タイトルの通りです。
VIXXのお兄さん方の『Black Out』のステージパフォーマンスが好きで好きでたまらないので、今日はその想いを語りつくす内容です。よろしくお願いします。
こんな韓服っぽい衣装も素敵だけれど、ごりごり決めてくる衣装も素敵だなぁ…。
対象の動画↓
音源&ミュージックビデオの公開が5月15日。
カムバック初週の5月18日Mカウントダウンでのパフォーマンス映像です。
まず私が言いたいのはこちら。
『Black Out』フルのパフォーマンスが少ない問題
非常に少ない。悲しいことにフルのパフォーマンス映像があまりに少ない。というかMカ以外公式ではもしかしてフルパフォーマンス映像はないのかもしれない。なぜ？なぜだ！
『Black Out』は活動曲ではありません。音楽番組で主にパフォーマンスするのは活動曲である『桃源境』になります。面白いことに、グループによってはカムバック初週もしくはその次の週くらいの音楽番組においては複数曲パフォーマンスすることもあります。活動曲＋何か、という構成ですね。ちなみに同時期にカムバックしたTWICEは『SIGNAL』のみ？だったかな、どうだったか。
とにかくVIXXもカムバック初週とその次の週ぐらいまでは『Black Out』を披露してくれていたのですが、なぜ、なぜ！？短縮verなのだ！ってことを私は声を大にして言いたい。短縮verじゃ、この曲の魅力は半減だよう…(´;ω;｀)たっぷり心ゆくまで楽しませてくれよおおおお(´;ω;｀)私はVIXXの「2曲目」が好きなんだよおお。
VIXXの「2曲目」が好きすぎる問題
「2曲目」というのは、私の場合「準活動曲」を意味している。活動曲ではないけれど、音楽番組で披露してくれた曲。グループによって何を2曲目とするのかは微妙に違くて、最近面白いなぁと思い始めている。今回のSEVENTEENもそうである。gugudanちゃんとPristinも興味深い。
それはさておき。ここのところのVIXXの「2曲目」は非常に好きなものが多くて困っているのだ。全然本題に入らないけれど、VIXXの「2曲目」問題についても語らせていただきたい。
1. 『Chained Up』活動（2015）
ここでは「Hot Enough』と「Stop It Girl」だった気がする。特に後者の曲が私は大好きでして。どちらも「Chained Up」の禁欲的な中にちらちら見えるエロさとは違う曲というラインナップ。より色っぽく大人だけれどやっぱり上品なムードの「Hot Enough」に、「愛の奴隷」という象徴的かつちょっと現実感からは外れたフィクションさを感じる「Chained Up」とは対照的な、素朴で現実的でよりリアルに感じられてしまう「Stop It Girl」。むむむたまりません。
2. 『Zelos』活動（2016）
活動曲は「Dynamite」。ちなみに神話コンセプト第1作の『Zelos』はインストを除き3曲収録されていますがどれも全く異なるタイプの曲なので個人的には
VIXX初心者に「この中でどれが好き？」って聞いてそこから派生して好きそうな曲をピックアップして沼に落とす
という一連の流れを画策しているのですが、落とす相手もいないので実行には移せていません。何が言いたいって、それぐらいタイプが違う3曲なんだってことを言いたいだけなんですけれど。この3曲でカバーできない曲も当然あるので、主要な曲を送りつけて沼に落とす王道的な作戦ももちろん良いと思います。
『Zelos』期の2曲目は確か「Badbye」。これもたまりません。私はVIXXのこういう曲が好きなんだ！大好きなんだ！えねねんの優しい歌声がこれでもかと堪能できると共にケンちゃんの美声が冴えわたる1曲。ヒョギもこういう曲良いよなぁ。『Dynamite』のほんのうっすら感じるパーティー感とは対照的に非常に落ち着いた曲です。この幅です。このギャップが「2曲目」を楽しむ醍醐味でもあります。『Six Under Feet』も充分「2曲目」にふさわしいクオリティですので、VIXXはすごいです。
3. 『Hades』活動（2016）
そして『Hades』期。足長ダンス第1弾の「Love Me Do」が「2曲目」。こちらも非常に素晴らしいです。バラエティ番組「Star Show」のステージパフォーマンス（Star Show 360 EP.02 'VIXX' VIXX - LOVE ME DO - YouTube）は、未だ記憶に新しいです。マジでVIXXに水を使ったらダメだとあれほど言っただろう（注意：言ってません）。実際このパフォーマンスに気を良くした誰かさんが存在したのか、「水を使ったパフォーマンス」や「足長ダンス」や「えねねんの一人演舞」の要素が「桃源境」へとつながっていくことに私は鳥肌が立ちます。ほんとに感謝しかありません。
思うに最近のVIXXの活動曲の共通点として私が感じるのは「禁欲的」という言葉。肌は見せない。肌の露出ではなくむしろその逆でしっかり服もビシッと着ているのに、しかし色っぽい。健全さの合間からちらちらしているエロさ、ってのが最近のVIXXのパターンなのではないか、と思っています。そして、「2曲目」では、一転刺激的で誘惑してくる。面白いです。「Fantasy」が非常に重厚感ある1曲ですので、これまた見事な組み合わせだと感じました。
3. 『Kratos』活動（2016）
そして3部作最後を飾る『Kratos』。これまでの「禁欲的」と「色っぽさ」の上にさらに「優雅さ」「上品さ」が加わってしまった「The Closer」。その2曲目は、「あああこういうVIXXがやっぱり好きなの！」と思わせてくれる、暗黒モードな1曲「Desperate」。最高か、VIXX。この世の終わり感が楽しめる1曲です。暗黒が染みてくる…。
ここまで「2曲目」について話してきましたが、つまりは「2曲目」も最高だよ、アルバム曲にもいい曲あるんだぜもちろん「2曲目」以外でも、ということが言いたかったのでした。2016年は一連の流れがありますから曲のタイプが似ているのはわかりますが、同じような空気感でしかしどれも良曲だと感じられるVIXX大好き！ってことになるのでしょうかね…。この流れで、それでは『桃源境』の噂の2曲目はどんな曲だったのでしょうか？というお話なのです...(前置き長すぎ）
「Black Out」のパフォーマンス好きすぎる問題
もはや「桃源境」という曲そのものが全く別物、新しい存在なのでそれは置いておいて。「Love Me Do」とか「Hot Enough」が好きな人は好きそうな曲かもしれない。色気が具現化されてるような曲。
そもそも「2曲目」というのが意識されるようになったのはいつからなんでしょうね。というか制作サイドは「2曲目」って意識しているのかなぁ。そこのところどうなのだろう。最近のVIXXは「2曲目」の傾向が割と似ているような気もする。戦略なのかなぁどうなのだろう。
「Black Out」のパフォーマンスについては、「桃源境」以上に楽しんでいるところがある私。その理由はとにかく「ギャップ」ギャップの大きさなのです。
とーにかく、VIXXってのはステージに上がるときと降りたときの差が著しいグループでして。いやステージを降りたときの彼らが素なのかどうかは関係なくてですね、ステージにいざ上がると雰囲気を作りこんでくるといいますか、雰囲気をまとってくるといいますか、すごいんですよ！私はそこがすごいなぁと思っています。私はこの現象を支えているのは「表現力が高い」というよりは「引きずらない」「個性をごりごり出して主張してこない」ってことだと思っているのです。あくまで「コンセプト」に殉じるその姿勢です。VIXXがVIXXであることが際立つステージが、この「Black Out」なのです。
その姿勢を踏まえながら、個別に追っていきましょう。
①N
[MPD직캠] 빅스 엔 직캠 Black Out VIXX N Fancam @엠카운트다운_170518 - YouTube
正直に言うと、この曲のこのパフォーマンスは、えねねんを楽しむ上では私はおすすめしませぬ。それは決してえねねんが手を抜いたパフォーマンスをしているから、という理由からではありません。何度も言いたいですけれど、えねねんについてはあんまりステージ上で気が緩んでいると感じることがありません（誰も気は緩んでないと思うけれど、気が緩んでいるように見えるパフォーマンスは時々見たりもする）。常に気を張って、万全のパフォーマンスをしている、その気迫、というものをいつも感じるところではありますが、この「Black Out」という曲については「んーーー」と思わざるを得ない。それは「Black Out」という曲から感じるものとえねねんからダダ漏れる健全青年っぷりが相反してしまうからです。えねねんについては、曲の雰囲気よりえねねんらしさが事例なのかなぁ…。まあ、でもダンスがキレッキレだし繊細だしパリパリしているからダンスは間違いなく見るけれど。
②レオ
[MPD직캠] 빅스 레오 직캠 Black Out VIXX Leo Fancam @엠카운트다운_170518 - YouTube
ちなみに私は「レオ」さんという人間がよくわかっていない。もうその時点で、「引きずれない」。レオさんという人間は私にとって未知だから、ステージ上ではとにかく想像するしかない。周りにちらばった雰囲気、空気をレオさんにまとめて、想像してみる。レオさんは「緩い」って感じだ。気負ってない感じがして緩さを主張するから結局主張してこない（？）ガンガン張りつめているえねねんとは大違いである。それに体格が体格だから、緩いのにダイナミックというよくわからない状況が発生している。脚の長さとか肩幅のがっちり感とか腰の太さとか、色々とおかしい。VIXXが「個性をごりごり出してこない」とするならば、レオさんというのは一つ考えたい案件なのである。
③ケン
[MPD직캠] 빅스 켄 직캠 Black Out VIXX Ken Fancam @엠카운트다운_170518 - YouTube
ケンちゃん拗らせ病が未だ治らない。ケンちゃんが尊くて、ひれ伏したい、ってのが私の主な症状だけれど、本当にこの動画のケンちゃんについては「うおおおおお」ってなる。そんな自分はだいぶ気持ちが悪く見えていることだろう。
なんだろうなぁ。「Candy」のところの表情が完璧なのと、スタイルの良さが際立つレオやラビに陰に隠れながら、ケンちゃんもだいぶスタイルが良いメンバーであることを感じるパフォーマンス。腕、脚、長い。衣装が衣装なだけに余計長く見える腕は、なんつーか、尊い。くせっ毛でもっさりしててふくふくしていて眼鏡な野暮ったい青年が10年経たないうちにこんな見事な変貌を遂げるのでしょう？どこぞの夢物語なのだ。もはや『Black Out』のパフォーマンスというよりは、ケンちゃんの存在尊いに集約されてしまいます。こうして聴いていると、私の好みの問題だろうけれどケンちゃんの歌声の癖のなさというか、特に高めのキーになるとこの人は強い。レオさんのがんがん響いて感傷を誘うようなバイオリン声も尊いけれど、ケンちゃんの万能さ、どんな曲も物にしてしまうところは、本当に良い。もっとこれからもこの人に歌を歌わせてやってくれ。ケンちゃんも歌うことを楽しんでくれ。
④ラビ
[MPD직캠] 빅스 라비 직캠 Black Out VIXX Ravi Fancam @엠카운트다운_170518 - YouTube
間違いなく世界を抱いている男、キムウォンシク。白シャツ、ぴったりとした黒パンツ、そして丸眼鏡。この人が着ているとなんのことはないファッションだけれど、身のまわりの男性陣をイメージしたり、雑誌の表紙を飾る男性モデルをイメージしてみると、相当しんどいファッションであることが想像できる。シャツにパンツに眼鏡に。すべてはこの日のキムウォンシクのためにあると言っても過言ではない。男子ファンが多いのもわかる。色気ダダ漏れ。超かっこいいもの。ところがどっこい、ラビさんって不器用な人だな～と最近考えている私は、スタイリッシュにイケイケのラビさんを見ながら「不器用ポイント」を探すのが楽しみ。個人的には、腕をバサーっと上げるところとかぎこちない感じがして「ふふっ」ってなっている。あとはラップが「あー」とか「うーん」とか、そういう音を織り交ぜて酩酊状態のようにくらっくらしているところを表現しているのが面白いし、まあ端的に言うとエロいってことなのだろうなぁと思いました。
⑤ホンビン
[MPD직캠] 빅스 홍빈 직캠 Black Out VIXX Hong Bin Fancam @엠카운트다운_170518 - YouTube
しばらくホンビンくんに注目していなかったのだけれど、このホンビンくんはすごいですので皆さんぜひ見てください。
えねねんの優雅でしなやかなダンスを見た後に見ると効果絶大なのですが、がっしがっし、うおおおおおおお、と彼は一生懸命踊るので「ぷはぁっｗ」と私はよく笑っています。それがホンビンくんの素敵なところであり憎めないところであり愛しいところなんですけど。とめ・はねが甘いのがサビのダンスとかで露呈しています。が、それも魅力です。でもそんな緩さ？も、吹っ飛ぶくらい良い。特に00:30付近の首回しと、01:25からのパートですね。これがすごいです。首回しは、えねねんが「On and On」でやってたセクシー首回しを彷彿とさせるやつです。いつのまにそんなことできるようになったんや、ホンビンくん…。そして01:25からのやつは、すごい。まず、舌ぺろってしてますね。すごいですね。あとは、上から下を見ているような目線で瞼のメイクが重ためなのか、そこの重量感がハンパないんどす。端的に言うと色っぽいんです。ものすごく。この一瞬で、色んなものが消し飛びました。恐ろしかったです。
⑥ヒョク
[MPD직캠] 빅스 혁 직캠 Black Out VIXX Hyuk Fancam @엠카운트다운_170518 - YouTube
個人的には、この曲のパフォーマンスはヒョギくらいの重量感が欲しいところなのでMVPはヒョギです。ジャケットを開いて、トントンするところはヒョギが一番上手だし、2番サビに入るときにくるっと一回転するのだけど、それがゆったりしていながらキレも失っていない見事なターンで、私は惚れました。細部の繊細さはえねねんがやはり素晴らしいものがあるけれど、「技」的なものはヒョギが上手いと感じるところも多いです。どっすんどっすんと、パワー系のダンスはヒョギが冴えますね。ヒョギの安定感はそのままVIXXの安定感の向上につながっています。ぐうう恐ろしい子。
ということで、ここまでガーッと語ってきました。
足長ダンスといい、挑戦的な振りといい、どこまでもファンを楽しませてくれるVIXXです。活動曲も素晴らしいですが、それ以外の曲も良曲が多いので多くの人に聴いてもらいたい、というか気になった人はぜひメジャーじゃない曲も聴いてほしいです。好きな曲についてはそのうちまだ別個で取り上げられればいいなぁと思います。
最後の最後に、どーしてもツッコミたいことばかりなので、この動画の感想を一気に吐き出して終わりにしたいと思います。
ここまで見ていただきありがとうございました。
舞台上の神々しさはどこへやらなんでこんなにそれぞれマイペースなのまずルールわかってないじゃんなんでそのまま進めるわけ？ヒョギのできるマンネ感が素晴らしいけれど1対5じゃ勝ち目ないよね意外にケンちゃんがしっかりしていてへーと思った歳なのかなんなのかスタミナがないレオ様に笑えるし自棄過ぎておかしいしラビくん基本的に足ひっぱっているしあのカリスマキムウォンシクはどこ行ったのって感じだしほんとにおかしいこの人たちこの面白さは個々では半分も発揮できないと思うしそもそもバラエティ的などっかんどっかん沸く面白さじゃないんだじわじわ来る系だVIXXのメンバーがVIXXのメンバーすぎて面白いのでぜひみんな見てください。
【まとめ】VIXXって本当に面白い。
