根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【AKUM】夏。ノスタルジー。/楽童ミュージシャン「DINOSAUR」

 まずは「天才かよ...」と思いました。あ、楽童ミュージシャンのお話です。

 その次に胸に立ち込めていた霧がパーッと晴れました(比喩ではなく割と本気でそう思ったその時私めっちゃ疲れていたんですね色々と)。これだから音楽を聴くのは楽しい。K-POPも楽しい。もっとこういう瞬間に出会いたい。そう思いました。その辺を書いていこうと思います。

 楽童ミュージシャン「DINOSAUR」

 いつの間にか曲を出してくれていた楽童ミュージシャンのお2人。

 ティーザーを見た限り「え、ほ、ホラーなの?」と思ったけれど

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 そうではなかった。これは「冒険譚」だった。

 

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 ミュージックビデオの世界で広がっていたのは、少年少女のひと夏の思い出。未知との遭遇。冒険。

 そのうちに、なんだかどうしようもなく感傷的な気持ちになってきた。ああいいなぁ。夏休み。私ももっともっと小学校の頃から楽しむべきだった。学校の自由開放のプールで泳ぎたいし山に出かけて誰もいないような神社の石段でアイス食べたかった。

 でも、あの夏はもうやって来ない。二度と来ない。ちょっと悲しい。

 

 楽童ミュージシャンの曲はHOW PEOPLE MOVEが滅茶滅茶好きでよく聴いている。本当はデビューの曲から遡って聴きたいけれど、その前に新曲がやってきてしまった。なぜ滅茶滅茶好きなのかというと、歌詞がとても面白いなのである。お兄ちゃんの作詞なのだろうか。選ぶ言葉が面白い。表現が独特で、愛らしく、子どものような素朴さがある。気楽だし不思議だし「そうだね」って頷きたい。

 ちなみに私が一番苦手なのはギラギラした太陽みたいな曲だ。真っ当に恋を歌い上げる曲は、あまりに健全すぎて眩しくなってしまう。

 新曲「DINOSAUR」もまた、とても面白い表現で溢れているようだ。自分で訳せるくらい韓国語に明るかったらよかったのだけど...。

 私にとって幼い頃怖かったのは「恐竜」ではなかったけれど、歌詞で歌いあげられているように怖かったこと。夜飛び起きてしまうくらい怖いもの、記憶にある。

 それは自分が死ぬことだ。

 夜、1人で布団にくるまりながら、このまま眠ってしまって二度と目を開けることがなかったらどうしよう。ああ死にたくない。絶対死にたくない。死ぬのってどんな気持ちがするのだろう。そんなことを考えたら絶対眠れなかった。あとは、高熱が出たときだったかな、真っ暗な部屋に閉じ込められて四方八方の壁から青い目が出てきて自分の事を見ている夢を見たときも気が狂いそうになったなそういえば。泣いて飛び起きた記憶がある。

 まあ、この「DINOSAUR」はそんな怖い曲ではありません。むしろ、冒険を爽やかに歌い上げた素晴らしい1曲です。感動しました。

 

 楽童ミュージシャンもまた、どんどん曲を出してほしいアーティストでありまする。

 まだ若い兄妹なんですよね。お兄さん96年生まれでしたっけ?妹のスヒョンちゃんは99年生まれ?マジかよ...輝ける才能しか見当たらないですな。であれば、もう時が惜しいじゃないですか。もっと曲出してね。ずっとずっと。