根津と時々、晴天なり

大好きなものをひたすら言葉を尽くして語りたいブログです。

読書

【読書】ホワイトボードで管理する読書

ホワイトボードを持て余していました。 ホワイトボードというのは、フリップ芸ができるあのサイズのホワイトボードです。 コクヨ ホワイトボード A4サイズ ポジティ 吊り下げタイプ 縦横両用 P3FB-A4W コクヨ(KOKUYO) Amazon そもそも何故ホワイトボードを買…

【読書】2021年に読んで印象に残った本

今年もやります。あくまで今振り返ってみたときに印象に残った本、というカテゴリで。名作は名作、好きな作品は好きな作品というカテゴリがあって、それとは別、かもしれん。 今年は110冊いくかいかないかという読書量だったのですが(近年だと一番少ない)…

【雑記】私の読書感想文の書き方2021

最近よく考えていることを1年前の私は既に言語化していて「あら、やるじゃない」と自分のことながら言ってみたいものだけれど、この件に関して2021年に新しく言いたいことがあるのかというと、それは「別に読書の感想に限ったことではないのよね」ということ…

【読書】新☆ハヤカワ・SF・シリーズは外がビニールで中が黄色

読書は趣味というよりは習慣であり「散歩が習慣なのよね」と同レベルで語ることができるだろうと思っているのが(ちなみに「習慣:散歩」はなかなか続かない。できれば毎日散歩したいところ)読書と一言で表現しても、その内実は人によって様々で、「趣味:…

【読書】2020年に読んで印象に残った本

好きな音楽、好きなアニメ。好きなことについて気ままに語ることはできるけれど、本に関してはいまだに独特の緊張感があります。しかし、話してみたいのも事実で、今年は自分の中で印象に残った本をまとめようと思います。 ちなみに同一作家の本が散らばって…

【雑記】私の読書感想文の書き方

最初に書いていくと、これは例えば学校の宿題にもある「読書感想文」をいかに書くか、という文章ではないです。なので夏休み最終日、原稿用紙は白紙、血眼になってインターネットで検索した結果この記事に辿り着いた人の期待にはそえないかもしれないです。…

【読書】十二国記シリーズが好きという話

十二国記を読んでいる。 はー『華胥の幽夢』良いです。ここから十二国記読み直しシリーズ始めるとします。なに読もうかな。やっぱり最新作からかな。「乗月」から『風の万里〜』に戻るのもいい。— 治野 (@harunote2016110) 2020年4月21日 十二国記の「華胥」…

【読書】本を買うことが好き(その2)/本を通して自分の関心事をみる

ここ数年、本当に本を読むことが楽しくて楽しくて、多分人生で一番意識して本を読んでいると思います。そしてまだ読み方を模索している最中だからきっとこれからもっと読み方を変えられると思っていて、私は本を読んでいます。 dorian19.hatenadiary.jp dori…

【読書】恩田陸作品について愛を語る

「好き」を語ることに対して、時々怖さを感じることがある。というのも「好き」を通して「私」をはかられるような感覚を覚えるからだ。私は普段、誰かの「好き」を通して誰かのことを推し量ることはないような気がするのだが(自分の認識プロセスがよくわか…

【読書】2019年印象に残った本10選

今年は(自分にしては)真面目に本を読んだ方なので備忘録。自分にしては、というのは、なんといっても図書館で延滞しなくなった、ということです。隔週本を返してまた借りてのリズムができたのは良かったなーと思います。 挙げた本は私の中で今年印象に残っ…

【読書】私は私に本を贈る

「寂しい」と思われてそうなことをやることについては定評がある筆者です。別に本人は楽しく無理せずやっていることだから本当に平気なんだけれどもな。一人でできるもん。というか誰かを巻き込んでやるぐらいだったら自分一人でやるわ!!!という考え方は…

【読書】本を買うことが好き

その時私は、本棚の前に立ちながらとても後悔していた。 労働の疲れと移動の面倒さ、夜の街を徘徊することの気疲れを想像したら、最寄り駅により近く大きな本屋さんを選んでいた。そのこと自体は別にいいのだけど、まさか自分が狙っていた本が無いとは…。そ…

【漢字】漢和辞典が好き!/『角川 新字源』

「 漢和辞典を買いました。 待って こっちも可愛い 想像以上に可愛い 値段は可愛くないけど でも可愛い テンション超上がる pic.twitter.com/ljBXSFUFcZ— 治野 (@harunote2016110) 2019年6月7日 何故って言ったら、直接的な理由としては「漢字検定準一級の試…

【読書】恩田陸作品のこの登場人物の名前が素敵だ選手権

「恩田陸 登場人物 名前」と検索をかけるぐらいには、恩田陸作品の登場人物の名前が好きです。こんにちは。好きなので、こんな文章を書いてみようと思います。著書を全部網羅しているわけではないのであれですが、恩田陸作品の中から印象的な名前をピックア…

【読書】読書ブログ開設していた話

今日はかるーい雑記です。 実は1年前から細々と読書ブログを更新してきました。 本当はこのブログの記事数が300に到達したら宣伝しようと思っていたのですが、そろそろ1周年迎えるのでこの場を借りて宣伝します。このブログ主、どんな本を読んでいるん…

【読書】【舞台】どうしようもなく好きなものが、そこにはある/「スロウハイツの神様」

演劇集団キャラメルボックス サマープレミア 「スロウハイツの神様」を見てきました。その感想です。備忘録です。今身体のなかで渦巻いている感情を整理するためのものです。話のネタバレはしませんが、これから見る人は見終わった後に進んだ方がいいと思い…

【読書】観察し観察される私たちは、演者なのだ 恩田陸『中庭の出来事』

恩田陸さんの『中庭の出来事』を読みました。

【読書】みをつくし料理帖シリーズ 高田郁『夏天の虹』を読んで

みをつくし料理帖シリーズは、もっぱら図書館で借りて読みます。 (多分)人気シリーズなのか、お目当ての巻があるのは奇跡に近い。まだ読んでいない巻があったら手にとる。図書館に行くときは「この本を絶対読む!」というのは決めずに行くことが多いので(…

【読書】米澤穂信『折れた竜骨』を読んで

米澤穂信さんの『折れた竜骨』を読みました。 米澤さんと言えば「古典部シリーズ」であり「小市民シリーズ」というイメージだけれど、この作品は異国ファンタジーミステリー、という(日常の謎を追ったりする現実感が覗く作品歴という意味では)面白い小説で…

【読書】佐藤多佳子『一瞬の風になれ 第一部 ―イチニツイテ―』を読んで

「一瞬の風になれ」 まず、このタイトルがとっても素敵だと思う。 「一瞬の風になれ」。うん。味わい深いというか。物語を読んでいるとさらに胸に迫る何かがあるタイトル。作品のタイトルについて深く考えたことはなかったけれど、じんわりとする素敵な言葉…

【読書】益田ミリ『前進する日もしない日も』を読んで思ったこと

益田ミリさんの『前進する日もしない日も』を読みました。 1~2ページぐらいでコンパクトにまとめられた日々の出来事がいくつも収録されたエッセイ集です。 エッセイ、って好きです。何度も言っているかもしれないけれど、エッセイって好き。その人の世界の見…

【読書】雨宮まみ『自信のない部屋へようこそ』を読んで

雨宮まみさんの『自信のない部屋へようこそ』を読みました。 雨宮さんの本を感想として取り上げるのは2冊目ですね。 dorian19.hatenadiary.jp 私が「感想文」を書く基準は明確なものが特になく、タイミングと気分によって大いに左右されます。強いて言うなら…

【読書】恩田陸『きのうの世界』を読みました

恩田陸さんの『きのうの世界』を読みました。 読みながら、ハラハラドキドキ。じっとりと手に汗を握る描写の数々を存分に楽しみました。やっぱり私は、恩田さんが書く物語が好きだ。 小説の内容に踏み込まず、この物語の感想を語るとすれば。 やはり様々な登…

【読書】雨宮まみ『まじめに生きるって損ですか?』を読んで

タイトルの「まじめに生きるって損ですか?」と思ったことがあったので、再読しました。図書館派の私ですが、この本はきちんと購入して手元に置いています。多分これから歳をさらに重ねても読むことができる(読みたくなる)本です。 飲み物に詳しくなろうと…

【読書】20歳からの読書感想文、始めます

サバを読みました。 私は20歳よりもう少し歳をとってます。 ふと寒風吹き荒れる駅のホームで思ったんですよね私。 「この年になって、きちんと読書感想文書こうと思ったらどんなことを書くのかな」って。 学生時代は読書感想文、あんまり好きじゃありません…

【読書】醍醐味は、おしゃべり/恩田陸『消滅』を読んで

読みました。 恩田陸さんの『消滅』です。 【あらすじ】 巨大台風が襲来している日本列島の空港で、当局側に足止めされた人々。彼ら彼女らの中に「テロリスト」が紛れ込んでいることだけはわかっているらしい。いくつかの条件によって絞られてしまった「テロ…

【読書】今日の私はどこかにつながると信じて/小川洋子『人質の朗読会』

あの時読めなかった本が、今は読める。 読書を習慣としていて嬉しい瞬間はいくつかあるけれど、昔は難しいと思っていた本が、今は難なく読めることができたときの実感も、嬉しい感覚だ。 高校生ぐらいの時にチャレンジして、一応は読めたけれど、どこか読ん…

【読書】装丁が好きなので『蜜蜂と遠雷』を語るよ

装丁が好きです。 装丁ってつまりは「本のあらゆる見た目のデザイン」のことです。 読書体験って、中身だけじゃなくて本全体で演出されるものでしょう?というのが、私の立場です。まあもちろん中身が大切であり、本の肝はそこなのでしょうけど。 今日は、恩…

【読書】異国と哲学とおしゃべりと ―恩田陸『ブラック・ベルベット』読んだ―

10月はK-POP秋の大戦である。 続々とカムバックに名乗り出る名乗り出る。恐ろしい話ですね、と思いながら10月に入りました。色んなアイドルが新曲を発表していて、色々と語りたいのですが、今日は別の話をと思いまして。今日読んで、今日読み終わりました。…

【読書】それは「信頼」の物語だと思った―横山秀夫『64』を読んで―

さよなら8月。こんにちは9月。 ということで、9月になりました。特に言いたいことはありません。おしまい。 あ、でもほのかに朝起きると秋の薫りがするようになって嬉しいです。春と秋は匂いがあるよね。 さて。図書館で見つけました。あっという間に読みま…