根津と時々、晴天なり

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【ルパパト】#8「快盗の正体」感想

第8話「快盗の正体」の感想です。

開幕ゼロ秒

今回はルパンレンジャーがオープニング0秒で変身していました。時間を無駄にしないスタイル、一言で言うと最高。間延びしない、無駄がないというのはつまり「テンポが良い」ということであっという間の30分となります。集中が途切れず、観終わった後の満足感が高くなります。素晴らしいです。

 

小暮さん怪しい

「ルパンコレクションをすべて集めると、願いを叶えてくれる」怪しすぎます。胡散臭い怪しさにすがることしかできない魁利、透真、初美花の心中を想像するのがつらいです。大量失踪事件の全容がそもそもわからないのですが、氷漬けにされパリンと消滅してしまった人たちは何故、そのような目に遭ってしまったのか。ギャングラーの意図がまったくわかりませんので、そもそも失われた人たちが戻るのかどうかもわからないなーと思います。失踪だけなら取り戻す!!!で済むのですが、割れちゃっているからなぁ、、、戻るのかな。

小暮さんが変装の達人ということも踏まえて、今後の物語に注目です。全然信用できない小暮さん。

 

咲也のデスク

馴染みのお店の店員の正体を掴むべく(そして、意中の人の無実を証明するために)スマホで初美花の予定を聞き出す咲也。彼のデスクが今回明らかになったわけですが、案の定ファイルが乱雑に積み上げられていて、それもまた良き。そもそも国際警察というハイスペックさが求められそうな職に、明るくちょっと抜けていて素直な咲也が就けていることそのものが素晴らしき世界。ちなみに、私は評価がうなぎのぼりの朝加圭一郎の素晴らしさはよくわかったので、咲也くんに注目しようと思っているところ。歴代ヒーローものも、大概青か緑推しなのです。

 

理想の上司っぷり

朝加圭一郎の評価がうなぎのぼりである。彼に関しては「法に触れない、世間の常識を大きく逸脱しない」のであれば、大概の行動は「圭一郎、良い...」に繋がってしまうゾーンに突入してしまったので、それはそれで面白いけれどつまらないところもある。が、朝加圭一郎は毎回外さない。

今回の注目ポイントは、つかさの突拍子もない仮説(あのお店の店員さんがルパンレンジャーじゃないか?)を無下にするわけでもなく、きちんと付き合い、「私が間違っていたようだ」と反省モードのつかさを叱るわけでもなく、そういうこともあるさ、行動が大事だよ、と言うかのごとく寛容な態度。偉い。朝加だけでなく、ヒルトップさんも素晴らしい。こういう上司がいれば、少しは日本社会も明るいものになるんじゃないかと思うのだが...。ぜひ世のお父様、お母様方、よろしくお願いします。戦隊ヒーローを見て、私も自分を顧みよう。(ぺーぺーの平社員だが)

 

猪突猛進

圭一郎とつかさのコンビが引き続き面白い回でもあった。圭一郎を「どうどう」となだめるつかさ、という図がよく見られる構図であったが、案外この2人は似ているのだと思う。この2人が一緒になってカ―っと熱くなると厄介であるが、片方が熱くなっているともう片方がそれを見守り、時に指摘する関係なのだ。そのバランスが良いなぁ...と思った。

 

実年齢

ヒーローの年齢を知ったのは私史上、このルパレンが初めてであった。透真が24歳、魁利が19歳、初美花が18歳だったか。こう考えると、ルパンレンジャーの関係性はゴーバスターズと似ている。wikiによるとゴーバスターズも登場人物の年齢も設定してあった。知らなかった。

この3人は、本人の気質的なところで全く接点がない3人だけど便宜上共闘せざるをえない、というところが今後の肝になると思う。というか今の段階でもその視点で見るとめちゃめちゃ楽しい。趣味も嗜好も考え方も違う3人が、それでも一緒に戦わないといけない。すごい。

魁利と初美花はそれほど年は離れていないが、初美花は魁利の年下だろうなという予想がその通りだったので嬉しい。ちなみに私は魁利と初美花の組み合わせ、関係性が気になっている人間です。というか魁利という人間が割とブレがあって沼案件。

 

 

第8話になっても神回ではない回を探すのが難しい、というか神回じゃない回など無い、やばい作品なのである。ギャングラーの下っ端が巨大化して騎馬戦していたのが一番笑いました。楽しい、ルパパト。