事の発端は、インスタントカメラの「写ルンです」を買って散歩しながらパシャパシャ写真を撮ったものを現像したことでした。
私による私にとっての写真集(「私の」ではありません。私は自分が写った写真など持っていないからです!!!あくまで「私によって」選別された写真が使われた「私のための」写真集です)は良いぞ!!!という文章です。(小声)
事の発端は「写ルンです」
事の発端は「写ルンです」でした。
多分この日だったと思うのですが、
せっかくお出かけするのだから写真でも撮るかぁ…と思い、インスタントカメラの「写ルンです」を買ってパシャパシャ写真を撮りながら会場に向かっていたんです。
写ルンですを使ったことがある人ならわかると思うのですが、あれって現像しないとどんな写真を撮ったかわからないのです。何枚撮ったかはわかりますけれど、写真の構図やピントも明るさも出来栄えが全然わからない。それがインスタントカメラの良さだと私は思っていますが、とにかく撮り終わったら現像しなければなりません。後日写真屋さんに駆け込んで現像してもらいました(最近はネットで簡単に安く現像できるらしいので、今後はそちらを利用することを検討中)
実際に現像したものを「あー暗くて何写っているかわかんねえな」とか「お!意外と良い出来」とか、確認するのはそれはそれで楽しかったです。またやってみたいです、なのですが。本題はそこではなくて。
現像して物体として写真があるのとないのとでは感想がまた異なるものだなーと思ったのでした。写真って私自身はあまり好きじゃなくて家にある写真を一度全部ゴミ箱に放り込んで捨てたなんて苛烈なことをしちゃった思い出がありますが、それは「写真が好きじゃない」ではなく「その写真に写っているものが好きじゃない」だったのかもしれません。あとは知っている人が写っている写真はなんだか恥ずかしくなる、とか。
何が言いたいって、写真は嫌いじゃありませんでした。好きな写真はたくさんあった。それを現像して実際に紙っぺらに印刷されたものを手に取って再認識しました。
無料で印刷どうぞ
ということで、写真を現像する楽しみを味わってしまった私。定期的に撮った写真は現像でもするかな、今は気軽に綺麗に印刷できることだし(多分家でもできるしコンビニでもできるのか?無料ではないけれど)と思っていた矢先。思いがけない機会を得たのです。
簡単に説明すると、携帯の機種変更をしたおまけに「枚数は限られているけれどお店の機械で好きな写真印刷していいですよ」サービスがついてきたんです。やったぁ。操作が簡単で、スマホの写真を機械に取り込んで画面で選択してOKを押せばはいできあがり!!!
私による私のための写真集を作ろう
思いがけず写真を手にすることができてしまった私は、しかし困っていました。だって写真をどう保存すればいいかわからない。現像も結局はそこに行きついてしまって「じゃあ現像したものどうするの?」ということになると思います。が、私は「写真集にすればいいんじゃない?」とそこで思いついたのでした。自分の好きな写真だけをまとめたアルバムを作るのです。作ってみました。
まあねえ…自己満足の世界なんですけれど。
でも自己満足+αの効果があると思っているのでその点だけ喋って終わりにします。
自分の好ましいものを視覚的に把握できる
写真集?作りのルールは1つだけ。「自分が「良い」と思った写真だけ使う」。技術的に優れているとか題材がいまいちとかそんなものはこの際どうでもいいです(だって私の写真(写真左上)、吉野家のねぎ玉牛丼ですよ)。自分が「良いなぁ」と思った写真を使ってください。それ以外も大切な写真なので別に保管するとして、選抜した写真を後は台紙に挟んでいくだけです。ちなみに私が使ったアルバムはこれ。
多分もっと良いアルバムはあると思いますが、すぐに飽きることを見越してこちらにしてみました。
やってみて予想以上に楽しかったです。というのも「好きだな」と思った写真は気に入った写真しかないので見ていて楽しいですし、何より視覚的に自分が好ましいと思っているものが把握しやすいってのが良いです。
例えば私は食べることが好きなので食べ物のおいしそうな写真が多いです(笑)あとは立派な建造物もよく写真に撮っているらしく、観覧車とか面白い外壁のマンションの写真があります。それ以外だと、植物と路地の写真が多い。気に入る写真も多いのです。確かに撮りながら思い至るところはあるけれど、いざ撮られた写真を見ていると自分が好む被写体の傾向が把握しやすいです。
そこから次は全く撮っていないものを撮ってみようと思えたり、逆に自分が好きなものをたくさん撮ってみようと思えたり。写真を楽しむ点でも自分の写真集作りは悪くない試みかなーと思います。
多分元気がない時でもとっつきやすいと思います。文章を読むのは怠いけど、ビジュアルでパッと目に飛び込んでくる写真はわかりやすくて疲れない気がします。何も考えたくないとき、かつて食べた美味しいパフェの写真があったら「あ、もう少し頑張ってパフェ喰いに行こう」って思えると思うんです。でも、疲れていたら「パフェ食べる」って発想すらなくなっちゃうから、だから、疲れたなーと思った時、自分を見失いそうになった時は自分の好きな自分の写真を見るのは良いのではないかと思いました。
ささやかに自分だけが楽しむものとして。私による私のための写真集、おすすめかもしれません。