そもそも、本は持って読むものでしょ?無意識のうちにそう思っていました。だって私にとって読書ってそういうものだから。両手で本の両端を持って、ページをめくる。いすに座って読もうが、布団に寝っ転がって読もうが、それは同じ。
のはずが。
「本のページを押さえるの、だりぃ~」
って思っている自分がいることに気がつきました。一体何があったの?
今日は「本を手で押さえるのつらい><」って思っている人にご紹介できる商品について、熱く語りたいと思います。
その名も「ページオープナー」。
読書なら、多分要らない
このページオープナーという商品は、本のページを見開いたままにしてくれる商品であります。雑誌などページ数が少ない商品は見開きを維持できるのですが、文芸本などページ数が厚くなればなるほど、見開きを自然に維持したままにするのは困難なように思います。
でも。
普通に読書をするのであれば、手でページを持っているわけであんまり押さえることに苦労することはないのではないかと思います。だって、仮に押さえられたとして、両手を使用せずぼーっと読んでいるなんてなんか不自然。と、これは、両手で本を持って読書を嗜む人間の言葉であり、読み方は人それぞれだと思いますが。
とにもかくにも、「普通に」本を読んでいるのであれば、私にとってこの商品は買う必要のないものであります。なのに、なんで持っているのか。(ちなみに料理はしないので、使用先は本当に読書です。だから本を開きながら料理をしたり別の作業はしないんです、本来なら)
なんでかというと、詰まるところ
本を読みながらメモを取ることが多くなった、からであります。大したことじゃないんですけど。
言葉を探す
モノについて熱く語るはずが、私の読書論の話になりそうですが。
月に4~10冊ぐらい読む私にとって、読書は割と当たり前のものであります。基本的に乱読。小説からノンフィクション、科学本に民俗系、ランニングの本も読む。ただ、最近まで「読むだけ」だったんですよね。読んだことに対して考えたりそれを紙にまとめたり、そういうことはしなかった。ただ文字を自分の身体に流し通すだけ、みたいな。
ですが、近頃は、できるだけ本を読んで気になったところはメモをしあとで読み返すようにしています。そうして紙にも文字としておこす。本の中の情報をもう少し使えるように、楽しめるようにしようと思いました。それは、言葉という宝を探す宝探しのようでして。音の連なり的に心地よい一節とかも、メモをするようにしています。
そうなってくると、文章を読みながら同時に「書く」という作業も必要になってきます。右利きなので、右にペンを、左手でページを押さえる、ということはできますが、消しゴムを使ったりペンのキャップをつけたりとったりする作業が合間合間にあると、どうしても左手を自由にしていたいんです。
ということで!長くなりました。ページオープナーの登場です。
一応ネットを検索して類似機能を持つ製品も調べたのですが、一番シンプルで持ち運びもできそうな、この製品を買うことにしました。使ってみて、まあまあいいんじゃないか、と思っています。早速使っています。
ページオープナー
ページオープナーとはこんな商品。
どうやって使うのかというと
こんな感じで、真ん中2つは本の背表紙やページにぶっ刺して(?)端の2つでページを押さえます。
大きさはこんな感じ。いつも持ち歩くにも困らない。というか、うっすいので、しおりとして活用できます。
注意書きに書いてありましたが、本に後が付いたり塗料の色が付いたりするので、大事な本には使わないでね!ってありました。慣れないと後が付いたりしちゃいそう。
ちなみに、今ページ数500を超える文芸書でも使えたので、厚い本でも多分大丈夫です。コツは真ん中2つを背表紙まで回すのではなく手ごろなページとページの間に刺しちゃうことです。これで大丈夫。
お値段は540円だった気がします。手ごろ。100均にもそういう便利グッズありそうですが、このお値段なら買いですね。LOFTや東急ハンズにならあるのでは?
まとめ
いや~いいですね。これから卒論なんかの文献資料を漁るのに、iPhone6を重石にしなくて済みます。読書のお供に、勉強のお供に、ぜひおすすめの品でした。