く想像してないし期待もしてないです。もし一転して先輩みたいな風になったら事務所にポストイットを貼りに(以下略)。私はがっつりアイメイクしたエンさんに見下ろされたいけれど、闇に染まったヨンスン君とか見たくないよ。君たちは綿あめみたいだもん(一体何を言っている…?)でも捨て鉢なヨノ君とかちょっと気になるかも…。

 

 とにかく、君らの歩く道ができるだけ楽しく充実したものでありますように。

 このアルバム、聴いていてとても楽しいです。

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