連日K-POPの話題でなんだかなって気がしますがすいません。今日は短いです。ちょっとすごいものを発見しちゃったのでそれだけ語りたくて。
私、「予告」というものがめちゃめちゃ好きなんですね。自分は、簡潔に何かを表現することを苦手に思っていて、感想文なんかもだらだら言葉を重ねることでしか書けない人間なんですけども。その正反対に位置するのが「予告」だと思うんです。
最たる例は映画の予告なんですけど、正直本編より予告の方が面白いとかありませんか?(ないかなぁ。)
最近映画館で映画を見ることも悪く無いなぁって思っているんですけど、元々映画の本編の前に流れる予告が大好きで(笑)予告だから集客の要素もあると思うんですけど、その映画で一番面白いところというのかな、キーワードになるものをズバッと表現しないといけないじゃないですか予告って。そういうわかりやすさ、潔さが好きなのだろうなぁって思っています。
あ、で本題。
K-POPも好きなので、私、MVの予告なんどもみちゃうんですよ。そのうち「K-POPのTeaser選手権」とかやりたいんですけど、それはまた後日。K-POPには面白いことにミュージックビデオというのも重要なコンテンツなのか、予告があるんですよね。それをTeaserって呼んでいるみたいなんです。
VIXXの「Fantasy」のTeaserを見たときに、ああTeaserっていいなぁと思って、少しずつTeaserを集め始めました(笑)
そうしたら、VIXXの「G.R.8.U」(great youだと思います読み方は。韓国語だと「てだなだの」ですね)のTeaserに感激しちゃいまして。すごいこれは!ご紹介!
音だけ聞くと、意味わからないじゃないですか(笑)PCが壊れたのかと思った・・・。
これ音源が逆再生されているんですね。
で、すごいややこしいんですけど。映像は通常通り再生されています。
じゃあ、ミュージックビデオはというと
今度は映像が逆再生なんです。すごいわ~。モノがありえない動きをするのがよくわかります。これ、すごいわ~(2回目)と。ぜひ当時のファンの人たちの反応が知りたかったなと。これすごいわ~。
そもそも何故逆再生かというと、「G.R.8.U」という曲は、先立ってリリースされた「Hyde」という楽曲の後続曲で、両者は明らかにつながっています。
「Hyde」の世界観はわかりやすく言うと「ジキルとハイド」。愛するという感情を軸に展開される2つの人格のお話です。そう難しいことじゃなくて、多分人は誰かを愛するときに矛盾した感情を抱くものだから。好きだから嫌い。嫌いだけど好き。こんなに苦しいのに好き。好きだから苦しい。
リリース順だと
「Hyde」→「G.R.8.U」ですけれど
時間軸でいうと
「G.R.8.U」誰かを好きになる 君のせいで頭がおかしくなりそうなほど大好きなんだ→「Hyde」好きになって今までとは違う感情が芽生えた 好きすぎるがあまり君を支配したい縛り付けたい憎らしい云々
なのです。
「Hyde」になる前の感情を歌っているので、「時を逆にする」という演出が生まれたのだろうと思います。難しいね。
で個人的に面白いのは、やはり言葉とは不可逆であり(↓『図書館の魔女』でマツリカ様が言ってた)
映像や音は逆再生ができるけれど、歌詞は時のままに流れていってしまうのですね。未来のことから過去のことを順に表現するってすごい大変。要はこのブログの文章を全部逆にして流しても意味が分からないでしょ?
なんてことを考えたけど、ちょっと難しいですね。
そうか、「G.R.8.U」という楽曲は、逆再生という手法を用いることで時が巻き戻ることは永遠にありえないということを間接的に表現しているやもしれませんな。映像ではいくらでも巻き戻しはできるけれど、実際はそんなことありえない。・・・ああ悲しいそう思うと
このTeaserはとっても面白いですよ。何しろメロディ的なことが1発で見ても全然わからない(笑)Teaserとして音を予告するということができていない。でも、1度聞けば気になる仕組みができている。だから人の関心を呼ぶという意味で、この曲はちゃんと機能していると思う。それがすごい。
ということで、身体のなかのエネルギーに任せてここまで書ききりました。
今晩にはVIXXの新曲の音源とMVが公開されます。とっても楽しみ!またそれも書ければいいなぁと思います。