根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

【文房具】ツバメノートが大好きだ

最近、カバンの中でペットボトルの水をぶちまけて中を水浸し状態にしました。幸い電子機器の被害はなく、大したことはなかったけど、ノートの半分が浸水し、万年筆の水性インクが思いっきりにじんでしまったのが地味にショックです。

 

今まで購入したノートは数知れず。たくさんのノートを使ってきました。高校までは学業のお供としてなくてはならない存在。大学生になっても授業のメモだったり、それ以外の考え事で色んなノートを手にしてきました。それぞれにお勧めなポイントはあるけれど、今私の中でブームなのはこの子です。

 

じゃん。

 

ツバメノート B5方眼 3冊パック 5ミリ方眼 24枚 B5 N3044-3P

 

ツバメノートであります。

 

今日はツバメノートに対する愛を語りたいと思います。

 

ツバメノートとの出会い

私がツバメノートの存在を知ったのは、多分母との会話がきっかけです。私の母はとりわけ文具にこだわる人でもないし日常的に書きものをする人ではないので、家庭内で文具の話題で盛り上がることなどないのですが、ノートだけは別でした。ひょんなことで「ノート」の話になったんですよね。テレビを見ているときに、とか。そしたら母が確信めいた口調で言うんですよ。「ノートはツバメノートが一番」だって。

その頃の私は、受験が勉強の最終地点だったバリバリの学生だったわけで、その私にとってノート=消耗品でした。問題を解くのに紙を湯水のように使っておりました。とにかく書ければいいものでした、ノートというのは。だから母の持論を聞いたときに、「なんでノートに品質とかこだわるかなぁ・・・。安ければいいじゃん。」と思ったものです。この考え方自体間違っているわけではなくて、つまりノートを手にとるときにでさえ、様々な価値観の結果として表れている、ということだと思います。当時の私にとっては、モノを選択するときの価値観は「品質<価格」だったんです。もしくは手軽さ、か。入手しやすさも大事だし、消耗品だからむしろ高いやつなんて使えません。

 

そんなこんなで、ツバメノートを知ったときは、とりわけ心が惹かれるわけでもなく、名前だけ知る、という感じでした。

 

その認識が改まったのは大学生になってからのことです。

 

メモ→定着→書くことを楽しむ、への変化

大学生になり、難しい数式を解くこともなくなり、教科書の英文を写し英訳をするわけでもなくなり、ノートに触れる機会も以前よりは減りました。使い方が変わり、単なる「計算用紙や問題を解くためにペンを走らせるもの」から「自分のアイデアを膨らませるもの、それを残しておくもの」へと変わっていきました。そうなってくると、気になってくるのが書き心地デザインです。ノートに向かって文字を書くのが楽しい。思いっきりストレスなくページに向き合いたい。そういう思いが強くなってきました。

ではどういうノートがいいのか?

例えば、キャンパスノート。日本のノートの定番中の定番。誰もが使ったことのあるようなノート。

コクヨ キャンパスノート ドット入り罫線 5冊パック B5 B罫 30枚 ノ-3CBTX5

私もだいぶお世話になりました。色別で科目を分けていたり、何よりさらさらとした紙はシャーペンを滑らせるのにはぴったり。ストレスなくかつては方程式なんかを解いていたものです。

ただ「残す」といったとき、私なりの美学だとイマイチなデザインなのです。何より手軽に使えるものというイメージが拭いきれなくて安っぽく思ってしまう。明るい色の表紙ではなく、できれば落ち着いたものを持ち歩きたい。

 

キャンパスがこれからもずっと残っていく商品であることはわかるけど、それと同じくらい歴史もありこれからも販売し続けていくようなノート。これを求めていたとき、ツバメノートが存在感をもって目の前に現れてきたわけです。

 

ツバメノートの好きなところ

①ちょっと大人なデザイン

ツバメノートのデザインは、大学ノートです!というような一目でわかるデザインです。クリーム色の表紙に、背の部分には黒の帯。サイズが変わっても同じデザインで、統一感があります。表紙にはタイトルを入れる線もあります。いいですね。あ、ちなみに方眼タイプはタイトル線はありませんでした。

 

②滑りすぎず、かといってざらざらしない紙質

キャンパスノートとの比較で一番違うなぁと思うのは、紙質です。

キャンパスはとにかくサラサラしています。滑り具合は最高です。ただ、滑りすぎてしまい書くときに力がいれにくいような気が・・・。変に力が入ってストレスなんとなくストレスがかかります。ボールペンなんかはキャンパスがいいのかなと思うのですが・・・。特にマーカー(蛍光ペン)を引くと、感覚が全然違います。キャンパスは抵抗なく「スーッ」と引ける。ツバメノートは「ズーッ」と引ける感じ(笑)この「若干の抵抗」が「文字を書いているなぁ~」という感覚をもたらしてくれます。だから書き心地がいい。

 

③白過ぎない

あとは、白過ぎないという特徴もあるかも。もちろん白だけど「ぴかりーん」って感じの白色じゃないんですよね。まぶしくない。長時間紙と向き合える落ち着きがあります。あくまで感覚的な話だけど。

 

④きっとこれからも残ってくれるブランド

これはキャンパスノートもツバメノートも言えることだろうけど、長年続けてきたブランド力があります。今までは「たくさんの種類のノートをたくさん使ってみる」という嗜好だったけど、これからは「同じブランドをずっと使い続けたい」という思いも出てきて。そういう面で言うと、これからもずっと廃番にならず続いてくれるロングセラー商品に目がいきます。ツバメノートを使い続けて本棚とかに並べてみたい。モレスキンとかロディアなんかもこれからも在り続けてくれそうで安心感があります。

 

余談:カクノを使い続けていたら、万年筆が快適すぎた

ノートとくれば、欠かせないのが「ペン」。これは余談ですけど、カクノを使っていたら万年筆の使い心地の良さに溺れそうです。

やっぱり万年筆の良さは、力がいい感じに抜けることです。ボールペンでも大した力は入っていないように思っていたんですけど、万年筆はその上をいきます。長時間文章を書くときは万年筆がいいみたいです。すっかり病みつきになってしまいました。

 

 

というわけで、ツバメノートに対する思いを書きなぐりました。これからも末永く続いてくれることを願っています。ツバメノートが大好きです。