今、カードキャプターさくらの再放送を毎週の密かな楽しみにしております。
この前の連休も、例のごとく録画しておいたものを楽しく観ていたのですが、ふと思ったんですよね。桜ちゃんにはケロちゃんがいて良かったな、って。
ケロちゃんというのは、桜が回収している「クロウカード」の守護者の1人で、本当の姿は凛々しいのですが普段はぬいぐるみみたいな可愛らしい姿で大阪弁でよく喋る、というキャラクター。
こんなやつ。
「カードキャプターさくら」に出てくる登場人物って結構天然な気質の人が多いような気がします。主人公の桜はもとより、そのお父様も友人の知世ちゃんも兄の友人である雪兎さんもまったりマイペースに生きている感じ。それが許容されている雰囲気もCCさくらの好きなところであって、どうか桜ちゃんがこのまま「ほえ~~~~~」って言い続けられるよう神さまお守りください、なんて願ってしまう始末。世の中のつまらないことに染まらないで、君は自分のペースで生きていきなさいね、なんて思ってしまうのです。
桜が桜であり続けられるのは、彼女を取り巻く人たちの存在が大きいのではないか。作品を見ていると桜ちゃんはとても愛されているなぁ...それを曲がることなく享受しながら生きてこれたんだな...すごいなぁ...と思うのです。お父さんやお兄ちゃんの接し方とかを見ていると。
さらに良いなぁ...と思ったのはケロちゃんの存在です。
ケロちゃんってよく喋るし、クロウカードの守護者として桜にカード回収を頼んでいるし監督責任みたいなものもありそうだし、つまり桜に色々と小言を言うこともあると思うのだけど、でも!桜に優しいんですよね。すごく優しい。
基本的に桜を責めないし、叱ってもそれは桜を思ってのことであることがよくわかるから怖くもなんともない。愛のある言葉は、響く。多分。
何かにうまくいかないとき。つい自分に原因を見つけてひたすらに落ち込む夜に、ケロちゃんが欲しい。甘やかしてとは言わない。ただ「お前頑張っているよ」って言ってくれれば。
すごく鬱っぽい内容言いましたが、CCさくらの優しい世界が私は大好きです。あとは知世ちゃんのオタクとして何か突き抜けている潔さに痺れるし、兄貴うざいけど優しい~~~って思うし、小狼くんの純情っぷりに泣けるし、雪兎さんは確かに初恋の人たる包容力があるよねすごくわかる、という楽しい金曜日を過ごしております。